【 天は長く地は久し 】
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| レビュワー |
[ ろっとん ]
| | ジャンル |
[ 時間制限SF探索ADV ]
| | 作者 |
[ 11t(ジュウイットン) さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ DL不要・ブラウザゲーム ]
| | 制作ツール |
[ RPGツクールMV ]
| | ダウンロード |
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ハマリ度：10 グラフィック：10 サウンド：10
“ 今度こそ 人類を 滅ぼしましょう ”
ふたりぼっちの殺人ＡＩ姉妹による
「ディストピアの成れの果て」の物語
■あらすじ
時は超未来、世界を牛耳る7大国の1つだった「生産都市ムラダーラ」の全国民は
自分達が望んだディストピアの果てに、暴走したマザーAIによって1日にして滅びてしまった。
皮肉にも都市を封印する形で作動したムラダーラの防護壁の内側には有害なナノマシンが充満し、
マザーAIの遺志を継ぐ姉妹AIによって着々と他国を標的とした人類抹殺計画が推し進められていた。
支援ロボも含めた味方全員が無事なまま人類を抹殺したいと願う物理担当AIのモモと
自分を犠牲にしてでも確実に人類を抹殺したいと願う演算担当AIのヲクの二人。
はたして彼女達は母の願い通り、憎き人類を滅ぼすことができるのだろうか？
■概要
あらすじの通りディストピア作品です。厳密にいえば「ディストピアのあと」を描いた作品です。
プレイ時間はEND到達だけなら4時間前後、フルコンプリートを目指せば5時間前後といったところ。
主人公であるモモ達AIは感情を持ち、自分達が人類にとって脅威であることを自覚しています。
「人類が結託してムラダーラを征伐しに来る前に人類を滅ぼす」…それが彼女達にとっての正当防衛兼仇討ちなのです。
特徴的なのは主人公の苦悩が「人類を滅ぼすために犠牲を払うか否か」という“過程”で悩んでいくことですね。
既存の人類抹殺モノの王道である「人類を滅ぼすか否か」という“結果”への苦悩ではないんです。
下記公式動画をご覧の通り、闇深く完成された世界観設定・可愛らしいグラフィック・退廃的なサウンド･･･と、
全てのクオリティが高く、ゲームをやればやるほど上達が実感できるレベルデザインも秀逸です。
また、作者もtwitterで考察プレイヤーへの返信をしたりバグ報告を早期修正したりとユーザーフレンドリーです。
※公式デモ動画（00:00～プロローグ・操作説明、02:50～実際のプレイ風景）
■ポイント①：キャラクターが良い！
物理担当AIのモモ(白セーラー服×俺っ娘)、演算担当AIのヲク(黒セーラー服×僕っ娘)。
彼女達はマザーAIの特徴をそれぞれ受け継いだ仲良し姉妹で、二人で和気あいあいとした空気を醸し出しています。
もちろん会話の内容は「人類の滅ぼし方」についてという狂気の沙汰でして、軽快かつ残酷な独特の雰囲気です。
知能の低い汎用支援ロボのチマ達とのお馬鹿な会話も場を和ませるポイントの一つ。
そして作中を通して全員の立ち絵・スチル絵が豊富で表情豊かなのも魅力を増大させています。
■ポイント②：世界観が良い！
これぞまさしくディストピア！と言うべき、完成度の高い退廃的世界観です。
プレイ中は生きた人間が全く登場せず、遺体の残留思念が世界を彩ります。
悪質な人間も善良な人間も全て等しく死んでいった世界では、残留思念にも悲喜交々。
収集要素である資料集や実績解除による世界観の補足説明も多く、どれも残酷で素敵です。
■ポイント③：レベルデザインが良い！
最初は制限時間10秒＆歩行速度激遅＆体力１という三重苦を抱えますが、短時間で何度でも死んで
デメリット無しでサクサクリトライする仕様のおかげでみるみる探索範囲が広がっていきます。
制限時間と歩行速度の強化だけでなく、セキュリティレベルを上げて序盤には行けない場所に行ったり、
センサーを強化して高級結晶を見つけたり、ワープ装置や空中足場を起動してショートカットしたり、
さらにはポイントをリセットして割り振りなおすことで深く狭く探索を進めることもできます。
短いスパンの繰り返しだからこそ、「あと1回だけ・・・」と止め時を失う独特の楽しさがあります。
■ポイント④：サウンドが良い！
作者のセンスが光る退廃的で優しくて妖艶な選曲の数々。
主題歌である「DOVE」をはじめ、antihoneyのBGMを多数チョイスしております。
※antihoneyといえば激辛フォロワー諸兄の一部には「Flash黄金時代の名作“Doll”のBGM」でお馴染みではないでしょうか？
antihoneyの名曲の数々をメインBGMに据えながら、他にもantihoneyに調和する音源で揃えており統一感があります。
特に主題歌「DOVE」は特別な位置づけにあり、※作中人物がDOVEの歌詞の意味をなぞって歌う子守歌の※演出は鳥肌モノです。
RPGアツマール上でブラウザゲームとして公開されているため気軽にサクサク遊べるゲームです。
「市民、貴方は幸福ですか?(byパラノイア)」の成れの果てが見たい方はぜひプレイしてください。
※補足：2020年12月現在はノーマルENDのみですが、近いうちにトゥルーENDが実装されるとのこと。
管理人コメント
「探索で集めるポイントで強化する探索ADV」と基本は単純です。しかし、入り組んだ探索マップ、「通路」や「ポイント獲得場所」まで増やせる多彩な強化要素、重厚で残酷な世界観、はっちゃけた登場人物など、良質なフレーバーをギチギチに詰めることにより、探索にズブズブにのめり込める仕掛けになっています。
そうなると、探索の邪魔になる通風ダクトとメイドロボが本気でウザくなりますが、その対策もポイントで強化可能という親切設計になっています。
特に、通風ダクトは「稼働間隔が不定期の上、普段より早い」ものが一定箇所に存在しています。5000ポイントを溜められる段階に来たら、イの一番にアップグレードしておくのをお勧めします。
また、メイドロボの対策としては「結晶剣」アップグレードが存在します。50ポイントで購入できる安価なアップグレードですが、「一部実績を解除できなくなる」という手痛いデメリットもあります。実績コンプリートを目指す場合、メイドロボはしっかり動きを見て回避しましょう。追跡がしつこいため、ライフでのゴリ押しも通じません。
- （補足）
- 2023.06.28：リンクを「ふりーむ！」に変更。ダウンロード版・ブラウザ版がプレイできます。
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【 HELLO,HELLO WORLD! 】
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| レビュワー |
[ びーな ]
| | ジャンル |
[ クトゥルフ神話風探索ADV ]
| | 作者 |
[ めとこ さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 217MB・ZIP ]
| | 製作ツール |
[ RPGツクールMV ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 配布元 |
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少女の願いは世界を変える
行方不明になった兄を捜す少女。
協力を申し出た怪しい青年の話によると、
世界には『邪神』による滅亡の危機が迫っているのだというが……。
すべてが終わる日に、少女が見た『世界』の姿とは。（作者様HPより引用）
クトゥルフ神話的な滅びが迫る世界の中、小さな町で、兄を探す少女が奔走するお話です。
町中を調べたり、人の話を聞いたりすることで調査ポイントを増やし、一定数を越えるとストーリーが進行。翌日に切り替われば、またポイントを増やして……と繰り返すことでエンディングを目指します。
とあるシーンでのみ、マップ中を徘徊するもの達から逃げるアクション要素がありますが、何度も挑戦すればなんとなく突破できる程度の難易度（Ver.1.03時点）です。また、どうしても抜けられない時は、マップ切り替え後にセーブをし、捕まったらタイトルに戻る→成功するまでロード→次のマップに移動したら再びセーブと繰り返せば、大体どうにかなると思います。
メインキャラクターはポップ寄りの可愛らしい立ち絵＆スチルで彩られる他、モブ住人達もそれぞれに個性的で魅力的。決して広いマップではありませんが、その中で描かれる人々の日常を覗き見るのは楽しく、何度もあちこちを調べて回るのにも飽きることはありませんでした。
マップのどこが隣のマップに移動できるマスなのか、やや分かり難い部分はありましたが、慣れれば気にならなくなる程度です。
ストーリーに関しては、ネタバレにならないよう語るのが難しい為差し控えますが、ほっこりもホラーもある良いストーリーでした。全EDとやり込み要素をコンプリートしても、そこまで時間はかかりませんので、ぜひご自分でプレイしてみて下さい。
管理人コメント
本作の主な活動は、探索して「情報ポイント」を集めることです。ただし、「情報ポイント」はノルマ分集めると自動的に話が進んでしまい、全情報を集めることはできません。
もちろん、そういう仕様にしている理由があり、そして「理由」はネタバレに引っかかるものなのです。心配せずとも、1周目をクリアすれば、「情報ポイントを全て集められるモード」が解禁されます。
本作が周回ゲーであることもまた「クトゥルフ神話」らしき要素なのです。詳しくは自分の眼でご覧ください。マップが多少複雑ですが、決して引っかかるような謎解きやフラグは存在しません。
- （補足）
- 2020.06.07：本稿は2020.05.19にご投稿いただいたレビューですが、管理人の不手際によりレビュー掲載が遅れました。ここにお詫びを申し上げます。
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【 勇者様、死んでください～デスゲーム処刑～ 】
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| レビュワー |
[ もえ ]
| | ジャンル |
[ ＡＤＶ ]
| | 作者 |
[ もえ さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 108MB・ZIP, ブラウザゲーム ]
| | 製作ツール |
[ RPGツクールMV ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 備考 |
[ R-12指定 ]
| | 配布元 |
|
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勇者一行がデスゲーム処刑？！仲間同士で殺しあえ！！
【あらすじ】
人類は、敗北しました。
魔王カリストは『戦争の終結』を祝う祭典へと勇者一行を招待します。
そこに待ち受けていたものとは……?
魔王カリストの狙いとは……？
勇者一行は罠にかかり、「魔王の館」に監禁されることとなりました。
館に監禁される8人。
勇者シャルネが率いる勇者パーティ。
彼らは深い闇を抱えています。
問い詰められる槍使いの青年ハリス。
煽る毒使いの少女プリシラ。
皆をなだめる勇者シャルネ。
主人公は、回復魔法の使い手ベル。
彼女はただ一人、勇者一行の中ではだれも殺したことがない女の子。
「歴史の観察者」ウィズダム。主人公ベルに何かを託す。
勇者一行は、この館から生きて出られるのでしょうか。
物語を進めていくと過去に何があったのかを知ることが出来る。
謎の蜂娘達。魔王の配下らしい。
百合（？）要素も？！
作者による自薦です。
管理人コメント
現在のもえ さまの作品には「他人の経験値を吸収するために、殺人などの非人道的行為が横行している」世界観が、本作と「地獄のように慈悲深く」、「人間牧場物語」の3作も出ています。
完全にシステムに組み込まれている「地獄のように慈悲深く」「人間牧場物語」に対し、本作の「経験値」はあくまでフレーバーですが、むしろフレーバーに徹したアドベンチャーにした分、「経験値」の残酷さはより直接的な表現になっています。
場面によっては、作者自ら「残酷なのでご了承の上でご覧ください」とゲーム内に記載するレベルの表現も見られます。性的表現・残酷表現ともに大量に含まれており、よくこれをR-12指定に抑えられたものだと思います。
- （補足）
- 2023.06.28：リンク先を作者様ホームページに変更。
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【 義賊は這い上がる2 】
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| レビュワー |
[ YI ]
| | ジャンル |
[ 脱出アドベンチャー ]
| | 作者 |
[ トンカチ さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 81MB・ZIP ]
| | 製作ツール |
[ WOLF RPGエディター ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 配布元 |
|
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簡単に言うと、悪い貴族に悪政が布かれた領で活動する義賊の主人公達が貴族からお金を盗みに行くストーリーで、森やら洞窟やら貴族の屋敷やらを探索します。
謎解きや敵を避けるアクションをして進める、青鬼等のような探索アドベンチャー形式ですが、謎解きゲームとしての面がより強くて、クイズとかパズルのような謎解きが多数出ます。
いくつかの謎解きは難易度が高いですが、間違った答えを何度か入力するとヒントが出ます。後半の謎解きは一部ヒントを頼りに解きました。
謎解き以外の所で、初見殺しが結構あります。一言で言うと、「アイワナみたいな感じ」です。難易度は高くないですが、初見殺しの感じがどことなく似てます。敵を避けるマップは罠があると思った方が良いです。
エンディング回収は少し大変です。クリア後のおまけでエンディング分岐の条件を教えてくれますが、エンディングに関わるアイテムが序盤から出てくる上に、ある程度進んだら後戻りできない場所にもあるので、最初からやり直す事になる可能性もあります。
ストーリーはどんでん返しとか、伏線の謎が解けていくとかは無く、アドベンチャーにしてはあっさりしている部類です。分かりやすい方が良い人にとってはこれで良さそうですが。
管理人コメント
前作「義賊は這い上がる」から2年以上が経ち、作者様の製作技術も確かな向上が見られます。少なくとも、前作でチラホラ見られた「出入り口と壁のくぼみの区別がつかない」などの致命的な問題点はほぼありません。
※ とはいっても、前作「義賊は這い上がる」も2018年末にリメイクが入り、だいぶ見やすくなりました。
謎解きもヒントが充実しており、ほぼ詰まることは無いでしょう。ただ、「義賊は這い上がる」のもう一つの難点・初見殺し満載の追いかけっこは、かなり意地悪な仕上がりになりました。
1歩前までいかないと表示されない致命的なトラップ、プレイヤー移動速度の2～3倍の速さで移動する敵、初見どころか1桁回程度のトライでも足りないレベルの難しい避けゲーが常に襲い来る仕上がりになっています。
更に恐ろしいのが「1歩前までいかないと表示されない致命的なトラップ」が「追いかけてくる敵」と同時に襲い掛かる中盤以降。ダッシュで潜り抜けなければいけない場面で、一歩踏み間違えると死ぬという理不尽なステージです。覚えやすい構成にはしてありますが、何度もプレイするのは流石にストレスがマッハになります。
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【 夢もすがら花嵐 】
今回紹介させて頂く作品は「夢もすがら花嵐」。
気づくと不思議な見知らぬ場所にいる主人公の書生。
ゆらゆらとたゆたっていると、黒と白の着物に身を包んだ、夢を食べる「獏」を名乗る少女に声をかけられる。
これと言ってあてもない書生は、獏に誘われ、共に夢の奥へと進んでゆく...
ジャンルは探索アドベンチャー、アイテムを探しそれを使って謎を解いて、というオーソドックスなものです。
この作品の魅力は、どこを見ても異様なまでに美しい世界。
夢の荒唐無稽さに大正浪漫のハイカラが合わさり、それはもう素晴らしい世界を形成しています。
ビジュアルのみならず、台詞回しも音楽も、全てが調和してとかく美しいのです。
謎解きの難易度は低めで、慣れた人なら特に詰まるところはなさそうです。
蒐集品は獏さんに見せるとかなりほんのりとしてますがヒントがもらえます。
おまけの食レポかわいい。
2章に音を使った謎解きがあるのですが、環境によっては効果音が鳴らず謎解き不可能になる場合があるそうです。
その場合は作者様サイトのヒントページに答えが明記されているので参照してください。
プレイ時間はトゥルーエンドまで探しても2時間程度と短めで、終わってしまうのが寂しくなりますが、その儚さがまた夢らしく。
美しき夢の世界をごゆるりとお召し上がり下さい。
管理人コメント
本作の謎解きは、一部を除いて簡単です。「使えるアイテム」は、使う場所ごとに選択肢が出るため、「どこに使うアイテムか分からない」という問題は発生しません。
そして、例外となる難しい問題が、SVSS氏も触れている「2章の音を使った謎解き」です。音が出る環境でもかなり難しい謎解きです。音の高さが左→右の順で高くなるわけではないので、正しい音が出る星を探している最中に肝心の問題を忘れてしまう問題が発生します。
作者様のホームページにあるヒントを見れば（音の謎解きを含めて）大体解決できますが、ほとんどのヒントは完全な回答は書かれていません。また、フラグを完全に立てずに次の章に行けてしまう場合もあるため、「ヒントと状況が合わないな」と思ったら他に新しい選択肢が無いか探してみましょう。
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【 雪花庭のクレデンテ 】
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| レビュワー |
[ りなしゃん ]
| | ジャンル |
[ ラブコメ人外ファンタジーアドベンチャーゲーム ]
| | 作者 |
[ 乃花こより さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 258MB・ZIP ]
| | 製作ツール |
[ RPGツクールMV ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 備考 |
[ 15歳以上推奨・バイオレンス ]
| | 配布元 |
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ハマリ度：8 グラフィック：6 サウンド：9
人間に追いやられ、逃げ延びた魔族たちの物語
過去に人間達による拷問・束縛を受けてきた魔族たち。
主人公である吸血鬼の少女ツララもその一人。
同じ経験をした他の魔族とともに隠れ家で過ごし、励まし合う。
この残酷の経験から果たして彼女たちは幸せになれるのだろうか…？
【システム】
基本的に戦闘といったものはほとんど無く、敵に追いかけられると言ったものは存在します。
しかし、初見では行き場が分からなくなり、詰まる方も多かったのではないかと。
特定のアイテムを使用するとイベントが発生したり、夜になるとキッチンで飲み物を作って渡すなど「夜会話」があります。
これらの行動を行うことでキャラ同士の友好度があがり、最終的にエンディングがどうなるかで決定づけられます。
【見どころ】
メインはやはり同じ残酷な経験をした魔族たちとの会話です。
キャラ同士の対話や関係性が一番重要なため、そこからどういう物語に発展するかが注目点と思われます。
彼らの辛い経験から共感する部分もありますが、やはりストーリーの内容は暖かみがあります。
相手にどういう対応をするか、キャラの考え方にスポットを当てるとより一層楽しくプレイできると思います。
管理人コメント
ほのぼのとした「日常的」な紹介画面、および満面の笑みを見せるツララが大写しになったタイトル画面からはうかがえませんが、本作はメインキャラ4人の悲惨な過去と見えない未来を描いた作品です。
本作で重要なのは、サブイベントをこなすことによって取得する「友好度」です。メインキャラ同士の「夜会話」以外にも、友好度を取得するイベントは散りばめられています。
詳しい分岐については、作内でかなり分かりやすいヒントがあります。基本的に「光っている所を調べる」「モンスターを狩る（話しかけるだけでOK）」だけでイベントはこなせるでしょう。
この4人の魔族の行く末がどうなるか、戦々恐々としながら読み進めてください。
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【 竜娘(かのじょ）はキミをムシャムシャしたいっ！ 】
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| レビュワー |
[ りなしゃん ]
| | ジャンル |
[ ギャル系選択型シミュレーションゲーム ]
| | 作者 |
[ J-tr さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 120MB・ZIP ]
| | 製作ツール |
[ RPGツクールMV ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 備考 |
[ 15歳以上推奨 ]
| | 配布元 |
|
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ハマリ度：8 グラフィック：6 サウンド：9
ドラゴン退治をするつもりがなぜか目の前に女の子…！？
ドラゴン退治に主人公が洞窟に向かい、攻撃！
…っと思いきや、負けた主人公の目の前には可愛い女の子がいた。
混乱する主人公は彼女に問うと、どうやら先ほどのドラゴン本人らしい。
満腹状態であるため、一時的に助かったけれど…。
【システム】
選択肢を選んでストーリーを進むことが基本的な流れではありますが、
分岐よって性別や年齢、職業など「自分ならではの主人公」を構築することができので、
主人公が恋人になったり、虐め・変質者、百合状態になったりといろいろ想像を膨らますことができます。
この作品の一番の目的は、彼女に対してどれだけ好感度を持てるかが基本的なルールです。
彼女の性格や考え方を見極めた上で正しい選択肢を選ぶことが重要となり、
間違った選択を選べばやはり好感度は減ります。
魅力的な主人公を演じたい方は慎重な判断が必要だと思います。
※変態になりたい方は変態を貫いても問題ないですけどね（笑）。
【見どころ】
相手がドラゴンということに個人的に斬新さを感じました。
しかし、相手はドラゴンとはいえ「女性」であり、
野心家であるものの、彼女なりの考え方や本心が垣間見ることができ、魅力を感じました。
マップの作者様オリジナルで世界観がマッチしており、
温泉シーンやお着替えなど、まだまだたくさんのスチルが用意されております。
また、作者様の過去作のキャラクターも登場したりするので、
他作キャラ同士の掛け合いが楽しく、作者様のキャラに対する愛情が伝わります。
管理人コメント
本作は、キャラの好感度を上げるという意味では真っ当な選択肢付きノベルです。しかし、本作の攻略は一筋縄ではいきません。
本作の攻略対象「ローテ」は、ドラゴンらしき人智を超えた部分と、普通の女の子のような繊細さが合わさった存在だからです。すなわち、女の子として扱うとドラゴンの誇りを傷つけ、ドラゴンとして恐れると女の子のプライドを傷つけると、どこがどういう風に癇に障るのか、初見では全く分からないからです。
幸いにして、好感度は常に画面右上に表示されていますし、セーブ機会も多く設置されています。好感度を稼ぐにしても、友情・ライバル・恋人と数々のパターンがあります。1周は短めなので、いろいろと試してみましょう。
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【 Pocket Mirror 】
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| レビュワー |
[ yAyA ]
| | ジャンル |
[ 謎解きゴシックホラー ]
| | 作者 |
[ 作：Astral Shift さま ]
[ 邦訳：ぬりかべ さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 1.49GB・ZIP ]
| | 製作ツール |
[ RPGツクールVX Ace ]
| | 言語 |
[ 日本語、英語 ]
| | 配布元 |
|
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Pocket Mirror、紹介します
元は英語で作られたゲームで、日本語訳のものをリンクに貼りました
キャラの名前と一部アイテムが英語表記となっていて、元の言語も雰囲気も感じてとれます
とにかくグラフィック、ストーリー、やりごたえのどれをとっても後悔させないゲームとなっているのが特徴です
グラフィックは一貫して丁寧で、細かいオブジェクトもしっかりしています
色々調べるとパンプキンチャーム(ほんとにやりこみたい人は取っておくべき)が出てくるので探索も隅々まで行えます
ストーリーは自分が誰かわからない少女が大事な手鏡だけを持って冒険するというものです
様々な障害を乗り越えながら真実へ向かいます
やりごたえは十分すぎるものです
初回クリアには少なくとも5時間はかかりますし、チャートを見ながら全END回収に向かっても総プレイ時間は10時間を優に超えると思います
END分岐が複雑な部分がありますので、1周目はチャートなし、2週目以降はチャートを見た攻略をおすすめします
圧倒的なボリュームでプレイヤーを引き込むゲームです
製作者は外国の方で、魔女の家などにインスピレーションを受けたと語っています
魔女の家のようなゲームが好きな方にはとてもオススメでので是非一度手に取ってみては如何でしょうか
管理人コメント
見ての通りに手の込んだ演出、6時間もの長大かつ精密なストーリー…と、話題作として十分なクオリティを持つ作品です。しかし、当サイトで紹介するのは日本語版の公開から1年半後まで遅れました。
コンプリートすると10時間近くかかる長大なストーリーもさることならば、そのストーリーで乗り越える謎解きや追いかけっこもかなり難易度が高いのです。
言語の壁は邦訳により取り払われているのですが、それを入れてもメモすべき点が多い謎解き、予告なく目の前に来る追いかけっこ、ひょっとしたら1周目からチャートを見ないと途中で詰まる可能性すらあります。
登場人物も最初の女の子だけではありません。このゴシックホラーな世界に放り込まれたのは複数人います。彼らの関係性も探りながらストーリーを進めてみてください。
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【 こわいへや 】
|
| レビュワー |
[ びーな ]
| | ジャンル |
[ ポイント＆クリック式探索ADV ]
| | 作者 |
[ NUMBER7 さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 68.5MB・ZIP ]
| | 製作ツール |
[ ティラノビルダー ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 備考 |
[ 15歳以上推奨 ]
| | 配布元 |
|
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こわいへや。だけど本当に怖いのは……
『僕』はその夜、新居に引っ越してきた。だけど部屋の中には骸骨が転がっているし、家具は喋るし、お隣さんも、大家さんもなんだか奇妙、そして不穏だ。『僕』は無事に朝を迎え、外に出る事ができるだろうか？
ゲームシステムはシンプルなポイント＆クリック。クリック出来る場所は分かりやすく、また探索出来る部屋も３つだけなので、全ての箇所を調べるのにそう時間はかかりません。謎解き難易度も高くはないのですが……ひとつだけ注意すべき点があります。
それは、とある登場キャラクターにだけ好感度が設定されており、これが一定を下回ると必ずBADEND（そう明言されている訳ではありませんが、一番何も分からず終了するEDです）行きになることです。私は初回プレイ時、ものの見事に地雷を踏み抜きました。思うに、「これは要するに脱出ゲームだから、お約束として一応は」とやってしまったのが悪かったと思います。どうすれば好感度を下げずに済むのか、という点はOPや探索中にほんのりと言及されますので、適当に読み飛ばさないようにしましょう。
EDは全部で4つ。1つでもEDを迎えれば、他のEDのヒントが聞ける機能が追加されますし、作者様HPには更に分かりやすいヒントもあります。ちょっとした時間潰しに、こわいへやの真実を探してみては如何でしょうか。
管理人コメント
本作は「ベッドで寝ること」がENDの最重要フラグとなっていますが、必要なフラグを立てていないと、いつまで経っても夜が明けません。
その「必要なフラグ」は何なのか。部屋の中の登場「人物」たちが色々と教えてくれますし、どうしてもという場合には作者様ホームページにより分かりやすいヒントがあります。
最もフラグ立てが難しく、作中でのヒントも少ない「あるキャラクターの好感度」ですが、これも「否定するセリフを言わない」という点にだけ気を付ければ大体行けるはずです。それでもたどり着けない方は、作者様HPを参考にしましょう。
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【 Follow me, please 】
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| レビュワー |
[ びーな ]
| | ジャンル |
[ アンドロイド少女にひたすら罵倒されるＳＦ脱出もの ]
| | 作者 |
[ sayuki さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 141MB・ZIP ]
| | 製作ツール |
[ RPGツクールMV ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 配布元 |
|
|
どうか最後まで付いてきてほしい。
謎の施設の中で目を覚ましたあなたは、自分が何者なのかもわからないまま見知らぬ少女に急かされ、その施設を脱出することになる。
しかし、あと少しの所で悪辣な罠にかかり、自分だけが閉じ込められることに。困り果てたあなたの前に現れたのは、「デビル」と名乗る少女型アンドロイド（黒幕）だった――。
さてこの作品、作品紹介にも書いてありますように、プレイヤーの分身たる主人公は、アンドロイド少女「デビル」に何をやっても罵倒されます。
といってもそれはただ気分の悪くなるものではなく、「その豊富な語彙を活かして繰り出されるのがその無駄に趣向を凝らした罵倒でいいのか！？」と笑えるものがほとんどです。
また、デビルは黒幕でもあるので、謎解き中にも様々な方法で主人公をコミカルに嘲笑ってきます。そんな彼女に振り回されながら、脱出を目指しましょう。
マップの各所には音声データが残されており、それを回収することで背景設定やギミックの答えを知ることが出来ます。クリアするだけなら全データの回収は必須ではないので、フルコンプがしたい時はじっくりマップを探してみましょう。意地悪な場所には隠していませんし、一度EDを迎えた後は、次以降のプレイで、それまでに得た音声データを取得した状態に出来るコマンドが追加されます。
謎解き難易度はカジュアルで、追いかけ要素もありません。また、どうしても詰まった時は、作者様のブログにヒントや答えそのものもありますので、探索が苦手な方にも安心です。
脱出を進めるにつれ、この施設は何なのか、ここで何が起こったのか、そしてデビルの目的は――といった謎も解明されていきます。そしてタイトルの意味するところも……。
全てのEDとデータを回収しても2時間程度で終わる、よくまとまった作品です。ぜひその目で、結末を見届けてみて下さい。
管理人コメント
本作の仕掛けは、ともすれば…というか明らかに「プレイヤーを馬鹿にした」モノばかりです。しかし、それを仕掛けたのは作者ではなく「デビル」と名乗る登場人物であり、プレイヤーの分身たる主人公に意地悪を仕掛ける理由もちゃんとある…ともストーリー内で言及されています。
ENDまで行ける難易度は低いですが、音声のコンプなどを目指すとなると、人によっては見落とす仕掛けもあります。ENDは6つとかなり多いうえ、思わぬ所でフラグが立つため、マップが移るたびにセーブを分けておくことをおススメします。
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