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■ ふしぎな森のポコラ

タイトル画面
作者[ リズソフト(旧名:メルケンソフト)さま ]
ジャンル[ アクション ]
容量[ 4.5MB ]
使用ツール[ 不明 ]
必須ソフト[ DirectX(7.0a以降) ]
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追いかけっこ開始 ダッシュ ダイビング チャージ 勝利 ゲームオーバー
↑画面写真提供:ES様


(補足)
2005.04:現時点でのバージョンは 1.3です。
シェアウェア版「ふしぎな森のポコラ・ハイ!」も発売中。(¥1575)
2007.01.28: 作者様サイトへのリンクを変更。
レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
びるま 9 /10 10/10 6 /10 51/90 B
ES 9 /10 10/10 7 /10

 《 びるま 》  ハマリ度:8 グラフィック:10 サウンド:6

▼前菜

平たく言うとととろですね。平仮名だととろろみたいですね。
まあ、そんなことはどうでもいいんですが、簡単に説明すると珍肉(脳味噌までマッスルな人の意)な幼女が怪生物との肉体的接触により徐々に怪物に…ブルブルブル…
と、いう本当は怖いグリム童話みたいなものですね。全てにおいて間違っていますね。

本当は幼女と妖怪の夏の甘く濃密な一時を描いた作品です。…まだだいぶ違いますね。
まあいいや。ロリペド野郎と水木しげるは是非プレイしてください。嘘です。

▼まともに解説

アクションにレースゲームのエッセンスを足したこのゲーム、見た目の可愛らしさと違い難易度は結構高く、
アクションがあまり得意ではない人にとっては厳しい作品です。
と、いっても難易度選択が出来る上育成要素もあるので飽きさせないつくりになっており、
気付いたらいつのまにか上手くなっている、という感じだと思います。

ボタン入力によりキャラを走らせるアクションゲームというと、
「クリーチャーイーターくんの妖精ぶち殺しゲーム(芸名パックランド)」を思い浮かべる方も結構いるようないないようないるようないないようないるいないいるいないいるいない

「まともに解説」のコーナーなので軌道修正しますと、ボタン入力で加速するところはレースゲーム風ですが、
方向転換に関してはレースゲーム系の「キャラクターを基準に左右に方向転換する」ものではなく、
「キー入力した方向にキャラクターが移動する」普通のアクション系操作なので、
見下ろし型な上、キャラクター360°縦横無尽に動くくせにレースゲーム系の操作になっているたわけゲーの数々に辟易している方でも大丈夫。

ゆっくり、ゆっくり、最初はゲームのリズムとプレイ感覚を体に染み込ませるようにして遊びましょう。

▼見どころ

やはり、特筆すべきはグラフィック全般でしょう。
主人公やポコラのなめらかで軽快な動き、夏の爽やかな雰囲気がとてもよく表現されている背景、
どれをとっても非の打ち所のない出来になっています。

…よく考えたら今の季節にこそピッタリのゲームですね。
今だからこそやりましょう!プレイ済みの人も再プレイ!
今までズルズルポコラレビューを遅らせてきたのは、ピッタリな季節にレビューしたかったからなのさ!
嘘だよ!うっさい!悪いか!御免なさい!申し訳ありません!

実際バージョンアップによってシステム面で大きな変更があったので、
バージョンアップ前をプレイ済みの方ももう一度やってみてはいかがでしょうか。

 《 ES 》  ハマリ度:9 グラフィック:10 サウンド:7

喰らえ!夏美ダァイビィィングッッ!(C.V.関智一)

ハマリ度:9/10
この感覚は、アクションというよりもレースゲームに近いものがある。
そういうのが好みな人は、是非やってみるべし。
グラフィック:10/10
夏美もポコラも、状況によって結構しぐさや表情が変わったりする。
こういった細かい造りは、流石と言うべきであろう。
サウンド:7/10
正直、聞く余裕なんてありません。

幼稚園児から熱血刑事まで、誰もが好きな鬼ごっこ。
このシステムは、「かくれんぼ」や「雪合戦」と同じく、全てのゲームの基本と言ってもいいでしょう。
レースゲームなんかは、ある意味「車どうしによる壮大な鬼ごっこ」とも言えます。
しかし、ゲーム作家たるもの、どうしても気取ってしまうようで、今の今まで、「ジャンル:鬼ごっこ」と看板を掲げるゲームはあまり見かけませんでした。
このゲームは、そんな「気取り」を完全に取っ払い、シンプルな操作感かつ可愛らしいグラフィックで小さいお友達にも親しみやすい「鬼ごっこ」ゲームとなっております。
そこには、後ろから近づいて忍殺とか、目の届かないところからスナイプなどのような、余計な要素が入る余地などありません。

しかし、そこは高難度で知られる「フワルの冒険」を作ったメルケンソフトです。このゲームも、慣れるまでには多大なプレイ時間がかかり、しょっぱなは一匹も捕まえられないままタイムオーバーになることもしばしばです。
それというのも、最初のころは、目の前に目標が来た瞬間に「ダイビングジャンプ」をかけてしまいがちだからです。
この「ダイビングキャッチ」というものは、ポコラの群れめがけて飛び込めば、かなりの大量得点が期待できますが、「ダッシュキーをいったん離す」という操作の特性上、外すと加速が元に戻ってしまい、かえってタイムロスとなります。
また、ポコラだけを追っていると、いざジャンプしたときに、行く先の木や柵にぶつかったり、川や畑に落っこちたりして、 余計タイムロスになってしまいます。
これは、「気絶する」という意味だけではなく、ただ転んで起き上がるだけでも1~2秒ほどのロスがあると言う意味です。
制限時間が平均1~2分/ステージという仕様を考えれば、いかにこのロスが致命的であるか分かると思います。
また、このダイビングジャンプ、夏美にある程度の加速(具体的に言えば、そのまま障害物にぶつかれば確実に転ぶくらい)が必要で、それ以下の場合、ただのジャンプに化けてしまうということもあります。(もちろん、スピードも下がってしまいます。)
初心者のころは、ダッシュのみで突き進み、余裕が出てきたら、ダイビングを使う程度のほうがいいかもしれません。
実際に、初期のダッシュ速度だけでも、夏美はポコラよりわずかに速いですし。

もうひとつの重要な要素である「着替え」についても注意が必要です。
やはり初心者は、最高速度が上がるスカート(たぶん空力抵抗を減らすためのもの)や加速力の上がる靴下(おそらく脚と靴の間の緩衝材)の性能を上げるよりも、曲がりやすくなる靴(これは判りやすい。裏地の違いだろう。)や気絶しにくくなるリボン(見たまんま頭防具を重点的に買ったほうがいいでしょう。
もしくは、より多くためて、「ポコナビ」のバージョンアップに専念するのも手かもしれません。
それでも、貨幣代わりとなるドングリは、ステージをクリアしないと手元に残らないため、プレイヤー自身のレベルアップが何より最優先となります。

このゲーム、プレイは本当に楽しいものです。とっつきの悪さこそありますが、これは欠点とはなりえません。
個人的には、このまま突っ走って欲しいとさえ考えております。

付記:ver.1.2について(2004.06.05)
6月より、「ポコラ」がバージョンアップしました。
前回のアップデートのときも、別のゲームかと思うくらい新要素が詰め込まれていましたが、今回も、新たな操作・ トラップが加わり、余計にプレイの幅が増えました。
「ロケットスタート」という新たな要素を付け加えることで、忍び寄る重要性も増え、「追いかけっこ」だけでなく、 「かくれんぼ」的な要素も加わることになりました。
作者自身も言っているように、「立ち止まっているポコラの群れに向かって一気に攻める」といった使い方もできますし、 スタート直後に溜めるのもいいかもしれません。
ただ、「立ち止まってから出す」このシステムを生かすためか、夏美の加速力が若干落ちたような気がします。 今回から、「ぬかるみ」と言う加速力を落とすトラップも出たことも加わり、今までのように縦横無尽な攻略は 少々やりにくくなっています。 (その分、「走っているとき=ダイビング止まっているとき=チャージ」というアルゴリズムになったことで、ダイビングが出しやすくなったという点もあるのですが)
とりあえず、操作感の違いに戸惑っている人も、今までのやり方は苦手だという人も、この要素を使わない手はありません。

編集後記

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