■ D-force.2
作者 [ Kuro68K さま ] ジャンル [ 脱衣シューティング ] 容量・圧縮形式 [ 7.2MB・自己解凍EXE ] 言語 [ 日本語 ] 配布元
レビュワー ハマリ度 グラフィック サウンド 合計 総合判定 ES 9 /10 7 /10 8 /10 176/210 牛人 8 /10 9 /10 9 /10 hoikoro 8 /10 9 /10 9 /10 DECOすけ野郎 8 /10 8 /10 9 /10 天ノ原 8 /10 6 /10 9 /10 REN 10/10 9 /10 10/10 赤松弥太郎 7 /10 7 /10 9 /10
そこの女ジャマだ! 弾幕が見えないだろ!
本作「D-Force.2」は、作者さまの自己申告、および道中の脱衣要素から「18禁」に当たると判断し、【H】ジャンルに入れました。
しかし、本作は本格的なシューティングです。決してエロが主目的ではありません。エロ表現は「オマケ」と呼ぶのもはばかられるほど些細な要素です。
いちおう乳首券が発行されているものの、「脱衣」以上のエロ要素は無く、その脱衣さえも道中の攻撃の激しさの前では見ている余裕はありません。
そもそもエロが主目的ならば、コンティニューぐらいは付けるでしょう。残機が尽きたら問答無用で「や~い、へたっぴ~」でGAME OVERなんて、「エロを見せる」ことを主目的としているなら、まずやりません。本作は大まかには「弾幕縦シューティング」に分類されますが、一般的な弾幕シューティングとも異なるシステムを持っています。
初めに面食らうのは、ショット押しっぱなしで自動連射にならないという点。ショットは手動連射しなければならず、その威力も微々たる物。
パワーアップアイテムも多数集めないと意味が無く、落下速度も速いせいか、効率よく集める時点で熟練の技が必要になります。
いきおい、敵の攻撃(または機体)を自機にかすらせるときに出る強力ビームに頼らざるを得ません。
自機のダメージ判定も意外と大きく、中央の青いコックピット部に当たってしまうとダメージになります。必須のかすりとは言え、弾の軌道を見切らないと、余計なダメージを食らってしまいます。
ボム扱いである「超連射」も、無敵時間は持っておらず、緊急回避としては使えません。その分威力は大きく、固いボス敵に使えば真価を発揮します。
ボムをゲットできる「超」アイテムは、一定時間で「S」アイテムと切り替わります。この「S」アイテムが何なのかというと、説明書では> 「S」を取ると全方向一度だけ弾を回避するシールドをはります。
> 5個までストック可能でSを失った時は一定時間無敵となります。
> これはスタート時にすでに2つストックしています。
…と、分かりにくく書いてありますが、要は残機です。
ボム or 残機!!
恐ろしい選択です。超連射の威力の高さと、自機の命の軽さを同時に語るシステムです。
本作では、メイン難易度は「本番」ですが、それではやはり挫折する人が多数出るとおもったのか、「練習」というイージーモードも入っています。
ただし、「練習」の難易度の下降も、目で見て分かるものではありません。プレイすれば「本番よりは上手くいくかな」と実感はできるのですが、具体的にどの点が異なるかというと、はっきりと答えられません。
下のレビュワーも言っている通り、エロに関しては期待してはいけません。
その分、弾幕シューティングとしては、「弾が見にくい」という欠点を除いて、高い完成度を誇っています。
「何度も死なないとまず越せないが、確実に上達が実感できる」レベルの絶妙な難易度設定です。
ただ、そこに至るまでに何度も聞く羽目になる「や~い、へたっぴ~」がホンマにムカつくんで、そこに耐えられるM属性の方向けですね。
や~い、へたっぴ!(ガチだと!?)
脱衣シューティングです。操作はおおむねオーソドックスです。ただし、ボムではなく超連射であり、後半から出てくるビットの操作には慣れが必要です。
脱衣シューティング・・・そんな字面から「メインは脱衣か!」と思ってしまうのが人情です。
しかし(残念ながら)、この作品の本質はまさにシューティング! ゲーム性はもちろんのこと、音楽や演出なども王道的なシューティングです。
しかも、肝心の脱衣シーンも弾幕付きなので、死を必しなければ見ることも叶いません。
最終ステージに至っては脱衣シーンがないという、もはや正統派を通り過ぎて鬼畜です。
いやしかし、脱衣シューティングでまさかあんな熱い演出があるとは・・・。
(もっとこう違う演出も欲しかった)
てゆーか見えそうで見えないYO!!
- ハマリ度:8/10
- なんか普通に面白いです。
(ちょっと残念)- グラフィック:9/10
- もうちょっと見えないかなー。
- サウンド:9/10
- なんかすごく燃えました。
《 hoikoro 》 ハマリ度:8 グラフィック:9 サウンド:9
脱げろ、早く脱げてくださいお願いします・・・
【D-force2】今回レビューさせてもらいました。
18歳未満禁止、略して18禁の脱衣シューティングです、脱衣。
過去の自分ならその甘美なタイトルに尻込みし、あるいは世間体を気にして興味の無いフリを行っていたことでしょう…
しかし年齢規制の必要な場所は既に自分が4ヶ月前に通過した場所だッッッ
…閑話休題
ダウンロードするまでは、自分はこのゲームを脱衣中心のゆるいシューティングだと思っておりました。
2Dシューティングは非常に苦手なのですが、行けるだろうとタカをくくっていました。
甘い、甘いよ…!
プレイ後、ゆるいシューティングなんて口が裂けても言うことは出来ません
ガッチガチのハードシューティングです、設定も、難易度も
いや、もしかするとシューターの方々にとってはヌルゲーなのかもしれませんが、私にとってはハードコアでした、アンノウンでした。
可愛らしいタイトルコール、まるで今から恋愛シュミレーションでもするのかというようなタイトル画面
はっ、これはイケるな、と思ってしまいました、大きな過ちです、いい意味で
そして一番上にあるスコアアタックをプレイ
宇宙、戦闘機、遠くから近づいてくる雑魚、ハードなBGM、ヘビーなSE
小さな子供の頃、ゲームセンターに行った時にあった某グラディウスのような…
あたふたとしているうちに、中ボスまですら行けずにゲームオーバー
くっ、へたっぴで悪かったな…こちとら精密動作性Eなんじゃ!と例えようもない怒り(おもに自分への)を胸に宿しつつも再プレイ
―――や~い、へたっぴ、へたっぴ、へたっぴ、へたっ、へた、へ、へへへへへへへへへへへhhhhhhhh
まるで成長していない…
どうにかボスである女の子?いわゆる脱衣シューティングに入ったのは自分でも数え切れなくなるほど死んでからでした、マジで
事前情報で5ステージあるのは聞いていましたが、1ステージ目からこれでは…と思う気持ちもありましたが
しかし、初めてのボスとの対面です、心拍数が上昇していつのがわかります。緊張しているのか、それとも興奮をしているのか…
確実にこの時は相手をエロい目では見ていなかったと断言できます。
今までの幾多の強敵ボスらと重なってすら感じます、ルカブライトだとか、ブオーンだとか、マ・ピニョンだとか…
なるほど、このゲームのボスはライフ式ではなく段階式のようでして
服のパーツを攻撃して少しずつ減らして裸にすれば勝ち。というもののようでした
一枚目はわりかし簡単で、なんだ楽勝じゃないか、と思っていたのですが。
スカートを破壊したあたりで、異変が
突然画面外に逃げ出し、弾速の早い大玉で攻撃してきたり、ホーミング性の高いミサイルを撃って来たり・・・
特にミサイルが、どう頑張っても避けられませんでした、かすり避けするとか思いつきもしなかったのでそこで何度もやられ続けました。
正直挫折しましたが、ここで諦めてはヘタレとは言えフリーゲーマーの名折れです!!
恥を承知で難易度を練習に下げ、道中を完璧に把握し、ボスまでは安定してたどり着けるようになったので
そこまでで残していた超(連射)を使い、早々に上着を破壊することに成功
その後はそれほど強い攻撃をしてこなかったので、何度か被弾しつつも、脱衣成功という名のボス討伐に成功しました
その時まずはじめに出てきたのは、目の前の全裸にした少女に対する感情は特に無く、ガッツポーズと軽い雄叫びでした
シューティングはほぼやったことがありませんでしたが、ボスを討伐することの達成感はすばらしいものがあります
それは脱衣シューティングであっても変わらないものでした、それこそがシューティングの醍醐味であるのだと思いました。
その後も挫折と大量のヘタッピ宣言を浴びに浴び続け、どうにかステージ4をクリア
残念ながら練習にはステージ5には行けないようでした…非常に申し訳ないのですが諦めさせてもらいます…
いらないような気もしますがネタバレを防止するために、あえて三人の名前は語らないようにします
個人的にはステージ4のボスよりも、ステージ3のボスの方が難易度が高く
射撃キーを押す指が若干腱鞘炎と化しているのではないかというくらい連打したり
回避とビットの動きを同時にすることに頭が混乱したり
brを早々にぶっ壊さないと泣きを見るのだと気がつき、気がついても対策ができないという無力感を全身に浴びに浴びました
しかし、相手の部位を破壊するたびにアイテムが落ちる仕様のおかげで、ややゴリ押しになりつつもどうにか倒しきり
そのままの勢いで次のボスを倒したので、あまり強くは感じませんでした、成長だと嬉しいんですけどね!
一つだけ特に残念なことに、シューティング世界におけるお約束や、御用達といったものがこのゲームには多く含まれているらしく
それに気がつくことができなかった、という事が些か後悔しております
・ハマリ度:8/10
まずフリーゲームであるという大前提を覆すのではないかという出来であったのは確実です
何度も言いますが、背景、BGM、SE、敵グラフィックの量、弾幕の質、ビットシステム、シチュエーション、脱衣という名の部位破壊、それに伴う攻撃パターンの変化
超はボム(無敵)ではなく火力増加で、回避を怠ってはいけないということをよく理解しました、そしてそれゆえ苦戦しました
それ等は続きが知りたくなる“ハマリ”というものを大きく促してくれると自分は思っています。
そのような丁寧な作り手あるからゆえに、シューティング初心者の自分が、練習とは言え最後までプレイする意欲を湧かせてくれたのだと感じます
ただ、押し続けではなく連打で発射であったり、背景とどうかして見えづらい弾があったりという点が、プレイしていて気になりました。
なので多少点数を下げてこのぐらいに
・グラフィック:9/10
過大評価なしに凄いと思います、切り替わる背景や主人公機のシンプルながらに格好良く設計されたデザイン
前述したとおり敵グラフィックの量も質も素晴らしいの一言です
ただ、忙しかったのでしっかりじっくりと見れなかったのが残念ですが
・サウンド:9/10
場面場面にあったBGMや、強化されていくごとに変化するSE
ボスが攻撃時やパターン変化するときにボイスで話してくれるおかげで助かった場面も多く存在しました。
特にBGMは申し分ないものでしたので、この点数をつけさせてもらいます。
エロを想定してこのゲームに入り、硬派なシューティングに面をくらってしまうものの
その脱衣システムもシューティングにおいて非常に効率的かつわかり易いものとなっており
燃える展開や敵の弾幕を立て続けに喰らい
最終的にはシューティングゲームの面白みを教えてくれた、このゲームに感謝です!
《 DECOすけ野郎 》 ハマリ度:8 グラフィック:8 サウンド:9
脱衣を見ている場合じゃねえ!
【あらすじ】
20XXねん・・・ ヒトとコンピューターのあいだで はげしいせんそうがあった。
ながきにわたった そのたたかいのけつまつは りょうしゃのめつぼうであった。
そのなかで ただひとりの いきのこりは
コンピューターがつくりだした りょうさんがたせんとうき D-Forceだけだった。D-ForceのCPU、Neiは どくじにしんかをつづけるAIをもち みずからのてで
アンドロイドをかんせいさせ あらたなる きかいのとしをつくりあげていった。
そして ほろんだこのほしにも あらたなぶんめいがうまれようとしていた。
さらに Neiは さいぼうから にんげんをうみだすことにせいこう。
そのあかごを ルゥーと めいめいした。
まだうつわのみで 「こころ」というものはなかったが・・・。あるひ なぞのウィルスが きかいとしをのっとった。
Neiもあがらうことができず さきがながくないとさとった かのじょは
みずからのきたいを きりはなし ルゥーをじくうてんそうさせた。
てんそうさきは ひとがすむ みずのわくせいであった。
そこで「こころ」をてにいれた ルゥー。
やがて ルゥーは ウィルスにのっとられ ぼうそうしている Neiと たいじすることとなる・・・。【概要】
豪快!スーパーシューティングゲームです。
マジでガチなSTGです。己の持っているすべての反射神経・動体視力、そしてゲームスキルをぶっつぎ込まないことには、到底勝つことができません。このゲームでほんとうに大事なこと、それは
「連射機能をキーボードにせよ、ゲームパッドにせよ必ず常備しておけ」
ということです。キーボードでも連射できるように設定できるフリーソフトがあるので、それを必ずDLした上で挑んでください。そうでないと、プレイヤーが、左腕が死にます。
デフォルトの状態では、何も連射機能がついていないのでまず1面のボスあたりで指が死にます。マジで。
「さすがに他にも何かあるだろ」と思ったのがボムだった時の絶望は大きかったです。脱衣要素もありますが、こっちはいつも死にそうなのでそれどころではない状態です。
脱衣?アホダマ~!そういうのを気にしている暇はねえんだよ~!
あと「へたっぴ~」とか言うんじゃないやい!うるせいよ!
素人だと、レベル3まで行くのが限界でした…もうこれ以上は頑張っても無理です。勘弁して下さい。
人間、諦めが肝心だ!ハマリ度:8/10
難易度が高すぎる。これにつきる。レベル5まであるのだが、本当にクリアできるのか?という難易度の高さ。
元々得意分野ではないとはいえ、これはキツかった。2週間やっていても、全く進展が無かったものですから。
あと、これは俺のせいかもしれないですが
「当たり判定が分かりづらい」(何回当たったらゲームオーバーになるのかとか、どこに当たったら当たる扱いになるのかとか)
バランスがあまりよろしくない印象が。グラフィック:8/10
打ち込みのグラフィックはすごいですが、致命的なのは
「敵の弾、自分が打っている弾の違いが一切わからない」「画面がごちゃごちゃしていて見づらい」
ということです。1面はまだまだいいのですが、2面からキツくなり3面はもう・・・しんどいですね。
しまいに何をやっているのかよくわからなくなってきてしまいます。サウンド:9/10
サウンドは素晴らしいんですが、ゲーム中は死ぬほど忙しいので聞いている暇が一切無いという。
クリアしなくてもサウンドモードは無いものなのか・・・。
《 天ノ原 》 ハマリ度:8 グラフィック:6 サウンド:9
「超御嬢」遅めの発進。
麻雀、陣取り、今作のようなSTG、etc。脱衣は漢のロマン!‥‥なんですが、年々厳しくなる表現規制により商業の脱衣モノはすっかり衰退しました。今や頼みの綱はフリー・同人のみ。世知辛いね!
さておき、フリーSTGとしてもかなり古参であるD-force。今回は2のレビューでございます。
予告にもあったように、完成版の公開にレビュアーの皆様方(自分含む)がしばらく気付いていなかった作品ですが、インストールの際、自身のフォルダに以前のVerが妙に何個も残ってました。逐一チェックしてたんか昔の自分。今作の「STGとしての」キモは、カスリによる強化ショット、3面で追加されるオプションの2点ですな。カスリ強化という要素は主に弾幕シューで定番のハイリスク&ハイリターン要素、手っ取り早く脳汁を湧かすには最適の方法の一つであります。超連射をこれで打てば、中ボスなど秒殺、女の子戦艦の服を剥がすなど造作もありません。ゴリゴリと上がっていくスコアと共に射幸心を煽りまくる素敵システムです。
本作ではキャラバンエリア(通過中、敵が倒されるたびに補充されるエリア)が何箇所かあるので、そこでいかに多くカスって高火力を効率良く叩き込めるかもミソですな。
オプションは、自機の移動方向と反対側にショットを撃つ性質を持ち、射角固定も可能。オプションのショットのみで撃破した敵からはパワーアップアイテムが自動回収されるので、なるべくねらっていきましょう。ショットレベルが最高の6になると、アイテム所得時の点数がアップしますからね。さて、稼ぎシューとしては中々やりがいのある作品なのですが、悪い意味での古臭さという部分が結構大きい作品でもあります‥‥開発期間が半端無く長かったのも影響しているのでしょうが。
まず気になるのが、圧倒的とすら言える視認性の悪さ。背景・敵・敵弾・爆発・破片‥‥個々のドットクオリティは高いのですが、描き分けなんぞ知った事かと言わんばかりの塗り。敵の攻撃が激しくなるStage3以降では、被弾したしない以前にそもそも何が起こっているのか分からない程です。
画面奥or手前から敵が来襲するシーンも多くありますが、どの辺りから喰らい・攻撃判定が発生するのか、ぱっと見で非常に分かり辛いのも厳しい部分ですね。新たなステージへ向かうにあたり覚えるべき点は、敵の出現・行動パターンよりなにより、どこに触ると痛いかです。
ESRで私が絶賛した「背景語り」本作でもバリバリですが、視認性の悪化に貢献しちゃってる部分が大きいので、正直あまり評価できません。個々のドットクオリティは評価できますが、それがゲームとしてはマイナスになってしまっていて非常に残念でした。
‥‥しかし、女の子の座り姿が、轟音とともに宇宙空間をかっとんでいくシュールさは、今見ても色褪せませんなぁ。あれ等を、いや彼女等を「戦艦」と言い張るKuro68K様の漢気に乾杯。
服全破壊後、画面外に首から下隠れるのは許せんが。それから、3面冒頭の演出は突っ込まざるを得ませんね。敵戦艦の主砲で中破したD-Force、ギリギリの状況でどうにか遭遇したD2に乗り換え、再起!
‥‥演出は熱いんですけどね。直前で移動速度低下はまだしも、自機がブレる状態で戦闘というのはいくらなんでもやりすぎです。敵弾はさほど多くない状況ですが、上記のエフェクト演出過剰による視認性の悪さもあり、理不尽な感があります。被弾しても、自分のミスと思えないんですよね。やり易さより見た目の演出を優先してしまいましたか。後、チャットでも指摘されていたところですが、ショットがわざわざボタン連打なんですよ。それだけならまだしも、問題なのはそれがシステムとして全く価値を持たされてないという事です。連打と押しっぱなしの区別がある訳で無し、連射速度で性能が変わる訳で無し、何より、連打し続けるというのは単純にプレイヤーの負担が大きいのです。プレイに当たっては、連射機能つきパッドorツールは必須と言えるでしょう。
何故か、ポーズキーがキーコンフィグで設定できなくなっているのも細かい様ですがマイナスです。1ではできたのに。今作は公開開始から完成まで、実に10年の歳月がかかっています。‥‥うーん、それだけの時間、折れずに製作なさった努力は評価されてしかるべきなのですが、その間に高くなっていた「フリゲに求められるハードル」に置いてかれていた感があります。基本的な作りが(主に前述の問題点)、公開初期、というか1の段階から殆ど変わってないんですよね。せめて製作期間が半分で済んでいたら、もっと高い評価を出せたと思うのですが。
冒頭で脱衣ゲーの衰退を嘆きましたが、変わらない・進まないという事も相対的には衰退なのだなぁ、という感想を抱いた本作でありました。
《 REN 》 ハマリ度:10 グラフィック:9 サウンド:10
脱衣がメインなんだかやけに気合の入った演出がメインなんだか表現に困るシューティング、10年の時を経ての完成。
多すぎるツッコミどころについては常連のみなさんに散々語っていただけていると思うので、
脱衣や演出に隠れがちな実は念入りに作りこまれている攻略性を紐解き、序盤の攻略法という形で紹介しよう。中ボスなどを倒すと出現するアイテムは、ボムである「超」とシールドを回復する「S」の二択。
STGが苦手な方はついついSアイテムで寿命を伸ばしたくなりそうだが、
被弾すると武器レベルが大幅に下がるため結局ジリ貧になって罵声を喰らうことになるだろう。
まして敵弾はかなり見づらいので回避どころではないはず。
さらに、状況によっては速攻撃破を仕掛けたほうが結果的に有利になることもあるので、1面は「超」アイテムをメインに据え、贅沢にボムをばらまくぐらいがいいだろう。
また、敵弾にかすることでかなり強力なレーザーを撃てるが、判定はかなり厳しいので、確実に狙える状況以外は無理に狙わないほうがいいだろう。
1面中ボス二機。
1機目ははかすりレーザーを使い撃破し、ボムを取得。
そして2機目をボムで速攻撃破すると中ボスが一機追加される。
それも速攻撃破すればさらに雑魚が大量追加され、Pアイテムを大量獲得可能だ。
1、2機目の弾丸は遅いのでかするのは難しくない。
この一連の流れが安定すれば1面ボスを無理なくLv5で戦える。
ボスもためらいなくボムで。2面の難関、中型機4機。
3機目は一番下に安置があるぞ。
このステージはタイムアップ(1面ボスの時点でカウント)すれば
強制的にステージクリアとなる。このゲームを象徴する3面。
演出とBGMがすでにひとつのスペースオペラを形成している。
一見ショボそうなビットによるショットだが
実は相当な高火力。
しかも「ビットによってのみ倒した敵からはPアイテムを全回収できる」という特性があるので、
道中はむしろメインショットを当てないような立ち回りが要求される。3面中ボス。
数多の初見プレイヤーをボロ雑巾に変えていく。
攻撃はかなり豪快だが、幸い自機狙いはしてこないので
落ち着いて弾の密度の低い場所を探せ。
例によって速攻撃破すると雑魚が湧く。敵は全方向から襲いかかってくるため、ビット方向切り替えを使いこなせるかどうかがためされる。
適切に使えば、戦艦すらもただのPアイテム製造機と化す。
《 赤松弥太郎 》 ハマリ度:7 グラフィック:7 サウンド:9
光を越えて 明日を守る
何度やっても、やはりステージ3の壁が越せない赤松です。
しかしそれでも、この一ヶ月間プレイして、少しずつ腕が上がってきたことも実感してます。以前プレイしたときはステージ1すら越えられなかったボクですが、最近は安定して越せ……っ、越せっ……あれ~?
そんなボクから、同じくシューティングできない皆さん向けの、生き延びるための攻略を書いてみようと思います。
無用なスコア稼ぎはせず、ひたすらチキンプレイに徹し、あわよくばクリアにむけての足がかりに……してもらえれば……ボクはもうダメだ~。
※画像はイメージです。ボクの自力では3面中ボスまでがノーコンティニューの限界です。
ステージ1序盤、最初の目標はパワーアップアイテム集めです。
ここでどれだけパワーアップするかが、1面全体の難易度を大きく変えます。後憂を断つため、多少の無茶は致し方ありません。
一番最初のザコの群からはパターンを構築して、キッチリと回収していきたいところです。リトライを繰り返していれば自ずとパターンは見えてくるでしょう。
そして、一番の稼ぎどころは、X字で弾を吐く敵と、このミサイルを撃つ敵。
正面でショットを撃っていれば攻撃が当たらないので、至近距離撃破のいいカモです。パワーアップ全回収のつもりで密着しましょう。
1面の中ボス、2体目を「超」でスピード撃破すると、3体目の隠し敵が出現するのですが、これが非常に厄介!
この攻略を読んでいるレベルの方は、絶対に2体目に「超」を使わないよう、ストックしておいて下さい。
アイテム「超」or「S」について。
小心者だとどうしても「S」を選びがちになるんですが、それだとジリ貧なんですね。
本作の攻撃はかなり過酷なので、殺られる前に殺るが基本戦略です。
それに、攻撃を喰らったときのペナルティもかなり大きいのです。ごっそりとパワーダウンするし、かなり長い時間無敵になる代償として、カスリレーザーも出せなくなってしまいます。
「S」は2~3個キープするに留めて、あとは「超」をどんどんボス相手に使っていくのが吉です。
「殺られる前に殺る」戦法、みかんさんの例を取り上げます。
みかんさんはさすがに1面ボス、名前の通りアマアマです。慣れれば対処は難しくありません。
とはいえ、上着形態での四方からの攻撃は、時間ばかりかかり、こちらからの攻撃がほとんど通らないのでイライラします。
ミサイル避けもかなり集中力を必要としますし、できれば早めに片付けたい。
そこで、「超」の出番です。
「超」をまるまる1つ分照射すれば、上着が破けます。もう1つ分照射すれば、上着が脱げます。一形態スキップです。
後のことを考えると「超」は1つ余分に持っておきたいので、もし数が足りないなら、上着を破いた直後に使ってみましょう。
さて2面……
ですが、ここを読んでいる皆さんの場合、残り時間が少なくてワケがわからずに終わるはずなので攻略割愛。
弾避けに集中してください。
シューティングが得意でない方でも、3面までは頑張れば到着できると思うんですね。問題はここからです。
まず、最初の乗り換えイベントの時点でミスが頻発します。
←を見ての通り、ものすごく画面が見づらい。加えて自機の調子が悪く、移動は遅いわ機体はブレるわと操作性も最悪。
ほとんどの敵が登場時点で弾を撃ち込んでくるため、「殺られる前に殺る」戦法も使えません。
ひたすら我慢して、避けに集中するしかないです。
新機体には「超」と「S」は引き継がれますが、パワーは引き継がれません。
そして乗り換え後。360°回転するオプションが着きました。
このオプションを使いこなせない限り、3面をクリアすることは無理です。
まずはこれ、オプションを真横に固定して、もう一方を壁に密着させる体勢を確実に出せるようにしましょう。最も使用頻度の高いテクニックです。と言うより、使えないと死です。
まだ最初の場面ではそれほど切実ではありませんが、パワーアップ自動収集の力は大きく、正面撃ちだけで突破した場合と比べて1段階以上パワーに差が付きます。
この1段階の差が、イコール中ボスの撃破しやすさに繋がるのです。
さあ、大きな壁である3面中ボス。
中ボスではありますが、攻撃の厳しさはみかんさんを遙かに上回ります。迂闊にカスリレーザーを狙うと、被弾する危険が常にあります。
網目弾幕はカスリレーザーの大きなチャンスですが、その後高速デカ弾放射連射、さらには高速狙いデカ弾連射と続くので、その前までに絶対に仕留めないといけません。
網目弾幕の時点で「超」を使って撃破するのが無難です。
撃破後も注意が必要、狙い弾を打ってくるザコが無限に湧き続けるので、左右に大きく動いてかわします。
場合によっては、中ボスが落としたアイテムはあきらめざるを得ないかも知れません。
中ボス撃破後が長いのが3面の特徴。ワープ後、ついに艦隊の弾幕に突っ込んでいきます。
この戦艦、実のところ見かけ倒しでかなり脆いです。オプション攻撃だけを当て続ければやがて陥落し、大量のパワーアップを落とすだけのザコと化します。
……オプションを操ることができるなら。オプション攻撃ができない人はここで詰みます。高射砲の餌食となるでしょう。
そう、ボクみたいにね。
さらにこの後に続く、上下左右から敵に挟まれる展開。
←のとおり、最終的には360°全方位からザコが一斉に出現し、自機狙い弾を吐き出す、という展開になります。
上、左、右、下と出現している分には、素速くオプションを固定して、撃破していく必要がありますが、
この360°から囲まれた場合は、オプションを固定解除して、グルグル振り回さないと間に合いません。
なおかつ自機狙い弾を全て捌いていくのは厳しい話です。
しかし、この後のシルビア・瀬里香組と比べれば……
メガネが攻めてくるぞー! 逃げロー!!
……いや、実際逃げ回るしかないですって。なんですか3倍の速さで回りますって。そこまでたどり着けてないけど!
幸い時間制限はそれほど長くないので、シルビア様の靴を舐めながら耐えれば、多分、逃げ切れる、はず……
この二人が撃破できるようなら、もうあなたはシューティング初心者卒業です。間違いなく。
この高速弾幕は、トロいボクにはあまりに厳しすぎる試練でした……。
せめてゲームスピードが半分くらいだったらなァ……。それでも十分厳しいとは思うのですが。
評点にいきましょう。
- ハマリ度 : 7 / 10
- ふとしたことでズレてしまうリプレイ機能、フルスクリーンでWindowsキーを間違って押したら強制終了、ウィンドウモードも別ウィンドウでEscキーを押したら終了、という仕様群は、今時のゲームとしては減点対象とせざるを得ない。
20世紀末の色濃いシステム・難度調整は、当時を知らない人にはかえって新鮮な驚きをもたらすだろう。楽しめるかどうかはまた別の問題だが。- グラフィック : 7 / 10
- 敵弾の見分けにくさが致命的。凝った背景、派手なエフェクト、すべてが敵弾を隠す方向で働いてしまっている。
新型機になってからは、自動回収機能で押し寄せてくるパワーアップのせいでさらに見分けにくくなる。色遣いに統一性が無く、自弾か敵弾か、色を見て瞬時に判断できないところもつらい。
女の子の絵柄が一昔前なのは、それはそれで結構。エロくないのは残念なポイントではあるが、ほとんどの場合注意を向けることはできないだろう。- サウンド : 9 / 10
- Yu-Heiさん、CADさんのハードロックが激しい戦闘を彩る。
なにしろ曲に合わせた演出が白眉で、Laflesiaの導入の弱さを補うような乗り換えイベント、そして4面でのmy wayの展開は印象的。……だけど、自力じゃ見られてないんだよなあ……。
効果音もほぼ文句なし。賑やかな音楽の中にあってもとけ込まず、ハッキリと聞こえる。一部爆発音がやられ音と区別できない場面があった分だけ減点。脱衣シューティングなら、なぜもっと簡単にしなかったのか、とある人は問うかもしれません。
ここまで本格的なシューティングなのに、なぜ脱衣を入れたのか、とある人は問うかもしれません。
しかし、しょうがないんです。それが作者の作りたいものだったんだから。
こういう、「他に誰も作らなかったもの」が生まれるところもまた、フリーゲームの魅力なんですよね。
そしてそのうち、ボス達が萌えボイスとともに過酷な弾幕を展開してくることに、なんの違和感も感じなくなっていく。
……え? まだ違和感を覚えるんですか?
来ちゃいましょうよ、「こっち側」に。きっと楽しいですよ?