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■ SUFFERER -孤島の大冒険-

SUFFERER
作者 [ FoxEye さま ]
ジャンル [ アクションRPG ]
容量・圧縮形式 [ 4.9MB・ZIP ]
言語 [ 日本語・英語 ]
備考 [ 現在の最新バージョンは0.2 ]
配布元 ダウンロード先

(補足)
2014.03.07:有料のファンディスク「SUFFERERファンボックス」も販売されています。
(全年齢指定・15歳以上推奨・840円)

SUFFERER SUFFERER SUFFERER SUFFERER

レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
ES 9 /10 8 /10 8 /10 127/150 B
hoikoro 8 /10 9 /10 8 /10
牛人 10/10 10/10 9 /10
赤松弥太郎 7 /10 9 /10 8 /10
アンサンブル 7 /10 9 /10 8 /10

 《 ES 》  ハマリ度:9 グラフィック:8 サウンド:8

このゲームにとって、海は癒しじゃない。

今回のイチオシ作品「SUFFERER」を製作されたFoxEyeさまの作品は、やたらと水中アクションにこだわりがあります。
以前紹介した「生贄娘 -鬼蛇の呪い-」にしろ、「HOLDOVER」にしろ、アクションの主役は海中ステージになっています。
そこに付きまとうのは、肺活量との戦い。ステージ構成は常に息が持てるギリギリで、少しでも無駄な動き(ダメージモーション含む)を行うと、生き残れない仕掛けになっています。

今回のイチオシ作品「SUFFERER」も、そんなギリギリの戦いを強いられます。「アクションRPG」という体裁をとり、レベルアップやアイテムで「クリアしやすくする」措置こそはありますが、「どれだけ下手を打ってもクリアできるレベル」になるのは現実的ではありません。
宿屋はプレイヤーのダメージ量に従ってぼったくられる仕様になっているため、ダメージを抑える立ち回りを強いられます。
話を進めるにつれ、防御効果のある水着、強力な武器が手に入りますが、それはあくまで「これからの敵に何とか立ち向かえる強さ」に留まっています。
基本は今までのFoxEye作品どおり「クイックセーブ&ロード」の繰り返しになります。

本作は、その「クイックセーブ&ロード」がやりやすい仕様になっています。回復地点である(=「詰み」が発生しにくい)宿屋のセーブと、プレイヤーが設定したクイックセーブが分けられて、「詰まった」と思ったら好きな所からやり直すことができます。
ロードも流石にボタン一発とは行きませんが、Xキー(ポーズ)で開くメニューからすぐ読み込めるので、それほど煩雑さは感じません。

本作の難しさは、ギリギリの戦闘バランスと肺活量だけではありません。「どこに行けばいいのか迷った瞬間」が最もヤバイのです。
現在のRPGならば、多少迷った所で死ぬほどピーキーなバランスにはなっていませんし、そもそも迷わないような措置(ボタン一発のフィールド移動・ミニマップ…など)を入れていますが、「レトロ風」を目指した本作では、案内板や情報提供者も少ない上、大まかな方角しか記されておらず、「どこに何があるか」を忘れがちです。
加えて、何か目印を探そうと歩き回ると、ザコ敵が襲ってきます。大体はゴリ押しは通用しない強さに設定されており、特に序盤の赤敵には非常に手を焼くと思われます。
「歩き回って敵を誘導」という手段は、序盤の青敵の段階で覚えておく必要があります。また、この手段も水中では(肺活量の関係上)使いにくくなっています。よほど必要ない限り、水中戦は避けましょう。経験値稼ぎなんてもっての外です。
「敵キャラを避ける方法」も地上で「敵を誘導する方法」を応用して実践できます。

ドット絵で描かれた主人公のスク水姿は確かに魅力的ですが、それがFoxEye作品の本質ではありません。あくまで「肺活量と戦う水中アクション」を効果的に魅せるためのフレーバーに過ぎません。
それでも、その魅力は数多のプレイヤーを注目させるきっかけになっているようです。下のレビュワーの方にも、その魅力から先に語っている方も多いです。
ただ、本作は、スク水の魅力(+それが脱げる魅力)だけで耐えられるヌルい作品ではありません。トライ&エラー、クイックセーブ&ロードを繰り返し、少しずつスキルを積み重ねていく、そんなゲームの本質そのものに魅力を感じられる人向けの、シビアなアクションゲームです。

 《 hoikoro 》  ハマリ度:8 グラフィック:9 サウンド:8

お気楽遭難者が島を救う!?

SUFFERER -孤島の大冒険-】今回レビューさせていただきました
レトロなゲームを主題として製作されており、BGMからキャラクター、すべて自作だそうです
さすがはフリーゲームにおいてキャリアのある作者様の作品で、懐かしい雰囲気を醸し出しつつ粗のない出来上がりになっております
レトロ主題ということで良くも悪くも結構高難易度で、ぎりぎりいける・・・?いけない?のラインをしっかり見極めないと
ゲーム進行が厳しい内容になっています

自分は取れそうなアイテムがあるのに次に進んでまた来た時に取る、という選択が大の苦手で
何度も何度も挑戦しては失敗しロード、を繰り返してゆっくり進んでいきました
心情的には最も効率のいいプレイを行っているのに、現実的にはとても効率が悪いというジレンマ
何度か諦めて少し進むと攻略がとても簡単になるアイテムが手に入ったりして嬉しい反面微妙な切なさがありました

兎にも角にも主人公の移動速度が遅く、敵に追いつかれると連続でダメージを受けます
完全に重なってしまったときにどう対処していいのか分からず、そのままロードすることも多々ありました
後半で水中、地上どちらも高速で移動できる装備が入手できるのですが
それが出るまではひたすらに回復、回復、回復のごり押し、PSの低さのせいもありますが・・・

ストーリーとして決められた道筋があまりなく、割と好き勝手に行動して探索範囲を広げて
今までいけなかったところを進む、という形になっております
主人公の移動速度のせいでマップがかなり広いイメージがありましたが
実際にはそれほどではなく、分かりやすいショートカットが存在していたりして中盤以降からは楽に往復することができます

またこのゲームに出てくる敵なのですが、さまざまな方面で主人公を妨害してきます
出現は四方から主人公を囲むような形で攻撃してくるパターンが多いです
どの敵も一筋縄では行かない猛者揃いで、何度もクイックセーブ&ロードを繰り返しました
特に水中と砂漠の敵には何度も精神を摩耗させられ、声にならぬ叫びを上げたりもしました
かわいい主人公の脱衣シーンが敵の攻撃によって発生する、という+ポイント無しには正直敵への恨みは隠しきれないというか・・・
水着泥棒の河童には恨みが胸の奥底から沸いて来るというか・・・

・ハマリ度:8/10

それほど長いゲームではなく、自分のクリアタイムは約6時間ほどでした
実際には+4時間くらいですが
ですがその中に詰め込まれたゲーム性はかなり面白いものばかりでした
投擲物、木をなぎ倒す斧など純粋な武器として以外にも使えるものや、移動速度上昇アイテム入手後の快感
同情の余地の無い突っ込みどころのある敵の海賊、突然の別ゲー化、差分CGなど
短時間でプレイできて満足のいくものがしっかりと揃っておりました
何気にオプションが充実しているのも良い点です
惜しむべくはやはり難易度、移動妨害してくる敵の鬱陶しさで常に快適にプレイできるというゲームではないのがやや気になりました
レトロゲームだから難しくて当然、という思いもあり、最後はやはり楽しく終われたのでこの点数で

・グラフィック:9/10

ドットはやはりすばらしいものです、作者様の生半可ではない努力の末にとても可愛く綺麗なドット絵にもえます
よく動き、敵も色違いが多いとはいえ種類が豊富でした
会話も熊、主人公、海賊、その他くらいしかなかったですがしっかりと差分もあり、素晴らしいです、熊可愛い

・サウンド:8/10

どれも穏やかな冒険のようなBGMで、ゲームにマッチしていました
SEも特に文句のつけようも無く、ちょうど良いと思います
個人的には最終決戦のときのBGMがとても穏やかな気分で迎えられてお気に入りです
ただ、その最終戦で敵登場時や攻撃時にSEが無く、分かりにくいな、と思う部分もありました

溜めようと考えないとお金はがんがん減っていき
序盤や中盤ではノーダメージで敵を倒すことがかなり難しく、減る一方になることもあると思います
そんな中、回復、経験値、お金をすべて賄う事ができ
かつ戦闘もかなり楽な海賊さんたちには何度もお世話になりました
海賊無しには海賊は倒せませんでした

着てないより着てる方が良いよね

 《 牛人 》  ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:9

捕まえてスマキにしろォー!(なんと紳士的な!)

オーソドックスな2DアクションRPGです。地上では見下ろしの全方位スクロールですが、水中では横スクロールになります。
アイテムの所持等のシステムも周知のもので、要するとゼルダの冒険です。非常にプレイしやすいです。

謎解きも敵の強さも難しく、ゲームの難易度は高いです。
しかし、冒険を極端に有利にするアイテムがあり、これらを手に入れる度にどんどん楽になっていきます。
これは絶妙なバランスで、序盤と終盤では世界の広さも感じ方も変わってきます。
この効果はプレイヤーを飽きにくくしています。
また、セーブ&ロードもスピーディーで、リトライしやすいのも良いです。

この作品はエロいです。
敵の攻撃を受けると脱衣するというものですが、何がエロいって、全裸状態よりも着衣状態の方がエロいってところです。
「全裸よりエロい」は衣装の至上命題ですが、この作品は全裸のエロ度を下げることで、衣装のエロ度を際立たせることに成功しています。
スク水というニッチさながら、万人受けするエロと言えるでしょう。

また、主人公がエロ担当ですが、他のキャラクターが非エロで紳士的である点も特徴です。
半裸の女子を前にしながら、それを無視してスマキにして沈める奴とか、水着を奪ったら黙って去る奴とか。
エロ作品ながら、自制と節度を考えさせられました。

ゲームシステム、バランス共によく練られており、なんといってもエロい。プレイしなければ損な作品です。

ハマリ度:10/10
ひとつの完成された作品
グラフィック:10/10
ドットエロ万歳
サウンド:9/10
矩形波万歳

 《 赤松弥太郎 》  ハマリ度:7 グラフィック:9 サウンド:8

水中海底 自由に進み

 Foxeyeは、水中世界の、特に女の子の美しさをテーマにしたサークルです。
 であるからして、決して水着フェチというわけでは断じてないのですよ。それは副産物みたいなもので。
 むしろマッパだって構わないんだけど、年齢制限をつきなきゃいけなくなるので、広くみんなに水中世界の美しさを伝えたいという気持ちから、やむなく、しょうがなく水着を着せているだけなのです。
 なので本作で隙あらば水着が破れるのは、そうした葛藤の果ての愛情行動であり、断じてエロ目的ではない、と皆さんに申し上げたい。

 いや、ボクも正直よくわかってないんですけどね水着好きの世界は。
 だってほら、水着好きと一言で言っても、その愛し方は色々あるんでしょ?

  1. 女に水着を着せて……破く! この瞬間がたまらんのだよな~
  2. ええい裸の女はいい! 水着の女を映せ、水着の女の瑞々しさを!!
  3. 俺、女に興味はないけど、水着だけでごはん三杯はイけますカラ。
  4. むしろ自分で着る。すべての水着は俺に着てもらうために生まれたのだ。

とか、ね、色々と。
 メガネで考えるとわかりやすいんですけどね。人間とメガネ、両者の出会いを重視するのがボクの立場ですが、3.みたいな、狭義での「メガネフェチ」の人もいるでしょう。
 とすれば1.は、「本当の君の方が美しいよ」などと嘯きながらメガネを外したら美少女に……あ。なんか許せない気がしてきた。
 違うでしょ、逆でしょ、普段さえない子がメガネをかけたら、プリチーでバッチグーなグンバツ美少女にっていうパターンが……
 閑話休題。
 本作は至って健全で、健康的なゲームであり、女子の裸体をひたすら追いかけ回すような、そういう目的でプレイするものではありません。普通に死ぬので。
 8ビットゲーム調なのも、裸体がいやらしく見えないような表現手段を探した結果に違いない。そうに違いない。

 ……なんだけど、ちょっと都合が良すぎる気がしなくもないですね。
 もちろん、たまたま遭難して、運良く無人島にたどり着いたくだりではありませんよ。物語の導入としては普通です。
 しかし、遠泳大会でもなく、ただの修学旅行なのに、わざわざ赤のスク水を着て浜辺を歩いてたのはどうなんだ、と。
 辿り着いた島に日本語をしゃべる熊がいたり、具合良くロングソードや伝説の剣が落ちてるのは別にいいですよ。ファンタジーなんだし。
 ただ、防具がなぜかことごとくスク水、しかもサイズまでぴったりなのはどうなんだ、と。
 だって無人島、熊が独自の文明を築いている世界で、人間用のスク水が落ちてるんですよ? しかも篠崎さんのでかいのにフィットするような、小児向けじゃないスク水ですよ?
 してみると、熊たちが語っている「伝説のスク水勇者」は人間だったことになります。
 では、彼女はいったいどこへ行ってしまったのか? なぜ熊がそれを語り継いでいるのか?

 なんか怪しいですね。なんか、仕組まれている匂いがしますね。
 きっと真相は、本当にロクでもないものに違いない。


 こうしてボクは、あるひとつの結論に至った。
 これを見てくれ。
 海賊には、語られざる先代の頭領がいた。そして、彼こそが伝説の勇者だったんだ。
 彼は、水着フェチだった。しかも着る方の。

先代の頭領・イメージ図

―どういうことだ! 海賊がやってきたのは最近のことでは無かったのか!

 ボクたちはとんでもない思い違いをしていたんだ。
 確かに、彼らがこの島にやってきたのは最近のこと……しかし。
 スク水の勇者は古代の出来事だという思い込みから、彼らを調査対象から外したのが間違いだったのさ。
 「伝説」とは、「伝説的行動」が行われたその瞬間から「伝説」として存在する。時間の経過は必ずしも必要ではない。

―そ、そうか!!
 もし、ガタイのいい男がスク水を着て、大剣を振り回していたら……

 その場で、ただちに伝説になるだろうね。
 スク水の勇者の伝説はごく最近の出来事だった、と結論づけられるだろう。

―しかし、ファントムソウルは! そんな最近になってから作られたものだったと言うのか!!
 あれは間違いなく超古代の遺物では……!!

 勘違いしないでくれ。あれが超古代文明の技術であることに疑いの余地はない。
 だが、思いだしてみたまえ。
 篠崎優菜がファントムソウルを手に入れたとき、まるで手つかずの状態で安置されていたではないか。
 すなわち。スク水の勇者は、伝説の剣ファントムソウルを手に取ったことはなかったんだ!!

!!

 ここまでの考察で、事件のおおよその輪郭は掴めた……
 海賊たちは、この島にファントムソウルを求めてやってきた。
 それ以外に、この島に彼らの興味を惹きそうなものは存在しない。

 しかし、当時の副長、今頭領を名乗っている男とその部下たちは、以前より頭領の水着フェチを敵視していた。
 彼らは考える。「この変態頭領に、ファントムソウルを手に入れさせては危険だ!!」と。
 頭領もまた彼らの翻意を読み取り、愛用の水着を身につけ、かつての部下たちと戦った。
 その勇姿は、どこか熊たちに親近感をわかせるものだった。
 熊たちは頭領を自分たちの同類、人間と戦う「伝説の勇者」として語り継ぐことにしたんだ。

―なるほど! それなら海賊たちが水着を目のカタキにする理由も説明がつく!

―しかしなあ。そんな伝説ができたとして、篠崎優菜と関係があるとは思えないが。

 あるんだよ、それが。
 これを見てくれ。

競泳用水着

 篠崎優菜が生還した時着ていた「競泳用水着」だ。
 よく見ると、微妙にサイズが合っていないことに気づくだろう。
 襟ぐりは大きく伸びてしまっているし、第一胸元に当て布が着いていない。
 これの持ち主は男性だったのだから、当然と言えるだろうな。
 問題は……次の写真だ。

赤スク水

 篠崎優菜が漂着当初着用していた「赤スク水」だ。

―こ、これは……まさか!!

新旧装備比較

新旧装備比較2

―なんてことだ……!

―形状が完全に一致している!? これはどういうことなんだ!!

 年頃の女子が、インナーも着けず、当て布もない水着を着て修学旅行に行くことは考えられない……
 少なくともP*Aがそれを許さないだろう。
 だとすれば、この水着の形状の一致は、偶然であるはずがない。
 篠崎優菜が当初身につけていた「赤スク水」。
 これもまた、変態スク水フェチ親父の着ふるしだったんだよ!!

な、なんだってー!!

 長い抗争の末、現頭領側は邪神像の封印を解くことに成功した。
 島の生物の凶悪化はこれによるものだ。
 さらには、島からの逃亡を防ぐため、オオワシの子どもを人質に取るような卑怯な手段もためらわなかった。
 凶悪な生物の出現により、変態親父、もとい元頭領の屈強な肉体も、次第に追いつめられていった……

 そこで彼は波打ち際に、制服のまま漂着した篠崎優菜を発見したのだ。
 彼は少女を助けるために、死に物狂いで戦った。あの浜辺に怪生物が出現しないのは、彼が根絶やしにしたためだ。
 しかし、ついに限界を悟った彼は、後継者として、この少女……ユナに、最後まで着用した、耐久性がほとんど無くなった水着を着せ、水着へのあくなき情熱を託した。
 全裸となった元頭領は、おそらく、そのまま波間へと……

オープニング

 目覚めたばかりの彼女は、極限状態だったからね。
 なぜ、いつの間に自分は水着を着ているのか? という疑問は、多分出てこなかったに違いない。

―ではお前は、ユナが着ていた水着はすべて、変態スク水フェチ親父が素肌に身につけたものだと言うのか……!!

 過酷な現実だ……だがボクたちは、それを直視しなければならない。
 ボクは思うんだ。
 この島で、それぞれの水着が持っていた不思議な特殊効果……
 それらはもしかしたら、この元頭領の熱意が、水着に宿ったから生まれたものではないだろうか。
 彼は、本当の意味で伝説の存在になったのだ。
 自らの熱意をもって、伝説の装備を生みだした存在としてね。


 いやちょっと待て。
 なんだこの美しくない妄想は。
 裏口からオリキャラ運び込んでヨイショするのは、二次創作としても最低の禁忌ではないのか。
 FoxEyeさん並びにファンの皆様に心からのお詫びをすると同時に、先頃発売されたファンボックスで、もっと綺麗な公式スピンオフが見られますと宣伝することで赦しを請います。

 えっと、ゲームのことについて?
 8ビットゲームに対する愛情はじゅうぶん伝わりましたし、エンカウント方式も最初は目新しくてなかなか楽しめました。
 が……やはりゼルダは偉大であったのだなあ。評点。

ハマリ度 : 7 / 10
 ルートを外れると死が待つ自由度、死んで覚えるゲームバランス、唐突に始まるシューティングと、とても「それ」っぽい作り。20年前と言うより25年前のデザインかもしれない。
 駆け引きの楽しみがあまり感じられず、特に後半からの対処困難な状況→打破する強力なアイテム→無双モード突入、の流れの繰り返しがやや極端で単調。旅人のお守りしかり、競泳用水着しかり、ペ○サスの靴しかり、マ○ターソードしかり。
 しかし一方で縛りプレイは実にストレスフルで、真性マゾ向け難度になってしまうためオススメできない。そのあたりのさじ加減に工夫があれば、もう少し化けただろう。
グラフィック : 9 / 10
 4年前、同様のコンセプトで描かれたHOLDOVERと比較すると、はっきりと進化の方向性が見て取れる。特に立ち絵、少ない色数であってもマットな感じを出さず、丁寧に質感を作っている。
 敵グラフィックのバリエーションは少ないが、初期構想がミニゲーム志向だったのだから致し方ないところ。
サウンド : 8 / 10
 こだわりのSEと8ビットBGMのミスマッチが聞きどころ。等身大の少女が8ビットの世界に放り込まれたような感覚は、この音の効果によるところが大きい。
 ただし、丹誠込めた8ビットBGMは残念ながらループが短く、インパクトも薄い。完全に背景音になってしまっている。

 8ビット世界に浸る、という意味では、旧来の、例えばHOLDOVERなどと比べれば成功していると思います。
 ただし惜しむらくは、水中要素の少なさ。水中世界に浸った気にあまりなれなかった、というところでしょう。

 《 アンサンブル 》  ハマリ度:7 グラフィック:9 サウンド:8

挨拶
無人島に旅をするとしたらあなたは何を持っていきますか?
私の場合はライターとナイフとメモする物です
え?ひとつだけ?なら正露丸で決まりです
あらすじ紹介
海水浴をしていたはずが気がついたら無人島
海賊には襲われる、生物には殺しに来られる、そして水着は破ける
今ここに彼女の無人島での冒険は始まる
内容紹介
よくも悪くも昔ながらの理不尽上等なゲームです
敵は囲い込んでからの登場、リンチは当たり前、遠距離攻撃だって当たり前
水の中ではいつもどおり窒息します。酸素ボンベ?無いよ
ゲーム内容を簡単に言えば
最初は鬼ごっこ、中盤はゼル伝やドル塔、終盤はシューティング無双
ラストはガチでシューティング
迷子に向けた道しるべと紹介 ちょっとネタバレしてます
1 目覚める
青い敵がここら辺から
とりあえずいろいろ死んで覚えることをお勧めする
2 短剣取得
まともに攻撃できるのはここから 重要アイテムなため捨てた場合買いなおし必須
長剣と違い振りが速いのと超近距離でも攻撃できる
3 スク水取得
防御力アップ 破れたら修理
4 長剣取得
赤い敵がここら辺から ファイア痛い
赤い熊さん倒して宝をゲッツ
5 斧取得
木を切ることができる 使いにくいため用途はそれだけ
とりあえず鳥を倒して宝回収
6 フィン取得
黄色タコが出現し始める 捕まったらやり直したほうがいい 次はサボテンに囲まれた井戸で1分を三回耐える
7 競泳水着取得
黒との戦闘はここら辺から 耐火炎装備の水着ってどんな科学力だろう
とりあえず北で鳥との戦闘2回目
8 ウイングシューズ
地上ではこれ必須 世界が変わって見える
伝説の山のやや離れた右下の井戸へ行こう 西の遺跡右付近の海岸から行ける
9 ファントムソウル
さあ、海賊にチャレンジだ チート武器強し
ここから別ゲームになるが先に長老に会っておこう
10 卵
やり残しはここらで完全に消化しておこう 無くても大丈夫ではある
11 脱出
回復やボムを買うなら今のうち ここから本当にジャンル変わって 海賊ならぬ空賊とのシューティング
上記はあくまで簡単な指標であり、いくつかアイテム取得を書いてないのであしからず
必須の攻略
  • 序盤は敵を回避
  • 水中で無駄な行為は行わない。酸素がギリギリに設計されてます
  • 四体に囲まれたら一体に突貫し ほか三体を一列に並ばせて処理しましょう
  • 水中においてタコに捕まると酸素を奪われる〈黒は吸引性能あり〉
  • 即セーブと即ロードを多用する必要あり
  • ハープーンは基本使い捨て
  • 道具袋は長剣とって熊を倒したあと最初の黄色い屋根の熊さんと鳥戦後の宝回収後の女熊さん
  • 赤こうもりから回復薬、青花から酸素飴、エロ河童から修復キット
  • シューティングにおいてチョン避けが大事
  • 海賊は素手か遠距離かで戦うこと 長剣なんてもってのほか
  • ダメージを受けて加速は水中だと重要
  • 回復より服を破いて修復のほうが安い場合がある
はまり度 7
恐ろしく人を選びます
やり直しが嫌いな人まず駄目。飽きると思います
そして次に何をしたらいいかが不明瞭な時があるのとザコが本気で殺しにきてることがまた人を選びます
グラフィック 9
ああ、リアルできれいな解像度で熊さんを見たかったよ
水着姿は二の次・・・としておきたい
サウンド 8
昔を彷彿させるサウンドが多く普通に聞いていても問題はまったく無かったが
耳に残る特徴あるサウンドがそんなになかったのが個人的に残念である
感想
何回全裸にさせたことだろうか・・・
どれだけの時間思い込みで迷子になっていただろうか・・・
何百回即セーブと即リロードを行っただろうか・・・
何回タコに窒息させられたことだろうか・・・
遊び半分で何回簀巻きにし、サメのえさもしくは窒息させただろうか・・・
このゲームは昔ながらゆえに今時のゲームのようにさくさくは遊べません
死んでやり直して攻略していくゲームゆえに力押しはかなり難しいです
そして、最大の問題はザコが無限にわくこと、これが難易度が高い原因です
なぜなら森林伐採中やボス戦でも空気を読まず基本沸きます
さらに河童以外もまた基本障害物を貫通してきます。理不尽ですが仕様ですあきらめましょう
一通り遊びつくし楽しませていただきました
ファンディスクで知ったのですが公式だと最後水着破けた状態だそうですムフフ
クリア後に初期服縛りで遊んでましたがクリア無理とあきらめました(勇気ある人がきっとやってくれる)

最後に情け容赦無用の男達、海賊の定番台詞で締めたいと思います
「侵入者だーーーーーーー捕まえて簀巻きにしろーーーーー」

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