■ 1999ChristmasEve
作者 [ 1999ChristmasEve Project さま ] ジャンル [ 恐怖アドベンチャー ] 容量 [ 3136KB ] 使用ツール [ 吉里吉里/KAG ] 必須ソフト [ なし ] ダウンロード ![]()
レビュワー ハマリ度 グラフィック サウンド 合計 総合判定 上橋
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ponpon
10/10 10/10 10/10 ■イラスト:
命をふきこまれたもの
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↑基本的な画面 オシャレですな |
↑主舞台となる教会 | ↑教会内部 ここはかなりキレイな方 |
↑こんなのが突然出ます わかってても恐い |
《 上橋 》 ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:10
徹夜確実恐怖ADV
- 20万文字以上のシナリオ
- 百以上の分岐
- 30ものエンディング
という超本格のボリュームで迫る恐怖アドベンチャーの大傑作、『1999ChristmasEve』。
そのボリュームと面白さ、そして圧倒的な恐怖から、各地での評判は以下のように絶賛の嵐であります。
- ■晋遊舎『iP!』誌 01年9月号
- 「フリーゲーム史上 最大の恐怖…… 本格ミステリーアドベンチャー」
「あまりの恐怖にテストプレイ中の編集部にあちこちで絶叫が…」- ■2ちゃんねる 『フリーソフトで面白いゲーム』スレ
- 「サウンドノベル系は一通りダウンしてやってみましたが
一番良い出来だったのはこれです。他の追随を許しませんでした。」
「エンディング7割方埋まったけどホントに面白いね。
かまいたちファンの人が集まって作ってるみたいだけど、
ボリュームでは完全に上回ってるし恐怖感も最高。
ちと文章多すぎって感じもするけど、どの分岐も全く手を抜いてないのがすごい。」
「かなり面白かった。
サウンドノベルもので一番じゃない?」
「しかし、面白いねぇ。フリーでこれだけはまったのは
魔法の塔とネクタリス以来だな~」そして、当サイトのレビューでもなんと満点を獲得しました。おそらく最初で最後でしょう。
内容に入りましょう。システム的にはサウンドノベルで進行します。
ストーリーを平たく言えば、
『あなたは彼女を車に乗せて長野のペンションホテルに向かいますが、途中で車が動かなくなってしまい、近くの教会に助けを求めます』
という理由により入った教会が、もう鬼太郎もアンテナが反応しすぎてモヒカンになるほど不審極まりないところで、生還を目指して行動を選択していくのですが、ミスるとすみやかに死にます。
とは言っても、生還するだけなら結構簡単にできるのですが、生還したからといって謎が解けるわけではなく、真実を知るためにはいったん泥沼のどん底まで沈みこんでから再び急浮上して生還するという、引田天功ばりのハットトリックが要求されます。
何回かプレイしないとフラグが立たないという個所はありませんので、上手く進めば、初回でデフォのド感動エンディング『永遠に…』まで辿りつけるのですが、まず無理でしょう。繰り返しプレイはほぼ免れません。システム的にも、心理的にも。多少ネタバレ入りますが、ストーリーにもう少し深く斬りこみましょう。
先に書いたように、途中で原因不明で車が停止してしまいます。
主人公はボンネットを開けて調べてみるのですが、中では謎の目(上図)が光っており、主人公はとりあえず見なかったことにして、JAFに携帯で救助要請をしようとするのですが、今度は携帯からお経みたいな呪文が響きます。
動揺し、少し様子が変な主人公に、彼女は少し不審がるのですが、主人公は言えません。先の事態を黙ったまま、救助を求めて、主人公たちは夜道をさまよい始めます。やがて、主人公たちは教会に行きつきます。そこは見るからに怪しさ大爆発なところで、主人公も彼女もあからさまに怪しいと確信するのですが、外は寒いし背に腹は変えられず、中に入ります。
で、二人は誰かいないかと声をかけてみるのですが、誰も出ないので、人が居ないか捜索をはじめます。そこで彼等が見たのは、生きている人の姿などではなく、こちらの会話に反応して鳴り響く無人の鐘、二人を閉じこめるように閉まるドア、そして、暗黒の中に浮かび上がる、青ざめた血まみれの顔… 地獄のような光景が、彼らの前に広がっていました。
ですが、こんなの全体から見れば、まだまだジャブの一発目です。 ストーリー全体からみれば、これは誇張抜きで100分の1くらいで、漫才で言いますと、「本日はお日柄もよく」でこれです。起承転結の『起』の半分も行ってません。
このあとの展開は、とてもじゃないですがこんなもんじゃありません。恐怖と壮絶さは恐ろしい速度で加速していき、最後の最後まで決して緩まる事はありません。幽霊を信じず、恐怖モノに対してはそれなりに耐性のある拙者も、メロメロにされました。
なぜメロメロにされたかといいますと、恐いという事もあるのですが、それ以上に逃げ場を一切与えてないという点も大きいと思います。
とにかく引っ張るのが上手いストーリーテリングで、どうしても先を見たくなり、プレイするとギニャー!
それでもまあ2・3回くらいなら笑って済ませられますが、先にも書いたように、繰り返しプレイは避けられません。
自分の分身たる主人公の悲惨な死に様を冷静かつ詳細極まりない筆致で何度も何度も見せられ、寝不足と選択の試行錯誤で意識の抵抗力も薄れ、しかも時折入る妙なギャグで気合をヘナヘナにされたところにたたみかけるように恐怖の波状攻撃。その上面白いので止められず、逃げ場なし。
さらに厄介なのは、作者が霊を全面的に信じており、信じているがゆえに、市販ソフトのように娯楽と割りきった描写ではなく、エンターテイメント性よりも「俺は霊はいると思う」という信念を重視したような描写が数多く見られ、またそれが恐怖描写に迫力をあたえています。このゲームは、レビュワーの一人がとうとう恐いのでレビューをパスされたのですが、拙者には彼を責めることはできません。むしろ、彼が無理にプレイして発狂しなかったことを喜びたいです。
ちょっと脅しが入りすぎた気もしますが、おおむね真実&非常な面白さと完成度ですので、幽霊に弱い方以外はプレイ必須ですな。
そして失禁を
《 ponpon 》 ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:10
かの名作と呼ばれた作品も形無し
私が1999ChristmasEveに出会ったのは2000年の暮れ。
暖房の効き過ぎで部屋が空えらく蒸し暑いとある冬の日の夜の事だった。あの夜はどうしても目が冴えて眠れずゲームに逃げた。
しかし私が逃げたゲームが1999ChristmasEveだった為に私は地獄を見る羽目になった。
私はプレイ中、悩み悔やみ自問自答したものだ。どうして私はこんな恐怖ノベルゲームを夜にしているのだろう。
だめだ! これ以上読んではヤバイ、昼にまわせ!
過去に「さんまの名探偵」の効果音、「かまいたちの夜」のサバイバルゲームであまりの怖さに幻覚幻聴症状まで引き起こした私が耐えられるのか、これに!1999ChristmasEve。
ヤバイ。
ヤバスギタ。1999ChristmasEveにあったのは笑いと涙とそして、恐怖! 恐怖! 恐怖!
恐すぎる。
でも面白い。面白い。
だから止まらない、止められない。
泥沼だ。文章、CG、音楽。本当に凄かった。危険なほどに呑み込まれた・・・。
私はゲーム大好き人間だが特にノベルゲームを好む。
普通の方と比べると結構な量をこなしているのではないかと思う。だがそんな私は1999ChristmasEveをプレイした時、衝撃を受けた。
驚愕だった。
こんなものが世に創り出されたのだと感動に打ち震えた。2001年9月末日。
1999ChristmasEveのレビューという事で久しぶりに読みなおした。感想は以前と変わらず。
・・・最高です。
言葉も無いです。
素晴らしい作品を、心から、ありがとうございました。
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このシーンを知っている方は、
何人いらっしゃるのでしょう?