投稿レビュー　シミュレーション　１３

■ 投稿レビュー　シミュレーション　１３
三国志―天下乱舞	Creeper World Training Sim	マッドプリンセス	Papa's Burgeria	ブラックデス
筒うらうら	Papa's Pizzeria	妖菓子皇女外伝	診療所～開業医Dr.まゆち	もえくり

【三国志―天下乱舞】

レビュワー [ ミア ]
ジャンル [ 三国ゲーム ]
作者 [ ichigogame さま ]
容量・圧縮形式 [ DL不要・ブラウザゲーム ]
備考 [ 要：ユーザ登録 ]
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ハマリ度：９　グラフィック：９　サウンド：９
無料ゲーム「三国志―天下乱舞」で遊ぼう
　群雄割拠のこの時代、我らも一旗あげてやる！
　三国を題材にしたゲームの中で、一筋の新たな力が生まれました。この力は、今までのゲームの常識を打ち破り、プレイヤーはリアルな三国時代を体験することができます。このゲームでは、自分の部隊と城を創建し、三国の群雄達と戦い、戦闘の快感を味わうことができます。この戦略シミュレーションブラウザゲームの名前は「三国志―天下乱舞」です!

　このゲームの背景は、神秘な色彩を包んでいます。戦火が収まることのない乱世の三国時代。強盗や落ちぶれた兵士はますます増え、弱者である百姓は身を落ち着ける場所もありません。生活は厳しく、命は危険にさらされ、百姓の不安は日増しに強くなるばかりです。どんよりとした時代が長きに渡っていました。そのような時代に、いにしえの三皇五帝の血筋を継ぐ賢者たちは、これ以上見て見ぬふりはできず、百姓を導き、平和な世の中を作り出そうと決意しました。
　ところが、願いとは裏腹に、残酷な現実が突きつけられました。賢者の理想とは異なり、世界はすでに三分されていたのです。平和を保つことは難しく、統一することも更に困難。各国の君主たちは敵国を滅ぼすことに心血を注ぎ、一層百姓を苦しめていました。また、邪悪な勢力がはびこり、平和な世の実現は夢のまた夢でした。賢者の血筋を継ぐあなたは、類い希な智恵を持っています。あなたは自国の百姓を引率し、虎視眈々の黄巾勢力に狙われました。三国に立脚するため、また百姓を守るため、あなたは一基の城を攻め、自分の内政と軍事の基地として創立すべきです。

「三国志―天下乱舞」は百個以上の兵科、数十の陣形を含めます。プレイヤーは兵法家のように戦闘を指揮し、最後の勝利を収めます。また、プレイヤーはお金を費やさずに、VIPの機能を体験できます。このゲームの特色は戦闘システムです。戦闘の勝敗は、武将レベルによって決まっていません。陣形と科技、また武将の采配が勝利の要です。つまり、このゲームは強さの対決ではなく、思考と実践を運用することがとても重要です。覚えておいてもらいたいのは、プレイヤーがチームを組むシステムです。この形式で敵を攻撃した時の感覚は言葉にできません。また、軍団を創建するシステムによって、軍隊を率いるリーダーとしてのリアルな体験ができることでしょう。
　華麗な戦闘画面と刺激な戦闘モードは英雄のような感覚をもたらし、このゲームをやめようと思ってもやめられません。そのほか、ゲームで魏蜀呉三つの国を含め、違う国のプレイヤーは互いに攻撃でき、よりいっそうゲームを盛り上げるでしょう。ゲームで銀鉱戦と農場戦があり、全方位で三国時代の気勢をもっと感じられます。
　林にうそぶく虎、乱世に生まれる英雄。今度は、あなた?

そんなにかっこよくて、大丈夫！？

　管理人コメント
「戦記モノ」という事で、戦闘画面はあるものの、オートで進む簡素なシステム。基本は、戦闘や徴税で稼いだ金で自城を育成させるソーシャルゲームです。
そして、ソーシャルゲームらしく、施設の建設・武将の訓練・果ては武器のレベルアップまで、一度実行したら数時間単位（！）のクールダウンが必要になります。
その時間をスキップさせたり、建設要員・最大育成人数を増やす「金貨」が課金要素となっています。
ただ、課金には注意が必要です。同ジャンルの中国語アプリ「人人乱世天下」で、「知らん間に課金されていた」と言うトラブルの報告例もあります。くれぐれも、安易にクレジットカード情報などを渡すことのないよう、お願いいたします。

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【 Creeper World Training Sim 】

レビュワー [ REN ]
ジャンル [ RTS ]
作者 [ Knuckle Cracker さま ]
容量・圧縮形式 [ DL不要・FLASH ]
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迫り来る「水」と戦う新感覚RTS。
施設を建設して本拠地からのラインをすべてのトーテムへ連結させればステージクリアだ。

青いエリアは敵の海で、これに施設が浸かるとたちまち破壊されてしまう。
これに自由意思は無く、ただ物理法則に従ってじわじわと侵食してくる。
この液体のような敵は水源を追い詰めない限りいくらでも湧き続け、拡大するほど押さえ込むことは難しくなる。
勢力を広げていく過程で迎撃用の施設を要所に配し、陸地を確保していこう。
また、弾薬補充と建設にはエネルギーを必要とし、消費量が多くなるほどそれだけたくさんの供給用施設を必要とする。
余裕があるうちにエネルギー供給を潤しておけば、一気に大量の施設を建てることができて有利だ。

以下の各種施設は１～９のキーに対応している。
BlasterとMortarは別の場所へ移動することが可能だ。
Strage、Speed、Reactorはどこに建てても同様の効果が得られ、大量に建てるほど恩恵は向上する。

Collector:周辺の地面からエネルギーを吸い出す。基本的にこれを大量に建てることになる。
Relay　　:単体では意味を為さないがRelay同士のラインはかなり遠距離まで有効。
Strage　 :余ったエネルギーを貯蔵しておける。
Speed　　:エネルギー分配速度が向上。
Reactor　:建てるだけでエネルギー供給が増加。
Blaster　:基本的な迎撃施設。
　　　　　耐久力があるので、水が浅い場所へ移動してもすぐには壊れず、一気に勢力を広げられる事も。
Mortar　 :連射力は遅いが、水が深い場所へ撃ち込むと効果的。山形射撃なので地形を問わず攻撃可能。
SAM　　　:ステージによっては一定時間ごとに航空戦力が襲ってくる。
　　　　　これを配置すれば撃ち落とすのは容易だが、忘れると致命傷に。
Drone　　:爆撃機を発進して、遠くの敵を一気に減らすことができる。

　管理人コメント
「Creeper World」では、RelayやCollectorをTotemに接続させることがクリア目的になります。ただし、序盤の段階でTotemが水に浸かって動かない場合があるため、その水を攻撃施設で除去する必要があります。
そのため、「Creeper World」では、水を押しのけながら施設を移動させるなどして、どんどん前線を持ち上げる「攻め」の姿勢が要求されます。
もちろん、水側も航空戦力を出すなどして、こちらが築き上げた施設を破壊しにかかります。そのための防衛とのバランスを取る後半では、非常に忙しい操作を強いられます。

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【マッドプリンセス～ディオデラの野望～】

レビュワー [ 七紙 ]
ジャンル [ 闘士育成シミュレーション ]
作者 [ あとらそふとさま ]
容量・圧縮形式 [ 90MB・ZIP ]
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「妖菓子皇女外伝」のあとらそふとから新作、「マッドプリンセス」の紹介です。
奴隷市場で興行師に買われたシンデレラの様な美少女を一流のグラディエーターに育てあげましょう。陵辱は無いよ!
絵本の様に美麗なイラストはそのままに、ゲーム性がかなり向上した作品となっています。特に戦闘は、装備によって変わるスキルとリアルタイムで溜まっていくAPによって選択できる行動が変化し、緊張感あるバトルを演出してくれます。陵辱は無いよ!
戦いのキーとなる武器防具も、迷宮から見つけ出したアイテムとの合成によって様々に進化を遂げていきます。そういったコレクト要素も本作の魅力でしょう。陵辱は無いけどね!
惜しむらくは敵キャラクターの画像がフリー素材の使いまわしで済まされていることでしょうか。それでもメイドさんが創造物属性を持っていたり、個性の強い味付けをされていますが。陵辱は無いったら!
加えて言うならレベルの上がりやすさもひとつ、大きな特徴としてあげられます。レベルアップで獲得できるポイントをステータスに割り振るタイプの成長システムなのですが、ポイントを割り振っている間にもレベルアップが発生するといった不思議な設定がされています。勿論陵辱は無いよ!
個人的にはもう少しムサいおっさんの活躍も期待したかったのですが、戦う美少女達の雄姿をその目で見届けてください。陵辱は無しね!

　管理人コメント
このゲームは「できること」が数多く、序盤は戦闘をこなすだけでも一苦労です。ただ、それを支えるため、「行ける場所」は、ある程度日数を踏まないと増えないようになっています。バトルの方も、最序盤は「攻撃」1つしかないため、「自動攻撃」をONにし、「SPが溜まったら即攻撃」させるのがベストの選択になります。
体力と時間制限があるため、1日に「あれもこれも」とやると、かえって途中で倒れたり、不利な要素が出てきます。1日を終えれば「特訓」でステータスアップもできるため、初回は時間をかけて主人公を育てるのがオススメです。
タイムアタックなどは、ある程度周回プレイを重ねてからでも遅くありません。

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【 Papa's Burgeria 】

レビュワー [ REN ]
ジャンル [ 時間管理シミュレーション ]
作者 [ FliplineStudios さま ]
容量・圧縮形式 [ DL不要・FLASH ]
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おまわりさーん！ハンバーガーがハンバーガー食べてますよーッ
店主不在のピザ屋とは違う場所では、これまた人件費を極限まで削減したハンバーガー屋が悲鳴を上げていた…
今回要求される採点要項は待ち時間とパティの焼き加減、盛り付けの美しさだ。
また、焼き終わったパティは時間が経つと冷めてしまう事に注意。
盛り方をハズしたときの具材の垂れかたが生々しく、見ていてよだれが止まらない。
本作からは売上金を店内の設備購入にまわすことができ、
店内がにぎやかになるだけでなく待ち時間を緩和したりパティを冷めにくくする効果などが得られる。
非常に残念ながら増員費用にはできない。

パティは中途で引き揚げても後から焼き直すことができたり、調味料以外は置き直しが利いたりなど、
オーダーの順番に苦しめられる心配がほとんどなく
メイキングが前回と比べてかなりお手軽になっている。
オーダーを完全無視してオリジナルのトンデモバーガーを積み上げて遊ぶのも一興。

　管理人コメント
ほぼ全ての要素で前作「Papa's Pizzeria」よりも簡単に、アレンジしがいのあるゲームシステムになりましたが、ただ一つ、「パティの温度調整」と言う難しい要素も加わりました。
両面を焼かねばならず、また、盛り付け時にもどんどん冷めていくため、スピードが求められます。その両面を焼くタイミングも、例えばミディアムなら時計が6時方向に来たところでひっくり返すのか、3時方向でひっくり返し、6時方向で取り上げるのか、（説明が英語な点もあって）分かりにくくなっています。
Flash向けの簡単な絵柄ながら、焼けていくパティや盛り付けの画像は非常に美味しそうに作られており、その点でも楽しめる作品になっています。逆に、パティを焼きすぎると、焦げ焦げのマルシンハンバーグのような悲壮な絵面になってしまいますが。

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【ブラックデス】

レビュワー [ 斜 ]
ジャンル [ 短編SLG ]
作者 [ 西瓜さま ]
容量・圧縮形式 [ 1.64MB・ZIP ]
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何処にでもある普通の村落。そこへ唐突に現れた聖騎士の軍団。
彼らは村を焼き払い、住人を情け容赦無く皆殺しにしていきました。
しかし丁度狩りの為に村を出ており、辛うじて命を拾った者達もいました。
絶望という言葉でさえ生温い程の、圧倒的な戦力差。
果たして彼らは見事聖騎士団を打ち倒し、生き延びることができるのでしょうか？

本作は西瓜氏による短編SLGです。
通常のSLGとは趣が異なり、１マップかつ１戦で完結する構成となっております。
その為繰り返しプレイが苦にならず、何度も挑戦できるように作られています。
……というよりは否応なく何度も殺され、やり直す羽目になるでしょうが。

「必殺率が１％しかないのにクリティカルを喰らった」
「命中率が96％もあるのに攻撃が空振った」
こうした確率に泣かされるケースは、貴方がシミュレーションゲームをプレイしたことがあるならば、幾度も味わった覚えがあるものばかりでしょう。
しかしこのゲームには一切の乱数要素が存在せず、上述したような『偶発的な死』というものが皆無です。始めから通して同じように行動すれば、全く同じ展開となります。
では簡単なのかと聞かれれば、寧ろこれが本作の難易度を大幅に引き上げている要因であるとさえ言えます。
まず乱数が存在しない為、HP1のキャラが敵の殺傷圏内に入れば100％死にます。
つまり一手動かし損ねたり、敵の行動範囲・射程を見落としていれば忽ち犠牲者が出る訳です。
そしてこちらのユニットは、9名中4名が最大HP1です。うっかり流れ弾が飛んで来れば死にます。
多い者でも殆どがHP2、二発喰らえばやはり死にます。最大HPが4なのはたった一人だけです。
これでもかという程の紙耐久。敵の大多数を占める聖騎士はHP6だというのに、です。
徹底的に不確定要素を撤廃した結果、逆に逃れようがない戦力差を最大限に味わう羽目になります。
これならばいっそ、乱数が介在していた方がまだ希望を持てたかもしれません。

貧弱もいい所な自軍ユニットですが、彼らはささやかな特殊能力を備えています。
背後からの一撃が必殺と化す者。障害物を無視して移動できる者。３マス先を攻撃できる者。
これらを生かし切れなければ、到底敵将の首を挙げることはできないでしょう。
知恵と根気を振り絞り、どこまでも現実に即したこの逆境を見事覆して下さい。

　管理人コメント
このゲームでは、1ステージ1マップのみと言え、絶望的な戦力差を味わえます。
敵一体の体力はこちらの倍以上。行動力も攻撃力も上、そんなユニットがこちらの3倍を超える量で攻めてくるのです。必然的に、離れた敵を取り囲んで各個撃破するしかありません。
そして、これは体力に余裕がある「イージー」での話。本格的に能力値が「村人」となる「ハード」では、斜さまのレビューにもある通り、ほとんどのキャラがHP1のオワタ式。しかも、攻撃自体は強力なものがそろっているキャラだけに、うっかり殺すと、まず勝てません。
幸い、イージーでもハードでも、セーブがいつでも可能です。1手1手を考え、細かいセーブを心がけましょう。

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【筒うらうら】

レビュワー [ 七紙 ]
ジャンル [ ウィルス退治シミュレーション? ]
作者 [ チョーさま ]
容量・圧縮形式 [ 41MB・ZIP ]
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あなたの体内に沸いたウィルスを退治するシミュレーション「筒うらうら」のご紹介です。
あなたの体に侵入した未来のウィルスを駆除するため、ミクロサイズの潜水艇がやってきました。あなたは潜水艇に指示を出し、ライバル会社より先に30匹のウィルスを退治してください。
特徴的なのは情報がほぼ音声のみで伝えられるということ。ゲーム画面に表示されるのは常に、どのキーで何の指示が出せるのかと、簡易な体内マップのみ。潜水艇がどこにいるのか、ウィルスを何匹倒したのか等などのお知らせは全て声で聞くしかありません。
あなたが出せる指示は4つ。移動先の指定、ウィルスの破壊、探知機の設置、そしてライバル社の探知機破壊です。体の中で動き回る潜水艇をイメージしながら、自分の体を守ってください。

　管理人コメント
本当に「画面」で語られるものが何もないゲームです。もう一つPCが出力できる「音声」に頼るしかないため、状況はプレイヤーである「あなた」自らの手で能動的に集めるしかありません。
おすすめは、上の簡易マップをプリントアウトして、すごろくの駒などを用いて、自機・ライバル・ウイルスの場所をメモしていく方法です。
肝心の音声ですが、音声主の態度が不真面目な（そういう演技であり、決して演技自体がヘボいわけではない）せいか、ジョークを出してこちらの腰を砕けさせたりと、こういう所で無駄に攻略を妨げてきます。音声主の態度に惑わされないよう、冷静に状況を把握しましょう。

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【 Papa's Pizzeria 】

レビュワー [ REN ]
ジャンル [ 時間管理シミュレーション ]
作者 [ FliplineStudios さま ]
容量・圧縮形式 [ DL不要・FLASH ]
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なんだかすごく腹が減ってくるゲーム。
店主不在のピザ屋でたった一人、オーダーもメイキングもこなしていこう。

客のオーダーを受けたら、トッピング・オーブン・カットを順に行い、注文通りのピザを作ろう。
トッピング作業とカット作業は慎重にやれば問題ないが、
客の待ち時間とオーブン作業はリアルタイムで進行しているため、計画的に作らなければ評価は激減してしまう。
完成したピザを出す際には対応するオーダーシートを添えておく事を忘れずに。
日が経つごとに様々な好みを持つ客層が増えていき、手際良く作ることが難しくなっていく。

ちょっとでも焦るとどこかで手遅れになっているキッチン作業のトラウマをとてもよく表現した内容。
とりあえず店主、増員してから出かけやがれ。

　管理人コメント
本来のピザ店舗は、生地づくり・トッピング・オーブン管理・店頭スタッフが分かれており、このゲームのような混乱を低減するリスクマネジメントが図られています。逆に言えば、その全てをプレイヤー1人で管理するこのゲームは、とんでもないブラック会社ということになります。（まあ、シェフが旅に出る時点で明らかだといえますが。）
こういう「プレイヤー1人の手で店の全作業を管理する」シミュレーションは、俗に「時間管理ゲーム」と呼ばれ、iPhoneなどの携帯ゲームやFlashのミニゲームでは定番のジャンルとなっています。
このゲームでは、1日ごとに進行がセーブされ、終了した日からセーブファイルをロードして再開できます。日が経つにつれトラウマ化するほど操作が忙しくなるゲームですが、そういう場合は一度終了して、心を落ち着けてから再プレイするといいでしょう。

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【妖菓子皇女外伝】

レビュワー [ 七紙 ]
ジャンル [ 防衛シミュレーション ]
作者 [ アトラソフトさま ]
容量・圧縮形式 [ 34.8MB・ZIP ]
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迷宮防衛シミュレーション、「妖菓子皇女外伝」のご紹介です。
なんといっても絵本調の可愛らしいキャラクターが目立つ作品です。ゲーム画面でのドットもなかなか作りこんであり、目で楽しいゲームとなっているのではないでしょうか。

内容はというと、ダンジョンに侵入してきた冒険者を撃退する防衛ゲームとなっています。小さなダンジョンを改築し、モンスターを配置した後はほぼオート。罠をばら撒きつつ勝敗を見守りましょう。

小粒な作品でヴィジュアル面はすばらしいのですが、反対にシステム面は少々ままならない印象を受けました。特にダンジョンで倒されたモンスターはステージが終わるたびに編成画面で再配置する必要があり、総力戦となると一回一回の手間がかなり大きくなります。
また敵の進路を変更する方法も乏しく、味方が少なくなると敵が徘徊するすがたを見守るだけになることも多かったのが残念でした。

とはいえ一回の戦闘は長くても数分で終わるので、絵柄に惹かれた方は一度プレイしてみてはいかがでしょうか。

　管理人コメント
ジャンル的には「タワーディフェンス」に属する本作品ですが、攻撃の要たるモンスターは「魔方陣」の上にしか配置できないため、タワーディフェンスの醍醐味である「各タワーの威力が最大限発揮される配置」が組みにくくなっています。
その分、守りの要となるのは、ほぼ無限に配置できる「罠」になります。ただし、こちらも出せるものはランダム。「入り口に毒系統の罠を置き、中々敵が来ないところに採掘場を…」とやると、無駄に金がかさむことになります。
守りの要たるモンスターは、戦闘中の復活はできないため、戦闘中は常にHPを管理する必要があります。一人が倒れると、その分攻撃威力が落ちることになります。ユニットの管理は、戦闘中・インターミッション共に心しておきましょう。

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【診療所～開業医Dr.まゆち】

レビュワー [ 七紙 ]
ジャンル [ お手軽医療シミュレーション ]
作者 [ ★水月さま ]
容量・圧縮形式 [ 580KB・ZIP ]
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お手軽医療シミュレーション「診療所～開業医Ｄｒ.まゆち」のご紹介です。
見た目は思い切りＲＰＧツクール製ですがＲＰＧ要素は少なく、患者を治療していくことがゲームの目的になっています。
治療するとはいっても複雑な操作を求められるわけではなく、正しい選択肢を選んでいけばＯＫです。
それだけですと単調に聞こえるかもしれませんが、レベルアップによる治療技術の向上や設備の充実させ高度な手術が出来るようになるなど、プレイヤーを飽きさせない工夫もなされています。
基本的な流れはゲーム中で説明されています。新しい機材を購入した際には本棚を確認し使用法を確認しておきましょう。
クリアするだけならば、そう難易度は高くありませんが、次々に押し寄せる患者を全て完治させるには結構ギリギリなバランスを見極める必要があり、甘く見ていると失敗してしまうかもしれません。

少し残念だったのは、正しい選択肢を選んでも一定確率で失敗が起こるらしい点でした。そこもまた、ままならない医療の再現なのかもしれませんが。なんにせよ一人で脳外科までできるまゆち先生マジパネェです。

　管理人コメント
見た目は2000RTPそのままで、正直、現在のレベルからしたら「…」な出来栄えです。選ぶ選択肢も、普通のメッセージウィンドウ上のものが主で、スクリプト上の請った要素は何一つありません。
ただし、最初の「誰でも分かる」レベルから、徐々に難しい診療にステップアップしていく「進め方」に関して、特筆すべき物があります。最初は「問診→適切な治療」のループで何とかなりますが、ストーリーを進めるに従い、複数の治療が必須になり、また、一つの治療カテゴリに関しても、効果が全く異なる治療法が追加されることもあります。
私も「治療が（例え正しい選択であっても）失敗することがある」と言うのは、問題に感じました。このため、全ての患者を完治させるのは至難の業です。一応、まゆち先生自身の技量UPや看護婦を雇うことで成功確率が上がります。

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【もえくり】

レビュワー [ SSS ]
ジャンル [ 戦術シミュレーション ]
作者 [ さくらもっちさま ]
容量・圧縮形式 [ 65.4MB・ZIP ]
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ハマリ度：８　グラフィック：７　サウンド：７
今回レビューするもえくりは、VantageMasterや大戦略の流れを汲む戦術シミュレーションゲームである。
自身の分身であるマスターからモンスターを召喚し、相手のマスターを倒すのが目的となるのだが、
本作ではそのマスターやモンスターのカスタマイズが重要となってくる。

戦闘中に呼び出せるのは戦闘開始前に選択したモンスター6体のみであり、
その選択によって戦い方も大きく変わってくる。
召喚にかかる時間もコストもモンスターによって変わるので、
速攻で相手マスターを倒しに行くのか、
耐えつつ大型モンスターの召喚を狙うのか、
モンスターの特色を生かした運用が求められる。

また、マスターやモンスターをカスタムすることもできる。
マスターは職業に応じた技リストの中から8つの技と2つの常動能力を選べ、
モンスターはそのモンスターに適性のある技の中から5つの技を選択できる。
場合によっては、同じマスターやモンスターでも、その特性がガラリと変わってしまう事も。

操作性も良く、各種データも見やすいためとても快適。
シミュレーションゲームの基本を踏まえた、王道に沿った作りとなっている。

難を言えば、特にストーリーモードにフラットなマップが多すぎる点だろうか。
画面の端から端まで舗装道路な面が多く、地形に趣向を凝らしたマップは非常に少ない。
まだVerUpされるようなので、今後に期待したい。

尚、本ゲームの主題である「萌え」に関しては、本レビューではあえて深く語らない。
外面だけのゲームではない事は保障するので、シミュレーション好きなら一度やってみてほしい。

　管理人コメント
このゲームの醍醐味は「カスタマイズ」にあります。ステージをクリアして集めた「BP」を消費することで、様々な技を追加できます。マスターやモンスターごとに「覚えられる技」は決まっていますが、「実際に覚える技」を変更することで、近接攻撃担当から回復担当まで、様々なバリエーションをユニットに与えることができます。
各ユニット共に「実際に覚える技」の数には制限があり、忘れた技を覚えなおすにもBPを再び与えなければいけないため、どのような編成にするか、慎重な検討が必要になります。
ただし、「ストーリー」「フリーバトル」共に、相手の属性・編成は、事前に分からないシステムになっています。相手の弱点に対抗することができないため、編成は、純粋に「このデッキが強い」を基準にして選択しましょう。
なお、このゲームの主題である「萌え」は、あくまで「戦娘」シリーズレベルです。その点ご了承の程を。

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