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■ イニシエダンジョン

イニシエダンジョン
作者 [ MIYA さま (おまる工房) ]
ジャンル [ ローグライクアクションRPG ]
容量・圧縮形式 [ DL不要・FLASH ]
製作ツール [ FLASH ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

(補足)
2015.09.13:現在のバージョンは、Ver.1.012です。

イニシエダンジョン イニシエダンジョン イニシエダンジョン イニシエダンジョン イニシエダンジョン

レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
ES 9 /10 9 /10 8 /10 105/120 B
アンサンブル 7 /10 9 /10 9 /10
hoikoro 10/10 10/10 10/10
赤松弥太郎 9 /10 7 /10 8 /10

 《 ES 》  ハマリ度:9 グラフィック:9 サウンド:8

ハマると抜け出せない。そして生き残れない。

本日のイチオシ作品「イニシエダンジョン」は、見た目こそローグライクですが、その実は軽快なアクションRPGです。
マウスを左クリックすれば、剣風が飛び、炎が舞い、無数の刃が乱れ飛ぶ、爽快なアクション性があります。
その剣風に触れたものは、ドット単位の欠片となって吹っ飛ぶ仕掛けになっており、単純な絵柄だけに存分にバイオレンスの感動を味わえるのです。

…となるのは、最初の最初だけですがね!!

6Fの「地下牢」を超える辺りになると、一瞬の油断が死に直結する油断ならない難易度になってきます。
序盤は近接攻撃しか持たない敵ばかりで、一つ一つの攻撃力も大したことはありません。しかし、地下牢からは、頑丈なゾンビと魔法攻撃を使うインプが出てきます。特に、魔法攻撃は注意が必要です。今までの物理攻撃とは段違いのダメージになります。
対策のためには、飛び道具で気づかれる前に仕留めるのが一番です。しかし、最初に選べる「ファイター」は近接戦闘職。「気づかれず仕留める」のが最も苦手な職業です。
事実、私の最初の死は、インプの魔法攻撃で削れたHPで次の階に行ったら、モンスターハウスのど真ん中に行ってしまったことが原因です。(上記画像4番目のゾンビに囲まれた箇所です。)

そんな人のために、NPCを雇える酒場があります。序盤ならばプレイヤーの強さを優に超える、それ以降でも頼りになる実力の持ち主が、割と安価で雇えるお得なシステムです。序盤でも装備品を集めて売りさばくルーティンを繰り返せば、数周程度で溜まる金額です。
事実、プレイヤーのLVが10程度のときに、LV20ぐらいのNPCが雇えます。初めて雇ったときは、あまりのプレイヤーとの実力の違いに、「いいのかな、こんな人を2,000Gぽっちでこき使っても。」と逆に申し訳なくなる程でした。
NPCはHPが0になっても「やばくなったら逃げ出す」と言う設定があるため、死亡しません。再雇用に改めて賃金を用意する必要がありますが、HPが0になると(余程の運が無い限り)一発ロストするプレイヤーを失うよりも数百万倍マシです。時にはNPCを犠牲にしてでもプレイヤーを生き残すことも覚悟してください。

階を進めるにつれ、「ヒット & アウェイ」と言う基本を、かなりのアドリブを効かせて操作する必要が出てきます。特に、大型ボスの攻撃は、マトモに食らうとパーティ全体が一瞬で瓦解するレベルになります。大きい分行動パターンを見抜きやすいので、しっかり避けていきましょう。
こう言うアクション性の高さと、ローグライクRPGらしいアイテム厳選の妙がミックスされたのが、本作「イニシエダンジョン」の楽しさと言えます。

ただ、ローグライク特有の欠点として、プレイヤーの強さが上がるにつれ、死んだときの戻り量も指数関数的に増していく点があります。
最初の階層では手に入らない強力な装備を「倉庫」に蓄えておくことで、次の冒険者に渡せる仕組みもあります。それでもLVは1からですし、一番強い装備は以前の冒険者が持ったまま亡骸となっているため、すぐさま以前の冒険者に比類なきレベルと言うのは不可能です。
ただし、イベントを進めるにつれ、かばんの容量・プレイヤーを複数人作ってパーティを組める要素など、様々な項目が解放されていきます。あまつさえ、これらの解放要素はプレイヤーをリセットしても失われません。プレイヤーロストや実績解除で得られる「ソウル」を使った永続強化もあり、ドーンとやってみることを要求されています。

スピーディなゲーム展開にしろ、割とリアルラックが重要な装備の取捨選択にしろ、「死ぬこと」すら実績項目となっている点にしろ、「イニシエダンジョン」は慎重に慎重を重ねるローグライク系と言うよりは、強さを溜め込んでオラオラ系で突き進む無双系アクションの方が近いかもしれません。
序盤のうちは、とにかく突き進んで、自らの「分」をわきまえることから始めていきましょう。その姿勢さえ忘れなければ、あとの攻略上の知識は、プレイの中で自ずと身についていく仕掛けになっています。

 《 アンサンブル 》  ハマリ度:7 グラフィック:9 サウンド:9

簡単な紹介
不老不死の薬を求めていざ迷宮へ
プレイクリア後のアドバイス的攻略(重要順)
  1. 仲間を盾にしてでもいいから、死ぬな生き抜け
    死んだ場合、装備アイテム金 全ロスト、レベルも初期から
  2. 地雷装備に気をつけろ
    下手なアイテムを装備すると弱体化する場合があり一瞬でYOU DEAD
  3. ゾンビ状態を当てにするな
    運がいいとゾンビになれますが・・・サイコロ振って一の目を出すほうが高確率です
  4. びびりこそ生き抜ける
    敵の中に突撃していいのは10階まで、それ以降は一瞬で死にます
    ちまちまちまちま戦いましょう、ランアンドラン戦法(逃走戦法)もおすすめ
  5. もしも・・・もしも死んでしまったら
    初期ファイター以外を使いましょう、生き残りやすくなるはずです
  6. エリクサーを入手したら(回復薬系)
    いつでも使えるようにしておきましょう。ピンチからの逆転が可能になります
    回復は仲間も回復します
ハマリ度 7
システムは悪くなく面白いのですが、やり直しがなかなか面倒なのは昔の某ゲームを思い出しました
さらに、これは某ゲームとは違い蘇生がまずできず、リカバリーが非常に大変なので7としました
グラフィック 9
死体がバラバラになり残るところまで表現されていました
敵の種類も中々多く、ドッターの苦労がうかがい知れますので9
サウンド 9
ピコピコサウンドのはずが意外と奥行きがあるBGMになっており、それを聞くだけでも中々いいものです 効果音もマッチしていたので9とします
感想
最終的に辺りに暴力を振りまく大名行列となり見ていてすごいものがあります
しかし、それゆえに難易度やシステム的にソロ攻略は不可能となっております
今まで積み上げてきたものがバベルの塔よろしく一瞬で崩れさる、
死んだら人生そこまでと表現されたこのシステムは非常にリアルでシビアです
3回ほど心がぽっきり折られました。30回ほどため息をつきながらレベル上げをしました
メンタルが強い人にオススメします。心が弱い人や飽きっぽい人にはオススメしません
クリア後?私はもういいかな?4回目はさすがに勘弁なのでここまで

最後に想像以上になり一番笑ってしまった行為を某少年の心の声を真似て締めとさせていただきます
「これから毎日森をやこうぜ?」

 《 hoikoro 》  ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:10

町中で草を刈るのはやめようね

……もう時期が来てしまったのか。
まだいける、まだいけると考えてもう2週間が経過してしまった。
駄目だ…考えるだけで頭が痛い…どうすれば……

今回は【イニシエダンジョン】というゲームをプレイして楽しませていただきました。

最近になってようやく正式版が発表された期待の作品で、自分も人づてに面白いということを聞きまして
さわりの部分を遊んでいたところでイチオシの発表、渡りに船とはまさにこの事。
夏休みということもあり、自分の思うがままに気が済むまで楽しませていただきました。

少し遊ぶだけでわかるのですが、このゲームは非常に非常に中毒性が高い。
キャラクターやアイテムをロストする上に、ダンジョンには初見殺しから熟練殺しまで地獄のような魔物たちが跳梁跋扈しております。
トライアンドエラーのゲームでありながら、どれだけリスク管理ができているかが肝になるシステムと。
強いアイテムの希少性が高いことから、ダンジョン内では常に緊張と興奮を強いられるようになっております。
これはそのまま中毒性にピンポイントで刺激し、アクションとローグライクの融合としてトップクラスの完成度を誇っていると言っても過言ではないでしょう。

ストーリー性はあまり濃密ではないものの、ところどころで知らされる伏線のような情報や、町の人々の会話から察することが出来る内容だけで
自分の中で面白いエピソードを創造しながらプレイすることが出来るのではないでしょうか。自分はできました。

キャラクターも新しく出る武器もどんどん強化されていく一方で、ローグライク特有の敵のインフレ具合も尋常ではなく。
無情報で四肢をずたずたに引き裂かれてソウルをバラまいたプレイヤーの屍を踏みしめて進むことを余儀なくされます。
非常に豊富な種類の敵、アイテム、ステージの多さ、ボス、etc…
昨今少し使われ過ぎかもしれない”ほんとにフリーゲーム?”を地で行く完成度です。

このゲームの魅力はなんだかんだ言っても育成と強力な武器で迫り来る強敵たちをちぎっては投げちぎっては投げしたい、これに尽きます。
本当に美麗なドットで描かれたド派手なエフェクト、何が起こってるのかわからなくなるほどのSE。
何が起こっているのかわからんが俺達のパーティは最強なんだよオラオラ!という感じでゴリ押すのが最高にクールであり
同時に最低のプレイングであるために敵にボコされて慟哭する。というわかりやすいセオリー
実際にプレイして楽しまないともったいない、夏休みを吹き飛ばすに値するゲームであったと自分は思っております。

・ハマリ度:10/10

その類まれなる中毒性に夢を見ること多数、そして大抵はキャラをロストする夢だったりするんだなこれが。
ハマり度という言葉を中毒性とイコールで結びつけても構わないとすれば、これほどまでに高い作品もないでしょう。
時間帯のプレイ制限をつけられなければ延々と町中で草を狩り尽くし強いリングを得るためのマラソンに出向いていたことまちがいなしですからね。
何度クソゲー!と机に拳を叩きつけることになろうとも、また再び立ち上がってしまう。
時間を忘れてプレイするゲームでありました。

・グラフィック:10/10

キャラクターのアバターですらかなりの量があり、アイテムの総数も半端ではなく。
ドットで描かれた可愛いから激しくグロテスクな敵達、そして何よりもエフェクトが尋常ではない。
かず+やれんぞく+で簡単に爆発的に派手になり同時に強くなるスキルたち。
調子に乗って画面が見えづらくなり事故に繋がることすら計算通りなのではないかと思われるほどです…

・サウンド:10/10

これも満点、BGM、SEどちらも非常に高水準。
東亜MONDOさんが作るピコピコでありながら壮大なタイトルや
薄暗かったり神々しかったり激しかったりするプレイヤーのダンジョンでの感覚と適切にリンクするダンジョンBGM
聞き惚れている暇など全く無いが、自分のプレイの邪魔にはならず、耳を澄ませば素晴らしい。
またSEは画面が見えづらくなるこのゲームにおいて非常に重要な情報を表す指標であり。
SEオンとオフでは難易度に激しい差が生じること間違い無しです。
ユニークレアのアイテムが堕ちる音、キャラクター死亡を意味する音。
トラウマと歓喜を匠にコントロールしてきます、おそらく別のゲームでこの音を耳にすれば間違いなく思い出し鳥肌でしょう。


…ここまで語っておいて、今回もまた完璧にプレイを終えることが出来ませんでした。

これを記す直前にも戦闘を行った、ダンジョン100Fのあいつが、どうしても倒せない。。。
ゾンビ確率を最大にまで上げているにもかかわらず、挑戦する度にキャラクターは殆どが灰となり、所持アイテムは全部ロストし…
初回残り二割まで削ることのできた敵の最大ライフは、三度目の今回の挑戦では八割を下回ることすら無いという始末。
おそらく決定的にレベルが足りないのだと思い、今回このレビューを記す最後の挑戦ではレベルを出来る限り上昇させたものの
レベルではなく、アイテムも人数が全く足りていなかったのだということを思い知らされた…
どうやらバフが切れた隙間に一瞬でヒーラーが死に、立て続けに…といった死因のようだ。
ああ、夏という長い時間を掛けたにもかかわらずアイツを倒すことが出来なかったのが、ほんとうに、本当に残念だ…

だが、泣き言ばかりで終わってはいられない、ここからはロスタイムだ、もはやなりふり構うものか。
願わくば私に、女神ユルグシアの加護があらんことを…

こなみじんになってしんだ

余ったツールナイフ12本捨てたくないなぁ

 《 赤松弥太郎 》  ハマリ度:9 グラフィック:7 サウンド:8

よみがえれ 不死身の戦士たち

 本作は確かに、じっくり腰を落ち着けて、時間を掛けて、何回も死んで覚えるゲームではあります。
 しかしですねえ。楽できるなら楽したいと思うのは、プレイヤーとしては当然なわけで。
 何回も繰り返し繰り返し殺されているうちに、すっかりやる気をなくしてしまう人も多いんじゃないでしょうか。
 死亡ログはプレイページに掲載され、全世界に恥をさらしている気分になるのもわかります。

 ここはひとつ、発想を転換してみてください。
 逆に考えるんだ、『死んじゃってもいいさ』と考えるんだ。
 本作において、基本プレイヤーキャラは消耗品です。多くのプレイヤーが、キャラには記号的な名前をつけています。あるいは下ネタに走るか。
 特に序盤は、キャラクターに愛着を持っても痛い目にしか遭いません。ロスト前提で、「次のキャラはきっとうまくやるでしょう」くらいの気持ちで送り出してやってください。

 本作では、レベルを上げたキャラよりも、強力な付加効果が付いた武器がものを言います。
 強力な武器さえ手に入れれば、レベル1からのやり直しでも簡単に、前回のプレイに追いつくことができます。
 しかし逆もまた然り。
 死亡すると所持アイテムは全ロスト、運良くゾンビ化してもバッグの中身全部 + 手持ち1つはロストしてしまいます。
 それにどう対応するか。確実に入手できて、確実にクリアできるような武器がどこかにあるのか?
 ボクが選んだ相棒はこの一振り。

シュレッダーシュレッダーです。
 これはユニーク武器。一般武器をベースに、複数の特定の付加効果が乗っているというものです。
 いわゆるレア武器ですが、強力な付加効果を持つ場合が多く、頼りになります。必ず同じ付加効果なので、武器の性能が一定なのもポイントです。

 シュレッダーは、ショートソードをベースに、エアスラッシュを鬼のように強化したものです。
 弓にすら匹敵する射程で、薄い壁を貫通、さらに脅威の連射性能。「ゼットォーーン」と口ずさみながら撃つと良いでしょう。
 そして何より、ユニーク武器の中ではトップクラスに入手しやすいところが最大の魅力。
 所持しているスカルナイトは、11F~14Fで大量に出現するため、1時間も粘ればほぼ確実に手に入ります。この階層なら、初見でも十分対処できるでしょう。
 一番効率がいいのは15Fのボス戦。ボスのお供として大量に出現するので、ボス本体を倒さないように気をつけて、何回も戦闘と逃走を繰り返すと楽に手に入れられます。

 シュレッダーが1つあれば、あとはファイターに持たせるだけで1人で40階までクリアは可能です。
 むしろ、キャラクターを新しく作ってはいけません。人数を増やせば増やすほど、装備を調えるのにも、レベルを上げるのにも時間が掛かってしまいます。
 つまり、プレイヤーキャラは1人に絞ることが、40階クリアまでの近道です。

 ただし、このままでは回復がいささかキツい。クラブでの回復では中盤以降追いつかなくなります。
 楽したいなら、NPC冒険者を雇用すればいいじゃない。
 NPC冒険者は経験値分配の対象外です。何人雇っても財布が傷むだけで、装備にも経験値にも、手間を掛ける必要はありません。
 どうせ金の使い道は、バッグや倉庫の拡張と、仲間の雇用くらいにしかないはずです。積極的に雇用して損はありません。
 しかし一方、タイトル画面のアップロードを使う以外にレベルを上げる方法が無く、強化できないのが難点。
 むやみに人数が多くても、身動きが取りにくくなるだけです。シュレッダー一本あれば、火力はなんとかなります。
 ここはプリーストだけを重点的に雇用し、継戦力を確保するのが良いでしょう。
 プリースト自身は打たれ弱いですが、自分より後ろに下げて、慎重に立ち回っていれば滅多なことでは死にません。

 シュレッダーの最大の難点は、硬直時間が長いこと。
 そのため、非常に慎重な立ち回り、安全圏の確保が求められます。
 しかしどれだけ慎重に立ち回っても、本作は初見殺しの嵐。
 初見でサハギンに不意打ちを食らったり、ボマーに爆殺されたりすることはあります。
 でも、めげることはありません。倉庫にシュレッダーさえあれば、裸一貫の状況から立て直すことはそう難しくないからです。シュレッダーが無ければ、狩りに行くだけです。
 それより何より、同じ手は二度と食らわない執念が大切です。

 サハギンは、マウスカーソルで水面をなぞれば発見できます。
チンクエディア  ボマーはまず、近寄らせないように見つけ次第叩くのが原則ですが、キツい場合、オルバンス王配下のカシスとジェラートを雇うと楽になります。
 オルバンス王配下は、20階のボス撃破後、町で戦えるオルバンス王(本気モード)を倒すことで雇えます。
 その際、非常に役に立つのがチンクエディア。時間は掛かりますが、どんなに低レベルでも確実にオルバンス王を倒せます。
 木箱から出現するゴキブリが、高確率で落とします。役立ててあげてください。

 以上で、ひとまず40階クリアまで終わった時点での評点に移ります。
 しかし……40階以降までプレイを続けたら、もしかしたら評価が1~2点下がるかもしれないのが、なんとも。

ハマリ度 : 9 / 10
 リトライとリカバリがしやすいことが功を奏し、40階の第一次エンドまでならば、ローグライクとしてはやや温い程度の難度。「プレイヤーキャラは投げ捨てるもの」という割り切りができれば、初見殺しにどう対応していくか、それを楽しむゲームに変わってくるはず。
 一方でそれ以降は、強力・お手軽な武器 vs 敵の不意打ちのぶつかり合いとなり、事故死が当然のバランスになっていく。戦略に目立った変化は無く、ドロップ収集を目指すやり込みプレイヤーには単調すぎる。
グラフィック : 7 / 10
 それを意図したとわかっていてもやはり、画面が汚い、見づらい。近づくと残骸の表示が控えめになったり、アイテムが見やすくなる等の配慮はあるが、それでもなお見づらい。地図を手に入れるまでは辛抱が必要。
 画面がごちゃごちゃしすぎると、敵の攻撃も見づらい。攻撃判定や喰らい判定はわかりやすいが、画面外からの攻撃では対処のしようが無い。特に上下方向は左右と比べ狭いうえ、各種アイコンやステータスが表示されているせいで操作可能な部分はさらに狭い。
 長く楽しんでもらうゲームとしては変化が少なく、単調であることもマイナスポイント。
サウンド : 8 / 10
 音楽は書き下ろし。チップチューンによるループの短い曲は既聴感があるものの、聞き飽きは比較的少ない。
 画面外の行動も音によって察知できるのは有用だが、発生場所によって音の位置が変わったりはしないので、「何かが起きている」以上の情報は感知不能。攻撃が重なると爆音になりがちなので、音量は十分調整すること。

 以上、どちらかというとライト勢の意見です。
 ほぼネトゲーはやらないボクですけど、40階までならごく普通のローグライクとして楽しめる逸品でした。
 ……しかし本作、一度ボスを倒しちゃうとスクショが取りづらいのが難点ですねえ。

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