■ とろろんずあどべんちゃ~ 戦争日記
作者 [ TaekoSoft さま ] ジャンル [ RPG ] 容量・圧縮形式 [ 8.1MB・自己解凍EXE ] 製作ツール [ RPGツクール95 ] 必須ソフト [ DirectX3以降 ] ダウンロード
- (補足)
- 2010.11.07:作者様HPへのリンクを変更
レビュワー ハマリ度 グラフィック サウンド 合計 総合判定 上橋 8 /10 9 /10 5 /10 63/90 士文文三 7 /10 7 /10 7 /10 ponpon 8 /10 8 /10 4 /10 ■イラスト:命をふきこまれたもの
高密度ギャグRPG
戦争日記のレビューが決まった時、某氏がこう言ったのを今でも覚えている。
「このゲームのせいで、しばらくの間、ギャグ無しのRPGができない体になってしまった」
当時未プレイだった拙者は、「そこまで凄いのか」と愕然とし、プレイする指先が鈍った。
もしその話が本当であったとしたら、生きては帰れないだろうし、嘘であったとしたら、やはり騙されたショックで、生きてはいられないだろう。
どっちにしろ、生還はない。あるのは、ぺんぺん草一本ない荒野のみ。
しかし、やらないわけにもいかぬ。拙者は覚悟を決め、プレイに臨んだ。このゲームは、名前が日本名である事を除けば、比較的ノーマルなファンタジーの始まり方をする。そのため、噂はコケおどしかと、そう一瞬思った。
しかし、噂は真実であった。
弱そうな山賊極端に軽いノリ
そして、伝説の呪文、『ふにふに音頭』。
しっかりしたストーリー構成軸上に存在する、たたみかけるようなギャグ攻勢。気がつけば、ふにふに音頭無しでは生きられぬ体になってしまっていたのだった。
他にも特筆すべきは、その非常なぷりち~さであろう。特にかしみ家10%さんの描かれた敵キャラは、それだけでもゲーム上の大きな魅力となっていた。
《 士文文三 》 ハマリ度:7 グラフィック:7 サウンド:7
『ラク~にね』
いやはや、気楽な気分でできたゲームでした。
ノリ軽い、キャラ軽い。難易度も高くなく、サクサク進む。
そう、これはまさしく、あまりがんばらんでもいいゲームなのです!
がんばらなきゃいかんゲームというのも、いいのです!
しかし! がんばらんでもいいゲームというのも、非常にいいものなのです!
なんてったって、とっつきやすい。そ し て、簡単に楽しめる。
これを最高と言わずして、なんと言おう。
《 ponpon 》 ハマリ度:8 グラフィック:8 サウンド:4
してやられた!
普通、RPGというと
日本そのものを舞台にしているものや、地球のような世界観を持って東方の存在を認めているもの以外は
皆一様にして名前は横文字と決まっている。
名前は片仮名で統一。それが常識である。剣と魔法のファンタジー世界・・・そこには日本(漢字)は相容れる事が出来ないのだ。
外国の人の体型。胴は短く足は長い。
日本の人の体型。胴は長く足は短い。外国の人の名前。ジョン、マイケル、スーザン・・・適当に上げても格好いい名前ばかり。
日本の人の名前。権太、銀三郎、梅子、奈波・・・適当に上げたら何か濃い名前ばかり。騎士が剣を振るう。銀光閃き崩れ落ちる敵。剣についた血のりを払う・・・。爽やかである。
お侍が刀を振るう。血飛沫上げて崩れ落ちる敵。死体の衣服で血のりをふき取る ・・・。何やドロドロしている。ファッションモデルや映画部門などにおいて、どうしても他国より引け目をとる日本。
それはゲームの仮想世界においても同等だった。だがそんな常識を物ともしない例外があった。
そう、とろろんずである。伝説の大魔術師、その名も知美。(お
王国の騎士団長のその名も大地。(おお
仮しも王女様・・・その御名が博子。(おおお以外にも凄いのが多々。
王道のファンタジー世界でまさかまさかの我が道を走る、とろろんず。
私はやりそうでどこもなさなかったこの点について特に心から賞賛を贈りたい。
彼ら彼女ら、名前が名前だけに親近感大爆発である。(謎爆)ゲーム内容へ移る。
ハマリ度はなかなかのもの。
人によってはプレイと同時にぐいぐい惹き込まれ、一気に最後まで遊んでしまうぐらいか。
このノリと、プレイヤーに飽きさせないストーリー、配置イベントは高評に値する。
9点に限りなく近い8点をつけさせていただいた。グラフィック。
前作の「ともみんの復活」と比較すると大進展。
絵が一枚違うだけでゲームの印象、プレイ意欲は大変変わってくる。
重要イベントや章ごとに表示される一枚絵。これは本当に良かった。
9点に限りなく近い8点をつけさせていただいた。サウンド。
これについては説明はいらないでしょう。
3点に限りなく近い4点をつけさせていただいた。
ふにふに音頭が無ければ・・・3点をつけていた。(笑)
夏風や あなたも私も ふにっふにっ!