■ SACRED BLUE
作者 [ 天ぷら さま ] ジャンル [ RPG ] 容量 [ 15MB ] 製作ツール [ RPGツクール95 ] 必須ソフト [ DirectX3以降 ] ダウンロード
- (補足)
- 2005.04:現在、本作品は公開を停止しています。
- しかし、最新作「Seraphic Blue」が、こちらからDLできます。
レビュワー ハマリ度 グラフィック サウンド 合計 総合判定 上橋 10/10 9 /10 10/10 80/90 士文文三 8 /10 8 /10 8 /10 ponpon 10/10 8 /10 9 /10 ■イラスト:命をふきこまれたもの
《 上橋 》 ハマリ度:10 グラフィック:9 サウンド:10
圧巻の超大作RPG!
当ページで、少し前まで設置していた、レビューのリクエストコーナー。そこに、過去最高の9票を獲得し、お客さんの
「これをさっさと世に広めんかいヴォケー!」
という、ただならぬ殺気を漂わせていたソフト、それこそが『SACRED BLUE』である。
一体、どんなソフトなのか。それまで『SACRED BLUE』の存在を知らなかった拙者は、レビューのため、調査した。結果、
- ファンタジーRPG
- 大作すぎて、何本かに分割している
- 合計ダウンロード容量約16MB
- 総プレイ時間30時間以上
などとわかったが、ダイヤルアップユーザーの拙者には、この大容量のDLはキツいし、プレイ時間も長すぎる。だから、なるべくなら敬遠したかったが、これだけ票を集められては逃げるわけにもいかず、しぶしぶDLを開始した。
だいたい一ヶ月かけてDL完了した後、プレイを開始した。
最初のうちは、「さすがに、人気ソフトだけあって、よく出来てるな」という気分であった。
ハードなバランスで作りこまれた謎と、戦闘と、しっかりとしたストーリーテリングに感心したが、ありがちなファンタジーっぽかったため、それほどのめりこんでなかったのもまた、事実である。
sideAの終わりあたりから、ストーリーが急展開し、「それアリだったのか!?」と驚くが、それでもこの時はまだ、思ったより面白いじゃないかくらいの気分であった。印象が激変するのは、sideBの中盤あたりからである。
今まで、物語上に意味ありげに張り巡らされてきた伏線の数々。これを拙者は、単に感覚だけで張っているのではないかと睨んでいたが、実際は、圧倒的な厚みを持っていた。
結果、世界やキャラは、全く別の意味と厚みを持ちはじめ、生きはじめた。
終盤に向かうにつれて、異常なまでに尻上がりに面白くなってくるストーリー。崩れない作りこみ。
顔グラすら存在しないキャラが、とてつもない存在感を持ち、語りかける。そして、その語りに呼応するかのように、『SACRED BLUE』の世界そのものが、生き物のように変化していく。長大なストーリーが、一つのテーマにむけて、圧倒的な規模で収斂してくるさまは、圧巻と言うほかない。この作品は、DL容量は多いし、作業も面倒であるし、クリアまでにも本当に30時間以上はかかるので、お手軽にプレイとはいかないと思うが、それでも拙者は、プレイは義務であると言いたい。
《 士文文三 》 ハマリ度:8 グラフィック:8 サウンド:8
『気張らず、焦らず』
胸をハレー! 歯ぁクイシバレー!
いくぞー!って、感じのゲームでした。
しかし、理想のプレイのしかたは。
はい、大きく息を吸ってー、吐いてー、吸ってー、吐いてー。
それでは、肩の力を抜いてー、心を大きくしてー、穏やかな気持ちでいきましょー。
という感じだと思います。
それができないのなら、こうつぶやきながらやりましょう。
「明日は明日の風が吹く」
《 ponpon 》 ハマリ度:10 グラフィック:8 サウンド:9
大名作を遥かに通り越して超名作だ
SACRED BLUEの存在は以前から知っていました。
しかしながら、プレイには五つのファイルをDLして結合云々という面倒な作業が必要だった為に
私は億劫がり、この度 当サイトでレビューを仰せつかるまで未プレイでした。RPGツクール95製作のゲームで総容量15M。
更には五つのファイルをDLして結合云々のSACRED BLUE。きっと当サイトのレビュアーにならなければ私はSACRED BLUEをする事は無かったでしょう。
私にSACRED BLUEを巡り合わせてくださった上橋さんに感謝。
SACRED BLUEを世に出してくださった天ぷらさんに心から感謝しつつレビューに入ります。(以下、レビュー)
圧倒された・・・としか言いようが無い。
どこに圧倒されたのかというと全部が全部にです。SACRED BLUEはRPGツクール95製作作品であるにも関わらず
総プレイ時間30時間近くを必要とする大長編RPGです。RPGの必要クリア時間が30時間・・・。
それは家庭用ゲーム機においてのRPGならば何ら特別な事では無いでしょう。しかしRPGツクール95製作作品は
巷に公開されているそのほとんどが5、6時間で終えてしまえる程度の内容であり
10時間を越えるものとなると極めて稀です。
RPGツクール95で創られた、しかしながらSACRED BLUEは総プレイ時間30時間。
まずプレイ時間からして他RPGツクール95製作作品とは次元が違うのです。SACRED BLUEをプレイする際に必要な五つのファイル。
それは「独立してもそれぞれが一つの大作RPGとして成り立つ前編、中編、後編データ」と、
「それら三つ共で使われる音声と画像」の計五つのファイルです。皆が皆一つのCDで事足りているところ、SACRED BLUEは足らず。
CD3枚を用いてやっと事足らしている・・・言うならばそういう事なのです!総プレイ時間30時間。
だというのにあのストーリー、中弛みのしないゲーム内容、素晴らしい戦闘バランス。
何も言う事などありません。
ところどころに張り巡らされた伏線が最後には一本の糸となり。
全てが解き明かされ、そして迎える感動のエンディング。
プレイ後洩れるのは最早感嘆のため息のみです。よって。
ハマリ度は10点をつけさせていただきました。
謎解きのことも考えると気分としては11点、もしくは12点を進呈したいところなのですが
あいにくこのフリーソフト超激辛ゲームレビューさんでは10点満点で点数をつけるのが決まりなので・・・
すみません天ぷらさん。(汗)次はグラフィック。
特に目を惹くものは無かったものの、
丁寧に構成されたワールド、町、ダンジョン等マップと
ENTERキーを押す事で見られる地図が大きく働いて9点に限りなく近い8点となっています。最後にサウンド。
名曲、有名曲の数々と、天ぷらさん直々作成のオリジナル効果音。
これらを聴かされてここで10点をつけずしてどのゲームでサウンド10点つけるのだと思いましたが。
戦闘勝利時の音楽・・・。
これがネックとなり点数は10点ならず。9点と相成っております。
8月ということで、海水浴をしているセルフェナ3人衆(?)
描いてみましたが、なんか作品本来の世界観から思いっきりずれてしまっていますのが大問題のイラスト(のつもり)デス(汗。ミリーちゃん(のつもり)が持っている、
「超激辛フリソビーチボール」は、
限定1億個、定価は時価にて佐渡島で好評発売中デス(大嘘)。