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■ 魔王のアクジ

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作者[ Buster さま ]
ジャンル[ アクション ]
容量[ 2.54MB ]
使用ツール[ 不明 ]
必須ソフト[ Direct X(7以上) ]
ダウンロード 作者様HPへ

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(補足)
2005.04:作者様HPへのリンク先を更新。
レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
上橋 8 /10 10/10 8 /10 81/90 A
ES 9 /10 10/10 8 /10
ナンセンス♪マハラジャ 9 /10 10/10 9 /10

 《 上橋 》  ハマリ度:8 グラフィック:10 サウンド:8

キュートな魔王が大活躍!

漫画ってなんで完成しないんでしょうねぇ。上橋です。
関係ないですが、今月のイチオシ作品は『魔王のアクジ』。かわゆい魔王のアクジ君が上へ下への大活躍、そしてひなた荘に入荘、最後には焼けた鉄板の上でおじぎをさせられたりする内容ではありません。遠い昔に勇者と戦い、その力のほとんどを失ってしまった魔王のアクジ君が、ダンジョンを探検、仕掛けを解いたりボスを倒したりしつつ、邪悪な力を封印された石を取り返していき、戸愚呂100%になって勇者に復讐せんとする内容で、作者は『O-DEN2000』や『ぶんぐるWA』などの名作フリーソフトの数々で有名なヴェテランBuster氏。さすがに完成度はグンバツで、ぶんぐるWAを全宇宙で167番目くらいに好きな拙者(最高スコア:138550)も大満足です。

特に見どころなのはグラフィック! 茨城あたりの職人たちが丹精こめて打ちこんだドットには温かみがあり、古代メソポタミアの古き良き伝統を現代に伝えるとともに、失われつつある日本の伝統工芸に一抹の寂しさをも感じさせますが、それよりなによりキューピー頭のアクジきゅんがとてとてと歩いたり、飛んだり跳ねたり水没したりする様にアタシの心は萌え萌え胸キュンりゅん。アクジきゅんの他のキャラたちもとにかくぷりてぃ~揃いで、新キャラが登場するたびにフンハ言ったり宙吊りのドラム缶を素手で殴ったり加藤に金玉を潰されたりしなくてはマイハートはおさまりがつかないのよハァハァ。勇者きゅんも悪くないわ。

それにしても、力を封印されてかわいくなるのでしたら、アタクシも力を封印して欲しいですわ。やせこけたタマちゃん(本名:ボブ)ごときに負けられん!!

 《 ES 》  ハマリ度:9 グラフィック:10 サウンド:8

またパッドをつぶしました…。

ハマリ度:9/10
時間がそんなにかからないし、操作も楽なので、老若男女誰でもできます。
無論、うまくやるにはそれなりの腕は必要ですが…。
グラフィック:10/10
ドット絵も一枚絵もかなりの芸を感じさせるものである。
個人的に気に入っているのは、やはり、オープニングとその後との落差であるが…。
サウンド:8/10
ファンシーなもの、ノリの良いもの、様々な種類がそろっている。(個人的お気に入りは、勇者城の音楽。)
アクジの仕草に合わせた効果音も味があって面白い。特にやられたときなんか…。

このゲーム、元は、「Tech WIN」という雑誌に3ヶ月間連載されていたものです。
購読者である私もプレイしてみたのですが…途中で挫折しました。
2回目での水のステージがどうしても越せず、そのまま投げ出してしまったのです。
フリー版でイッキ越しした今、思いました。

なんて、勿体無いことをしてしまったんだ!!と。

クリアなんぞ一目標にしか過ぎない!アクジのアクションを使いこなして楽しむこと、それがこのゲームの真髄なんだと痛感いたしました。
それほどアクジは動かしていて楽しいです。
ノロ~としか歩けない初期のころから、すばやくダッシュできるようになった快感。
邪魔な顔面岩をぶち壊せるようになった開放感。
壁ジャンプから忍法煙変化とつなぐことで、遠くの場所までいけるようになったことなど。
ただ、それだけに、アクジの行動のクセがつかめず、難儀してしまうところもありました。

(1)着地後のタイムラグ

プレイを始めてみればすぐ分かりますが、アクジは階段程度の落差を落ちるときでも、「スタッ」という一瞬の隙が生まれます。 これが意外と時間の無駄を生じさせるものなのです。
特に、これは中盤のブルブルくん(正式名称ど忘れ)を倒すときにネックとなってきます。
まあ、ジャンプを使って、段を一気に飛ばしてしまえば済む話なのですが…。

(2)落下の調整ができない

これが壁ジャンプが手に入る中盤から後半にかけて最も悩んだところです。
アクジはマント装備のクセに、いったん落下に入ると、以下の方向入力は一切受け付けない仕様になっており、遺跡脱出の時など壁キックと多用するシーンなどに失敗した場合、また最初からやり直しになってしまうことが多々ありました。
また、途中で忍法煙変化や、忍法コウモリ変化を暴発させてしまい、煮え湯を飲まされた経験は両手の指では足りません。

(3)忍法コウモリ変化のクセ

ラスト近くで手に入る忍法コウモリ変化ことバット能力ですが、この能力がまた曲者で、慣性が強くて動かしにくい上に、 壁にぶつかると、即座に解けてしまうという大いなる欠点があります。
忍法煙変化の場合は、↓を押しながらジャンプで緊急回避代わりになり、対勇者戦でとても役に立ったのですが、こっちは、 ↑を押しながらジャンプすると、

パンッ(コウモリ変化) パンッ(戻る)

と、まるで意味のない行動になってしまいます。着地した瞬間、変化が解けてしまうからです。
終盤の崖地帯、幾度となく、壁キックだけで越せたらなぁと思ったことか。

そんな私も、クリア時間は1時間と数分、一応Sランクは取れました。
最も、コンティニュー回数まで評価に含まれていたら、どうなっていたことやら。
ただいま、セカンドプレイの真っ最中です。

 《 ナンセンス♪マハラジャ 》  ハマリ度:9 グラフィック:10 サウンド:9

カワイイくせに面白いじゃないかコン畜生!

アクションゲームって基本的に開始当初からできるアクションが決められている物が多いですよね。
でも、そういうゲームってゲーマーとしての腕が要求されることが多く、個人的にはあまり続かないのですよ(泣)
しかし!アクジは
アクションゲームを終わらせた(完成させた)!!

例をあげれば、

などです。
私はレビュー書く為に2度目のDLだったのですが、難易度HARDで大苦戦。
意地になって3時間も続けてしまった…。

~~点数評価~~
ハマリ度 9
3時間もやれば十分。ただ、一部敵がむかつくぐらい強すぎて全く進めない(難易度変えても)というところが何ヶ所かあったので、その分を引かせて頂きました。
グラフィック 10
文句ないッス。敵もあえてリアルにせず、決してコミカル差を崩さない姿勢も好感。
サウンド 9
グラフィック同様、コミカルさが○。また、オプションでボリュームが変えれるところも(・∀・)イイ。
しかし、更なる高みを目指してサウンドテストをつけたりしたらよかったかも。ということで引かせて頂きました。

編集後記

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