■ 投稿レビュー アドベンチャー 44 | ||||
Ploy of Fairy | ADELE-アデル- | ウサギ作家! | コミュ障女子の告白 | 案件:RoomNo666 |
緑の姫君 | 光差す庭で | 白陽祭-体育の部- | ミガカミカガミ | ネガイゴト |
レビュワー [ シュン ] ジャンル [ お化け屋敷アドベンチャー ] 作者 [ らゐす さま ] 容量・圧縮形式 [ 19.1MB・ZIP ] 制作ツール [ WOLF RPGエディター ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 奇妙な現象に巻き込まれる少年。それは誰かの策略・・・?
『SISTER』の作者様の作品ですが、今回は悲しい展開などはありません。
脅かし要素は相変わらずで、演出やキャラの動きが強化されており、探索ゲームとして十分な魅力が感じられます。
タイトルを訳してみると話の本質が分かってしまうかも・・・!?幼馴染のマユに恋をしているユウスケ。彼は自分の気持ちを伝えようとしているのですが中々告白できずにいました。
最後の一押しが出来ない・・・そんな2人の様子をある2つの存在が見ていました。そして一方が発した言葉は・・・『気に入らないわ!』
彼女は次のターゲットはこの子達にする・・・と決意を固めるのでした。
その後、マユは突然何者かに攫われてしまいます。ユウスケが後を追いかけると・・・とある建物を発見します。
いざ中に入ってみるとその建物は何故か奇妙なことばかりが起こるお化け屋敷のようで・・・?
連れ去られたマユを助ける為、ユウスケはお化け屋敷の探索を行うことになります。
建物はそこそこ広いもの探索の手順は決まっており、迷うことは無いでしょう。
話は一本道で分岐はありません。また追いかれられ要素や難解な謎解き、ゲームオーバーもありません。
謎解きで詰まっても序盤からヒントキャラがいるので大丈夫でしょう。
無事クリアするとタイトル画面に変化が・・・?途中で起こる奇妙な現象は意図的に怖がらせるようなものばかり。明らかに現実ではありえない現象が起こることもあります。
それはまるでユウスケを試しているかのような・・・?最初は怖がってばかりの彼にも少しばかり成長が・・・?
本当にタイトルを日本語に訳すると話の本質が分かってしまうため、あまり深くは考えずに話を見てみましょう。 でも『Fairy』となると・・・(以下略
管理人コメントOPの時点で割りとネタバレしてくれてるので、「殺人鬼に追いかけられる」と言うのに怖さを感じられないのが欠点と言えば欠点ですが、この点も、「操作キャラと同一視点になる」前作「SISTER」などとは異なり、「操作キャラより上の視点で見る」作品という宣言とも取れます。
しかし、主人公から見ると、本物の斧が眼前ギリギリを落ちてきたり、床が突然抜けたり、凶器持ちで血まみれの女の子が追ってくるなど、ガチで命がけなんですよね。ENDで本当に救われたと思います。
- (補足)
- 2023.06.28:リンク先を「ふりーむ!」に変更
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ ハロウィンで巻き起こるお嬢様と召使いの小さな冒険 ] 作者 [ 天城シン さま ] 容量・圧縮形式 [ 256MB・ZIP ] 制作ツール [ WOLF RPGエディター ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 15歳以上推奨 ] 配布元 お嬢様と召使のハロウィン体験談、と思いきや・・・。
ボイス付きのホラー探索アドベンチャーです。とはいえ話はそんなに長くありません。
ハロウィン要素はほとんどが見た目で、実際の話は壮絶な事実や展開ばかりで別の意味で驚かされます。
・・・お菓子やイタズラは一体どこへ行ってしまったのでしょうか・・・!?
アデル「ハロウィンとはどんな催し物ですの?」(中略)ネロ「そ、それはだなぁ。」(本編より抜粋)
今日はハロウィン。街では祭りが催されているようです。
ハロウィンを知らないお嬢様のアデルは召使のネロにハロウィンは何なのかと尋ねましたが・・・何故かはぐらされます。
祭りを手伝いに行こう・・・としているうちに2人はハロウィンの世界に迷い込んでしまいます。
しかし・・・ハロウィンは彼女が知ってはいけない「禁忌」でした。その理由は・・・?
アデルとネロがハロウィンの世界で探索や謎解きを行うことになります。
謎解きはさほど難しくなく、マップも広くないので難易度は高くありません。ただ、初見殺しの要素は結構あります。
追いかけられ要素も存在します。結構難しく、工夫しないと簡単に捕まってしまう部分もある辺り、謎解きと比べても明らかに難しいです。
足がやたらと速いキャラもいて、演出も相まって色々と苦しめられるかもしれません。
エンドは5つ(トゥルー、バッド2つ、ノーマル2つ)。意外な行動で分岐する場合も。特に重要なのが操作キャラ。
ある場所ではアデルとネロのどちらかで調査をすることになりますが、それに応じて見られるエンドが大きく変わり、トゥルーエンドが見られるのはそのどちらか一方のみ。
また、トゥルーエンドに進むのに必要なとある重要なアイテムが入手できる場所では探索回数に制限があるのでそちらも注意しましょう。
この世界で明かされる真相は想像していたものよりもずっと衝撃的でした。・・・というよりハロウィンと何の関係があったのでしょうか?
・・・と思っていたら意外と関係がありそうです。死者が帰ってくる日って・・・一体?
アデルが何故ハロウィンのことを知らされていなかったのか。そもそも何故ハロウィンの世界に迷い込んでしまったのか。過去に一体何が。
途中で現れるジャックはその真相の鍵を握っています。・・・が、その真相が狂気だらけで全然理解出来ません・・・。
ほのぼのとしてそうな世界の中にも残酷、猟奇の部分が垣間見える要素があり、ある場所に着いてからはそれが顕著になっていきます。何ですかこの世界・・・!
救いの無い結末だらけで、トゥルーエンドでも幸せになれたかは分からない結末です。決して間違った末の結末では無い!と断言はしておきます。
改めて見てみると「みんなが幸せになる未来を歩めていたら・・・」と思い知らされますね・・・。
アデル、貴方は健気です。ネロ、貴方は間違ってません。ジャック・・・貴方は道を踏み外したんです・・・。
管理人コメント謎解きは簡単めですが、暗い中を探索するので、重要アイテムを見逃す可能性があります。私が一番苦労したのは、探索回数に制限がある箇所ではなく、暗い庭にある重要アイテムを探す場面でした。…まさか、あんな地面に転がっている石みたいな物が重要アイテムなんて、まず予想できません。加えて、取った直後に最も難易度の高い追いかけっこがあります。ご用心を。
終盤に連続する追いかけっこも、Shiftキーでダッシュができるのですが、ダッシュ中にドアに当たっても場所移動しない箇所もあります。こちらもご用心を。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ ほのぼの、時々シリアスな女性向け恋愛ADV ] 作者 [ シェリア さま & いとおちえ さま(原画担当) ] 容量・圧縮形式 [ 97.4MB・ZIP ] 制作ツール [ LiveMaker ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 ウサギの少年は何故作家を目指すのでしょうか・・・?
今作は主人公以外フルボイスになっており、原画担当を別に呼んでいる・・・など色々と変化があります。
ただ、話の傾向としては同じ作者の『陽だまりノクターン』と共通する部分が多いです。主人公の過去とか、攻略対象の秘密とか・・・。
前作の主人公はボケ役だったのですが、今作では主人公はツッコミ役になっています。
ある部分は共通してる設定も見られます。それは・・・?
主人公、北田 茉優(名前変更可)はある仕事の帰り、雨の中一人泣いているウサギのぬいぐるみを持っているフードを被った少年と出会いました。
何故だかどうしてもほっておけなかった主人公はその少年を家に連れて帰ることにしました。
しかし・・・その少年のフードを取ると何故かウサ耳が生えていました。しかも持っていたウサギのぬいぐるみがいきなり喋りだしたのです。
話によるとノイと名乗る少年と月丸と名乗るウサギは月からやってきたと言います。ノイはある事情により人間界に落とされ、一人前になるため修行をすることになったらしいです。
主人公はノイを一人前の作家にする為の協力をすることになったのですが・・・。
今作もコメディっぽい展開があるものの、ほとんどシリアスな話になっています。特に過去話はそれが顕著です。
選択肢の組み合わせでエンドが分岐しますが、その選択肢にはある程度パターンがあります。
それに従えばそれぞれ対応したエンドに、そうでなければノーマルエンドに分岐するという流れになっています。
エンドによってはノイが暴走を始めます。いや・・・天然というか真面目というか・・・ちょっと影響を受け過ぎじゃないですかね?。
大惨事になりかけたり実際に大惨事になってしまったり・・・。
あるエンドでは恋愛要素が入るようになり、更に選択肢によって2種類のエンドに分岐することになります。
このルートでは主人公の過去にも踏み入った話が展開されます。それまでにも何か主人公には辛い過去や状況が分かる描写があるようですが・・・詳しくは後述します。
全てのエンドを見ると2つの後日談を始めとしたオマケ要素が開放されます。
後日談では意外な成長に驚いたり、意外な姿(とその後の言動)に笑ったり・・・。
『陽だまりノクターン』では多数あった視点変更は今作は1回だけになっています。あまり長くない話なので仕方ないところではありますが・・・。
その代わりなのでしょうか、主人公の気持ちを表すものとして文字が大きくなることが何度かあります。特にある後日談では頻繁に出てきます。
例えばこんな感じでしょうか。
肉親にですら見捨てられるなど、予想以上に辛い主人公の過去。それで無くても現在の主人公の立場や状況は結構辛いものです。
そんな主人公は周りには隠しているもののかなりのオタクです。そういった点は『陽だまりノクターン』の主人公と共通しています。
ノイが住んでいた月は実力主義。落ちこぼれの彼にとっては辛い環境にあります。実際人間界に落とされましたし・・・。
では何故ノイは作家になろうと思ったのでしょうか。実は彼にも辛い過去があったのが分かります。
ノイと主人公には何か惹かれあう部分があるのかもしれません。あらすじでも語っていましたが、一人泣いていたノイを主人公がほっておけなかったのはまさか・・・?
管理人コメント各々につらみが重いノイと茉優の過去ですが、その悲しみを乗り越えるか舐めあいに終わるかは、プレイヤーの選択肢に掛かっています。
ただし、その選択肢は、「好きな本は?」と聞かれて「官能小説」が入っている、別の意味で容赦の無い代物。選択肢からどのルートに繋がるのか、全く予想ができません。
本当に、こんな自由すぎる選択肢に「傾向」なんてあるのか…と思えてきます。思い切って暴走した選択をしてみるのも一考かと!?
- (補足)
- 2023.06.28:リンク先を変更
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 大好きが悪化してコミュ障になった女の子のお話 ] 作者 [ シェリア さま & 牛込リサ さま(グラフィック担当) ] 容量・圧縮形式 [ 68.7MB・ZIP ] 制作ツール [ LiveMaker ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 好きな人にだけコミュ障になるのは果たして「コミュ障」なのでしょうか!?
今作は主人公を含めた(!)フルボイス、更にイラスト担当を別に呼んでおり、力を入れ具合が凄まじいです。
・・・ですが。今までの作品からは想像もつかないほどのコメディ展開で、違う意味で驚くことでしょう。
というより主人公と攻略対象の暴走がハンパな物ではありません。ボイス的な意味も含めて・・・。
主人公・花宮 紗來は男女にモテモテな幼馴染のイケメン、草壁 優夜のことが昔から好きでした。
しかし問題が1つ。主人公は(彼にだけ)コミュ障になっていました。そのレベルも半端なものではありません。
優夜に話しかけたくらいでも紗來は妄想に走るわ現実逃避するわ逃げ出すわ本気で暴力を振るうわ・・・。
実は両想いなのに全く関係が進まない2人。どうすれば関係が進むのでしょうか?
シリアスな要素とか、辛い過去とか、そういった要素は全くありません。完全にラブコメな話です。
今作も選択肢の組み合わせで分岐します。似た要素の選択肢を組み合わせていきましょう。
展開は相当ぶっ飛んでおり、妄想に浸る、全力で逃げ出す、ぶん殴る・・・はまだ良い方で、
無関係の生徒を巻き添えにする(!)、何故か教師を身代わりにする(!)、学校が崩壊する(!)などなど・・・。
途中で現れる教師は性格的な意味でもセリフ的な意味でも笑いました。というか何でこんな人物が学校に・・・?
ポジティブシンキングでバカ全開な優夜は色々と問題が・・・。とりあえず人の話はちゃんと聞きましょうね?
優夜をストーキングしたり妄想で現実逃避したり頭が真っ白になって暴力を振るったり・・・。
紗來も優夜に負けず劣らずのバカっぷりです。ってこの2人・・・ある意味お似合い?
取り巻く(?)生徒たちはそんな2人に対して完全に外野に入ってしまっています。少しは止めに入れればいいのですが・・・。
優夜なんかもう完全に暴走始めちゃっています。紗來は・・・おまわりさんこっちです!
全てのエンドを見ると3つの後日談などのオマケ要素が開放されます。
後日談にて選択肢があるものは間違えるとゲームオーバーになってしまうので注意してください。
今回は道中にスチルはありません。その代わり、タイトル画面やコンプイラストはかなり面白い物となっているので注目です。
過去話やそれに関する辛い出来事などの描写が一切無いため、優夜や紗來の詳しい心境は分かりません。
1つだけ分かると思われることが「2人はずっと前から両想いだった」ということです。なのにこの有様ですよ!
当人の間じゃ解決できそうにも無いので周りの生徒たちも少しは助けて欲しいと思うのですが・・・この状況では無理そうですね・・・。
本人たちが楽しければそれで構わないのかもしれません・・・ですがもう少し仲を進展させて欲しいですね!
管理人コメントよくあるよね~。本人の前だけでは素直になれない恋心って。
…ねーよ! …ねーよ…。
どうしよう。バカしかいないよ、この作品。
- (補足)
- 2023.06.28:リンク先を変更
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レビュワー [ みりん星 ] ジャンル [ ホラー ] 作者 [ こりす さま ] 容量・圧縮形式 [ 10MB・ZIP ] 製作ツール [ WOLF RPGエディター ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 ◆とある担当者の叫び
ふーやれやれ、ここまでたどり着く事が出来た……あとは、劇場公開を待つのみ……
電話「トゥルル トゥルルル」
!!!?
おいおい……マジかよ……いったいどうなってるんだ。◆ストーリー(原文)
主人公の「あなた」は、ある映画会社から「依頼」を受けます。近日公開予定のホラー映画「RoomNo666(ルームナンバートリプルシックス)」や
過去に上映した映画のデータを保存していたパソコンが「ウイルス感染」してしまい
映画データが変えられてしまった。何と、「RoomNo666」の主人公「セラ」を、他のホラー映画の登場人物が殺してしまい
映画が強制終了されてしまうのだ!(本来は生き残って終了する)「あなた」への依頼は、パソコンソフト「ムービークリーナー」を使い
ホラー映画「RoomNo666」に紛れ込んだものを除去し、映画を元に戻すことです。
◆このゲームは「ホラー表現」及び「流血表現」が含まれております。
苦手な方は御注意下さい。なんとも、そそる内容です。
操作は簡単。怪しい奴にポチっとターゲットマークをあてるだけ。
全部の紛れ込んだものを探すのは一見難しいですが、じっくり見れば分かるし、適当に押しまくると案外ヒットします。
舞台はホラーだけど、パソコンソフト画面ではコミカルに進むので、そこまで怖い思いはしません。多分。
しかし、それは大きなミステイク。
このゲームは設定の盛り込み方が秀逸で、エンディングまで一気に進める事が出来ました。
皆様も是非、お試しあれ。
管理人コメント本作では「消しちゃいけないモノ」は無いため、総当りで行けばとりあえずのEND…チャプター12を完走するまでは行けるでしょう。
問題は、真ENDを見る条件。初見プレイではまず削除対象を全て取り除くことはできないでしょう。クリア後のオマケで削除対象の居場所は分かるため、コンプは難しくありませんが、真ENDを見るには、ニューゲームからぶっ続けで全削除対象を看破しなければいけません。
本作で一番のホラーは、この真ENDと言えるでしょう。気になる方はプレイしましょう。初見プレイから真ENDを見るまででも1時間も掛からない作品です。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 姫君の家出から始まるファンタジー乙女ゲーム ] 作者 [ ベルカゲ(鈴音さま&収納さま) ] 容量・圧縮形式 [ 51.0MB・ZIP ] 制作ツール [ 吉里吉里2/KAG3 ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 15歳以上推奨 ] 配布元 いや・・・これは『赤の姫君』では無いですか!?
(注:実際のエンドタイトルにあります)ギャグ要素とシリアス要素が混在する作品です。ギャグはオマケみたいな物でメインはシリアスと考えるのが良さそうです。
しかし・・・エンドによってはそのシリアス要素に病み要素が入っています。しかも攻略対象だけでは無いといいますね・・・。
『緑の姫君』というタイトルそのものに疑問があるようにも思えます。
良いエンドは本当に良いのでその点は安心してくださいね!
「アリス、君にも第一位の王位継承権をあげるよーー」(本編より抜粋)
アリスは父親に突如として王位を継承するよう権利を与えると宣言されました。しかし・・・彼女は王位に興味がありません。
昔から嫌われていた弟にも更に嫌われ、城に居場所の無い主人公は城を飛び出して家出しようと決意するのですが・・・。
ここで「妖精憑き」について少し。この王国では生まれたときに妖精が取り付いている人物のことで、昔は忌み嫌われていたようです。
妖精の力を借りて魔法を使えるものの、主人公の妖精憑きとしての能力は低め。攻略対象にも妖精憑きがいます。
まず、ルートを決定する選択肢があり、その後の選択肢に応じてバッド、ギャグ、ハッピーの3種類のエンドに分岐します。
隠しキャラもいますが、このキャラのルートに進むには誰かの特定の種類のエンドを見る必要があります。
エンドの種類に応じて話の展開はもちろんスタッフロールまで大きく変化するのが特徴です。
まずギャグエンド。「どうしてこうなった・・・」と思ってしまうような想像を絶するあまりの超展開に大笑いしました。
次にバッドエンド。この作品の本質を写しているかのような凄惨な展開が待っています。
攻略対象が病んでしまうのならともかく、主人公が病んでしまう(!)展開まであり、本当に救いが無い結末です。
ちょっと選択肢を間違えただけでどうしてこんなことに・・・不憫過ぎます・・・。2種類存在するレオンバッドはそれが顕著でしょうか。
最後にハッピーエンド。こちらは本当に幸せで、バッドエンドとは正に正反対といえるような展開でした。お幸せに!
それにしても選択肢だけでここまで展開が変わってしまうとは・・・恐ろしいものです。
攻略対象はあらすじで語っていた元々王位継承権を持っている主人公の弟レオン、過去に主人公と一緒に遊んだことがあるパン屋の青年ウェルシュ、
隣国の王子で何故か主人公を好いている妖精憑きのルピナス。そして隠しキャラ。
どのキャラとも恋愛などしていられない事情があり、ルートによっては過去話も深く関係しています。
血縁や身分差、隣国の王子など、攻略対象との関係性も障害になっています。
それらを乗り越えて無事ハッピーな結末を迎えられるのはやはり嬉しいですね。でも、バッドエンドは・・・(泣
キャラ紹介にはどう考えても明らかに要らない項目があります。いや・・・個性が出て良い項目だと思いますけど!
あ、レオンルートは最後に、レオンハッピーだけでも最後に見ることをオススメしますね。
このキャラの話は他のルートより長く、過去に一番踏み込んだ話になっていて、一番力を入れているのが伝わってきます。
ここで『アリスのおもちゃばこ』というスピンオフ作品の紹介を少し。
この作品のキャラが登場し、簡単なストーリーを交えて4種類のミニゲームで遊ぶことが出来ます。
Hardモード・・・あれは本当に難しいです。運がなければ全然勝てなかったり、恐ろしい要素が入って来たりと・・・。
しかもこのHardモードもクリアしなければ開放されない要素もあって中々大変です。ちなみに勝つのに一番必要な物は『運』でしょうか?
とりあえず、何度やってもクリア出来ないのなら作者様ブログにある攻略情報も参考にしてみるのもいいかもしれません。
管理人コメント本作のタイトル「緑の姫君」は、もちろん主人公のアリスの事を指しています。この理由は、憑いている妖精が草属性であるためです。憑いている妖精リーフ(画面の緑髪のツインテール)も、かなり個性が強く、様々なルートで場を引っ掻き回してくれます。
そして、一番場を引っ掻き回すのは、プレイヤーである貴方自身がクリックする選択肢に他なりません。序盤の選択肢で攻略対象が、後半の選択肢では結末が大きく変化します。
ある程度「ルートが固定されてきたな」と思った時点で栞を挟むことをオススメします。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 現代短編マルチエンディング・乙女ノベル ] 作者 [ 雨ガエル さま(虚構製造社) ] 容量・圧縮形式 [ 61.3MB・ZIP ] 制作ツール [ NScripter ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 15歳以上推奨 ] 配布元 主人公の未来に光が差すはずが・・・光が失われていく・・・!
『町の薬屋さん』のように前からまともな話の作品を作っていないここのサイト。今回は現代物ですが、そんな傾向は一切変わっていません。
それどころかそういう要素が凄まじくなっており、真相を知ったときには唖然とすることでしょう。
こんな人物(しかも1人じゃない!)に惹かれてしまう主人公も哀れなのでしょうか・・・?いやそうであって欲しくないです・・・!
主人公・星野 瑠衣が「お兄ちゃん」と呼ぶお隣さんの幼馴染、日向ヒカル。
彼は感情が表情に出ません。また感性がとても変わっており、極端なまでに機械的な考えを持っています。
ある日のこと。家の都合により、主人公はヒカルの家に数日の間お邪魔することとなりました。
これを機に「お兄ちゃん」との関係を考え直そうと決意する主人公だったのですが・・・。
まず、普通の展開を考えていると間違いなく裏切られるのであしからず。
最初の内は普通に穏やかな日常が流れていたのに・・・途中から不穏な空気が流れ始め、エンドによっては・・・。
今回のエンドの分岐は「減点制」。ヒカルの好感度が少ないエンドは・・・どれも衝撃的な展開です。
ED1では完全に狂っています。え・・・!?どうして・・・!?どうしてそんな結論に達するのですか!?
ED2やED3もまともでは無い結末を迎えますが、後述する別視点の話を見ないと話の全容が掴めない作りになっています。
ED4だけは救いがあります。ただ・・・この関係、いつ崩れるか心配で仕方ありません。詳しくは後述します。
準攻略対象として主人公の後輩(望月伊織)がいます。ヒカルとは正反対のワンコ系キャラなのですが・・・そう簡単な人物ではありません。
一応彼とのエンドもありますが、正直言ってあまり良い展開の結末ではありません。後述する別視点話で判明する彼の本性は想像以上のものでした。
各エンドには「SIDE:MALE」という別視点の話があります。主人公の視点では分からなかったことがここで判明できる部分もあります。
その中の1つに「明らかに犯罪じゃないんですか!?」という真相が判明するものがあります。本人に悪意が無いのがまた・・・。
ヒカルの過去話が語られる物もあるのですが、彼があんな感性を持ったのは本人のせいでは無さそうですね・・・。
実際に見ていただければその理由が分かるかと思います。
今作は『町の薬屋さん』と違い、主人公は最初から最後までまともです。それゆえにいっそう悲劇の度合いが高まっている気がします。
主人公の声が届かず、未来に光が差さない結末が大多数ですからね・・・!一体どうしてこんな結末に・・・。
唯一救いがあるエンドですら、2人の関係がいつ崩壊するか分からない状況にあります。これって本当に『光差す庭』なのでしょうか!?
どう転がっても最後はED1のような結末に辿りついてしまうことが容易に推測出来てしまう自分はどうなのでしょうか・・・。
そんなことがあっては欲しくないところですが・・・。主人公はそれほど弱いわけでは無いのできっと大丈夫だと思います。
2人の未来には果たして光が差すのでしょうか?そうあって欲しいと願っています。
管理人コメント本作が恐ろしいのは、瑠衣側は等身大の揺れる恋愛感情を、コロコロ変わる表情と共に描いているのに対し、ヒカルと伊織の心情描写を徹底的に見せていない点です。
瑠衣から見ればクールに流している場面も、本人サイドルートではものすごい情念が渦巻いていたりと、「全く理解しあってない!」と思える物語です。
- (補足)
- 2015.11.19:HP移転
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 甘さ控えめダブルヒロイン乙女ゲーム ] 作者 [ Pinklover(鈴華 さま) ] 容量・圧縮形式 [ 30.9MB・ZIP ] 制作ツール [ LiveMaker ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 白陽祭。2人の女子生徒は何を見て、何を得るのでしょうか・・・?
サイト5周年記念に制作されたという「白陽祭-体育の部-」、つまりは体育祭をテーマにしたダブルヒロイン系女性向け恋愛ADVです。
恋愛・・・と言っても「恋愛的な甘さは控えめ」と記されており、恋愛要素で期待はしないほうが良いです。
そもそも恋愛要素がそっちのけになっているルートがあるなど、恋愛物としても少々違和感があるような・・・?
ただ、それ以上に得られる物がきっとあるはずです。本人たちも恋愛以外に色々学んで欲しいことがあるはずですから。運動が苦手なのにじゃんけんに負けたせいで体育祭の実行委員に選ばれてしまった空谷 志依(名前変更可)。
悪い噂が絶えない長身の実行委員や、二人三脚でペアを組むクラスのムードメーカー、生徒会に所属する志依のいとこ。
3人との交流の中で彼女は体育祭の準備へと奔走することになります。
一方、志依の友人である小和泉 早桜(名前変更可)はちょっと心配になっていました。
前述した「悪い噂が絶えない長身の実行委員」が志依と同じ実行委員に選ばれたからです。
心配に思いつつも自分の仕事に奔走することになった彼女ですが・・・。
体育祭8日前から当日までの間の話が綴られています。VerUPでダブルヒロインとなり、志依編と早桜編、2人の主人公での話を見ることが出来るようになりました。
早桜編を見る為には志依編の特定のエンドを見ておく必要があります。また、早桜編はあくまでもサブ扱いで、話として正統なルートは志依編です。
両者で攻略対象が1名被ります。但し、早桜編での志依側の展開はその攻略対象のキャラではなく別のキャラのルートを軸にして動きます。
このため、二股、奪い合いなどの展開は起こらないようになっているためご安心ください。
選択肢に関してはあまり難しい物はありません。1人のキャラを追っていけばOKですが予測しにくい選択肢もあるので注意しましょう。
総当りが厳しければ紹介ページにある攻略も参考にしましょう。
全てのエンドを見てもコンプ特典は無いですが、志依編のエンドを見ると合言葉みたいな物が用意されており、
後日談や文化祭編も制作中とのことですので楽しみにしています。
ルートによってはその見た目からは予想もつかない一面が明らかになったり、不穏な空気になったり、まさかのハプニングに一喜一憂したり。
中にはとても恋愛物とはかけ離れたシリアスな話が展開されるキャラもいます。
そのキャラとは志依のいとこ。過去、現在、未来と話が繋がっていく物で、とてもじゃないですが恋愛してる暇も無いシリアスな話です。
全体を通じて恋愛要素は薄いものの、あの2人に恋愛はまだ早いのかもしれません。
恋愛に恵まれない志依はともかく、早桜は恋愛に何か後ろめたい出来事が隠されています。早桜・・・意外と辛い想いをしていたのですか・・・。
恋愛要素以外でなら、きっと心に残る物があるはずです。・・・ってそれじゃ「乙女ゲーム」にする意味が無くなってしまうような・・・。
元々「5周年記念」に作られた作品ですし、感謝や応援といった要素がメインの話でも良いのかもしれませんね。
管理人コメント序盤の印象では「親戚同士の気の置けない付き合い」に見えた志依と蛍ですが、話を進めるにつれ、どんどん不穏さとシリアスさが増していく辺りは、流石のストーリー運びと言った所です。
序盤では、見た目の怖い葛見 恭介や、二人三脚のパートナーになったのに、中々息が合わない滝川 洸人の方が不穏な気配がするのですが、こちらのルートでも話を進めるにつれて、色々な意味で序盤とは正反対の印象になります。
攻略対象と言う意味では1名以外バッティングしない志依編と早桜編ですが、ストーリーの繋がりと言う意味では様々な交錯を見せます。早桜の行動によっても志依の運命は変わるため、色々な選択肢を試してみましょう。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 謎解きホラーADV ] 作者 [ Rim さま ] 容量・圧縮形式 [ 71.5MB・自己解凍方式 ] 制作ツール [ RPGツクールVX ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ ホラーはグロ、流血を含む ] 配布元 鏡の中には恐怖と真実が。迷い込んだ2人の少女の行く末はいかに?
色んなことが「鏡」に関係するホラー探索アドベンチャーです。
2人の少女が色んな出来事に立ち向かっていき、その中にある真実を見つけられるか・・・が話の焦点になります。
余談ですが、タイトル名やキャラの名前が「鏡文字」になっているのが特徴です。
とある田舎町、奈恵とみか。二人の女の子がいました。
二人は血のつながりはありませんが、いつも一緒にいました。
みかはまだ小学生。奈恵を、実の姉のように慕いました。
奈恵は中学生。まるで妹に接するかのようにみかを愛しました。
ある日、2人で街まで買い物に行った日のことです。
2人の乗ったバスが、事故にあってしまったのです。
奈恵は腕に怪我を負って、入院してしまいました。
今日はみかが、お見舞いに来るようです。(紹介ページより抜粋)
奈恵とみかが突然異世界に迷い込み、この世界からの脱出を目指すことになります。
基本的にはみかが操作キャラになり、喋るキャラは奈恵になっているほか、時にはキャラを切り替えて探索を行うことも。
わざわざ「謎解きの難易度は高い」と言っている通り、難しい謎解きが多く、時折出してくるヒントが無いと突破は困難です。
ほぼノーヒントであるアイテムを手に入れてある場所を調べろ、といった行動を要求される場合もあり、理不尽一歩手前の謎解きが多い傾向にあります。
セーブできる機会は限られており、その割に厄介な初見殺しがあったり逃走イベントで逃げ切るのが困難だったり・・・。
ダッシュが出来るのは途中から、なのに元の移動速度が遅かったり、長いメッセージが多いのにメッセージスキップが無いなど、システムも難易度を上げる要因の1つです。
特にある逃走イベントでは直前にセーブポイントがあるものの、逃走イベントが始まる前にそこそこ長い会話があり、逃げる距離も長い上に初見殺しの要素もあるため確実に苦しめられるでしょう。
エンドは2種類。分岐のポイントは「まだ調べることがあるのでは?」です。一方は救いが無く、もう一方は救いがあるエンドになっています。
救いがある方のエンドで明かされる真相は間違いなくプレイヤーの予想を裏切るものです。奈恵の推測もろども確実に崩れ去るでしょう。
しかし救われない方のエンドを見てると可哀想な気持ちにさせられます。何でこうなってしまったの・・・!?
但し、真相が判明した方のエンドは本当に良かった・・・と思いました。元の難易度が高い分、無事2人が幸せになれた時は達成感が生まれるかもしれないです。
病院の中に祠が祀られているのは一体何事かと思います。これはとある神が祀られているからです。
この神は話にも関わってきますが、果たして敵?それとも味方?
実際に「神隠し」に遭った人物もいるようですが・・・幾らなんでも可哀想な扱いでしたね・・・。
あまりにも救いが無さ過ぎて「この人たちにも救いを与えても良かったのでは?」と思ってしまいます。
あの2人も折角与えられた幸せ、これからも手放さないようにしていきたいと願っています。
管理人コメント本作を彩る仕掛けやクリーチャーは、とんでもなくグロテスクです。序盤から襲い来る巨大なゾンビなど、(あえて?)稚拙に描かれたクリーチャーたちは、確実に「こんなのに殺されたくない!!!」と思わせるでしょう。
そんな思いを裏切るのが、初見殺しも多い各種謎解き。特に、追いかけっこは最初から最後まで難易度が高く、どうしても屍を築かざるを得ません。また、こう言う謎解きをミスった際の特殊なGAME OVER画面が尚更にグロくて、何度も見せられると、やる気が無くなるレベルで精神力にダメージが来ます。
そんな試練を乗り越えたあとのGOOD ENDと真相には、確かに「救われた」と言えます。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 探索型ホラーゲーム ] 作者 [ いるあんこ さま ] 容量・圧縮形式 [ 32.0MB・ZIP ] 制作ツール [ WOLF RPGエディター ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 12歳以上推奨 ] 配布元 少女の「願い事」は叶うことの無い幻想なのでしょうか・・・。
うーむ・・・いくら願い事をしても叶えられないものもあるのでしょうか・・・。そんな悲しい気持ちにさせられる作品です。
あまり作中で真実は語られないタイプで、それが余計に悲しさが伝わってくるような・・・。
にしても8歳の少女にここまであんまりな仕打ちをするって一体・・・!?周りの人間も何があってそんなに酷いことをするのですか!?
「人柱」として他の生贄と一緒に部屋に幽閉された8歳の少女、リリィ。
彼女が恐怖と緊張のあまり眠っていたところ、部屋に見知らぬ道が出来ていました。
ある女性(フレイア)がその道がどうなっているか確認しに向かったのを見て、リリィも後を追いかけることになったのですが・・・。
リリィとフレイア、2人のキャラを操作し、道の先にある異空間の探索に乗り出すこととなります。移動が半歩ずつになっていることに注意しつつ、様々な場所を巡っていきます。
また、途中で読むことが出来る日記や本には人柱に関することや実際に人柱となった人物について・・・などが記されていたりします。
謎解きの難易度は高い部類で、初見殺しのゲームオーバーが大量にあります。あることを忘れたり、質問を間違っただけで終了になることも。
また、追いかけられ要素も存在し、その部分も難しい部類に入ります。何度かプレイして覚えれば多少は楽になりますが・・・。
特に序盤、鍵を入手した後に逃げる箇所は自分も本気で途方に暮れました。先入観では絶対解けない作りになっています。
総当りでも解ける謎解きが多いのが救いですが、間違っただけで終了する初見殺しが多い都合上、セーブはこまめに行いましょう。
実際、自分も理由が分からないまま解いた謎解きもあるくらいですからね・・・。
エンドは2つで、特定の選択肢で分岐します。少し進めないとどちらが正しいか分かりませんが・・・察しは付くはずです。
良い方のエンドでも幸せが訪れるか分からない・・・いや、「願い事」が叶っているか・・・正直分かりません。
少しでも希望が見えるならそれでも良いのかも知れませんですね・・・もう一方のエンドはあまりにも悲惨な結末でしたから。
リリィは「悪い事」をしたという理由で人柱にされてしまいます。本人が悪いことをしたわけではありません。
しかし・・・リリィの過去には理不尽としか思えない出来事があり、「可哀想過ぎる・・・本人は悪くないのに・・・」と思ってしまいました。
途中人柱となったと思われる人物の部屋にある日記にもそんなリリィのように悲惨な出来事が綴られています。
それにしても、8歳にしては本当に冷静で物怖じしないリリィ・・・あの出来事があれば仕方無いのかもしれませんが。
フレイアも途中出会う青年もまともでは無かったみたいですし、リリィって他人に恵まれていないタイプなのでしょうか。
リリィの未来が明るくなることを祈るばかりですね・・・。
管理人コメント謎解きのイジワルさと、主人公・リリィに襲い掛かる運命の理不尽が、あらゆる意味で「心に来る」作品です。
もう1人の主人公であるフレイアも、後半で出会うある人も、腹に一物を抱えた人物で、リリィに心休まる日はないのかと心配になってきます。
そんな試練を潜り抜けた先にある運命は…どうなのでしょうか? 貴方とリリィの心には、何が残ったのでしょうか?