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■ ディアボロの大冒険

タイトル画面
作者[ クライブ さま・ムニエル さま・qra さま(KMQ SOFT) ]
ジャンル[ ジョジョパロ・ローグ系RPG ]
容量・圧縮形式[ 7.9MB・LZH ]
必須ソフト[ DirectX 9.0以上 ]
ダウンロード ダウンロード不可

(補足)
2008.08.31: 現在、ver0.13(最終版)
2008.10.01: 現在、本作品は公開を停止しています。

DISK装備画面 もしもし、ドッピオです。 永遠に死に続ける

レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
或野 吟山 3 /10 6 /10 0 /10 177/210 B
ES 10/10 10/10 10/10
N@GI 10/10 10/10 10/10
K’(カズ・ダッシュ) 10/10 9 /10 9 /10
銅たぬき 10/10 10/10 7 /10
ckck 10/10 10/10 10/10
赤松 弥太郎 7 /10 9 /10 7 /10

 《 或野 吟山 》  ハマリ度:3 グラフィック:6 サウンド:0

本作(デイアボロ)低評価(ワーストレイト)原因(あいて)は この 吟山だ!

 今回は、諸事情につきやる気が出ないので省力モード(画像無し)で参ります。

ハマリ度について

「ジョジョ」は第3部までしかちゃんと知らない(仕方ないので、さっきWikipediaで調べた)評者には、ゲームの世界観に全くついていけない。そして、知らないなりに楽しめるところも無くはないが、いまいち心沸き立つものが無かった。ただ、それだけなら、まだ高い採点をつけてもよかった。
 本作の最大の問題点は、「原作の大ファンであることが大前提」ということにあると思う。でないと、いちいち敵キャラクターやスタンドを見てもピンと来ない。そして、一部アイテムに、「3部に登場した装備スタンドDISCの修正値が+1されます」といったように、原作を知らないと有効活用できないような条件が付いているなど、そこまで熱心でないファンにはつらいシステムになっているのだ。これだけのためにいちいち原作のデータを調べないといけないというのは、私には厳しかった。

 世の中には、同人作品から人気に火がつく商業作品もあるようだが、ジョジョの場合は原作が完成されており、広げる余地が大きくないと思える。そんな中で、ディアボロのその後というのに目を付けた所は良いのだが、そこからジョジョを知らない人を引き付けられているかと言うと疑問である。

グラフィックについて

 ドット絵については、原作から離れてみても申し分ないと思う。きちんとアニメーションすることは評価したい。
 しかし、多分にスーファミの頃の「トルネコの大冒険」を意識したため、最近のフリーゲームのグラフィックレベルからするといまいちかな・・・。「少年ヤンガスと不思議のダンジョン」(もう元ネタの方では、トルネコは主人公の座から退いている)ではポリゴンだと言うのに。
 あと、個人的な意見を言うが、ジョセフが徘徊老人なのは認めがたく、これも減点の一因かも。


(管理人補足)
おそらく、或野さんがおっしゃっているのは、序盤に出現する「老ジョセフ(4部版)」を指していると思われる。
本作を楽しんだ方には言うまでも無いが、ダンジョン後半には「ジョセフ(3部版)」「若ジョセフ(2部版)」も登場する。
ちなみに、管理人も「ジョセフ(3部版)」「若ジョセフ(2部版)」には遭ったことがない。その前に死んじゃうんだもん。

サウンドについて

 問題外、以上。
 著作権というものを意識しないサウンドに評価する価値など毫もない。

 これだけでは不十分なので、補足しておく。本作のBGMについては、2重の意味で著作権を侵していると思う。
 本作のBGMには、海外のサイトで(合法的にか違法かは分からないが)配布されていたという、海外の有名アーティストの楽曲のファイルが使われている。
 ここで問題となる点は、他者の楽曲を勝手に使っている点、及びファイルの製作者に許可を得ているのかどうかが不明な点である。
この内前者は、自分で製作した既存曲の音楽ファイルをゲーム内で用いるのであれば、許されることが多い。
海外では「フェアユース」を考えが徹底しているようで、要は目的さえ適切と判断できるのであれば、無許可での楽曲の利用が許されるのである。
日本での同人活動のようなものだが、アメリカでは法律で保障されている。(日本の著作権法にも同様の例外事項があるが、日本の法では灰色のパロディ作品があちらでははっきりと許されているなど、日本より規制がゆるい。)
アメリカでは著作権に関連した法律が「ミッキーマウス法」と揶揄されるくらい特定の団体に配慮している一方で、こうした形でパロディなどの2次創作を認めているのだ。
後者でも、ファイルの元々の製作者が、オリジナルの曲を配布して、著作権を主張しない形で流通させるのであれば、勿論全く問題ない。
 しかし、だ。この両方が組み合わさると、法的にかなりヤバい領域に入ってしまうのではと危惧してしまう。
このゲームの場合、使っているファイルの製作者は流通するのが良いと思っていても、元々の作曲者であるプロアーティストには許可を得ていないからだ。
そのため、作曲者なり、(多分こちらの方があり得るだろうが、日本国内では洋楽の版権も管理している)日本音楽著作権協会なりが文句をつけてきたらすぐに引っ込めるべきものだ。
作者もそれを意識して、わざわざサイト内に「著作権について」というコーナーを設けている。私としては、それなら初めから有名アーティストの楽曲の利用を諦めるべきだと感じた。
 そもそも、今のBGMのままで評価しても、あとからBGMを変更することがあるというのなら、評価が無意味になってしまうのだ。私にはこれが莫迦莫迦しいので、敢えてこの点数とさせて頂く。

 なお、前回の「パロって!Fighter」のサウンドの評点より今回の方がずっと高得点のレビュワーがいたら、それが暗に「著作権を無視した方がいい」などという、(私の考えだが)法治国家に生きる国民にあるべきとは思えないメッセージを発していると思われてしまう可能性があるということを、意識してもらいたい。

私の2次創作に対する態度について

 ここまで読んできて、熱心なジョジョファンなら、私に対し怒りを覚えるかもしれない。当然だろう、自分の好きな漫画の2次創作物にケチつけられたのだから。
 しかし、私はここではっきりと言っておくが、「私は、荒木飛呂彦先生自身の手による『ジョジョの奇妙な冒険』自体は(きちんと知っているのは第3部までながら)好きだ」ということである。
それでも、というよりそれだからこそ、関連作品に対する評価の、あるいは審査の目が厳しくなってしまうのである。
譬えるなら、「Fate/Stay Night」(TYPE-MOON)は評価しても、それに関連した少し前に話題になったセイバーの中国産フィギュア(いわゆる、『邪神セイバー』。リンクは張らないので、知らない方はググって欲しい)は鼻で笑うようなものだ。
ディズニーランドに対する、ちょっと前までの中国の遊園地、石景山遊楽園といっても良いかもしれない。ちょっとひどい比喩ではあるが。

 私は、2次創作全てを否定するわけではない。
小学館などの商業誌に連載を持つ漫画家・榎本ナリコ先生が、野火ノビタ名義で刊行した「新世紀エヴァンゲリオン」や「幽遊白書」の同人誌で頭角を現したように、2次創作が新人漫画家の登竜門になっている側面は確かにある。
そのような業界内の事情を語らずとも、漫画のパロディ自体は楽しい。
(それだけに、『ドラえもん最終話』の騒動、つまりドラえもんの同人誌を売った漫画家に小学館と藤子プロが『謝罪』を求めた一件は残念であった。しかし後述の理由で、仕方ないとも思う。)

 だから、それだけに私は、黙認されている2次創作での著作権侵犯について、慎重に考えてしまう。
「ジョジョ」の荒木先生は、自分の漫画が大人気であることも(大人気でなかったら、ジャンプで長期連載されないだろう、単行本の巻数なら、ジャンプコミックスでは『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に次ぐ多さなのだ)、2次創作が大量に生み出されていることも承知のはずだ。
そして、多くの場合ジョジョが本当に好きな熱烈なファンにより作られたそれらの作品の存在を、多分荒木先生は快諾するだろう。
しかし、「ジョジョ」に元ネタとして名前が使われたアーティストが、ともすれば暴力的とも受け取られかねないジョジョの関連作品に自分の楽曲が使われることを承知・快諾するかどうかは、疑問である。
(かつて『魁!!クロマティ高校』が映画化されたとき、元読売ジャイアンツのウォーレン・クロマティ選手が不快感を示したことがあったので、そこから容易に類推される。)

 2次創作の作品を作るなら、それによって影響を受ける全ての版権者の感情に留意するべきではないだろうか? 直接のジョジョ関係者のみならず、洋楽のアーティストに対しても。

全体について(総括)

 今回は、敢えて厳しく採点させてもらった。その理由は先に述べた通りであり、著作権への配慮さえもう少ししっかりしてもらえたなら、評価は上がっていただろう。私は2次創作自体を否定しているわけではないのだ。

 あと、管理人様にも一言言いたい。
 著作権に配慮の足りない2次創作作品をイチオシするのは、これからはお止め頂きたく思う。しても構わないが、私は粛々と低評価をするだけであり、こんなレビューは一度だけでウンザリなのだ。

 最後に、私の意見で気を悪くされた方がおられたなら、唐突に読ませてしまったことはお詫びしたい。ただし、文章を引っ込めるつもりはないのでご了承頂きたい。

 《 ES 》  ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:10

お前はもう、死に続けている。

(ジョジョゲーで北斗ネタを使用していることは、全力で見逃すこと。)

ハマリ度について

このゲームのハマリ度は、私よりも、このゲームを楽しんでいただいた皆様の方が実感していると思います。
永遠に死に続ける運命を背負った、第5部ラスボス・ディアボロのその後を、死んでも死んでもダンジョンハックを繰り返す「ローグ系RPG」とを融合させ、完璧なまでに再現したのですから!
加えて、「DISK」と「単行本」と言う、ジョジョネタそのものをゲームシステムとした構成も特筆すべき物です。
プレイヤー自身がジョジョに通じていないと使いづらい「単行本」システムですが、ローグ系RPGに慣れた方なら心配ないでしょう。

とりあえず、使ってみれば良いのです。

未識別のアイテムならば、時には致命的になる乱暴な手段です。しかし、単行本システムの場合は、違うスタンドに使っても、アイテムが無駄になるだけで済みます。その経験を次の機会に生かすのです。

ちなみに、本作の難易度は、ジョジョ知識を抜きにしても、かなり高くなっています。
その原因の最もたる物が、敵キャラの能力の豊富さ。元々、敵味方ともに一芸に秀でたキャラばかりが集っていた「ジョジョ」…本作では、原作で主人公たち(場合によっては敵キャラ)を苦しめた能力まで、この作品で再現されています。
だからと言って、エボニーデビルやイエローテンパランスごときで、帝王たるディアボロが尻込みするのは許されません。
あるときは飛び道具で先制攻撃、あるときは耐性のある装備ディスクを使用するなど、プレイヤー自身の作戦が重要となります。
正攻法では勝てない敵キャラを、知略を尽くして潜り抜ける…この楽しみは、ローグ系RPGと「ジョジョ」とが共に持つ醍醐味であります。

グラフィックについて

はっきり言って、荒木氏が描くキャラはデフォルメに向きません。細かいアクセサリー・細部まで行き届いた描き込み・場面に合わせてコロコロ変わるカラーリングなど、リアルな絵柄でなければ、どうにも映えないのです。
この「ディアボロの大冒険」のキャラたちは、約40ピクセル四方で描かれた小さいドット絵です。それでも「ジョジョ」らしさは全く失われていません。
ジョルノの独特の髪型、ディアボロの細かいヘアーアクセサリー、その全てをしっかりと再現しています。
もちろん、キャラクターは2頭身にデフォルメされた物ばかり。それ故のコミカルな動きも見逃せません。

食べるディアボロ カエルを食べて体力回復
飛ぶディアボロ ペット・ショップの能力で飛行
口腔内健康に気を使うディアボロ 虫歯を飛ばして飛び道具に

…などなど、主人公は自分に課せられた状況に合わせて、様々な表情を見せます。
豊富な敵キャラも、全てクライブ氏の自作。使い回しなど存在しません。
これらも、対象をしっかりと観察した上でしょう。その努力と実力には、頭が下がります。

サウンドについて

システムとサウンドが、しっかりと融合していると言う点で見れば、この作品を超えるゲームは、なかなか存在しないでしょう。
装備DISKを頭に入れるたびに、装備したスタンドに合わせた曲が鳴り響くのです。スタンド名やスタンド使いの名前に沿った楽曲を鳴らすのはもちろんのこと、「ハーミットパープル」の装備時には、ビートルズの「Get Back」(3部最終話でジョセフが聴いていた曲)が鳴り響くなど、原作の名シーンに合わせたBGMが鳴り響くのです。

洋楽の知識が豊富とは言えない(邦楽ですら、最新のは危うい)私にとっては、スタンド名の元になった曲が、時にはキャラのテーマソングと思えるくらい似合っていたり、時にはイメージが崩れるくらい落ち着いた曲だったりと、新鮮な驚きの連続でした。
例え他サイトから持ってきたと言っても、これだけの楽曲を揃えるのは、よほどの苦労と知識が必要だったことでしょう。
無論、このシステムを利用せず、自作したりフリー素材を利用することもできるでしょう。
しかし、作者たちは危険で苦難の道を選んだ。それゆえに、この作品はBGMでもインパクトを残したのです。

著作権とパロディについて

…などと終わりたいところですが、あいにく、或野氏のレビューにより、触れなければいけないことが出てきました。
二次創作、およびクローンゲーが持つ「著作権問題」についてです。
本作「ディアボロの大冒険」がクローンゲーであると言うことについて、異論がある方々が大半でしょう。私や或野氏が問題としている物は、本作の楽曲が、(耳コピなどで有志がアレンジしたMIDIではありますが)原作者の与り知らない所で利用していることです。

当サイトの立場としては、クローンゲーがクローンゲー(著作権的に真っ黒け)であると言うだけで評価を下げることはしません。
これは三代目の私だけではなく、「MUGEN」をレビューされた二代目、「SUPER MARIO XP」を紹介した初代も共通の考えでしょう。
それと同時に、クローンゲーが持つ危うさも、重々承知しているつもりです。初代・二代目が紹介されたクローンゲーは、そのほとんどが現在DLできません。
こういう作品は、あくまでコッソリと楽しみ、DLできなくなったら大人しく身を引く…それが、危険な娯楽を享受する立場のプレイヤーが持つ最小限の礼儀だと考えています。

二次創作も楽曲の無断使用も、「著作権違反」と言う点においては全く変わりありません。
異なるのは、自分の作品のパロディが同じ雑誌に載っていても、笑って許してくれる荒木氏と、こういう訴訟に慣れている楽曲の作者たち(および代理団体)の違いだけです。
「ネット上の非営利作品なんか、いちいち原作者がチェックしているわけ無いじゃん。」と思うのは、甘えに過ぎません。或野氏が触れた「クロマティ高校」事件のように、どこが訴えられるか分からない世の中です。

私も或野氏も、「本作は著作権的に危うい」と言う見解では一致しています。しかし、私は「著作権に触れても実現したい物があるからこその選曲」と言う立場を取ります。
少なくとも作者方は「一つ触れるも二つ触れるも同じだ」と言う軽い気持ちで選曲したのではないと思います。
自らのキャラに洋楽のタイトルと使うほど、洋楽ファンである荒木氏の思いを汲み、荒木氏が何を聴いて数々のキャラクターを創造したか知ってもらいたい…そんな思いで決断されたのだと思います。(私の推定ですが。)

もちろん、不幸にも原作者らから警告を受けた場合は、素直に配布を停止することでしょう。原作者の気分を害してまで行うファン活動は、原作者にとっても他のファンにとっても不愉快にしかならないから。
ジャンルを問わず、二次創作というものは、原作者の容認と沈黙の下に成り立っている、薄氷の如き危うい物です。
いつ、自分の足元が崩れるかは分かりません。その覚悟と自覚だけは、単なる一プレイヤーに過ぎない私たちも常に持ち続けるべきです。
本作は、その覚悟の上で楽しむ作品です。本作が抜群に楽しめる作品であることは、下のレビュワー、およびネット上に存在する多数の「ディアボロ」ファンの方々が証明しております。


<ES的蛇足>

著作権について
同人活動をする物が持つべき著作権についての知識は、以下のサイトで詳細に、分かりやすく解説されています。
どちらも、同人活動をしている人の立場で書かれています。作者・利用者を問わず、一度ご覧ください。
「ディアボロ」攻略について
本作の攻略については、以下のサイトをご参照ください。ただし、本作の情報は、なるべく自分の手で知って欲しいです。また、本作は、情報を知っただけで簡単に攻略できるほど生易しいゲームではありません。
作者様HP内にも、ある程度の情報は載っていますので、まずはそちらの方をご参照ください。

 《 N@GI 》  ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:10

俺の側に近寄るなぁぁぁぁ(とくにアヴドゥルさん)

――次のニュースです。
 レクイエムの迷宮内にあるトニオさんの店で、身元不明の男の死体が発見されました。
 死亡の際にはすべての所持金、アイテムが失われるので、この男性の身元を調べるのは困難だそうです。
 死因は店主であるトニオさんに石鹸で撲殺された模様です。
 調べでは、トニオさん
 「商品の中にベイビィ・フェイスがまぎれていましタ。それとの交戦中に、投げたディスクがアヌビス効果で私にあたりましタ。後のことは覚えていまセン」
 ディスクを投げるときは、周りを確認することが大切ということです。
 以上、現場からです。

 というわけで、イチオシのディアボロさんです。
 前回の投稿レビューから早数週間。
 あれから何度もダンジョンにもぐっては死に、もぐっては死にの繰り返しです。
 ディアボロは死んで覚えるとはよくいったものだ。

 まあ、持込禁止のダンジョンだから最強装備は亀の中なんだけどな!!

○ハマリ度 10点
ベネ(よし)!ジョジョ好きにはたまりません。ものすごい細かい部分まで作られているのも、好印象。
たとえば、通常のアイテムの「キリマンジェロの雪解け水」。フーファイターズ装備している状態で使うと、FF絶好調!威力がアップします。さらに、床において、クラッシュを装備すると、水辺の通り抜け効果が発動したりと、意外な点が多いです。
○グラフィック 10点
ジョジョといえば、カラーの度にキャラクターの色が変わることで有名(荒木氏の話によれば、そのときの絵に合わせて色を変えているという)ですが、ある意味ぶっ飛んだ色彩もジョジョらしさというところでしょうか。
グラフィック部分にいれていいかどうか、ちょっと疑問ですが、攻撃の際、装備しているディスクによってクリティカル時のエフェクト文字が変わります。(クレイジー・Dだとドラァ!、ザ・ワールドだと無駄ァ!といったように)
○サウンド 10点
ベネ(よし)!スタンド名は実際のアーティストやバンド、曲からとられていますが、ディスク装備の際に、そのアーティストの曲がBGMになるのがとてもベネ!
また、クリア後も縛りプレイやら、限定プレイなど、自分だけのスタイルで遊べるのも魅力の一つだと思います。
情報の収集も、掲示板やらWikiでいろいろ確認したりできます。

さて、今日もダンジョンにもぐるか……

 《 K’(カズ・ダッシュ) 》  ハマリ度:10 グラフィック:9 サウンド:9

ハマれば2度と抜け出せない……それはレクイエムなダンジョン

・ハマリ度
ぶっちゃけ、10点満点で100点付けたい位の中毒性。
やりこみ要素も多く、作者のローグ&ジョジョへの愛が感じられる。
・グラフィック
キャラクターの特徴がよく出ているミニキャラに注目。
あと、ディアボロたんのコミカルなアクションも必見。
・サウンド
装備ディスクにより、名前の元ネタの音楽が。
全部知っていたら、あなたは『ジョジョフリークだなっ!!』

*俺は全てを辞めるぞ、ジョジョーーーーーー!!

うぃ。最近カードビルダーをやり始めて、財布が軽くなる一方のK’です。
3連チャンでイチオシレビューし損ねた無念を晴らすべく、メモ帳に燃え尽きるほどにヒートなレビューを打ち込んでみましたよ。

で、今回はローグ系RPGと、鬼才・荒木飛呂彦氏の『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズを最高の配分で混ぜた、『ディアボロの大冒険』でする。
一応、シレンとトルネコはやりこんだ私。
シレンでは店の商品を盗み、店主に殺されたり、
トルネコでは爆弾岩の連鎖爆発でトルネコ粉微塵の惨劇も経験しました。
では、今回の作品は……。

*抜け出せない。現実は非情である

……えーと、この作品をレビューするにあたり、一つ忠告。

ハマリ過ぎて、社会的に再起不能(リタイア)しても、我々レビュー陣及び作者様には一切の責任はございません。
プレイヤーの責任でハマって頂く様、お願いします。

……なんてヤヴァイ注意書きを書きたくなる位、中毒性が高いです。
やはりローグ系の何たるかを、作者様はわかっていらっしゃる。
やや『ジョジョ』を知らなければ解かり難いシステムもあります。
が、そんなものは覚えてしまえば良いのです。それか原作全部買ってくるか(ぇ)

この作品の最大の特徴は、装備系ディスクの使い道にあります。
今作の武器に当たる装備ディスクは、同時に防具・アクセサリー・巻物に属します。
故に、なるべく強力な能力は取っておきたい……が、やっぱり持ち物は20個まで。
どれを持っていくか……どれを使うか……装備中のアイテムも発動できるので、
思わずヴァニラ・アイス戦のポルナレフのようになって考えてしまいます

更にやりこみ要素も充実。
死亡リスト・敵図鑑の作成・コミックス蒐集・ハイスコア狙い……正しく、
正統なるローグ系RPGの集大成と言っても過言では無いでしょう。

*落ちつくんだ…『欠点』を数えて落ちつくんだ…

でも、完璧は存在しないのがこの世界。勿論、この作品にも欠点があります。
まず、ネタがディープなのでジョジョを知らない人はキツイ事。
コミックスによる能力強化も、最も有名な3部以外の作品を区別するのが若干難しいです。
慣れれば問題無いのですが。

で、もう一つ。それは若干難易度が高い事。
シレン・トルネコに比べてしまいますが、特殊な能力を持った敵がやや多く、その分対処がかなり難しいです。
エボニーデビルの人形とか床屋のカーンとかは攻撃力がガンガン上がるし、
マンハッタントランスファーやホル・ホースは何処からとも無く撃ってくるし、
F・Fやジョリーンなどは体力回復するわ……。
トラップもダメージ+追加効果が多く、しくじるとトラップで再起不能(リタイア)する事も。

若干レスポンスが重いのも欠点。足踏みが足踏みになっていない(スピードが遅い)ので、
ちょっとストレスが溜まる。画面サイズも大きく出来ますが、実際には
大きくするとレスポンスがさらに低下するのでどうしようもない……。
ま、これも慣れれば問題無いのですが。

*やれやれだぜ……

総評。
ジョジョフリークもローグ系大好きっ子も、まとめて面倒を見る太っ腹な作品
勿論、知っていなくてもジョジョは君を待っているぞ。
ただし、本気で中毒度はあのレミュオールと同格かそれ以上
下手をすればハマリ過ぎて、社会的に再起不能(リタイア)する可能性もあるので要注意だ!

……所で、ディアボロの試練って、クリアできるのこれ?

*補足事項だっ!!

・カードビルダー
正確には『機動戦士ガンダム0083カードビルダー』。
まぁ、いわゆるガンダムのカードゲームです。2プレイ500円はちとキツイ。
・ローグ系RPG
テレビゲーム黎明期に存在していた自己生成型ダンジョン探索RPGの元祖。
文字でキャラクターを表現していたので、非常に簡素。
……一応言っておきますが、自己生成型ダンジョン探索RPGは
トルネコが元祖では決して無いという事を間違えないように。
まぁ、そんな奴はここのユーザー&レビューアーにはいないでしょうが。
いたらDIO様にロードローラーして貰いましょう
・トルネコ
『トルネコの大冒険』の事。SFCでDQ4のスピンオフとして製作された作品。
その中毒性の高さから『1000回遊べるRPG』と称された。
製作はサウンドノベルでもおなじみのチュンソフト。
PS(PS2)版と違い、SFC版は完全オートセーブでやり直しが効かないため、
SFC版が最高傑作の呼び声も高い。
・シレン
『風来のシレン』の事。SFCで発売された不思議のダンジョンシリーズ第2弾。
より自由度が上がった他、合成の壺などの要素が加わりさらに中毒性は上昇している。
GB・DC・PC版などもある。
・店の商品を盗み、店主に殺された
『風来のシレン』より。
ダンジョン内部でたまに店が存在している事があり、売買が可能。
だが、真にやり尽くしたシレンジャーはどうやってアイテムを盗むか、を考える。
壁抜け出来る肉を食べたり、店の内部に落とし穴を作って自分から落下したり、
大部屋の巻物を読んでから店主を吹き飛ばして階段に逃げ込むか……。
なお失敗すると例外なく店主に殺される。この店主がDIO様も真っ青になって逆立ちで逃げ出す程の強さで、
捕まれば即刻再起不能(リタイア)に。
ちなみに、これは今作でも可能。失敗すると、トニオさんに石鹸で殴られて再起不能(リタイア)に
・爆弾岩の連鎖爆発でトルネコ粉微塵
『トルネコの大冒険』より。
さほど強くは無い敵、爆弾岩。だが、ある程度のダメージを与えると大爆発(メガンテ)。
巻き込まれれば体力は1になってしまう。
問題は2体連続で爆発させた場合で、体力1の状態で爆発に巻き込まれると
即刻再起不能(リタイア)になる。どんなに強力な装備があってもサヨウナラ
……一回これをやってかなり強化したアイテムを失った時は、本気でやさぐれたよ……。

 《 銅たぬき 》  ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:7

ジョジョ + シレン = ハートがふるえるRPG

「ジョジョ」といえば、荒木飛呂彦先生の「ジョジョの奇妙な冒険」のことであり、1987年の連載開始から2007年現在でも連載が続いている息の長いシリーズで、独特のポーズ、独特の擬音、数々の名言から熱狂的なファンを多く持つ人気コミックである。

一方、「シレン」とは「風来のシレン」のことであり、入るたびにレベルは1から、毎回ダンジョンのマップが違う、毎回落ちているアイテムが違うという中毒性の高い「1000回遊べるRPG」(ファンの人は冗談抜きで1000回遊ぶらしい)である。

共に熱狂的なファンを持つこの2つを組み合わせたらどうなるか、それをやってしまったのが、本作である。

と、むじゅかしい前置きはこのくらいにしてレビューに移りたいと思います。
ちなみに私は「ジョジョ」は1~3部を読んだことがある、「シレン」は「トルネコの大冒険2」のみやったことがあるという中途半端やろーなので、そこのところご承知願いたい。

◆おまえは今までに死んだ数を覚えているのか

まず、システムは「シレン」や「トルネコ」とまったく一緒です。
1アクションごとに敵も1アクション動く、落ちているものを拾いながら進む(未識別のものもある、むしろ多い)、死んだら所持金、アイテムはすべて消えます。
いや、このシステムをプログラミングでやってしまう時点で充分すごいのですが、システムの再現度が非常に高いので不思議なダンジョン系のフリーゲームの中では非常にプレイしやすいと感じました。
斜め移動ボタンや向き変更ボタン、足踏み回復、ダッシュ、未識別アイテムの名前付け、持ち物のソート機能、遠距離攻撃用の射撃ボタンetc.etc. どれもコンシューマーゲームでは当たり前ですが、これってフリーゲームですよ?
これらの作者さまの作品への愛のために、非常にストレスないプレイが可能になっています。(そのためにさらに中毒性が高くなってハマッてしまい、レビューの締め切りがッ…)

◆ふるえるぞDisc、燃えつきるほど発動!

本作では武器、防具、指輪にあたるものがすべて「装備Disc」として扱われます。
このおかげで「武器は大量にあるが、防具が拾えなくて2撃で死亡」とか「防具は最強だが、武器がなくて敵が全然倒せない」という落ちているアイテムの偏り事故が軽減されています。明らかに防具用、武器用なDiscもあるものの、どちらに装備してもOKなDiscが多いので助かります。
さらに、装備Discと射撃Disc(遠距離攻撃用の弓、または特殊効果の杖に相当)には「発動」という能力があり、普通に使った場合とは別の効果を発揮できます。
射撃Discなら、1つで2度おいしいくいただけますし、装備が余ると、売るか投げて敵にぶつけるくらいしか使い道がない「シレン」に対して、アイテムとして「発動」できるためアイテムに無駄がありません。
ちなみに攻撃と回復ができる「フー・ファイターズのDisc」は私にとって序盤の必需品でした。

◆ ちりばめられたジョジョへの愛! そこにシビれる! あこがれるゥ!

プレイしやすさに加えて、作品に満ちる作者さまの「ジョジョ」への愛も忘れてはいけません。
記憶Disc(草や巻物に相当)を使えば、その人物の名ゼリフが聞けます。しかも数パターンあるし。
当然のようにほぼすべての装備スタンドに個別のグラフィックが用意されていますし、クリティカル時にはジョジョ特有の擬音が(もちろんスタンドごとに別)表示されます。
もちろん、スタープラチナなら「オラァ」ですし、ザ・ワールドなら「無駄」です。
倒された敵ごとに死因が異なるのにいたっては「やりすぎ」です。(いい意味で!)

他にも アクア・ネックレスのいるフロアでハーミットパープルを発動 → 念写にアクア・ネックレスが映ってマップが見えない。

カルネの死体を投げて破壊する → 中からノートリアスBIGがうじゃうじゃと発生。
ジョナサンのDiscを使った後で石仮面をかぶる → 吸血鬼状態で波紋の呼吸をして瀕死のダメージ+HP回復不能。

DIOとジョゼフが同じ階に → DIOがジョゼフを倒して「最高にハイなDIO」にパワーアップ。

などなど、原作どおりのネタの数々には脱帽です。「まさかここまでは用意していないだろう」と思ったネタがちゃんと用意されているのには正直感動しました。

◆ダンジョンをッ 制覇するまでッ プレイするのをやめないッ!

完成度がかなり高いこのゲーム、ジョジョファンにも、シレンファンにも、そのどちらでもない人にも、ぜひプレイして欲しい1品です。
ちなみにダンジョン内で終了した場合でもそのときの状況がちゃんとセーブされますので、ご安心を。寝不足になってもかまいませんが、廃人にはならないように。

1つだけ難を挙げるとすれば、倉庫が使いにくいこと。「倉庫にモノを置く」というのはシレンどおりのシステムなのですが、装備Discの形状が全部同じなので拾わないとどれがどれだかわからなくなるのが面倒でした。
最近のシレンは倉庫がメニュー形式になったらしいですし、こちらもそうしていただけるといいなぁーと思ったり。
では、最後に評点をして、銅たぬきはKOOLに去るぜ。

ハマリ度:10/10
シレンのシステムをほぼ完全に再現。
いつでもセーブできるうえに、Discシステム(勝手に命名)によって落ちているアイテムをより柔軟に活用できます。
グラフィック:10/10
数々の敵キャラ、スタンドグラフィックの多さとその再現性には脱帽です。ジョジョ特有のあの擬音もオープニングから全開です。
サウンド:7/10
Discを装備するたびにBGMが変わるというアイディアは悪くないですし、そのスタンドの名前の元ネタの曲を使うというのもセンスを感じますが、あんまりBGMが印象に残らなかったもので…。やはり、ゲーム用の音楽と一般の音楽は違うってことでしょうか?

 《 ckck 》  ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:10

ディ・モールト、ディ・モールト良し

ハマリ度10/10
これ以上何を求めればいいのだろうか。これぞ、フリーゲームの最高水準。
個人的には、本家ダンジョンシリーズを超えたゲームと考える。
グラフィック10/10
キャラクターから、落ちているアイテムまで、脅威のドット打ち。正直言って、手間のかけ方が常識外。
コミックの表紙が一冊一冊個別に作ってあるって、どんな愛ですか。
サウンド10/10
装備にあわせてBGMも変わるのは、予想斜め上のシステム。
ディスクという設定を上手く生かしつつ、アイテムを入手する楽しさを倍増させている。

なにこれ?ネタゲー?

一言で言うと、「それは無い」
「不思議のダンジョンシリーズ」をベースに、「ジョジョネタ」で限界を突破するまでチューニングされた今月のイチオシ。
原作のネタをほぼ余すところなく盛り込み、再現することにより、「『凄み』で相手の位置を把握できる方」や「精神的動揺による操作ミスは決してない方」も、満足できる難易度と内容を完備。
その上、オートセーブ一発自殺などのシステム周りも用意され、より快適なプレイ環境も構築。

結果、過去イチオシで取り上げられた作品と比較しても、群を抜く完成度を実現。

「金が取れる、取れない」と言った話ではなく、(ライセンス的な問題を除けば)フリーで公開するレベルを悠々と超えている

でも俺、ジョジョなんて読んだこと無いから

原作を知っていた方が、有利なことは間違いない。
コミックスで強化できるスタンドも分かるし、敵の動きだって読めるかもしれない。

しかし逆に、ネタが殆ど分からなければ、別方向からこの作品を味わえる。
攻撃から敵の能力を推理することもまた、この作品の醍醐味だからだ。
味わえるのは、未知の能力者に襲撃された、原作キャラクター達の心境。

何部に登場するスタンドかが分からなければ、ネット検索にかければ良い。
この作品には、それが苦でないほどのが込められているから。

何か感想はある?

突如襲い掛かる謎の攻撃。
画面外から飛来する凶弾。

きさま新手のスタンド使いかァーーーーーッ!

息を呑む緊張感。
わき上がる高揚感。

フリーゲームの境地と言える作品がついに登場!

こいつは、グレートにまいったぜェ…。

 《 赤松弥太郎 》  ハマリ度 : 7 グラフィック : 9 サウンド : 7

知らないね。終わり。

……ん ?
いや、見ての通りだよ。あざらしに「くたばりやがれッ ! DIOOOOOOッ !」とか叫ばれても困るって、ねえ。
漫画を一切読まない人とか、特撮見ない人とか、女性とか、ありえない位いろんな人がこのサイト読んでますからね。みんな仲良くしなきゃダメです。
なので私からは、「非漫オタの、非漫オタによる、非漫オタのためのレビュー」を書かせていただきます。純粋にローグライクRPGとして見たとき、本作はどんなゲームなのかを知る参考になれば幸いです。
ネタは一切無いけど、いいよね ? 答えは聞いてない。

最初からクライマックスだぜ !

プロレスオタクの主人公はある時、13人目の男が放った謎の技を食らう。 この技を受けた者は過去に戻され、この技を受ける直前までを繰り返し、再び過去に戻され、これを永遠に繰り返してしまうのだ。 対抗する方法はただ一つ、メモを取り、パターンを覚えること ! 戦え ! 戦わなければ生き残れない !
と書けば、半分くらい本当、らしいぜ !

少し修正が必要だ……

死んでやるのも、戦いを止めるのもお前の自由だ

従来のローグ系RPGと比べてできることが多い本作では、戦略が非常に重要です。「頭使うタイプじゃないのにあれこれ考えちゃって、もう時間の無駄って言うかね」とか言ってると……お前、死ぬぜ ?
本作最大の売り、ディスクシステムはその際たるものです。ディスクには本当に色々な使い方があります。発動して敵の偵察などをさせても良し、投げつけて攻撃しても良し、装備すれば装甲にもなりますし、音で応援までしてくれます。
グッドデザイン賞な味と香りのシステムですが、「ごちゃごちゃした戦いは、好きじゃない……」という意見もあるでしょう。 [メニュー] - [道具] - [装備したいディスク] - [装備] - [どこに装備しますか ?] と表示されると、「またメニューか……何度メニューを選べばいいんだ」とも言いたくなります。 ショートカットキーもありません。で、挙げ句に呪われてて「拘束します」となる。
しかも、一枚のディスクがいろんな場所に装備できるという特性も、活かせる場面はあまりありません。 ほとんどのディスクは攻撃・防御・能力のいずれかに特化していて、「待て、装備箇所は慎重に選ぶんだ !」などと言われるまでもないのです。
終盤、装備ディスクが未識別になっても、識別してから装備し直せばいいだけの話ですし…… ここまでするならいっそ、攻撃だの防御だの、分け隔て無くいつも上を見ていた方が良かった気もします。3枚装備した中で、攻撃・防御の最高値が使われるとか。それとも合成オンリーにしてディスク1枚で全てまかなうとか。

そんなこと、俺が知るか !

もう一つ、みんなが幸せになればいいって本気で思うのが、単行本システム。
原作があるローグの場合、ドラクエにしろ、ポケモンにしろ、原作を知っていた方が有利になるのは当然です。敵キャラやアイテムについて、事前情報があるわけですから。しかし、いずれにせよ何度も戦えばわかることなので、「一度見ると全て覚えてしまうんですよ……攻撃パターンもね !」とまで気負わなくても大丈夫です。
ですが、この単行本システム、原作を知らない人にとっては……ここで問題です。

Q. モールドが登場したのはマジレンジャー第何部でしょう ? (複数回答)
1. 第一部 2. 第二部 3. 第三部 4. 劇場版

ふん、ノリがよければいいというものではない。
しかもこの問題、間違えるとアイテムが消えます。「ば……馬鹿な ! 戻ってこい33巻 ! 戻れェェェェ !」と叫んでも無駄です。「どうせ俺なんか……」と呟きつつ攻略サイトを見るハメになります。
原作を知ってる方がうっかり間違えても、「しまったと言ってからでは手遅れですからね」で貫くこのシステム、ただストレスがたまるばかりで間口を狭くしているように思うのですが……。

癖になるんですよ……そして頂点を極めたくなる !

強さにゴールはない。敵は更に強くなる……いつまでも、どこまでもな。
もう序盤のダンジョンから「殺る気マンマンだぜぇ !」な敵が目白押しです。 固くて強い回復役、倒れる度に強くなる人形、とても回復が間に合いません。 部屋の真ん中で無制限射程の敵に襲われたり、食らいついたら放さない敵に捕まれたり、「あれは不幸な事故だった」としか言いようのない負け方をすることも多いのです。
打つべき手はただ一つ、高みを目指して、学び、変わることだけ。誰よりも今よりも強くなることだけです。
潜れば潜るほど敵も自分もどんどん強くなる本作、バランスが非常に極端になっていきます。 多分原作再現なのでしょうが、制作側から「もっと強くなって、もっと僕を笑顔にしてよ」と誘われてるのですから、受けて立とうじゃありませんか。真っ暗闇の無間地獄でずっともがき苦しんでこそ、見える光があるんだ……
だが期待するな ! どうせ俺には一生見ることはできない……いいよなあ、お前は。俺も「時刻は私のためだけに流れているのだ」とか嘯きながらお前をボコボコにしてやりたい……

ハマリ度 : 7 / 10
良くも悪くも、両原作どちらかのマニア向け。いろいろ書いたとおり、間口は広くないが、一度ハマればどこまでもハマるはず。
まあ、自分が死なない程度にどうぞ。
あとはショートカットキーとキーカスタマイズを備えれば、ローグジャンキーも取り込めて、本家不思議のダンジョンを越えられるはず。
グラフィック : 9 / 10
私は原作知りませんが、凝ってる上に見やすいことはよくわかる。
サウンド : 7 / 10
言うべきことは何もありません。

え ? ネタはたっぷりあるだろって ? ……わからん ! zzzzz......

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