■ 投稿レビュー シミュレーション 3 | ||||
ツァイ~メタ女 | LOOP WAR | Capsule Ground | メタ女 | 自給自足 |
ダイス戦略 | 水色散歩道 | たゆみ。 | メガネ大戦 | melee |
レビュワー [ K’(カズ・ダッシュ) ] ジャンル [ SLG + RPG ] 作者 [ ANJIN さま ] 容量・圧縮形式 [ 8.85MB・ZIP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 前回レビューした『メタ女』の続編。
今回は前作のその後のお話で、今回のプレイヤーサイドは生徒会が舞台。
超マンモス女学校の暗部を駆ける、諜報部として戦っていただきます。
前作と決定的に違うのは、学校的な要素が多いという事。
前作は良くも悪くも学校的な要素が乏しいのが若干の難点でした。
(第一、天文部の部室がまんま中世のお城風だったし。今回も似たようなのが出てきますが)
その点、今回は教室とかビルとか現代的なフィールドが多く、「嗚呼、ここは女子高なんだ……」と感じられます。
……はい、ではここからが本題。
メタ女といえば生徒同士の殺し合い。今回も常時何時でも何処でも2分でバトルロワイヤルが展開されます。
不正を働く部活の部室に侵入、帳簿を盗み、あまつさえ見回りを闇に葬る(窃盗+殺人罪)とか
部活が非合法に経営するカジノ(!)に潜入、いきなり10万円をチップに変換して遊びまくる諜報部員(仕事はどうした)とか、
定期試験の攻略本の販売や、サツマイモの買占め(ぇ)を行い、活動資金を(みみっちく)稼ぐ『幽霊部』とか……
おまけには用心棒を請け負う『傭兵部』(……ちょっと待て)や、
果ては部室に極太のビーム砲をぶち込むとか、ただの福袋に100万以上の大金が付くオークションまで登場。
……ツッコミ用のハリセンがボロボロになるほどツッコミどころ満載です。
そして、今回は前作のメインメンバーですら途中で容赦無く地獄送りとなる凄まじいストーリーです。ついでに相変わらず、自分の学校の生徒を何の躊躇すらなく殺害する生徒達。
(『メタ女』の時に忘れてましたが、辞世の言葉は必見。まず同じセリフは出てきません)
この学校の生徒に、情け・容赦・戸惑い・躊躇・慈悲の文字は無い。断言します。
勿論、銃刀法違反とかそういう野暮ったい突っ込みは控えましょう。それが礼儀というものです。
(いや前作も凄かったけど、今回も凄いです。サイ・忍者刀・三節混・西洋剣・モーニングスター・レイピア・薙刀etc……)
声優が下手(特にかほり)とかという指摘も止めましょう。それも礼儀というものです。操作系は前作と殆ど変わらず、且つアニメーションや習得技能もパワーアップ。
(召喚技能は絶対必見。みかん星人Rとかは爆笑モノ。かほりの目を回す程の連続斬りとかも)
前作をかじってからやってもよし、今作からいきなりプレイしても(マニュアルさえ読めば)問題無し。
K’が太鼓判を押す名作です。是非如何なる手を使ってもプレイするべき作品です。もちろん、今回もまたマニュアルは要DL。というかしろ(ぇ)。……読みにくいけど。
管理人コメントキャラクターデザインが、前作の原田将太郎氏から変更になったことは、メスト世代の私にとっては非常に残念な所ですが、それ以外の部分は前作と全く変わりありません。それは、K’(カズ・ダッシュ)さまのレビューを見ても明らかでしょう。
(汎用フェイス含め)個性的なキャラクターが、容赦なく黒こげ爆発する壮絶なストーリー展開と、それに似合わぬ、スタンダードで戦略性の高いシステム部分が、心地よいきしみを奏でます。
今回のマニュアルも、あらゆる意味で「メタ女」らしい、壮絶な代物と化しています。
1ページずつJPEG画像で作られているため、標準のビューワーでは読みにくいですが、一度は目を通してからプレイしましょう。
前回と同様、この儀式は、「メタ女」をプレイする上での義務です。
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レビュワー [ はに太郎 ] ジャンル [ リアルタイムウォーゲーム ] 作者 [ えぬー さま ] 容量・圧縮形式 [ 3.3MB・ZIP ] 配布元 AVARISに似たリアルタイムウォーゲーム!
領地内に施設を建設したり機体や武器を開発・生産して、敵軍と戦う。
戦闘で勝利すると支配領域が拡大、100%占領でクリア
ある条件を満たすと新型機や隠し武器の開発が可能となる
5週目ぐらいから超特大自分専用機が使用可能になる
ごちゃキャラ戦争が好きならオススメ。
管理人コメント「領地開墾」「機体開発」といったインターミッションはシンプルにまとめられていますが、その中には、不足した機体の補充や、装備のカスタマイズ、そういったものに必要な資源や技術力の確保など、重要な要素が詰まっています。
しかし、このゲームのメインは、やはり、上の画面のような戦闘シーンです。トップビュー「連邦VSジオン」とでもいうべき、アクション性とリアルタイム要素の高い戦闘シーンは、一瞬、このゲームのジャンルがシミュレーションであることを忘れそうなくらい興奮し、頭に血が昇るエキサイティングなものです。
資金やEXPを貯め、機体のカスタマイズが可能になれば、近距離戦に命を賭ける機体・ミサイルなどの重武装を積んだ大艦巨砲主義の機体・ステルスで忍び寄る伏兵など、数々の能力を持たせることができます。
ゲーム要素全てが、メカ好きのツボを北斗神拳で貫くほどのコリようです。操作ボタンの意外な多さに戸惑うかもしれませんが、プレイして損はありません。
- (補足)
- 2010.11.03:本作は、現在DLできません。
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レビュワー [ はに太郎 ] ジャンル [ 戦術シミュレーション ] 作者 [ 田中 良和 さま ] 容量・圧縮形式 [ 3.0MB・LZH ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 卵から生まれてくるモンスターを集めて戦っていくボードゲーム
相手の城を倒すと勝ち。作戦タイムでユニットの召還・移動等の作戦を決め、両者が作戦を決めたら行動タイムに移りユニットが動き始める。
作戦タイムには時間制限があるので注意。
最後は読みあいなのでネット対戦が熱いが、難易度調整もできるため一人でも割と楽しめる。
管理人コメント6×6という、将棋よりも狭いフィールドですが、その中には、リアルタイムに刻々と変化する状況と、その読み合いという、無限の可能性が秘められています。
各ユニットは、移動範囲・攻撃範囲・素早さ(=移動開始のタイミング)が異なります。それら全てを考えて、裏の裏のそのまた裏を探り合うシステムは、知的興奮を大いに喚起されます。
予測を間違えば、相手に先に移動され、何も無い所に剣を振り下ろすハメになったり、相手に押しのけられて、強制的にポジションを移動させられたりと、計算が大きく狂ってしまいます。
まさに兵は詭道なり。見事的中したときのしてやったり感は、数あるシミュレーションの中でも一、二を争うものです。
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レビュワー [ K’(カズ・ダッシュ) ] ジャンル [ 新☆感☆覚シュミレーションRPG ] 作者 [ ANJIN さま ] 容量・圧縮形式 [ 8.85MB・ZIP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 *備考・PC98系エミュレータ必須
レトロゲーム系では、恐らく最も知名度が高いと思われるS・RPG。
このレビューをお読みの方も、聞いた事があるという方は必ずいる筈。
エミュレータが絶対必須ですが、この作品自体は完全フリー。
同じように女子高を舞台にしたゲームである『あすか120%シリーズ』ですら、この作品には平伏すしかないでしょう。
ダウンロードサイトのプロローグを読んで何かを(少しでも)感じたら、万難を排してでもプレーすべき作品です。ちなみに、ゲーム中身は定番のS・RPG。レスポンスも良いです。そしてSLGといえば、の技能習得の幅も広い為、
「全員フィールドをかっ飛びまくる飛行部隊」や「全員ファンタジーも真っ青の魔法部隊」とか作れます。
ストーリーも軽快なテンポで進み、ステージも丁度良いボリューム。現在でも十分通用する出来です。
え?ストーリーのレビューしてない?
……いえ、というか、私の口からレビューする事がちょっと恐れ多い作品です(ならレビューするなよ)。
まぁ……ストーリーの中身を端的に表すなら……『マジで人殺しすら容認される、女子高の部活動抗争(しかも無駄に1000年級の)』
……この一言で十分。いやマジで。
あ、もしプレーするならマニュアルも読みましょう。サイズがデカイですが、相当凄まじい事が書かれています。必読。
(なお、『NP21』というエミュレータを使うのがオススメ)
管理人コメントいきなり桓武天皇の時代から始まる無駄に壮大なストーリーの前に、下手なツッコミは無用の産物でしかありません。
女子高と言う奇抜な舞台に関わらず、ごく普通のシミュレーションシーンの他に、選択肢によるマルチシナリオというアドベンチャー的要素もあり、前座に負けない壮大かつ壮絶な女子高生のドツキ合いを楽しめます。
基本的な操作方法は、プレイ開始時に丁寧なチュートリアルで説明してくれますが、それで満足してはいけません。必ず説明書は読んでおきましょう。
「メタ女」のはっちゃけた世界観を楽しむためには、マニュアルの熟読は義務です。
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レビュワー [ 海苔玉 ] ジャンル [ やりこみ型アドベンチャー風シミュレーションRPG ] 作者 [ 泉 和良 さま (まおうせい) ] 容量・圧縮形式 [ 2.9MB・LZH ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 ハマリ度:7 グラフィック:8 サウンド:6
僕たちの、サバイバル日記。
主人公が遭難してしまったために島から食料を集めたり、道具を集めたりするゲームです。
しばしば、干ばつが起こったりするのががしんどいです。
基本的に探索によって得られる道具を加工して新たな道具を作ったりします。
でも、ストレスが高いときに干ばつが起ころう物ならかなり辛くなります。
「自給自足」はそのほかトイレなども重要なものがありますし、
体力が無くなれば病気になってしまうこともあるのでそれなんかも辛いです。
管理人コメントこのゲームで生き抜くのは、本当に辛いです。最初に与えられる6つの能力ポイントは、どの能力に割り振っても頼りありません。
腕力が少ないと、突然出会った動物にボコられ、しばらく病気に苦しむハメになります。器用度や料理・各種知識も、探索範囲を広げたり、製作の幅を広げるために、無くてはならないものです。
サバイバルに重要なのは、役割分担です。幸い、人員は4人もいるので、探索係と製作係を決め、それに合わせた能力値振り分けをしていきましょう。このゲーム、いや、アンディー・メンテのゲームにおいて、平均的な能力は役立たずと同じ意味です。
以上、ネオンの小箱★アンディーメンテさまの受け売りでした。
- (補足)
- 2012.02.19:リンク先を変更
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レビュワー [ Ironniteride ] ジャンル [ 戦略シミュレーション ] 作者 [ 有限会社ゲームデザイン さま ] 容量・圧縮形式 [ 200KB・ZIP ] 言語 [ 日本語・英語・中国語 ] 配布元 武将? 兵器? そんなモンは要らねぇゼ!
戦略シミュレーションというジャンルは突き詰めると
- 相手よりも大きな力であたれば勝ち
- 目的は領土を広げること。
- 領土に応じて補給量が増える。
の三点から成り立っていますが、これをトコトンまで簡略化した一品。
ルールはひとつ。ダイスを振って相手よりも出目の合計が大きければ勝ち。
指揮官による戦力補整も地形要素も熟練度も天候も一切無し。
ただただ残酷な格率に則ったダイスが存在するのみ。
補給すら、ランダムに割りふられますし。
相手よりも少ないダイスで勝った場合には、幸運を祝い、肝心な場所に補給が来なければ、格率の神を呪いましょう。欲を言うならば、マップ番号制にして自由選択を付けて欲しかった。
管理人コメントこのゲームのシーンは、全て上のような画面で固定です。それだけシンプルにまとまったシステムだと言うことです。
プレイヤーは、戦闘シーンで領土を広げ、補給シーンで戦力を回復する…という流れを繰り返すのみです。
そこには、戦略を有利にする特殊技はありません。地形効果も移動力も関係ありません。何より、武力を集めるべき拠点を選択することすらできません。
補給シーンで回復するダイス量は、画面右下の国力によって決まります。どこが回復するのかは、Ironniterideさまのレビューにあるとおり、完全ランダムです。その上、「新しく占領した土地の国力は1個だけ」というシステム上、周りに敵国のいない比較的安全な地域ばかり国力が高く、重要な拠点である国境付近は常時ヒーヒー状態となりがちです。
貯まったダイスを移動させ、国境付近に戦力を集めることは、このゲームでは不可能です。こういった確実性を求め、相手の先を読む戦略は、ランダム製を重視する「ダイス戦略」にとっては、邪魔者でしかありません。
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レビュワー [ ガーガー ] ジャンル [ シミュレーションRPG ] 作者 [ 千夏 さま (犬と猫) ] 容量・圧縮形式 [ 7.51MB・ZIP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 初めまして、拙い文章ですが皆様にプレイ頂きたくキーボードを叩きました。
読んでいただければ幸いです。
~~~~~
と、言うわけで犬と猫様の新作「水色散歩道」でございます。
簡単に内容を言いますと、第一作の舞台水色の塔へもう一度登ります。
しかし、今度は歯は出ていません。
やはり、ゲーム作りが丁寧というかなんと言うか、飽きないんですね。
普通こういうクリックゲーは戦闘がいやになる3時間が経過した頃に我に返り 自責の念と共にゴミ箱へ行くのですが、バトルバーシステムがアクセントとなり、なかなか飽きません。
某ゴルフゲームに飽きもせずに、のめりこんでしまうのと同じような現象です。
そして初心者にも無理なく進める難易度だと思います。
私の場合は特に詰まる事もなく、隠しボスまで倒す事ができました。
おそらく時間さえかければ、どなたでもラストまで行く事が出来ると思います。
それでも全滅に次ぐ全滅(´・ω・`)という方のために、お気楽モードという名のイージーモードまでついております。
そして、毎作の事ですが、コレクション要素がなかなかボリューム満点という仕上がりでございます。
序盤から「おっ、こんないいアイテムが手に入った」のかといううれしさが感じられます。
まぁ、そんなアイテムが実際は後半で安値で売ってたりするのですが 技・アイテム・合成・ステータス等、コンプリートしようと思ってもなかなか時間がかかります。惜しむらくは、これまたやはり毎作の事ですが、後半が完全な作業になってしまいます。
しかし、そうなってしまうのは本当のラスト近くになるはずなので、 そこで飽きてしまっても、しっかりエンディングは見る事ができると思われます。
そこから先はコンプリートに向けて、になるので作業でも全く問題ないのですが・・・
さらに、ボタンが無骨なわりに絵はやたらかわええです。
このギャップがちょっと邪魔な気がしました。
全然関係ないのですが、家族に「こんな二次元がいいのか?」と言われてしまい凹んだので、非表示機能でもついてたら嬉しかったです。
HSP製になったため、反応も良くなったのですが、やっぱりオサレな方に統一して欲しかった気もします。とはいえ上にも書いたように飽きないクリックゲーとしてかなりの面白さを持っています。
春休みを控えた人、時間をかけてやるゲームが欲しい人、時間が有り余っている人にお勧めの一作だと思います。
管理人コメント「はれくも」シリーズ第1作「水色の塔」と同様、探索を中心としたシミュレーションRPGです。しかし、システム面では大きく変化しています。
戦闘においては、ただ殴り合うだけの初作に比べ、「はれくもN」で実装された「スキル」が使えるようになり、戦略の幅が広がりました。今までは完全ランダムだった命中率も、画面左、無骨なボタンの下にあるゲージでタイミングを合わせることにより、ある程度調整できるようになりました。
探索シーンにおいても、手順がシンプルになり、ある程度まとめて探索を行うことにより、クリック回数の短縮もできるようになりました。
アイテム袋がすぐに満杯になるという難点は相変わらずです。しかし、新たに追加された「合成」によって、より便利なアイテムに還元できると同時に、使用したアイテム-1(作成したアイテム)だけ、アイテム袋に余裕を作ることができます。
本作も、シンプルなシステムで長く遊べる傑作です。そして…シリーズを重ねるたび、着実に幼くなっていくシオも魅力の一つです。
- (補足)
- 2006.12.17:作者様HPへのリンクを変更。
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レビュワー [ 赤松弥太郎 ] ジャンル [ たゆみ。系 ] 作者 [ ポーン さま ] 容量・圧縮形式 [ 537KB・LZH ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 ハマリ度:8 グラフィック:8 サウンド:7
たゆたってます。
フリゲにはフリゲにしかできないことがあります。これもそんなゲームです。
かなりユニークなシステムで、育成シミュレーションのようで、アドベンチャーにも見え、私は実は双六ではないかと思います。ちょっと説明が必要ですね。
上のスクリーンショットが最初の状態です。右上のメーターが現在のたゆみの状態、左上の0.はじまりはゼロからというのが今いるマスです。まずはサイコロを振ってみましょう。
おっといけない、マイナスのマスに来てしまいました。「がまん」するほどうずうずしてきて、少しずつ気持ち悪くなってきます。メーターが一番左に行ってしまうとゲームオーバーです。なんとかしないといけませんが、今はどうすることもできません。「がまん」あるのみです。
しばらく「がまん」すると、運が良ければ別の選択肢が現れます。「爆発!」すると、キモちヨくなってメーターが回復します。ここで「もっと」を選ぶと、もっとキモちヨくなれるマスに出られるかもしれません。また「がまん」すると、うずうずに戻ってまた爆発できるかもしれません。
こうしてマスを転々とすると、やがて振り出しに戻ります。そこでまたサイコロを振ります。運次第でまたマスを転々とします。
ある程度パラメータが上昇すると、どこかに新しく「★」付きの選択肢が現れ、それを選ぶとステージクリアです。ステージが進む毎にパラメータが増え、サイコロだけでなくルーレットやら疑似乱数やらミルクやら、いろんな物が使えるようになりますが、基本は変わりません。
上記の通り、かなり運に左右されるシステムになっています。ですが完全に運だよりでつまらないかというと、それはちょっと違うんですよ。例えば代表的運ゲー・麻雀にも打ち方があるように、このゲームもうまい攻略法を見つけ出せば、ゲームオーバーは99%無くなります。まずはいろいろやってみて下さい。運命に抗い、攻略法を自分で探し出す喜び、これがこのシステムの醍醐味です。
さて、むしろこのゲームのキモはストーリーにあると私は思ってます。しかし少しでも話すと要らぬ先入観を与えそうで、詳しくは申せません。学校に通う普通の少女たゆみですが、ちょっと妄想癖がありまして、それが最後には大変な事態を引き起こします。算数がちょっと関係してきますけど、算数好きかどうかはあんまり関係ない気がします。むしろ辛辣なツッコミを入れるナレーターにニヤリとできるかどうかが、このシナリオを楽しめるかどうかの分かれ道になりそうです。
最後までクリアすれば、システム・シナリオ・演出が高いレベルで統合されている、と納得してもらえると思います。プレイすればきっと、このゲームでしか出会えないものに出会えるはずです。
管理人コメント…ちょっとコメントに窮する雰囲気を持つこのゲームですが、サイコロを振るたびに痛がったり、快感にふけったりする「たゆみ」の仕草を眺めるだけでも楽しめるゲームです。
ゲームの進行は、サイコロなどによってランダムに進むシーンと、流れが決まっているシーンに分かれます。流れが決まっているシーンで、いかにステータスアップできるルートに進むかが、このゲームの攻略法となります。
ゲームとしての最終目的は、画面右上のゲージを満タンにして、ゴール(★マークの付いたシーン)に着くことです。もちろん、ステージが進むにつれ、管理すべきゲージは、快感度→安心度→…と増えていきます。今までのルートでも、快感度は上がるが安心度が下がるといった要素が加わり、なかなかゴールに行かせてくれません。
「ゲーム性」という観点で見ると、ちょっと疑問点が残る作品ですが、プレイしていて妙に楽しいのは確かです。
- (補足)
- 2012.02.19:リンク先を変更
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レビュワー [ 赤松弥太郎 ] ジャンル [ 戦略シミュレーション(学園・メガネ) ] 作者 [ KIMM SOFT さま ] 容量・圧縮形式 [ 1: 623KB・LZH ]
[ 2: 1.61MB・LZH ]言語 [ 日本語 ] 配布元 ※「ダウンロード」>「メガネ大戦」「眼鏡大戦2」のページより、DLできます。 ハマリ度:7 グラフィック:8 サウンド:7
メガネ嫌いでも、どーでもよくても
同志の皆さん……メガネ、してますか?
初代管理人上橋軍曹も絶賛しておられるKIMM SOFT、彼らの打ち立てた金字塔がメガネ大戦です。
ある女子高が眼鏡派と反眼鏡派に分かれ、血で血を洗う戦いを繰り広げるという鮮烈な設定の本作、私と同様めがねの おんなのこに よわい皆さんは間違いなく楽しめるでしょうし、一方メガネを憎む皆さんなら、シナリオ4あたりの反眼鏡派でメガネ狩りを断行、暴れ回るという楽しみ方もあるわけです。
しかし、その設定のあまりの鮮烈さ故に、このゲームのメガネ以外の良さ、戦略シミュレーションとしての良さは注目されてこなかったのではないかと思います。
戦略シミュレーションにとって、キャラクターは最も大切な要素の1つと言って間違いないでしょう。少なくても数十人、下手をすると数百人規模のキャラが登場するゲームジャンルなど、そうはありません。
しかしそれだけたくさんのキャラがいると、キャラが没個性化し、数字だけの存在になってしまうという危険が常にあります。なので制作側は、あの手この手でキャラを目立たせようとします。例えば絵を綺麗にします。詳細な設定を付けます。イベントを作ったりします。しかし、絵が綺麗なだけでは印象に残りません。細かく設定を書いても読んでくれる人は限られます。数多いキャラ全員にイベントを設定するのは非現実的です。
何が必要なのか。
「メガネ大戦」の売りの1つはセリフの多さです。総勢四十数人のキャラ全員が、作戦中、政策実行時ばかりか、休憩を取る時まで、ほんとによくしゃべります。どいつもこいつも変なヤツばかりなので、読んでいて飽きが来ません。セリフ1つ1つに魂が込められてる、まさにそう感じます。ゲームクリアまでじっくり付き合っていれば、きっと皆さんにもお気に入りの娘ができるかと思います。
ちなみに私、告白しますと、大義を重んじる眼鏡派の舌鋒、久坂美崎さん(→)を愛してます。性格が私の目指すところに近いばかりか、容姿も私のツボに入ってまして、生まれ変わったら彼女になりたい、と切望する次第です。
戦略シミュレーションの古典的名作、1か2、お好みでどうぞ。それでは皆さん、ジーク・メガネ!
管理人コメント基本的には、自らの勢力を育て、新たな部活(≒軍隊)を設立して、敵対勢力の全滅を図るスタンダードな戦略シミュレーションです。
最も、メインは基本以外の部分であるという大きな違いがありますが。
このゲームで可能なことは非常に幅が広く、新たな戦略開発・演説による煽動・敵対勢力を誘惑・パトロンにお小遣い要求など、たすけて児童福祉条例なモノが盛りだくさんです。
各キャラの個性付けという点でも、赤松さまがレビューされている通り、見事という他ありません。
上のような作戦活動は、キャラごとに役割分担がされています。誘惑担当が、いかにもタチ(攻め)系のお嬢様だったり、資金繰り(=パパへのおねだり)担当が、どう見てもオトコくわえ込んでいるようには見えない娘だったりと、ゲームシステムからキャラ立てを行う姿勢は、ゲーム全体で言っても画期的だと思います。
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レビュワー [ N ] ジャンル [ シミュレーション ] 作者 [ ヒトカケ さま ] 容量・圧縮形式 [ 79KB・LZH ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 戦闘は全自動のシミュレーションゲームで、
そだてたユニット同士を掛け合わせて
さらに強いユニットを作っていくゲームです。
管理人コメント使用色が1ケタの画面からお分かりの通り、このゲームは、ライフゲームを題材にした戦略SLGです。
ユニットは、老若男女全て戦の一文字で表され、戦闘シーンは完全に見てるだけになります。
ユニットはインターミッションでいつでも補充できますが、当然、補充したばかりのユニットは最弱です。強いユニットを作るには、数々の戦を勝ち抜いていかなければいけません。ユニットが子作り可能になるのも時間が掛かるため、必然的に強いキャラしか子供を残せないと言う結果になります。
シンプルながら、自然界の厳しきセオリーが垣間見えます。
- (補足)
- 2012.02.19:リンク先を変更