■ 投稿レビュー RPG 17
天魔降臨 ~神々の反乱~ Afternoon,Party クレイジーコロシアム2 じじばばーん 精霊の剣
zero-questions プロバビリティ・シー 吸血少女 D. リバース

【 天魔降臨 ~神々の反乱~ 】

最初は、家の周りでザコ狩りです。
レビュワー [ 悪魔神官 ]
ジャンル [ 和風RPG ]
作者 [ CaesarSoft さま ]
容量・圧縮形式 [ 5.02MB・ZIP ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:6 グラフィック:5 サウンド:5

かなり昔に公開されたゲームであり、元はPC98時代からこのゲームは存在していた。
このRPGは歩かなくても、TABキーを押すと何処でも戦闘が可能になっている。
また、ターンは必ずプレイヤー→敵という順番なので絶対に先に攻撃ができる。ついでに絶対に逃げれる。
どちらかと言うと 初めてRPGをやる人向けのRPGか


 管理人コメント

このゲームは、非常にレトロな作風を目指したRPGです。レトロと言うことは、戦闘バランスはもちろんキツめ。開始直後だと、スタート周辺のザコですら、手も足も出ずにやられてしまう敵が存在します。
そのためか、このゲームでは、レベル上げに費やす手間を短縮できる「TABでの敵寄せ」が存在します。レベルの概念がなく、戦闘のたびに能力値が上がっていくため、数分もレベル上げをしていれば、見違えるほどに成長できます。
このゲームでは、レベル+経験値のほかにも、様々な物を省略しています。お金の概念まで省略しているため、宿屋はロハ、武器防具はイベントで手に入れる他ありません。
メニュー位置が最上段に戻らないこと(例:セーブメニューの初期位置が「セーブデータ3」・戦闘開始直後のコマンド位置が「逃げる」の場合がある)さえ慣れれば、手軽に遊べる作品です。


(補足)
2012.02.19:リンク先を変更

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【 Afternoon,Party 】

これが無くちゃ、「あふぱ」は決まらない!
レビュワー [ K’(カズ・ダッシュ) ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ 阿須端坊 さま ]
容量・圧縮形式 [ 22.1MB・自己解凍EXE ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:9 グラフィック:9 サウンド:9

冒険の報酬は『徒労』と『仲間』と……『出会い』と『別れ』と

 コンパク金賞という輝かしい経歴を持つ前作『Morning,Star』の続編に当たるRPG。
 前作のキャラもほぼ全員出てくるが、ちょい役多し(いきなりカナリア出てくるけど)。
 駆け出し冒険者・テトロとエルシーの珍道中、はっじまるよ~。

 戦闘システムは前作と同様にサイドビュー型半リアルタイムバトル
 違うのは両名が前衛・後衛両方を担当できるという点。
 交代コマンドを使う事で前衛と後衛を入れ替える事ができる。
 前衛は通常攻撃が出来るが、相手の攻撃の大半を受けることになり、
 後衛は攻撃魔法・回復魔法が使える反面、遠距離攻撃しか出来ない。
 つまりテトロが前衛で戦い、隙を見てエルシーと交代、魔法剣で攻撃や、
 テトロはSPを貯めて交代し遠当てを連射、エルシーは前衛で魔法剣を振る
 指輪の特殊効果を利用し、テトロを後衛にして、一斉に必殺技乱舞!
 あえてSPを温存し、クリティカルパレードで殲滅!(前作でもできるけど)など、
 状況に応じた多彩な行動を行う事が可能。
 なお撃破されても一定時間で復活するが、回数制限がある点に注意。

 ……実は本作、プレリリース版も存在していた。
 本来はそのバージョンのレビューを予定していたのだが……ふとHPを見ると……

 な、なんだってー!?

 ……んで、大急ぎでプレイした訳であって……プレリリース版に関しては、
 補足を参照して頂きたい。
 第2部はロゼさんや前作のクリス達の過去話や、テトロ達の話もちらほらと。
 そして……あの人の衝撃的な過去と戦いと。

 前作よりも更に洗練され、戦略性が更に増した戦闘と、相変わらずのストーリー。
 やり込み要素や隠しイベントもあるし、制限プレイも熱い。
 大きなオマケ要素が無いのが無念の極み、ではあるのだが……。
 正統に進化させた続編らしい続編。やってないなら、是非前作とセットで。

 ……ラストは、ちょっと考えさせられると思う。
 彼らの振るってきた正義は、本当に正しいのか?
 勇敢な冒険者は……『全てを救おうとする』冒険者は本当に正しかったのか?
 『彼女』は言う。「全てを救おうとするのは乱暴だ」、と。
 その意味を……彼等が理解できる日が来るのだろうか?

*補足

・ほぼ全員
……あれ、一人忘れているような……? あ、前作途中でご臨終したっけ
・エルシー
本名、アリス・ライト。前作をやった人ならピンと来る筈。
そう、前作のクリスの妹である。方向音痴に磨きをかけてメイン主人公入り!
いきなり迷子になり、水の中から出てくるという離れ業すらやってのける。
……あ、そこで「エ~ヘヘヘェ~♪」と照れてるエルシーさん……誉めてないから。
・プレリリース版

4章1部で終わり、第2部は無いバージョン。
実は本作、『ばとね!!』とほぼ同じ時期から作成がスタートしている。
あとは……どういう事か、分かるな?
なお、この事はプレリリース版あとがきで作者自身がネタにしていたりする罠

現在のバージョンとの違いは、

@第2部の追加……当たり前かw
@ダンジョンが広くなった。ギミックや宝箱も多く追加。
@一部の街のレイアウトが変更された。特にレオ王国は前作の使いまわしだったが、本作では新規となっている。
@会話イベントで顔グラフィックが追加された。
@新アイテム、新隠しイベント、新アイキャッチ(2部用)追加。
@章間イベントの変更。微妙に変わっています。

……こんなとこ?

・相変わらずのストーリー
前作以上に。ええ、全く。
町人に話し掛ける事がこれほど楽しい作品はそう無いと思う。
ぶっちゃけ、町中の人々全員に話し掛ける事を推奨
更にはたからば……ゲフンゲフン
・やり込み要素や隠しイベント
1話と4話の強敵撃破を筆頭とする隠しイベントが多いのも本作の特徴。
しかし、4話ラスボス倒せるかコレ……?(プレリリース版では倒せるが今回は負けバトルっぽい)
・オマケ要素が無い
プレリリース版にはあったのに……。
・ラスト
かなり衝撃的。特に……プレリリース版からプレイしていると、
ぶっちゃけ本気でビビリます。「お前がラスボスかよ!?」と。
ついでに言えば……本気で殺しにかかってきますのでご注意。

 管理人コメント

前作「Morning,Star」と同様のユルさを持つストーリー展開ながら、前作を踏襲・発展させたバトルシステムについては、「3回死ねるから」と、かなりの無茶が入っています。ザコの一撃でHPが半減するレベルです。(今までの経験で言えば、「これが初めてです」とは言えないのが何とも…。)
要素の点についてもてんこ盛りです。第1話から存在する強敵とのバトルはもちろんのこと、隠し宝箱など、コレクトせざるを得ないような要素が盛りだくさんです。幕間ごとに暴露されるため、ついつい再プレイしたくなってしまいます。
もちろん、そのてんこ盛りな要素の中には、エルシーやテトロたち、あまつさえ、前作のキャラたちまで出演して織り成す、数々のバカ要素は外せません。その中にももちろん、「隠し要素」に含まれるイベントがあるため、より一層再プレイしたくなってしまいます。

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【 クレイジーコロシアム2・アウタースペース 】

序盤は、パンチ・パンチ・パンチ!
レビュワー [ 悪魔神官 ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ 泉 和良 さま ]
容量・圧縮形式 [ 1.06MB・LZH ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:10 グラフィック:7 サウンド:8

モンスターハウスで修行してコロシアムでボスを倒して最上階を目指すというゲーム。

難易度は高く、武器や防具は戦闘で必ず数値が減って、劣化していきます。
また、一度装備した武具は外せず、別の武具を装備するか、敵を倒した時に手に入る武具を奪うかのどちらかです。
また、モンスターハウスで修行していると、突然今までの雑魚とは比較にもならないぐらい強い敵が突然現れたりします。
戦闘では、防御コマンドは無く、防御は主人公アレクの気まぐれで防御します。

その分、MD図鑑やモンスター図鑑等の様々なやりこみ要素はあるので、どちらかというとやりこみをしたい人向けのゲーム。


 管理人コメント

相変わらずと言って差し支えないほど、高難易度とコレクター性を兼ね備えた、いつもながらのアンディー・メンテ作品です。
特に、今作は、様々な効果を持つアイテム・武器・防具ばかりではなく、BGMを鳴らせる「MD」まで、敵からパクってコレクションしていきます。
低確率で出現するアイテムは、レベルにしては強力なものが手に入ることもあり、アンディー・メンテ作品にしては珍しく「俺Tueeee!」ができたりもします。しかし、調子に乗ってると「突然今までの雑魚とは比較にもならないぐらい強い敵が突然現れたり」して、死亡カウント+1に加え、せっかくの強力アイテムまで失ってしまい、非常に気合を削がれること請け合いです。

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【 じじばばーん 】

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レビュワー [ 777 ]
ジャンル [ 老人の老人による老人の為のRPG ]
作者 [ 湯たか さま ]
容量・圧縮形式 [ 4MB・ZIP ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:10 グラフィック:9 サウンド:9

げんざい、げんざい、あるところに…

このRPGはストーリーを楽しむタイプのRPGです。
とある田舎町に住む主人公二人はひょんなことから王国の城下町に行くことになり、
ひょんなことから王国の兵士へと抜擢され、次第に国の命運を分ける大事に巻き込まれてゆくことになる…。

…何?キャプチャと全然あってない?
いやいや、上で言ったことは何一つ間違ってませんよ。ただ補足するなら…。

主人公二人=キャプチャの爺さんと婆さん
ひょんなこと一つ目=年金引き上げのための直訴
ひょんなこと二つ目=……いや、補足することはこれぐらいか。

そうそう、爺さんと婆さんについても記しておこう。

爺さんの名前=山本じじお 婆さんの名前=山本ばばえ………実にファンタジーらしからぬ名前
jiji001jiji002jiji003爺さんの特徴=80歳。結構口が悪い。鋼の体強靭な足腰を持つ。
baba001baba002baba003婆さんの特徴=80歳。すぐ手が出る。酒癖が悪い。浪費癖もある。凄まじい腕力を持つ。
それはもう、ドラゴンボールの亀仙人か千と千尋の湯婆婆とかそういうレベルのスーパー老夫婦。
前述の通り、ストーリーを楽しむタイプなので戦闘の難易度は低い。無理もないかもしれない(ぇ)
主人公がこんなだから、ストーリーも自ずとギャグ寄りです。それを補佐するのが上にあるような顔グラ。
爺さん婆さんはコロコロ顔を変えてくれて、なかなか愉快なもんです。
コンパク金賞受賞作品だけはありますね!いつのコンパクかさっぱり分かりませんが(ぉ)


 管理人コメント

本作は、2007年夏にコンパク金賞を受賞した作品です。コンパク殿堂入りも果たしており、その面白さは保障済みといえます。
ただ、その面白さが、見た目では分からないのが、本作の辛い所。グラフィックもシステムもRTPと変わらず、画像を見ただけでは、なぜ本作が金賞まで手にできたのが不思議に感じられます。
本作の面白さは、静止画には現れないストーリー…特に会話イベントのテンポの良さにあります。主人公のジジババ2名だけでなく、サブキャラの孫3名・王様たち重要キャラ、単なるザコモンスターや町民Aに至るまで、湯たか さまのセンスあふれるセリフが入っています。
難しいことを考えずに楽しめると言う点で、本作は極上のエンターティメントに仕上がっていると言えるでしょう。

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【 精霊の剣 】

「使命」を課せられる点も、ネフェやイストとは異なる。
レビュワー [ cassino ]
ジャンル [ ダンジョン探索RPG ]
作者 [ MJ さま ]
容量・圧縮形式 [ 2.54MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:8 グラフィック:5 サウンド:6

作者曰く、いわゆるネフェイスト系のダンジョン探索RPG。
ストーリー性は薄く、黙々とダンジョンに潜って探索していくのが主な目的。
シンプルな作りでこの手の作品としては難易度が低い方なのでお手軽に遊べると思う。
戦闘はシンボルエンカウント形式のツクール2000デフォなので、それが嫌な人にはおすすめしません。
ダンジョンの作りは結構凝っていて様々な仕掛けがあったりします。
宝箱収集率などのやりこみ要素もあり。

暇つぶしにはちょうどいい作品なんだけども、異常なくらい雑魚敵の数が多く、
とてもじゃないけど避けきれないってくらいうじゃうじゃいるのが大きな欠点。
それさえなければ普通に良作なんだけども、そこはご愛敬。
個人的にボス戦はもっと難易度や戦略性が高い方が良かったと思う。
おそらく12~15時間くらいあればクリアできると思います。
宝箱コンプリートとかにこだわるともっと時間がかかるかも?

作者さんのサイトに攻略情報があるので詰まった人はそちらをご覧あれ。


 管理人コメント

RPG…特に、手軽に遊べ手軽に捨てられるフリーRPGでは、バランス調整は非常にシビアです。
探索系の定番作品である「Nepheshel」「イストワール」は、敵キャラを強めにし、セーブできる場所を限定することで、緊張感を増す方向にバランス調整しています。
対して、この「精霊の剣」では、どこでもセーブ可能で、属性の相性なども甘めに調整することで、手軽に遊べる作品になっています。
「ネフェ」や「イスト」で、敵シンボルを見て装備を変更したり、シンボル避けに(ゲームキャラの)命を賭けた、ゴリゴリ派の方にとっては、ちょっと物足りなさを感じる作品かもしれません。


(補足)
2010.08.22:DL先をミラーサイトに変更。(しめじどんぶり さま、情報ありがとうございます。)

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【 zero-questions 】

投稿レビュー
レビュワー [ 777 ]
ジャンル [ 内政RPG ]
作者 [ もにゅもにゅ さま ]
容量・圧縮形式 [ 123MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクールVX ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:10 グラフィック:7 サウンド:9

賞金稼ぎを生業とする青年ラルフとその侍女リチェナ。
いつもの様に依頼を受け、賞金首を仕留めるが、その賞金首がとある貴族の息子だと判明し、追われることになってしまう。
深い森の中で何とか追手を撒くものの、今度はハート・スペード・クラブと名乗る3人組のザコ盗賊団が現れる。
賞金首(かなり下位)でもある彼らを速攻で返り討ちにするが、何分追われる身なので賞金を貰いに行くことなどできない。
だったら悪党に転身してもそんなに変わらないだろうと、この盗賊団の頭になることを宣言するのだった。

このRPGのコンセプトは「戦闘で内政」です。
金や経験値以外にもいろいろなものを戦闘でどうにかする必要があります。
食糧を稼がないとあまりの空腹に毒の7倍ぐらいの勢いでHPが減少したり、
評価を稼がないと定期的に行う盗賊会議で全員、ズッこけるはめになったり、
喧伝の調整をしないといつまでも雑魚しか出ずに成長しなかったり、強敵ばかり出て本当の意味で死人が出たり、
戦闘に出したり回復したりして仲間の不満度を減らさないと、突然脱退宣言されたり…。

戦闘の難易度も高めで、まず通常攻撃というのがありません。 攻撃などをする際は、必ず「スキル」を使わないといけません。 ほぼ全てのスキルがMPを消費するので、攻撃一回を行うにしても慎重にすべし。 MPが尽きてはもはや攻撃できません。防御やアイテムぐらいしか使えません。 一応、毎ターンMPは回復していきますが、とても少ないです。MPの節約は非常に重要です。 HPの方もなかなか回復し辛いです。店で売ってある回復アイテムは序盤じゃとても手が出せない高額商品で、 スキルで回復するにしても莫大なMPを消費するわ、MP消費は少ないが発動に時間がかかるわ…。

また、基本的にこのゲームは後戻りがききません。
セーブスロットは1つしかなく、しかも定期的に強制セーブされてしまいます。
普通のセーブでさえキャンセルを許してくれません。どうしてもキャンセルしたかったらF12ボタンしかありません。

…とまあ、このゲームの難しい所をいろいろとピックアップしてしまいましたが、それを差し引いても充分に楽しめるはず。
グラフィックが若干低めな理由ですが、このゲームにはマップがほとんどありません。
ゲームの大部分が盗賊団の拠点で行われ、それ以外のマップに行くことは本当に限られてます。
イベントは毎日のようにありますが、それもキャラの会話やナレーションのみで、情景などはプレイヤーの想像にまかせるといった感じです。
あなたも愉快(?)な盗賊ライフを楽しんでみませんか?

※余談ですが、一部青少年に相応しくない表現があります(主に性的な意味で)
まあ、全体の1%ぐらいだと思いますが。


 管理人コメント

非常に計画性の高い戦闘を強いられることが、難易度の高さの要因であり、大きな醍醐味でもある、巧みにバランス調整された作品です。
このゲームのスキルは、「止めを刺す(このスキルでHP0にさせる)ときに発動」する特典を持つものが多く、敵のHP調整が非常に重要となります。
序盤でも、素早いハートの「基本の一撃」でHPを調整し、ラルフの「賞金稼ぎの一撃」「奥義上昇の一撃」や、リチェナの「三枚おろし」「マナの一撃」で止めを刺し、特典を得ることで、後の戦闘や買い物などが多少楽になります。しかし、評価や喧伝を増やすためには、ハートに「団旗掲揚」や「口上」を使わせる必要があります。当然、その間はハートは行動不能。
そのジレンマをどれだけ妥協させ、状況にあわせて最良の戦法を見出せるかどうかが、本作の魅力です。


(補足)
2012.02.19:リンク先を変更

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【 RPG041『プロバビリティ・シー』 】

自分の絵も、敵の絵も、剣戟の絵もありません。
レビュワー [ ヅサィエヂム ]
ジャンル [ カードゲーム式ダンジョン(?) ]
作者 [ ポーン さま ]
容量・圧縮形式 [ 491KB・LZH ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先
(そのほか>パラメータ・サンクチュアリ)

ハマリ度:7 グラフィック:5 サウンド:0(BGMなし)

最強剣を求めて、剣世界の最深部を目指すゲーム。
クリアまで、人によるけど2時間ぐらいかかるかなあ?

絵よりもゲーム性! 絵なんて最低限だって遊べる!
敵グラフィックや攻撃エフェクトなし。背景はほぼ1枚。

全てが剣次第の世界。セーブするにはセーブソード、
階層を進むには階段剣、回復するには薬草剣を消費。
全ての剣が常に装備状態の武器で、同時に消耗品。
8本しか持てない為、「戦う剣」「使う剣」の割合に悩む。

手札や取得が悪いと何も出来ずに殺されたりもする。
同じ作者の『雪道』に比べても、地味でより理不尽ぎみ。
難易度も高め。でも、剣を求めてなんか遊んでしまう。

『雪道』未クリアの方は、まずそちらを遊んで欲しい、
雪道を気に入る人なら、このゲームも楽しめる。はず。
初見では気が狂ってるとしか思えない真ボスも健在。


 管理人コメント

このゲームで重要なのは、所持する剣のバランスです。剣を多くストックするほど「命中率」がアップし、その分生き残りやすくなります。
ただし、強力な(ストック時の命中率上昇度が高い)剣は「いざと言う時に捨てられない」「使うとダメージを受ける」など、リスクも高く、場合によっては邪魔者にしかなりません。
命中率と同じく、文字通りプレイヤーの生命線となるカードも、どれを出すかは選択できません。数字が低いカードは、剣を消費して廃棄するしかありません。
こんなシビアなシステムのため、「積む」状況が頻発します。「雪道」と同様、「ハマった」と感じたら、潔くセーブファイルを廃棄して、最初からやり直しましょう。


(補足)
2012.02.19:リンク先を変更

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【 吸血少女 】

決め台詞も数パターンあります。コンプリストはありませんが。
レビュワー [ ヅサィエヂム ]
ジャンル [ 短編RPG ]
作者 [ えぬ さま ]
容量・圧縮形式 [ 15.5MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクールXP ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:7 グラフィック:10 サウンド:6

1周が大体40分のRPGです。いや、リズムアクション?

タイミングよくボタンを押せれば連続攻撃のできるアレ。
マリオRPG的アクションコマンドのある戦闘ゲーです。
情報収集や資金のやりくり、マップ開拓の要素はなし。
アクションコマンドのコンボに上限がないのが楽しげ。

記憶と力を失くした吸血鬼の娘が、街で血を啜る話。
難易度も難しくなく、気楽にさっくりとプレーできる、
5つのマルチエンディング、1つには隠しボスもアリ。

とにかくコミカルでホラー風な絵柄がかわいくて良い、
ツクール製だけどそれっぽさをほとんど感じさせない。
四角いウィンドウが無いのも、イイ統一感を作ってる、
ゴシックホラー風の雰囲気がこだわられててステキ。

絵よりもゲーム性!って人にも1周触って欲しい作品。


 管理人コメント

絵柄も、ゲームシステムも、全て「雰囲気」に合わせた丁寧な造りが光る作品です。
戦闘シーンの要となるアクションコマンドは、プレイヤーの成長にも大きく関わってきます。コンボを3回以上重ねるたびに、戦闘力が1ずつアップするシステムになっているため、コンボを繰り返せば繰り返すほど、攻略しやすくなるのです。
「アブノーマル吸血」で出会う3人のキャラクターとのプチ百合なイベントもあるため、是非繰り返しプレイしてみましょう。

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【 D. 】

さんを付けろよ…イヤ、ナンデモナイデスヨ
レビュワー [ 走るパンスト ]
ジャンル [ 荒廃未来系サイバーチックダークSF-RPG ]
作者 [ おさはる さま ]
容量・圧縮形式 [ 29MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:9 グラフィック:8 サウンド:5

血とか遺伝子とかウィルスとかにピンときたらDL

しょうがくせいの頃から作文(特に感想文)を書くのが苦手なので、激辛でレビュー済みの「E.」を参照していただければ、基本的な雰囲気がわかります。システムもほぼ踏襲されていますので。

という訳で初投稿のくせに手抜きなスタート。
昔「E.」で賛否両論さらった(どこでかは不明)おさはる氏の新作です。
世界観はE.に関連。というかE.の「その後」の世界。もちろんE.をやってなくても楽しめます。
知ってたらより楽しめるという程度。ただしE.に回帰する隠しイベント(レアアイテムGET含む)もありますが。
なので当然流血沙汰もあり苦手な人はスルー推奨。
おまけシステムはE.と同じで「おにごこ」と「好感度」。
攻略対象とアレしてナニして規定値以上の好感度をクリアすると、ペアになったキャラのEDが拝めます。
「おにごこ」のほうは勝利すると好感度(内部パラメーター)が加算。あと(2回勝利?3回?忘れました…)で、ちょっとしたお遊びアイテムも貰えます。
今回はそれプラス「聖血」というアイテムを装備することで、聖血の種類と戦闘(回数ぽい)に応じて技を習得。
他、PTはメンバーチェンジシステムあり。敵はシンボル(戦闘画面はツクール2000デフォ)。周回仕様。
※注)好感度ED収集は別にして、最低でも2周プレイ推奨。(なぜかは2周目のED選択でわかります)

「その後」ということもあり、グラフィックを含めた演出面が強化されているとは言え、全体の構成や質感はE.と同じなのでその意味で「物足りなさ」を感じる人もいそうです。
でもこれはE.をプレイした人のお話し。初体験(いやん)の人は問題ないです。
自分もE.をプレイした人間なので「インパクト減少」および「小ぢんまりし過ぎ?」という印象は拭えませんでした。
もちろんそれでも面白かったからこうして投稿している訳ですが。
少なくとも流血が許容できてダークな荒廃未来系設定に抵抗がないならDLして損はない(?)…と思われます。

公開からわりと日数が経過してますが、こちらでレビューされていないところを見ると、おそらく「小ぢんまり感」のせいでしょう。
しかし擁護すると「飛び抜けたものがない」だけであって「そつがない」とは言えます。暇つぶしには十二分に堪えるはずです。


 管理人コメント

流血表現がバンバン出てくる救いの無いストーリーといい、スラッシュ系のテンポの良いゲーム展開といい、狙っているのか外しているのか分からない個性的なキャラクターといい、本作「D.」のクオリティは、前作「E.」に何ら劣るところはありません。
むしろ、本作が発表されたのは、(執筆当時:2009年6月時点から)まだ2~3ヶ月ほど前。話題の早いフリーゲームと言えども、いや、ニュース的話題の少ない(最近益々少なくなった)フリーゲームだからこそ、まだまだ売込み中という段階です。
前作の世界観が気に入った方には、存分に楽しめる作品になっています。どんどん話題を広めていきましょう。


(補足)
2012.09.30:DL先を変更。(DECOすけ野郎 さま、情報ありがとうございます。)

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【 リバース 】

くまさん(伏線)
レビュワー [ 斜 ]
ジャンル [ 短編RPG ]
作者 [ vol. さま ]
容量・圧縮形式 [ 2.61MB・ZIP ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード不可

帰す者と帰る者、そして帰らせぬ者。
一体誰が本当に正しいのか。

本作はvol.氏の製作された短編RPGです。
一人の少女が元いた場所まで『かえる』過程を描いた作品です。
短編と銘打たれているだけあり、プレー時間はそれほどでもありません。
早ければ一時間もせずに『かえる』ことができるのではないでしょうか。

多少の謎解き要素を含みます。
とはいえ大半はあからさまもいい所なのですが、ひどく曖昧模糊とした世界であるが故に
ヒントも背景に溶け込んでしまっており、ともすれば詰んでしまう可能性もあります。
無論必ずヒントはあるので、よくよく観察することが大切です。

RPGなので当然戦闘パートも存在しますが、少し変わったシステムが採用されています。
それは『pain』というMPにも似たパラメータです。これを消費することで
体力を回復する『めいもく』や敵painを減少させる『かいこん』といった
特殊な技を使うことができます。
ただこのpainですが、実は少女の攻防力に大きな影響を与えるという側面があります。
具体的には、少女の能力は残pain量に比例します。最大値まで溜まっていれば、
平時の実に二倍もの攻撃力と防御力を得ることができるのです。
無論これは敵にも適用されている為、闇雲に攻めているだけでは『さけび』などで
痛烈なしっぺ返しを食らってしまいます。painを回復できる防御も活用するべきです。

EDは二種類存在します。
相方と会話できるチャンスは逃さないようにしていきましょう。


 管理人コメント

斜 さまが『かえる』と、わざわざ平仮名表記したのには理由があります。もちろん『帰る』という意味もあるのですが、詳しくはクリアしていけば(ノーマル・パーフェクトEND共に)理解できると思います。
ただし、このゲームの戦闘バランスは、ただ単に攻撃と回復を繰り返しているだけではクリアできない仕様になっています。特に「painを貯めて『さけび』『きょぜつ』」を使う敵には要注意です。下手すれば一発死すらありえます。その分、敵キャラの戦法は固定されているため、それを見抜けば、かなり楽に進めます。
時間もそんなに掛からないため、是非クリアしてみましょう。クリア後には『かえる』と平仮名表記にした意味も、『リバース』とカタカナ表記にしたタイトルの意味も理解できるでしょう。


(補足)
2010.11.03:作者様HPへのリンクを変更
2012.02.19:現在、本作品はDLできません。

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