■ 三代目レビュー バカゲー | ||||
あ~~わさびぺろぺろ!(略) | 日本をよく知らないナンシー が作った和風ホラーゲーム |
他人の家(リフォーム) | トリプルセックス | ゴッデスリトルラビット! |
プロフェッショナル警察 | カルマはだれキュラ | 野性の闘牌 鰻 | 正義の味方 ツクール仮面 | いちごマン |
【 あ~~わさびぺろぺろ!クンカクンカ!アーーッ!わさびぃー!!ア~~~~~~~ッッわっさ…わさ…わさびあぁア!!!!ンァッわっっっさびぃ~~~!!! 】
ジャンル [ わさび ] 作者 [ ぬか漬けパリピマン さま ] 容量・圧縮形式 [ 31MB・ブラウザゲーム ] 製作ツール [ RPGツクールMV ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 目覚めよ、その辛味。
彼女の名は「ぬか子」。雑用ならだれにも負けない普通のOLである。
しかし、彼女にはとある秘密があった…。
体内のわさびが切れると暴走し、世界を滅亡させてしまうのだ!
我々の任務は、決定ボタン連打で、彼女に速やかにわさびを摂取させること!
しかし、彼女はアリルイソチオシアネート(わさびの辛味成分)は好みではないようで、辛みを感じてしまうと逆に暴走を進めてしまう!
辛みを感じない合間を縫って、わさびスルフィニルのみを摂取させるのだ!……えっ、今回のゲームはこれだけですよ。ステージも3つまでですし。
本作は、とにかく暴走した作者の世界を短時間で楽しむゲームです。何気にフルボイスです。効果音まで。
私が本作を知ったのは、ゲームキャストでの携帯アプリ版のレビューからでした。本作を知った当時の私は「流石ゲームキャストさん。すごい作品をやっているなぁ…。」と他人事でしたが、まさか、ブラウザゲームとして配信されるなんて…もう、私も逃げられない…。
ステージは3つまでですが、何気にステージ3は鬼畜です。わさびゲージがあと1歩まで溜まったら、慎重に行動してください。
- (補足)
- 2023.06.28:ゲームアツマールのサービス終了に伴い、リンクを変更。※ ふりーむ版もダウンロードはできません
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ジャンル [ ホラーゲームパロディ ] 作者 [ べるず さま ] 容量・圧縮形式 [ 74MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクールMV ] 言語 [ (かなり怪しいが)日本語 ] 配布元 kowai~怖い人形が出る~
古びた日本家屋に肝臓検査肝試しに来た学生4人グループ。案の定、玄関は閉ざされ、内部の扉もほとんどがロックされていた。
脱出のために奔走する4人であったが、1人、また1人と祝い呪いに囚われてしまう。
プレイヤーが操る「ハナ」は、果たして人形の祝い呪いの真相を解き明かせるのだろうか。…と、あらすじだけはシリアスですが、本作のジャンルは「ホラー」ではなく「ホラー風コメディ」です。
「日本をよく知らないナンシーが作った和風ホラーゲーム」というタイトルの通り、本作は勘違いジャパンを充満させた世界で謎解きを楽しむコメディアドベンチャーです。
そもそも、本作はグラフィックも追いかけっこも全く怖くありません。むしろ、「私は寿司が好きです」などと全くコミュニケーションが取れない味方サイドのニンジャ(?)・カゲの方が怖いまであります。
ただ、謎解きの難易度は意外と高めです。全ての謎を並行して解けるので、「何処のヒントがどの部屋の謎解きか」が混乱しがちになります。日本語に不自由であるが故に分かりにくいヒントまで出てきます。解決法自体も、メニュー画面を見てみる、スイッチを操作してから他の部屋を見て変化した箇所を探す…など、他のゲームでは見落としがちな試行錯誤が必要です。
舞台はミニマルなので、少々迷ってもプレイ時間は1時間と掛からないでしょう。本作が楽しめたのならば、作者様の過去作「ゲーム実況バーチャルげみみ」「ホラー陰キャ」「俺のカロリー」もプレイしてください。どれも「ホラーゲームあるある」をネタにしたコメディです。
果たして、人形の祝い呪いの真相とは…? 人形を退治する驚きの手段とは…? お楽しみください。
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ジャンル [ 不条理探索系RPG ] 作者 [ 佐藤 五三郎 さま ] 容量・圧縮形式 [ 391MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクールMV ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ ブラウザ上でのプレイも可能 ] 配布元 他人の家が相手なら
勇者特権を使わざるを得ない。本作「他人の家(リフォーム)」は、以前…なんと14年も前にレビューした「他人の家」のリメイクとなります。
初代から私こと三代目就任直後まで話題を提供していた佐藤五三郎氏ですが、この14年もの間、新作が当サイトに紹介されることはありませんでした。
決して新作が無かったわけではありません。活動の場をフリーゲームからニコニコ動画に移していただけなのです。
ニコニコ動画からRPGアツマールが発表され、ゲーム作品へと舞い戻ってきた…下の高橋邦子女史と同じ道筋をたどっていたのです。本作「他人の家(リフォーム)」は、大体の道筋はリメイク前と変わりません。
魔王討伐に必要な秘宝を他人の家から探し出すために、
机を破壊し、ぬいぐるみを燃やし、スパイのお家に潜入捜査し、果てには何十年もの時を超える…
……放せ~~~!!! 私は真実を言ってるんだ~~~~!!!!しかし、細かくリメイク前と見比べてみると、色々な箇所が向上しています。
マップ数の増加、謎解きの増加、ストーリーの細かい変更…
そして、リメイク前ではムサい兄ちゃん2人パーティだった主人公は、美少女+幼女の可憐なパーティへ…。
まぁ、その可憐な幼女が、リメイク前と変わらない外道行為を繰り広げるわけですが。そして、佐藤五三郎作品の特色であり魅力(!!?)でもある「ツッコミが存在せず、ボケ倒しによって崩壊していく世界とストーリー」は、本作でも健在です。
「ツッコミは観客にやらせます」とばかりに突き放した世界観は、「観客がツッコめる」ニコニコ動画やRPGアツマールと相性が良かったのでしょう。この経験を通して、佐藤五三郎作品は更なる高みへと昇りました。明後日の方向へ。
かつて「他人の家」や「ミノタウロスクエスト」などにハマっていた皆様も、生まれたときからニコニコ動画がある若い皆様も、是非、佐藤五三郎氏の暴走、お楽しみいただきたい!!
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ジャンル [ 妹が作った痛いアクションゲーム ] 作者 [ 高橋邦子 さま ] 容量・圧縮形式 [ DL不要・RPGツクールMV ] 製作ツール [ RPGツクールMV ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ RPGアツマールにてプレイ可能(セーブデータの保護にniconicoアカウントが必要) ] 配布元 ここはよくある普通の米国。
物語はここから始まる。タイトルに釣られた皆様こんにちは。今回ご紹介するのは、高橋邦子女史の最新作。
彼女の作品ならば、当然HはHでもHellの方です。お覚悟あれ。高橋邦子女史…ゼロ年代からWebに触れた皆様ならば、聞き覚えのある名前でしょう。
PS版RPGツクール3の戦闘BGMを「邦子のテーマ」と通称されたほど著名なツクラーです。
それほど、彼女の作品が持つパワーは、ニコニコ全盛期のネットユーザにとって衝撃でした。彼女がいたからこそ、後のニンジャスレイヤーやカン・フューリーなど、爽快なスカムを楽しむ文化が根付いた、私はそこまで考えています。
今までの彼女の作品は、プレイ動画をニコニコ動画で発表するだけでした。初期(2009年)の頃は、Webを介してプレイできないPS版RPGツクール作品だったため。それ以降は、ツクール2000、ツクールVX、ツクールMVと時代に合わせたツクールに移行していきましたが、一般人がプレイするのは過酷な難易度だったのか、むしろプレイヤーの動きさえイベントで作られた「見るゲー」だったのか、他のユーザがダウンロードして操作できる形式では提供されませんでした。
ブラウザでプレイできるRPGツクールMVが発売され、そしてニコニコ動画上でRPGツクールMV作品がプレイできる「RPGアツマール」がサービス開始された今年、やっと我々は高橋邦子女史の作品をプレイできるのです。
その名も「トリプルセックス」。先述の通り、HはHでもHellの方なので、猥褻は一切ありません。
今までの動画作品でつくづく感じていましたが、高橋邦子女史の作品はマジで高難易度です。しかし、1ミスするたびに「どうやったら攻略できるか」が判明していく造りになっていることも確かです。
後半になる程「分かっていてもできない」場面が増えていきますが、ある程度ミスを積むと、武器が強力な「ギガデスフレア」に変化します。
威力が高くなる上にホーミング性能が付き、トラップであるマキタの電ノコまで(一部を除き)破壊可能です。しかし、回避への救済措置(ライフ増加など)はありません。ギガデスフレアの恩恵が全く役に立たないステージも半分ほど出てきます。
後半になる程、「覚えゲー」の側面が強くなっていく構成になっています。途中からのプレイは数字4桁のパスワード方式になっているため、難所となりそうな箇所はしっかりとメモを取っておきましょう。パスワードはGAME OVERになるたびに表示されるため、「メモを忘れて見れない」という状況は発生しません。
本作が一番難しいのは、「ジャンプボタンを押していたつもりがジャンプしない」という事態が稀によく発生することです。方向キーとジャンプボタンを同時に入力するとジャンプしないようです。確実にジャンプできるようにするためには、ジャンプボタンの方を先に押すように心がけましょう。
また、ジャンプ自体もキャンセルキーを押す長さによって小ジャンプ・大ジャンプに分かれます。後半になると、小ジャンプでギリギリ避ける場面が頻繁に出てくるため、きっちりと覚えておきましょう。
本作はアクションゲームであるためか、ストーリーはあっさり目になっています。高橋邦子作品のもう一つの魅力である「スカム満点なストーリー展開と、何故かいい話風に締めるエンディング」は、同時期に発表された動画作品「ロリマンディー上陸作戦!」でお楽しみください。
- (補足)
- 2023.06.28:ゲームアツマールのサービス終了に伴い、現在はプレイできません。
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ジャンル [ 短編RPG ] 作者 [ ゆきはな さま ] 容量・圧縮形式 [ 117MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクールMV ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 ゴリラパワー キンジラレタチカラ
薬草売りを営むエルフの少女・ラビット。彼女は弟のヒースと共に、森の奥で穏やかに暮らしていた。
ある日、薬を届けに行く途中、お得意様のたぬーがオークに襲われるのを目撃する。
その場は何とか撃退したものの、帰り道でオークの復讐に遭い、ヒースはさらわれ、ラビット自身も貞操の危機に瀕していた。
そのピンチの中、彼女は森の女神の加護を受ける。走れば残像をまとい、自動回復技で最大HPの半分を回復し、オークを2~3撃で粉砕するその力。
女神の加護を受けたラビットは、弟を救うため、オークの城にカチコミを掛けるのであった。
走れ、ラビット、走れ!
本作は、「霧と太陽の王」で美麗な世界を見せてくれた作者、ゆきはな さまの作品です。
エイプリルフール作品ということで、「霧と太陽の王」とは全く雰囲気の異なるライトな作風となっていますが、「霧と太陽の王」で見せた美麗なビジュアルは、本作でも健在です。
特に、女神の加護を受けた後のラビットの姿は、リアルなビジュアル、露出度の高い衣装、ボイス付きというゆきはな さまの愛が詰まった造型になっています。温泉シーンもありますよ。
ちなみに、本作は意外と戦闘の難易度は高めです。女神の加護を受ける前のオーク戦とラスボス戦は、下手を打つと返り討ちに合うでしょう。
どちらの戦闘でも、回復を中心にした作戦を立てましょう。特に、女神の加護を受けた後では、自動回復技と隠しアイテム以外、まともな回復量を持つ回復技がありません。TPが溜まり次第、即座に自動回復技を出すように心がけましょう。思わず正気度判定が必要になる女神の加護を受けた後の姿ですが、ストーリー展開には悲惨な部分は一切ありません。あの姿でも、幸せと平和を掴めることを本作は教えてくれるのです。
プレイ時間は30分とかかりません。序盤のザコ戦のみ少々レベル上げが必要になるかもしれませんが、女神の加護を受けた後からは一直線です。
「霧と太陽の王」と「箱庭の花乙女」をプレイされた方なら、思わずニヤリとするシーンもありますよ。からあげ。
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ジャンル [ 全方位シューティング ] 作者 [ ピクニックマン さま ] 容量・圧縮形式 [ 6.4MB・ZIP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 君はピクニックマンを知っているか?
知らない!? 知れピクニックマン…「天賦の才」という言葉は、彼のためにあるといっても過言ではありません。初代の頃から当サイトを見ている人には、その名を知らない人はいないはずです。
逆に、2010年代からの読者はご存じないでしょう。一時期、活動を休止していたためです。
活動当時、彼の作品は見た者の目に「焼きつく」としか表現できないほど強烈でした。当時の残滓は、この私のレビュー、初代・牛帝氏のレビューからも窺い知る事ができます。
そんな彼が、長年の封印を破り、新たな作品を世に放ちました。それが今回紹介する「プロフェッショナル警察」です。
今回は、ネット通信機能を付け、そして…グラフィックを外注するという新機軸を打ち出しました。
しかし、実際に触れてみれば、ピクニックマン作品の魅力(!!)は何一つとして失われていないことが分かります。
当時を知らない方でも、最初の「カチャ」(CV:ピクニックマン)を聞けば、このゲームがどういうゲームであるか分かるはずです。
逆に、当時を知る方は、最初の「カチャ」(CV:ピクニックマン)を聞くだけで120%元が取れるはずです。
ゲームはトップビュー型の全方位シューティング。ピクニックマン作品は、見た目こそ強烈ですが、ゲーム性自体は普通にプレイできる代物です。
WASDで移動・マウスで攻撃という標準的なものです。
攻撃は2種類あり、左クリックの連続ショット・右クリックの強力ショットがあります。ただし、強力ショットは撃った後1秒ほど動けなくなるため、まず使用しません。
コンティニュー覚悟でトドメを刺す場合以外、左クリック押しっぱなしで行くのが最適です。
そう、このゲーム、やたらと攻撃が激しいのです。
捜査に出れば、何故かスライムとゴーレムが闊歩するフィールドに投げ出され、街に付いても、全住民が常に攻撃をかけてきます。
「プロフェッショナル警察」がここまで恨まれる理由は…ストーリーを見てると納得するあたりがピクニックマン・クオリティです。
とは言っても、ザコ戦ではまず死ぬことはありません。とりあえず周りをぶっ壊していれば、回復アイテム(一発でライフ全回復!)が腐るほど出てくるからです。
真の恐怖はボス戦です。ここでは回復アイテムが出てこない上、攻撃密度も桁違い。下手をすれば、開幕数秒で蜂の巣になるでしょう。
※ 「プロフェッショナル警察」では、ダメージ後の無敵時間がありません。弾の無い所に行かないと、面白いようにライフが減っていきます。とは言っても、クリア自体は簡単です。無限のコンティニューが効くため、人海戦術で押し切れるのです。
問題は、それ以上のハイスコアを狙う段階。プレイヤーが死ぬたびに、スコア-10円となります。コレは意外とでかいです。
ステージ中に稼いだスコアはインターネットランキングとして表示されます。ハイスコアを狙うためには、できるだけ死なないようなプレイが必要に…なるのかな?
稼ぎ効率が悪いとは言え、ザコは無限に出てくるので、ソレを潰していれば必然的にお金が溜まります。ハイスコアに必要なのは、弾幕回避能力よりも、「プロフェッショナル警察」をプレイし続けられる時間と忍耐力の方かもしれません。現在見れるストーリーは途中までですが、それだけでもピクニックマン作品の魅力(!!!)は十二分に味わうことができます。
かつて、フリーゲーム民が酔いしれたピクニックマンの魅力、2010年代を生きる皆様も一度味わってみましょう。
あと、ステージクリア時に出てくるコイツは誰よ!!!
- (補足)
- 2014.04.27:現在の最新バージョンは1.2。ステージ2までプレイできます。
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ジャンル [ 弟の作ったRPG ] 移植者 [ お前には関係ないだれ さま ] 原作者 [ 諸般の事情により、秘密。 ] 容量・圧縮形式 [ 2.3MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクール2003 ] 必須ソフト [ RPGツクール2003 RTP ] ダウンロード これは、とあるファンタジー世界で起こった物語である。
相争う3国の一つ、「エムル」で、一人の少年と一人の少女が出会う。
少年の名は「カルマ」。親を殺したアサシンを討つため、自らもまたアサシンを目指す修羅である。
少女の名は「リリィ」。カルマの内に眠る修羅に気づきつつ、カルマを支える、けなげな少女である。
…しかし、この2人が、この世界の根幹を揺るがす秘密を所持しているとは、神ですら知りえないであろう…。…という風に書くと、シリアスな物語に見えてくるから不思議だ…。
もちろん、このゲームが本当にシリアスならば、こんなコーナーに置く訳が無い。
…はっきり言おう、このゲームは、ナントカと紙一重の奴にしか作りえない!!
まず、主人公・カルマの見た目からしてすごい。一度ご覧いただきたい。彼が「少年」ということを念頭において…。
いや そのそざいは おかしい。
どう見ても、最初の戦闘でシステム説明がてらにヌッ殺されそうな外見である。
こんな物は、まだ序の口。というより、移植者のささやかな自己主張と言っても良い。
全編がこれ以上のツッコミどころなのである。詳しくは言えない。自分の目で見て欲しい。
このゲームの場合、何を言ってもネタバレになり、何を言っても一見さんには信じてもらえないだろう。元々、このゲームはRPGツクール3で開発された。当然、このサイトで紹介されているツクール作品のように、ネットで配布することはできない。
しかし、この作品はある意味、いや、あらゆる意味で凡百のツクール作品を超える話題を得た。何故か?某匿名掲示板の某所において、その情報は広まった。ある人が、「君たちに、我が弟が作ったゲームを公開しよう!」と、スレを立てたのだ。
それを見た者は、全て驚愕し、そして、惚れ込んだ。物語の終焉を語られるまで、7スレをも費やしたほどである。
詳しくは、「ハムスター速報 2ろぐ」にまとめられているので、プレイ後にご参照いただきたい。無論、プレイ前でも構わない。そのすごさは、私の口からは語ることができない。正直、私は、原作者と共に、このゲームのエッセンスを余すところ無くPC版に移植した方にも驚きを隠しえない。
PC版で特筆すべきは、その移植性の高さである。モンスターグラフィックは全て原作どおり。誤字・脱字もそのまま。
スゴさを通り越して、萌えの領域まで入ったイベントも完全再現されている。
もちろん、最近の移植作品に付き物の追加要素も、豊富に揃っている。
まずはセーブポイントの追加。…今、あなた物凄い呆れ顔をしただろう! 「セーブできないのかよ。原作は。」と!
実にその通りだ!
もう一つ特筆すべきは、ストーリー展開に「原作重視モード」と「おすすめモード」の2種類が選べることである。
「原作重視モード」は、その名の通り、原作のエッセンスを何も足さず、何も引かずに楽しめるモードである。
対する「おすすめモード」は…なんと、原作を見た某匿名掲示板住民のツッコミが差し込まれる、非常にライブ感あふれるプレイシステムである。
どちらから先にプレイするかは、完全にあなたの自由である。どちらのモードでプレイするにしろ、あなた自身のツッコミが必ず発生するからである。
そのツッコミを、自分ひとりで味わうか、先人たちと共に味わうかの違いだけである。このゲームをプレイする際には、細心の注意を払って欲しい。下手をすると、以下の症状が発生する恐れがある。
- 語尾に「だれ」を付けてしまう。
- 朝の挨拶が「はろう☆」になってしまう。
- 断りの台詞が「そんな邪悪な誘いには勧誘禁止だぜ!!!」
- せかいがこげちゃう!!!
最後に、このゲームの最強モンスター「ルジオン」の勇姿を、別れの言葉に変えさせていただこう。
- (補足)
- 2007.05.20:「カルだれ」の攻略サイト「カルティマニアオログ」が作成されました。まあ、早く行けよ。
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ジャンル [ イカサマ麻雀 ] 作者 [ X-MEN さま(HIGE 兎) ] 容量・圧縮形式 [ 36MB・7-ZIP ] 製作ツール [ VisualC++6.0 ] ダウンロード
「投稿作品・その6」へ【注】このレビューには、このサイトを見ている方の大半は分からない麻雀用語およびオタ用語が頻発します。
しかし、紙面の都合、およびメンドくさいなどの理由により、各用語についての説明は加えません。
分からない単語は、各自ググるなどして、調べてください。■ たっ、たまらんショットだ。
【ETC】にある麻雀系作品のコメントを見ても分かるとおり、私ことESは、見事なまでの雀キチです。
他の方が紹介してくれた、運と読みだけのガチ勝負もオツなモノですが、たまにはイカサマを絡めた破天荒な勝負もしてみたい物です。
そんな方にオススメなのが、この「野生の闘牌 鰻」です。こいつの破天荒さは、並みの麻雀どころか、並みの脱衣麻雀とも比べ物になりません。すでに麻雀勝負になっていないレベルにまで達している、究極の麻雀ゲームです。■ ふん、たるんどるな。
25,000点持ちの
半荘 制、対面 との合計得点+トップボーナス2万点で勝負を決める…と言う基本的な説明は、このゲームでは何の意味もありません。タイトルを見ればお分かりの通り、このゲームは、アーケードで人気に火がつき、そのせいで原作の展開が鷲巣麻雀どころかハンター×ハンター並に遅れていることで有名なあの作品をモチーフにしています。
原作のイカサマっぷりも中々のモノでした。園長の強さに絶望を覚えた方も多いと思います。しかし、このゲームのイカサマっぷりは、原作を遥かに超えています。「たまに役満手が入る」なんてヤヴァい能力(※1) を持つキャラが普通に使用できると言う点で、すでに商業ルートに乗せられるレベルでないことは明らかでしょう。
通常キャラでこのレベルなのですから、ツブし役のボスキャラのヤヴァさがどれほどの代物なのかは、推して知るべし。私はこのゲームで
四倍 役満の存在を知りました。(※2)■ 調子良いと言えよう。
麻雀部分がコレだけ破天荒ならば、キャラの破天荒さはそれ以上。 何しろ、登場キャラのインスパイヤ元を列挙するだけで、
クロ高に テニヌの王子様に 牌が透けるヤ○中に 京都の花札屋に 後方直立禁止のスナイパーに 駅前留学に キテレツの万年浪人生に 詳しく書けないネズミに 究極無敵銀河最強男と言った素薔薇しきメンツぞろい。しかもほぼ手書き。
コレを目の前にしては、流石の跡部サマも、気絶してなお君臨してなお丸ボウズになるしかありません。総勢21名のキャラ(色違い含む)は、見た目以外の個性も強くなっています。
「東風戦だけ強い」「東風戦で耐えた分、南風戦で強くなる」と言った、半荘戦ならではの能力を持ったキャラもいます。(先程の通り、どのキャラの能力も麻雀ルールを破壊するほど強力なのですが。)
試合後の勝ち台詞も、コンビに合わせて18×17÷2+1=154通り (※3)も用意されています。こういった無駄な(重要!)努力を前にすると、作者に最敬礼を向けたくてたまりません。
■ 十年早い!
このゲーム、何度も言っているように、ガチ対戦には全く向いていません。初めてプレイする方も、「ガチ対戦しよう」とか「コレで麻雀を覚えよう」などと言う気概は、起動した瞬間、0%になっているに違いありません。
このゲームで重要なのは、爆笑であれ、苦笑であれ、笑止であれ、とにかく笑うことです。
タイトル曲のゴッド姉ちゃんに代表される、頭(企業ロゴ)から尻尾(ED)まで、過飽和状態になるまで詰め込まれたパロディネタの数々は、一度プレイすれば、病み付きか腹痛および頭痛のどちらかには確実になります。
その狂いっぷりは、「CLONE GAME PARTY」に展示されている数々の作品を前にしても、ダントツ一番であると、この私からも保障しておきます。
<ES的蛇足>
- (※1)田中 権左ェ門(通称:ゴン)
- 役満手を引き込む威力の高さで、ゲーセンデビュー当時から恐れられていた原作の一キャラ。
デビュー当時はCPU専用キャラだったが、最新作のオンライン版では、普通に使えたりする。
…想像するだに、大丈夫か? ひょっとして、私の周りのゲーセンに入ってないのは、このせいじゃないのか!?- (※2)
四倍 役満- ダブル役満、トリプル役満を超える、理論上最強の役満。つーか、こんな役、麻雀漫画ですら恐れ多くて出せないぞ。
ちなみに、その構成は、天和・四暗刻・大四喜・字一色でした。(場合によっては、大四喜が小四喜・大三元になる場合もあり。)
ここまで徹底的に叩きのめす理由は、役満ツモ一発じゃ殺せないからと言う、ただ一点だけなんですが。- (※3)組み合わせの計算式
- 21名のキャラの内、4人の色違いキャラは全て同人格のため、台詞上は18名。同キャラの場合、互いに気味悪がって黙り込んでしまうため。(×17÷2+1)
- (※4)このゲームの注意点
- 至る所に発生するパロディネタ、および麻雀部分の理不尽さに悶絶しないことはもちろんですが、プレイ環境についても注意が必要です。
このゲームは、オリジナルプログラムを用いている上、作品の性質上、ユーザーの声が作者に届きにくい状況になっているため、環境によっては表示がバグる可能性もあります。
「CLONE GAME PARTY」に入っているのは縮小版ですが、完全版を手に入れるには、キンタマや涼宮ハルヒと言った、下手なシェアウェアより高いリスクを背負わなければならないため、管理人としてはオススメできません。
- (補足)
- 2007.07.23:理論上、最高の役と考えられていた四倍役満ですが、それを超える五倍役満なる物が発見されてしまいました。天和・四暗刻・大四喜・字一色に八連荘を加えた五役です。
正直、「鰻」といえども、この役が見れるのは奇跡に近いでしょう。- (ヤマ さま、情報ありがとうございます。)
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【 正義の味方 ツクール仮面 (1)~(3)+外伝(1)~(3) 】
ジャンル [ ギャグ(戦闘あり) ] 作者 [ うめっち さま ] 容量・圧縮形式 [ ちっちゃい ] ダウンロード 諸般の都合により、ウェブからテックウインへと移行したコンパク…そのことには、賛否両論が巻き起こっているが (たぶん)、一回目の受賞作品を見ても、ツクール作品が激減しているのは一目で明らかである。
もとが、オリジナルプログラムを主とし、個人の技術力に目が向けられていた「デジたま」からの派生… 昔のように、ストーリーで勝負と言うわけにはいかなくなってしまった。
これはとてもさびしいことである。「Moon Whistle」「炎帝セイバー」のような、シナリオにのめりこめるタイプの RPGが全く無くなったし、何より、ギャグ作品が全く無くなったことが痛い。ネットを流れている「ギャグ」とうたわれているツクールRPGを見ても、
その出来栄えが一番のギャグだと言わんばかりのヘタレなものばかり…。
唯一の例外が、イチ押しにもある「シルフェイド見聞録」くらいだろうか…
あれもジャンル的にはADVだし…。
かの「セロリー」で、作者ヘルメス氏が提唱した「丸地に"ギャグ"マーク」ももう見られなくなるのだろうか…
いや、そんなことは無い!
時代は、ウェブ世界に新たなギャグヒーローを生み出した!!
そのスタミナは東京~熱海間を走破しても、MP一つ減らず
そのスカウ…ゲフンッ…ゴーグル内蔵型探知機は、敵の戦闘力どころか、スリーサイズまで測れる高性能!
なおかつ、その駄洒落は、メキシコの砂漠も永久凍土に変えてしまう破壊力!!その名も、へんた…ゲフンッ…
ツクーーーール! 仮面っっ!!!
ギャグRPGの先駆者といえば、やはり、かの「セロリー」、そして、幻の迷作「ぼさのヴぁ.rpg」
そのギャグの方向性は、かなり異なっています。
「セロリー」の魅力といえば、やはり、ボケとツッコミのリズムのよさと激しさでしょう。そして、 ちょっぴりシリアスを混ぜて、緩急を効かせたところにあると思います。
爆笑問題も太田 光の一人コントだったら、あそこまでの人気は出なかったでしょう。
それに対し、「ぼさのヴぁ」の方は、ボケ倒しとケムの巻き方、そして、自虐ネタにより、プレイヤーを スパイラルに巻き込む独特のギャグ形式を取っております。未プレイなんですけどね…
これだけ方向性が違うというのに、なぜ、どっかの誰かは、パクリとほざいたのでしょうか?
新井理恵とおおひなたごうを同じギャグ漫画として一緒くたにするのに等しいですよ!!…では、この「ツクール仮面」はどんな形式を取っているかというと、一言で言って
バトルまたバトルの連続
とにかく、戦闘シーンが多いです。
しかも、大嘘つき柔道のような展開が固定されているものではなく、
きちんとしたバトルです。やられればゲームオーバーです。
また、ストーリーのところどころに、「しばらくお待ちください」などのテロップが出て 真っ暗になるところをみても、
どこと無くサウスパークに通じるものがあります。
正直、かなり好みは分かれると思いますが、いったんはまれば、次回作を
麻薬患者のように待ち焦がれることになるでしょう。
もし気に入ったら、前シリーズ「The RPG」もプレイしてみてください。
こっちは結構シリアスシーンも多いですよ。…うっ、しまった、禁断症状が…。
上橋コメントイカン、面白すぎ!! とりあえず今、1を軽く触りだけプレイするつもりで、いつのまにか全クリしてしまったところなのですが、勢いとテンポ、そしてキャラ萌えが素晴らしく、文句なくエンタメです。楽しめます。というか、ギャグの域を超えて、ツクールで迷ってる方にもオススメしたい『なにか』の詰まった作品だと思います。
- (補足)
- 2005.04:作者様のHPは一時期閉鎖しておりましたが、現在は「RPG Life!」として復活しております。
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ジャンル [ 音ゲー風アクションRPG…というかバカゲー ] 作者 [ ピクニックマン さま ] ダウンロード (レビューをご覧になる際の諸注意)
このレビュー、はっきりいってテンパッております。
私ことESの精神状態が心配になったディスプレイの前の皆様、
是非、上のピクニックマン(敬称略)のページ(もしくは、テックウィン2002年1月号)よりこのゲームをDLして、
私の気持ちを察してください。
なお、このレビューはすべてネタバレですが、プレイには何の支障もありません。
むしろ、これである程度心臓と脳みそを慣らした方がいいです。
DAN岩本氏絶賛!(本当)
(私こと)ES絶叫!(本気)
宇宙一甘酸っぱい正義のヒーロー! その名も!
苺-MAN (イチゴ・メァ~~ン!!)
物語はもちろん、主人公の自室から始まる…。 これ系のゲームの基本です。
そう…ベッドのそばで、軽やかなステップを踏んでいる 蒼い全身タイツに加え、 裸足の彼こそ、このゲームの主人公苺-MANであります。
正義のヒーローというものは、事件が起きない限りヒマなので、 とりあえず、アジト(家)の中でダラダラしていましょう。
しんぱい 入りません。数秒たてば、空のかなたより「きゃぁ~~~ タスケてぇ~~」
という声が棒読み、かつ裏声で聞こえてきます。
「苺-MAN、出動DA!!」
「せっかくだからっ!俺はこの赤い扉をエラブぜっっ!」赤い扉をくぐれば、人(苺-MAN)の家のすぐそばで、
まともに描けば、お嬢様風美少女なオナゴ(「姫」さんというそうだ。)が、
まともに描けば、プリンス・ハイネル(分からない人は、スパロボの攻略本を参考にしましょう。)似の悪者にかどわかされております。
こんな状況で、躊躇は無用です。とっととブチのめしましょう。…………………(戦闘突入っっ!)………………………
舞台は、なぜか荒野に移ります。「仮面ライダー」からの伝統です。
この悪者、かなりのド卑怯者のようで、
素手、素足(素足は関係ない)の苺-MANに向かって、飛び道具(オプション)を乱射してきます。
しかし、しんぱい 入りません。
この苺-MAN、うざったいだけの小物(いろんな意味で)など、左手一本で軽くいなしてくれます。「説明しよう!苺-MANのレフトパンチは、その拳に触れたものを一瞬で破壊する攻防一体の技なのだ!!
ちなみに、腕を伸ばした痛みを(「アレ」以外の? )「何か」で和らげることにより、常人では考えられないリーチ・角度で飛ばすことが可能なのだ!」
ザコどもをいなしつつ、悪者に迫る苺-MAN…、そして、「自分の間合い」に入ったとき、 彼の究極神拳(=とどめ技)が炸裂す…。(フッ…)
チョットぉ、照明暗いよ、何やってんの!
(パッ…)ああ、点いた点いた…。…って、もう終わってるYO!
……彼の究極神拳の正体はわからない…。しかし、
(1)暗転演出があるため、おそらく瞬獄殺系の技である。
(2)悪者に吐血以外の目立った外傷が無い点から見て、 おそらく毒物を使用したと思われる。
ということがかろうじて分かる程度である…。
第一話・完
〔次回予告〕
助けてくれたお礼にと、「姫」の(隣町に一軒しかない)家に招かれた苺-MAN。
しかし、そこがあの惨劇の舞台になろうとは、誰が予測したであろうか!
次回!「苺-MAN」
「復活!復讐! 奴の頭は蛇型CUT!」に
イチゴエキス注入っっ!!(嘘)
……(冷却中)……
…ここからは、冷静にこのゲームのシステムについて述べたいと思います。
このゲーム、バトル部分は上にもあるように、音ゲー風となっており、飛んでくるザコ
(=ビートマニアシリーズの「板」やら「矢印」やら「ハンバーガー状生物」と同じ物と思ってもらえばよし)
を上・中・下段のパンチでタイミングよくつぶしていきます。
(この操作は、カーソルキー+スペースで行い、操作感覚は「ギターフリークス」に一番近いと思われます。)
違う点は、
・ザコの出方が全くランダムで、常時アドリブ状態でプレイしなければならない。
・時間が進むごとに、いちごマンとボスとの間隔が狭くなるため、タイミングがとりづらく、終盤はSUDDEN MODE状態になってしまう。
というもので、こんな状態でのビーマニシリーズはとてもじゃないですがプレイできません。 このゲームくらいのbpm(ザコの出るペース)がちょうどいいです。
コツはすこし早めの入力です。
雰囲気はかなりアレですが、作者のピクニックマン自身が歌う
(ちなみにこのゲーム、声優・アニメーター(=グラフィック)・プログラムはすべてピクニックマンが一人で行っております。)
EDのブルースは必聴です。がんばってラスボスを倒して、聴きましょう。
上橋コメント
な、なんか異常に面白そうですので、即プレーイ… あああああああああーッ!!
実は拙者も、以前声優一人5役&OP・EDテーマ大熱唱RPGを作った事があるのですが、まさか同じことを考える奴と会うとは…
同志として魂に共感すると共に、期待の次回作に向けて、次の応援メッセージを送らせていただきます。
「デリーシャスでしたよ…」
- (補足)
- 2011.10.30: リンク先を変更。(まんじゅう さま、情報ありがとうございます。)
- 2011.10.30: 現在、本作品はDLできません。