■ コープスパーティ
既に伝説と化したフリーソフト。圧倒的な完成度と恐怖は比類ない。
第二回Ａコン最優秀賞受賞。
作者 [ Kedwin さま ] 作曲者 [ MAO さま ] ジャンル [ ホラーRPG ] 容量・圧縮形式 [ 520KB・自己解凍EXE ] 製作ツール [ RPGツクールDante98 ] 必須ソフト [ Dante98 for Windows ] ダウンロード 
- （補足）
- 2005.04：現在、KedwinさまのHPは、http://www.gris2.com/に移っております。
- 2008.09.24：リメイク版「コープスパーティ ブラッドカバー」が販売中です。（現在、第３話までプレイできます。：1680円・税込）
- 2008.12：DL先を「ファミ通.com」に変更。
- 2010.08.12：コープスパーティ シリーズ最新作「コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー」が発売。（リンク先ストリーミング映像あり・注意）
レビュワー ハマリ度 グラフィック サウンド 合計 総合判定 上橋江上 9 /10 10/10 10/10 76/90 
士文文三 10/10 7 /10 7 /10 岡田怜士 7 /10 7 /10 9 /10 ■イラスト：上橋江上
《 上橋江上 》 ハマリ度：９ グラフィック：１０ サウンド：１０
さすが伝説の『ソフコン最高傑作』！
以前どこかで
「昔のＡコンの作品も、今じゃコンパクで受賞すらできない」
というような話を聞いた事があります。
ツクール＆ツクラーの技術が著しく向上した現在から見ますと、昔の作品は技術的にどうしても見劣りしてしまいます。コープスとてその例外ではなく、グラフィック面などでは最新のゲームにはかないません。
それでも今もなおこの作品を名作たらしめているのは、その異常なまでの完成度と迫力によるものでしょう。コープスパーティの迫力は、尋常ではありません。その迫力の根底に来るものとして、拙者は人間観察のスゴさを上げておきたいと思います。
フリーソフトにも、心理描写が上手いと思うゲームはたくさんあります。キャラが立っているし、構成的にも優れている。そういう作品をみると上手いと思いますし、グッときます。
しかしコープスパーティの人間描写は、そういった種類の上手さではありません。『上手い』というより、『生々しい』という感じもします。リアリティと迫力が凄まじい。さらにその凄まじいリアリティは、恐怖の演出で特に光ります。
コープスパーティでは、背景を調べるといろいろなものが見つかります。いろいろなものといっても、当然それ系のものばっかりなのですが、それらがいちいち、心の隙間をついて深部を凍りつかせるような凄みを持っています。ここに、作者の人間観察の凄さが象徴されているといえます。
コープスの恐怖は、実は恐怖というより、不安です。生理的に嫌でかつ意味不明というところにその本質があります。
その恐怖を作り出すという事は、半端な人間観察ではできないはずです。
徹底した現実洞察の裏づけ。それこそがコープスにあの迫力を与え、かつ不朽の名作たらしめているのではないかと、拙者は妄想しています。それにしても、Kedwin先生の描かれる女の子は非常に趣味全開という感じで、個人的にものすごく好感が持てます。
補足：
聞いてるだけでなんだか死にそうになるあのステキなコープスサウンドの作者のMAOさんは、実はあの３ＤＣＧムービー『MiMi's-MAIL』の作者さんでもあります。多才な方だ…
《 士文文三 》 ハマリ度：１０ グラフィック：７ サウンド：７
『ホラーだ！』
いやあ、ホラーですなあ。
実はこのゲーム、一度上橋さんに薦められたのですが、そのときは「たいしたことないよぉ」と、アメリカの通販ばりのことを思い、手をつけませんでした。
んがっ！
今回やっとプレイしてみたら、良かったんだ、これが。
一回目のプレイでは、もうドキドキドキドキしながら、「ちょっとまてよぉ！」とか「そんなんありかよぉ！」などなど、心の中で悲鳴ともなんともつかないものをあげながら、ハマリこんでました。
そして、感想は。
「ヘヴィだ・・・・」
今までやらなかったことを恥じます。
というわけで、一回はクリアしたわけですが、「もう一度やりたい」という気持ちがふつふつとわきあがり、二回目に突入しました。
んで、感想は。
「ニヤニヤニヤニヤ」という状態になりながら、「王道だな」と、たいした理由もなく、ただ漠然とそう思っていました。
まあ、そんなこんなで、このゲームは非常に楽しめました。
《 岡田怜士 》 ハマリ度：７ グラフィック：７ サウンド：９
曲と効果音により、ものすごく引きこまれました
曲に関してはもうちょっと力を入れてほしいと思えましたが、ゲーム自体のバランス的にはちょうどよかったです。
しかし、難点はシナリオでしょう。
確かに主な部分はよくできていて面白かったです。が、しかし！ 篠崎さんの死因となるシナリオはよくあるネタだったので、もう少し、ヒネリを入れてほしかったと私は思います。あともう一つ、最後の戦闘シーンの時のパーティ編成の再に、キャラクターの特殊能力を知る事をできるようにしてほしかったデスデス。
『非常に良いゲームだと思います』
もう、描いても描いても描いても描いてもデッサンが狂う（泣） しかもあんま似てない！ レイアウトに画力が追いつきませんので、どなたか代りに原画やりませんですか？（マジ） ご自分のＨＰにも掲載可ですよ～
ちなみに、このゲームは全編こんな感じです。