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■ プラモギア

プラモギア
作者 [ ごみしき さま ]
ジャンル [ ホビアニ風RPG ]
容量・圧縮形式 [ 258MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクールMV ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

(補足)
2024.03.25:現在の最新バージョンは1.09です。

プラモギア プラモギア プラモギア プラモギア プラモギア プラモギア

レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
ES 9 /10 10/10 8 /10 52/60 B
赤松弥太郎 9 /10 8 /10 8 /10

 《 ES 》  ハマリ度:9 グラフィック:10 サウンド:8

プラモギアは人を傷つける道具じゃねぇ!!
俺とギアマッチで勝負だ!!!!

…そんなことを言ってるかもしれない主人公のセリフも、我々プレイヤーには聞こえない「主人公がしゃべらない系RPG」。そんな本作ですが、こと「ホビーアニメ」の雰囲気はストーリー・画面・システムの全てをかけて完璧に再現されています。
熱血正義で友達想いの主人公、ヤンス系メガネの親友、後半に仲間になる4人もそれぞれ属性が強い老若男女問わず響くキャラ造りになっています。
ストーリーも「ホビーの強奪・破壊を是とする悪役に、ホビー愛と友情で立ち向かう」という王道ホビーアニメ。4話構成の短編ですが、新キャラが登場するたびに盛り上がりを見せる構成になっています。
そしてシステム。本作はバトルシステムすらホビーアニメ…と言うより現在のホビーアニメの主流「カードゲーム」から取られています。
そう、デッキ構築。これが「プラモギア」の戦闘では最重要となるのです。

本作の戦闘難易度は、作者の自称でも私の印象でも「結構ムズい」に入ります。相手側も個性が強く、最も簡単な第1話でも「素早い飛行ロボ」「防衛型と近接攻撃型のタッグ」「炎熱攻撃が得意な炎ロボ」とかなり練られた構成。チュートリアルバトル故に弱めに設定されていますが、どれも特性と弱点を理解せずに挑むと、ライフを失い戦闘報酬の激減は免れません。
話数が下るごとに、敵の強さも構成もバージョンアップしていきます。「防衛」ができるルミナステラが加入することで、敵側も「手加減」を外してくるのです。
それ故に、簡単な1話から「よく出る敵の性能」、特に「最も警戒すべき敵」と「その対策」を学ぶ必要があるのです。

これに対応するため、主人公側もデッキ構築を練る必要があるのです。特に、近接型/射撃型の切替すら可能な主人公機「アークバスター」のデッキ構築は最重要です。
「アークバスター」の初期装備「パイルバスター(GPが高いほど威力増)」「チャージシューター(ヒット時のGP獲得量が高め)」もかなりシナジーが高い装備で、オプションにGP再生の高いもの、GPアーツが追加されるものを選ぶと、そのシナジーはさらに上昇します。
しかし、1話バトル後にトモノリからもらえる「ノヴァカノン(通常使用時GP+40・攻撃はしない)」がメインウェポン=パイルバスターと交換なのが困りもの。メイン火力となるサブウェポンをお店から探す必要があるのです。
ストーリーでもらえるアイテムは、獲得イベントが印象的であるほど性能の尖り具合も鋭角。「ゴリパンチ(威力激強・命中率激低)」「マタタビロケット(強力な状態異常「スタン」を与える・ダメージは0・命中率も低め)」など、上手く使えば強力だが、上手く使うための埋め合わせに手間がかかる性能ばかりです。
そんなクセばかりの装備品のシナジー、時には敵へのメタなども考慮し、「最強の愛機」を作ること、それが「プラモギア」の醍醐味にしてテーマ、そして最もホビーアニメらしい要素なのです。

シナリオ量としては読み切り漫画・もしくは1時間スペシャル程度に短い本作ですが、「最強を構築していく」作業に手間がかかり、プレイ時間は数時間はかかります。
火力と補助をバランスよくシナジーさせたデッキ、補助は味方に任せた火力編重デッキ、逆に火力役の味方をサポートするデッキ、カウンターや高威力低命中に賭けるロマンデッキ…カスタマイズのバリエーションも強みも本作には豊富に存在します。
ストーリーをやりつくした方も、特定の敵に勝てなくて詰まっている方も、いろいろなデッキを試してみましょう。

 《 赤松弥太郎 》  ハマリ度:9 グラフィック:8 サウンド:8

溢れるイメージ それだけあれば大丈夫

 ホビーアニメの世界へようこそ!
 なに? 「子どもの頃は金が無く友達もいなかったのでホビーには思い出が一つも無い」? まあそうおっしゃらずに。
 そんな失われた子ども時代を過ごしたボクにも、本作は以下のホビーアニメのお約束を体験させてくれます。

 世界征服しないのは物足りな
 中でも本作では、「友情」が非常に重要なファクターです。
 本作では戦いを積んでも能力値は上がりません。代わりにキズナレベルがUPします。
 絆が深まると自宅イベントが解禁され、仲間機のサブ武装が換装可能になったり、一品ものの装備がもらえたりと特典盛りだくさん。
 そんな中、追撃率上昇は一見地味な効果にも思えますが、実は一番のメリットです。
 追撃は1行動あたりのダメージが跳ね上がる上、機体ごとに特殊効果も設定されており、さらに3連コンボが決まった後の合体アーツはどれも強力無比です。
 さあ、ギアマッチを通じて仲間たちと交流を深めましょう!

 本作の仲間は全部で5人。主人公と他2人、あわせて3人で戦います。
 主人公を含む6人について、その機体と一緒に紹介していきます。
 ネタバレ? いいんですよ5人仲間にするのに2時間もかからないんだから。

日向 マシロ(デフォルト名)
機体:アークバスター 攻撃C 防御C 機動C サポートC

 まずは主人公機の紹介から。
 ↑の表示を見ると器用貧乏な印象を受けますが、これはカスタマイズの幅広さを表しているだけと考えてください。
 メイン武装が換装できる唯一の機体であり、メイン + サブ + オプション2種の組み合わせで、どのようにでも機体性能を偏らせることができます。なので平均して全部Cとしか書けない、というわけ。
 チームを組む仲間の性能によって、求められる立ち回りは大きく変化します。
 ルミナステラ + ティタンベアの防御偏重チームでは必然アタッカーを任されますし、逆にサクラナデシコ + イダテンクローという組み合わせだと防御やサポートに回った方が安定するでしょう。

 ですが、初期装備のパイルバスター + チャージシューターの組み合わせが十分強力なシナジーを生み出すので、まずはそこに慣れましょう。
 最初はチャージシュートを当ててGPを溜め、GPが溜まったらパイルバスター殴りに移行、敵が大技を撃つ前にアークバスターで黙らせる、という、わかりやすい立ち回りができます。
 難点は機動性能の低さ、そしてチャージバスターの命中率の低さ。当たらなければGPは溜まりません。
 とはいえ、回避の高い敵に使わなければそこまで気にならないので、そういう敵に使うのを避けるか、オプション「ロックスコープ」等でカバーできます。

 しゃべらない系主人公ではありますが、仲間たちの反応を見れば、その実直さは十分に窺い知れるところです。
 他キャラの自宅イベントをこなす度に追撃率は徐々に上昇していくので、満遍なく全キャラとチームを組んで戦っていきましょう。

津久葉 トモノリ
機体:ジェネラルタンク 攻撃B 防御C 機動C サポートA

 器用貧乏というのは、このジェネラルタンクの方が当てはまってます。
 というか、初期のサブ武装「サーチレーダー」がだいぶ足を引っ張ってます。装備するだけで近接-30%、射撃-30%されるせいで、本来の火力がまったく活かせません。
 フォローしておきますが、命中+25%というのは確かに強力で、クリティカル率が体感でハッキリ変わります。特に追撃・合体アーツの期待値が上がるので、終盤以降は1ターン使ってでも活躍させたい場面も増えます。
 ……うん、終盤以降。GPアーツ「攻撃指令」「防御指令」も強力スキルだけど、全員の絆が深まるまでは、他のサブ武装を装備した方がいいんじゃないかなあ。

 いずれにしても、メイン武装「アーミーライフル」のGP上昇量が群を抜いて優秀なので、GPアーツメインの立ち回りで真価を発揮します。
 GPアーツが増えるサブ武装やパーツはいくらでもあります。仲間を補助するも良し、敵に状態異常を押しつけるのも良し。
 主人公機に次いで幅広い戦い方ができるので、どの機体と組ませても活躍できます。仲間の持ち味を活かす戦い方を心がけましょう。
 防御と機動性が低いという難点はあるので、そこだけは注意が必要です。

 トモノリ自身も、誰とでも馴染みやすく親しみの持てる人間です。コミュニケーション力は仲間内で一番高いんじゃないかな?
 まあ、プラモギアのことになると若干早口になる嫌いはありますが。オススメの初心者向け動画を100本送りつけたりしますが。
 知識量は確かなので、新しい仲間と出会ったら、まずはトモノリの機体短評を聞いて参考にするといいでしょう。

星河 アカリ
機体:ルミナステラ 攻撃C 防御B 機動B サポートB

 そして、本作のメインヒロイン枠です。
 マシロたちと関わるまではギアマッチは見る専で、プラモギアは観賞用に買ったとのこと。なかよしの友だちに勧められて断れなかったらしいです。
 押しに弱くて、自分を主張するのが苦手で、今まで熱中するものも無くなんとなく生きてきた彼女が、ギアマッチを通して自分自身の気持ちに気付いていく。こういうの、実にイイですよね。
 無知な少女を沼に突き落とす悦び、皆さんもぜひ堪能しましょう。

 きっと機体性能も何もわからず買ったのでしょう、ルミナステラは使いこなすのが最も難しい機体です。断じて初心者向けでは無い。
 メイン武装の「スターライトホルン」は防衛用、対象の行動を反撃以外封じる妨害スキルを持ってます。おまけで発動時に自身に属性耐性が付きます。
 問題は、ルミナステラの機動性能が大して高くないことです。素早い相手や、GPが溜まって行動優先度が上がっている相手には先制されてしまい、せっかくのスターバリアが不発に終わります。
 火力不足を補うため、初期サブ武装「サテライトビーム」やGPアーツ「コスモボイス」には防御無視効果がありますが、スターバリア以外のGP上昇量が低く、攻撃に役立てるのは難しいでしょう。
 必殺アーツ「ステラ オン ステージ」の効果は超強力ですが、4つの効果のうちどの効果が発動するかランダムなので戦略に組み込みづらいです。
 合体アーツ「ソング オブ ユニゾン」になると、4つの効果のうち2つ発動しますが、GPがスッカラカンになってしまうので計算しづらいのは相変わらず……他キャラの合体アーツも十分強力だからなあ。

 ボクはキャラ愛が足りなくてやり込めなかったのですが、光るものを持ってるのは間違いないです。ポテンシャルは間違いなくあります。
 皆さんはぜひ、アイドルらしく格好良く使いこなしてください。

百合園 ハルカ
機体:サクラナデシコ 攻撃A 防御D 機動B サポートB

 お待たせしました。みんな大好きメガネの学級委員長ですよ!
 ご覧の通り見目麗しく、クラスの男子の人気をアカリと二分してる……してるんじゃないかな!
 しかし、生真面目というか不器用な性格が災いして素直になれず、色々と誤解を招いていそうです。大丈夫? 友だちになろうか?
 特にほめられ慣れてないのが致命的。アカリにかわいいって言われただけで顔真っ赤にして「何が目的なんですか!」と食ってかかってたからなあ。かわいいなあ。

 そんな彼女の性格を反映してか、サクラナデシコは攻撃激強、防御よわよわというとてもわかりやすい性能です。
 メイン武装の「桜花絢爛」は反撃ができない代わりに、単発火力は高く、さらに命中率によって追撃率が上がる仕様のため、合体アーツがポンポン出せます。
 反面防御はまったく頼りなくて、一発入るとHPが2~3割消し飛ぶので安定感に欠ける……と思いきや。
 ここで登場するのが初期サブ武装、そして本作最強のサブ武装である「舞ノ羽衣」です。
 ダメージを1回完全無効化するバリアが最大2ターンも持続するおかげで、安定感が大幅にアップ。さらにGP上昇量も多く、付属のGPスキル「無双演舞」もサクラナデシコと相性がいいと至れり尽くせり。
 他の機体に付けても十二分に強力ですが、一番その能力を引き出せるのはサクラナデシコでしょう。他のサブ武装を検討する余地が無いほどのシナジーがあります。

 尖った機体ではありますが、他機体との相性はおおむね良好です。
 第一のチーム候補は、盾役のルミナステラやティタンベアでしょう。特にティタンベアとの相性は抜群です。
 同じ射撃タイプのジェネラルタンクとも相性はいいし、サーチレーダーを使えば追撃確率やダメージの底上げもできます。防御に不安が残るのでそこのカバーは忘れずに。
 ただしイダテンクローとだけは相性最悪です。強みと弱点が似通っているため、同種のパーツの取り合いになるにも関わらず、シナジーがほとんどありません。

 厳格な母親にバレたら何を言われるかわからない、とプラモギアのことをひた隠しにしているハルカですが、なんか似たもの母娘の感じがするんだよなあ。
 いつかわかり合える日が来るといいですね。

小山野 タイショウ
機体:ティタンベア 攻撃B 防御A 機動D サポートB

 見ての通りタイショウなんだな。おにぎり大好きなんだな。絵がうまいって話は聞いたことがないんだな。

 HPも防御もダントツのトップ、機動性能を捨て、すべてを防御に振った、これまたわかりやすく尖った機体です。
 何がすごいって本作、防御値は割合でダメージカットするんですよ。
 防御率50はダメージを半減、そして防御率100以上になると通常ダメージを完全に無効化する、という意味です。
 まあ実際には防御無視攻撃がかなりの数あって、無敵ではないんですが。ティタンベアは現実的に防御率100に届く、唯一の機体ということは覚えておきましょう。とんでもないです。

 では短所である機動性能の低さはどうなんだ、というところですが。
 ついさっき、ルミナステラでは防衛スキルが不発になる恐れがあるって言ってたじゃないか、それ以上に遅いティタンベアの防衛スキルなんて役に立つのか? という疑問も出てくるでしょうが。
 「ウォールシールド」という、これまた素晴らしい初期サブ武装を持ってるんです。
 防衛アーツ「ウォールガード」はGP上昇量が多く、さらにタゲ取り効果もあるという強スキル。この時点でティタンベアの強みを引き出し、弱みをカバーしてくれます。
 そして最大のメリットは付属のGPアーツ「ガードシフト」。ウォールガードしか入力できなくなる代わりに絶対先制という、まさにティタンベアのためにあるスキルなんです。
 防御率を100にするなんてネタも紹介しましたが、ぶっちゃけウォールシールドの魅力には敵いません。盾役として割り切るなら、これまた他のサブ武装を検討する余地が無いレベルのベストマッチです。

 盾役以外の使い方は……ちょっと難しいかな。
 攻撃B評価だけど、ガイアハンマーの単発火力は高くないし。チェーンしやすい特性込みの評価ではあるけど、積極的に殴っていく機会がどれだけあるか。
 自分から攻撃していくとなると、どうしても機動性能の低さと命中率の低さが気になります。「メガトンプレス」の全体スタン効果が役立つ日は、多分来ないんじゃないかなあ。
 ヘンに小器用に立ち回ろうとするより、どっしりと構えた方がチームに貢献するはずです。

烏丸 シン
機体:イダテンクロー 攻撃B 防御D 機動A サポートC

 昔、赤くて3倍速いロリコンがこう宣いました。「当たらなければどうと言うことはない」と。
 その思想を体現したのが、イダテンクローという機体です。耐久性は最底辺で、敵の攻撃が3発当たれば沈みます。
 貧弱な装甲を、装備やGPアーツや防衛アーツで底上げした、圧倒的な機動力と回避力でカバーする、という設計で……え、防衛アーツ!?
 そう、初期サブ武装「ゲイルブースター」は、発動時に近接回避率を20%アップする防衛アーツ持ち。回避盾までやろうという野心に溢れた構成なんです。ロマンチック!

 ……いくら何でもロマンに過ぎるんじゃないかなー、とボクは思います。
 本作の回避は、近接回避と射撃回避に分かれてます。イダテンクローの初期ステータスは、近接回避50%に対して、射撃回避は0%。
 反撃アーツも敵機体ごとに近接属性・射撃属性が分かれているので、初見の敵にゲイルブースターを使ったら、射撃反撃で大ダメージを食らうのはあるあるです。
 近接回避を100%に上げるのは現実的に可能ですが、射撃回避は100%まで上げられません。もちろん必中攻撃には為す術がありません。
 これはサクラナデシコから舞ノ羽衣を引っぺがして装備するのが正解な気がします。両機を同時運用することは考えにくいので。

 機動力に応じて攻撃回数が増える「テングブレード」もロマンに溢れてますが、追撃発生率が低く、ゲイルブースター共々GP回収率が低めな点も注意が必要です。
 タイショウの保護者を気取ってますけど、むしろ保護されてるのはシンの方じゃないかというのも、よく言われるところ。
 ティタンベアとの相性が良く……というより、他の機体との相性がよろしくないので、自然とタイショウと組む流れになるんじゃないかと思います。

 本作の最終目的は、カツアゲ野郎の金城オウジをぶっ飛ばすことです。
 ただ、プレイヤーとして一番の盛り上がりを迎えるのはその1話前、6人が集まって、強敵たち相手に特訓する第3話です。
 様々なタイプの機体編成にどう対処できるか、チーム編成やパーツ構成を様々に変えて試してみる、その試行錯誤の過程こそが本作の楽しみでしょう。
 クリア後、3話時点に戻ってもう一度強敵たちと戦える仕組みは、よくわかってると思いました。

 一方でそれは、本作のキャラゲーとしての側面も浮き立たせます。
 本作の仲間たちは、決して記号だけの駒ではありません。
 キャラクターや機体に愛着があるからこそ、相性不利とはわかっていても、「このチームで戦いたい」という思いでカスタムに工夫を凝らして戦うプレイヤーも、きっと多いと思います。
 そして本作の難度設定は、そうしたプレイヤーの思いに応える懐の深さがあります。最適解以外受け付けない、という高難度ではありません。
 短編ながら、敵も味方もすれ違う人も、みんな個性の塊みたいなこの世界で、あなたも存分にお気に入りを推すのです!

ハマリ度 : 9 / 10
 深刻な不具合は見つからなかったが、合体アーツ等で行動順がごちゃごちゃすると拡大表示がおかしくなることが度々ある。決定ボタン押しっぱなしでイベントスキップできるが、キャラの表示がずれることがある。
 ガチャによるパーツ入手と聞いて不安になるかもしれないが、終盤まではパーツ無しでも問題なく勝ち進められる。クリアのためにはパーツと絆を多少稼ぐ必要はあるかもしれないが、それにしても4時間程度でクリアできる。パーツの種類とポイントの入手しやすさのバランスが良く、ガチャを苦痛に感じることは無かった。
 もうちょっと長くプレイしたい気持ちもあるが、短編として過不足無くまとまっている点は好感触。
グラフィック : 8 / 10
 キャラの立ち絵と機体のドット絵が描き下ろし。戦等は特段目を引く演出ではないし、派手にアニメーションするわけでもないが、ツボを押さえた、「わかっている」使い方。必殺アーツ前のロゴ表示はやはり必要。
サウンド : 8 / 10
 粒の揃った配布曲を、曲数を抑えて使っているので、短編ながら一曲一曲が印象に残る。これもしっかりとまとまっている印象。

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