■ 投稿レビュー アドベンチャー 8
風雲相討学園ポテト Twelve Doors 点滴ファイター 旅立つこどもたちの空 悪の教科書
償いの時計 月代-SAKAYAKI- 灼熱姫 The Box Of Lore ゆめにっき

【 風雲相討学園ポテト 】

美麗イラストも好感度システムも健在!
レビュワー [ 煉 ]
ジャンル [ トンデモ学園恋愛ADV ]
作者 [ yizumi さま(相討ちネガティブギャング) ]
容量・圧縮形式 [ 41.7MB・ZIP ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

『風雲相討学園フラット』をプレイして「何故ポテトが攻略できないんだ!」と、
絶叫し、むせび泣き、血涙を流した諸兄に朗報です。
諸兄が愛してやまない、あのポテトが攻略できる続編が登場しました。

前作(完全版)の直後、主人公に恋人が出来なかったというお約束の設定で、
タイトルの通り攻略できるのはポテトただ一人。
システムはほとんど同じで、たたみかけモードも健在。
短いながらも完成度は高く、さくっと楽しめる良作です。
これが前作と同じ世界なのか?と、違和感を感じる程にほのぼのとした内容。
その前作のキャラクター達も少しだけ登場しますが、暴走気味なのが約一人。
とりあえず、腐○子自重。


 管理人コメント

攻略対象1人のみと言う小粒な作品ながら、キャラ絵を全て書き下ろした労作です。
本作のストーリーは、前作で色々と話題となった「番長END」後の話となっており、前作をプレイしていないと、話が分かりにくくなっています。
まぁ、本作はあくまでスピンオフ作品です。是非、前作も共に落として、プレイして見ましょう。本作も前作も、決して損をさせない良作です。

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【 Twelve Doors 】

同じ姿の生者と死者
レビュワー [ 山県昌景 ]
ジャンル [ 探索アクション ]
作者 [ sanetomo さま ]
容量・圧縮形式 [ DL不要・FLASH ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

12のドアの前後に潜むもの…それは…

突然ですが自分は根っからの怖いもの嫌いなんですよ
小学校2年生の時は普通にエクソシストとか見れたんですが、かえって今現在では見れないです…そういうの
何故そうなったのかは自分でもよく分かりませんけどね
そんな臆病チキンな自分が何を思ったかホラー系のゲームをふとやりたくなりまして
そして調べてやってみたのがこのTwelve Doorsな訳です

主人公はかび臭い防護服に身を包んで目覚める
右手には懐中電灯、左手にはジェラルミンケース
果たしてここは一体どこなのか…死臭がするこの謎の室内を主人公は彷徨い歩く…

もう自分は死にまくりですよ
やってると化物に襲われ、奇襲され、追われ、追い詰められ、最後は自動販売機にやつあたりして死亡
化け物がどんどん迫ってくる場面なんてもうお○らしもんですよ
第一初めにこのゲームの何が怖いって…

まず主人公の見た目からして怖いんですもんっ!

自分みたいなチキンはプレイする際はお気をつけを…


 管理人コメント

本作「Twelve Doors」は、フラグ立ての厳しさと言う点で、かなり難易度の高い作品です。この手の探索ADVに付き物なパスワード探しも、必要になったときには、取りに戻れない場所にいる場合が多く、初めの内から怪しい場所を隈なくチェックしなければいけません。
また、「Twelve Doors」は、山県さま自身は「アクション」として投稿されていただけあり、銃器の扱いなどのアクション要素も多くあります。それをミスると、やはりGAME OVERとなります。
FLASH作品でありながら、構成の巧みさ、シナリオの長さと複雑さにおいて、他の探索系ADVに引けを取りません。ビジュアル面でもsanetomo さま渾身のグラフィックが冴え、本作のホラーな雰囲気を限界まで盛り立てています。

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【 点滴ファイター 】

ちゅうしゃ こわい。ツブレチャエ。
レビュワー [ 雨村津雲 ]
ジャンル [ ホラー脱出アドベンチャー ]
作者 [ ちょこり さま ]
容量・圧縮形式 [ 5.39MB・LZH ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度 : 4 グラフィック : 8 サウンド : 8

最終的に少女が向かう「出口」は・・・どちらでしょうか。

今回は「点滴ファイター」をレビューさせていただきます。

今回この作品で特筆すべきところは

「少女の心境」

です。いかにプレイする上でプレイヤー自身が少女と心を重ね合わせ
少女の心境理解できるか否かによって楽しみは全然変わります。
早い話、感情移入をしたほうが楽しめる、という事です。

ストーリーは、重い病気を背負った少女が病室で病気は治ると信じて過ごして居る事から物語は始まります。
或る日、目覚めると少女はいつもと違う自分に気づきます。
自力で歩けなかったはずの足も軽く、体調も優れています。
少女は病気が治ったんだ、と信じた少女は出口を求めて病室から廊下へと飛び出します。
だが、その廊下に人影は見えず
本来なら違和感を感じる場所に、少女は溶け込んでしまった・・・。

次に、目的ですが
あなたは少女となって病院内を歩き回り"出口"を探してください
これがこのゲームの全て、となります。

そして、少々ネタばれが混じりますので「全て自力だ!むっふん!」という方は見ないようにしてください。

システム面ですが、基本的に探索がメインとなります。
一日に行動できる時間は決まっていて、基本的にタイマーとなっているものは「点滴」となります。
速度が45,80,120に分かれていて
速度45の場合は9秒、速度80の時は4秒、速度120の場合は2秒となります。
上記の速度の時間が経過すると、「点滴」が減る代わりに戦闘で失った体力を回復できます。
そして、「点滴」は初期は「500」と決まっていて、速度分の時間が経過すると「50」減少します。
上記の時間を使いきり「点滴」が0になると一日が強制的に終了します。
また、最初の部屋のベッドを調べるとその日を終了できます。

タイトルの「ファイター」とありますが、廊下にて、敵と遭遇すると戦闘します。
しかし、あまり戦闘に意味はありません。
戦闘内でも時間は経過し、「点滴」は減少します。
利点といえば、敵が一定確立で「点滴」を落とします。
「点滴」を落としている状態だと、点滴が0になった場合、また点滴は500に回復します。

ボクが考えた改善点ですが、
廊下での移動のしにくさ、マップの少なさ、メニュー時も時間が経過、だと思います。

廊下では、敵が多数ジグザグに移動していて、エンカウントの可能性は非常にあります
しかし、廊下のラインは二列しかない上、椅子という障害物があるため、一列しかない列もあり
強制エンカウントと、いうケースが非常に多発します。
時間ロスの原因の元となります。

マップの少なさは、初期の13部屋と廊下から増えません。
部屋といっても調べても何もない部屋が多く、本編の目的以外は何も調べる要素はありません。
例外はありますが本編のエンディング2つ以外は何も要素はありません。
エンディングはBADENDと、GOODENDの二つとなっています。

そして、メニューを開いても敵は動く上、時間も経過します。
点滴の速さや、セーブ時に敵に襲われると強制的に戦闘になるため安心して変更できません。
そして、時間も経過するため台詞時以外はゲーム中からは一秒も無駄に出来ないため離れられません。

改善点を挙げましたが、ボクがすばらしいと思った点も多数あります。

まず、流石ホラーというべきか、恐怖感をあおるサウンド、そしてCGです。
BADENDに近づいていくとだんだんCGも恐怖感が増して行き、サウンドにも恐怖感をあおられます。
そして、BADEND近くでは壁についていた血痕の全貌が明らかになります。
それにはどうしても目をそらしてしまいました(苦笑

そして、ゲーム中に入る絵などですが、日数が増加して行くごとに
小さいところに修正が加えられています。
プレイする人は、それを見つけることも楽しみの一つかと思われます。

CGについてですが、少ないとはいえ、心情をうまく乗せていて、ボクは美しいとまでも思いました。
少女の心境がひしひしと伝わってきて、軽く涙まで流しました。

これにて、レビューを終了しますが
この作品に描写されている少女は、必ずしもゲームだけというわけではないと思います。
実際にこんな人が居ることを、辛いことを教えていただきました。

作者のちょこり さま は現在フリーゲーム等の製作を中止しています。
ボクはこの作品にここを打たれました、必ずしや何かの思いが作品には入っていると思うので
ボクはこれからも通い続けますので、がんばって欲しいです。

皆さんにもお勧めできる作品となっています。
ぜひプレイしてください。


 管理人コメント

基本的には、限られたエリア内から重要アイテムを見つけ出していくと言う、単純な探索ADVです。
しかし、雨村さまがレビューした通り、厳しい時間制限やエンカウントの高さにより、中々思うように探索ができません。とは言っても、この要素は作者が意図して作ったものだと思います。
本作のGOOD ENDの条件は、一日ごとに変化する重要アイテムを一つも漏らさず発見すると言う、マップを熟知しなければ到底なしえない物です。初めはBAD ENDにして、GOOD ENDの状況を分かりやすくするために、あえて探索を難しくしたのだと考えます。


(補足)
2012.02.19:現在、本作品は公開を停止しています。

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【 旅立つこどもたちの空 】

序盤イベント画面
レビュワー [ 赤松弥太郎 ]
ジャンル [ 寓話 ]
作者 [ ブラック・ウルフ さま ]
容量・圧縮形式 [ 1.86MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度 : 9 グラフィック : 7 サウンド : 7

こどもの頃から、ヒーローに憧れてた

 昔、こどもだった頃僕は毎日、正義のヒーローになれればと思っていました。
 その頃の僕には、この世の中はあまりに理不尽すぎました。僕が正しいと信じてやったことを、みんなが悪いことだと言いました。喧嘩になれば、いつも僕は負けました。味方なんて、一人もいませんでした。
 もっと、力が欲しい。
 こう思っていたのは、僕だけではなかったはずです。

 きっと本当は、正義のヒーローなんていない世の中が、一番いいんです。
 正義も悪もなく、力も必要なく、みんなが争わずに暮らせば、それが一番いいんです。
 しかし、世界はいつまでも理不尽なままで、僕はあまりに無力で、
 綺麗事だけで世の中渡っていくことなんてできませんでした。
 そして、誰かを傷つける度に、僕もまた傷ついたのです。

 「もっと力が欲しい」と思っていた、かつてのこども達に本作をお勧めします。
 この物語は、僕たちに答えを与えてはくれません。
 僕たち自身が感じ、そしてプレイした後、自分で答えを探し出さなきゃいけないのだと思います。

 願わくばいつまでも、こども達がこどもとして生きられる世の中でありますように。


 管理人コメント

この「旅立つこどもたちの空」の主人公たちは、「戦う普通の人間」です。正義のヒーローを求めず、ただ大切な物を守るために戦う、普通の人間なのです。
ヒーロー物語に良く出てくる「正義と悪」と言う図式が、現実の世界では、いかに多くの悲劇を招いてきたかも、この物語は克明に描き出しています。
それは、神無月サスケ氏が言っていたように、ロックで強烈なメッセージを持っています。是非目をそらさないで見て欲しいと、私も主張します。

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【 悪の教科書 Textbook Of Evil 】

正義の敵は悪ではない。正義の敵は正義。
レビュワー [ 背田美潮 ]
ジャンル [ 社会批判ノベル ]
作者 [ insider さま(さんだーぼると) ]
容量・圧縮形式 [ 239MB・ZIP ]
備考 [ 一部猟奇的表現あり ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

日本の見方がガラリと変ります

「一生カッターナイフに触れることがなければ、カッターナイフで誰かを傷つけることはない」

だからと言って、全てのカッターナイフを覆い隠してしまうのは如何なものでしょう。

戦後、大人たちは沢山の物を闇へと葬り、触れることを禁じてきました。

この「悪の教科書 Textbook Of Evil」には、覆い隠されてきた日本の闇、

避けるべきとされている思考、触れてはならない社会の裏側が書かれています。

これを読んでしまうと、世界の見方が変わってしまうかもしれません。

くれぐれも、ご注意を…

その注意書きの通り世界の見方が変りました。

何もかも謎に包まれた「先生」に知ってはいけないことを学ぶ若者たち。『悪』とは何か?を考えさせられる短編シナリオの5本立てノベルです。


 管理人コメント

このゲームの作者様は、「まじかるブリンガーころな」という、本作とは真っ向正反対の美少女リズムゲーADVを製作された方です。
「まじかるブリンガーころな」をご存じない方でも、でっかい目ん玉の付いたグレートソードが、若本規夫ヴォイスでやりたい放題するMADと言えば、思い当たるかもしれません。
(ちなみに、現在もニコニコ動画で視聴できます。「ころな 若本」で検索!(自己責任で)

本作は、そんなコメディとは1ドットも交わりようが無いシリアスで残酷なビジュアルノベルです。
世界に絶望すること、そんな世界を壊そうと思う衝動…時にそれは「反抗期」と呼ばれ、時にそれは「中二病」と呼ばれ、世間の表裏で認知されてきました。しかし、それもまた、大人への第一歩なのです。
「悪を知らなければ、正義など行えるわけが無い。悪を覆い隠すことが『教育』ではない。」…本作は、ある意味逆説的に、ある意味直接的に、それをを主張しています。
このゲームは、一応一般向けの作品です。かつて「悪」を知った大人と、「悪」を知りつつある少年少女とでは、この作品の解釈に違いがあるかもしれません。
是非、プレイしてください。大人の真実を知るために。


(補足)
2009.03.22:本作「悪の教科書」は、現在配布を停止しています。(AXL さま、情報ありがとうございます。)

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【 償いの時計 】

まず、主人公に感情移入しないこと!こんな奴です。
レビュワー [ ヴァ九段 ]
ジャンル [ 時間を操る鬱ADV ]
作者 [ 大誤 さま ]
容量・圧縮形式 [ 3.22MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード不可

ハマリ度:7 グラフィック:6 サウンド:7

時間を操り修正せよ

こんかい紹介するこの作品は「時間を操る」能力を手に入れた(?)主人公が
自らの過ちを修正するイベント総当り系のアドベンチャーゲームです。
時間を操る事はできるのですが、透明人間的な物なので姿を見られることはありません。
しかしこちらは触ったり壊したりできますが、扉や壁を通り抜ける事はできません。
頭を使ってください。主人公の心を考えればクリアできるはず。

とにかく鬱で暗いのでそれに耐性のある人のみプレイしてください。


 管理人コメント

作者の大誤 さまは、「リバースサガ」を代表とする凄腕のフリーゲーム作者です。本作とは全く雰囲気の異なるアクションRPG「息子よ這い上がれ。」では、コンパク受賞も果たしています。
大誤 さまの作品に共通する点は、自作のドット絵です。動きの素晴らしさは「リバースサガ」で存分に味わえますが、本作「償いの時計」でも如何なく発揮されています。ただし、残虐と鬱の方面で。
コマンド総当りですが、コンプリートでもプレイ時間はそんなに掛かりません。ただし、そのプレイ時間の間に、プレイヤーの心の中に広がる闇の深さは…。まさに、シナリオの妙と言えるでしょう。


(補足)
2011.02.19:現在、本作品はDLできません。

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【 月代-SAKAYAKI- 】

主人公の運命が決まる、究極の選択!
レビュワー [ 煉 ]
ジャンル [ 月代にときめく乙女ゲーム ]
作者 [ 綾姫 さま(綾の国) ]
容量・圧縮形式 [ 本体4.8MB(ボイスパッチ5.6MB)・LZH ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

女性向けのゲームソフト、いわゆる乙女ゲー。男性ゲーマーの方はあまりプレイした経験は無いでしょうが、男性でも普通に楽しめる作品がいくつかあります。中には勿論、全力でネタに走っている作品も・・・

高校への入学式当日。学校へと急ぐ主人公の原沖麗は、途中でぶつかった男子生徒に心奪われてしまう。
その男子生徒は・・・見事なちょんまげ頭だった。ちょんまげにときめくか、突っ込むかでルートが分岐。
といっても、どのルートへ行こうがトンデモ展開が待っているのは同じな訳で。

攻略対象は3人、EDは8種類。1回のプレイ時間が10分前後、コンプリートに1時間もかかりませんが、その内容の濃さは折り紙つき。コンプリート後に追加されるスチルは最凶すぎます(笑
HP内にある作品紹介の注意書きからED後まで、一切手抜きをしない作者様には脱帽です。


 管理人コメント

成るほど、これは確かに男性たる私も楽しめる作品です。もちろん、恋愛要素は抜きで。
選択肢によって大きく変化する、逆に言えば統一性の無い主人公の性格や、散々言われているメインヒロイン(?)の髪型と言った一風変わった要素が目立ちます。しかし、愛する人のために断髪まで実行するひたむきさ、そんな現象と何とか歩み寄っていこうとする純粋さなど、乙女ゲームらしい恋愛要素・青春要素も何一つ手を抜いていません。
もしかしたら、これは、我々男性にも抵抗感無く、少女漫画的青春シーンを満喫できるようにした、著者の思い入れがなせる技なのかもしれません。でも、さらに考えてみたら、ギャグ漫画で使われる手法なんですよね。コレって。


(補足)
2006.06.08:作者様HPが移転いたしました。

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【 灼熱姫 】

アツくなれば、これ位は序の口さ。
レビュワー [ REN ]
ジャンル [ 一撃必殺アドベンチャー ]
作者 [ ポーン さま ]
容量・圧縮形式 [ 1MB・LZH ]
言語 [ 日本語 ]
備考 [ 第12回 三分ゲーコンテスト 優勝 ]
配布元 ダウンロード先

世の中の不条理へ憎悪を燃やす女子高生が拳ひとつで強敵に立ち向かっていくおはなし。
第12回三分ゲーコンテスト優勝作品。

パワーをためて、ぶん殴る!以上。
ずっとポーン節全開で疾走する彼女を誰も止めることはできない。


 管理人コメント

3分の時間制限・クリック連打で切り抜けるアツい要素と、攻略手順をしっかりと考慮しなくてはいけない戦略性が絶妙なバランスで配合された傑作です。第12回 三分ゲーコンテスト 優勝もうなずける作品です。
実は、ただパワーMAXにするだけでは、クリアできないバランスになっています。ヒントも出るし、決して理不尽ではないので、繰り返しプレイして攻略法を探し出してください。攻略サイトは最後の手段であり禁じ手です。


(補足)
2012.02.19:リンク先を変更

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【 The Box Of Lore 】

やけに軽いけど、実は深刻な話。
レビュワー [ レニレニ ]
ジャンル [ ライトホラーな都市伝説系ADV&SLG ]
作者 [ 黒猫銀次 さま ]
容量・圧縮形式 [ 3.8MB・ZIP ]
製作ツール [ NScripter ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:9 グラフィック:7 サウンド:7

口さけ女は俺の嫁。

レーコンキスタ!久しぶりのホラーやりました、レニレニです。
うみねこのなく頃に、はミステリーですよね?
包丁さん以来だから…一ヶ月ですか。

この作品は、ホラーもあるけどほろりもあるよ、
ぽろりもあるかも(BADENDで)という感じです(どんな)
かなりの良作だと思います。

これはAVG…というよりは、
SLGに近いかもしれません。
某錬金術士シリーズの、ダンジョンが戦闘の無い町になった感じ…。
平たく言えば、主人公は
1.都市伝説を作って広めて「ロア」を復活させる
2.友人の死について情報を集めて解決させる。
をしなければいけません。
1は、街中(自宅を含む)を歩き回り、都市伝説の材料となる欠片を
集めなければいけません。
そして集めた欠片を合成して、都市伝説を作ります。
この都市伝説は、大体皆さんが知っているようなポピュラーなものですね。
…しかし都市伝説を調べつくした筈の私ですが、
紫ババアは知らなかったなぁ…いやはや。
あとはオリジナルの展開をするもの?もあります。
そして作った都市伝説を広めるのですが…。
都市伝説には、
闇・影響
という二つのパラメータが設定されています。
影響は広がる速度。大きければロア復活に大きく近づきます。
闇が問題です。この値が大きければあっという間に都市伝説は実体化し…。
まあ回避方法はあるのですが。その都市伝説に関する場所に行くとBADです。
あ、2は街回ってりゃ勝手に進んでいきます。
実体化都市伝説+2の解決失敗、でBADは16(あとふたつ埋まりませんが多分)
BADではないENDは4つ。先ほどの1,2の条件クリアしてるか?ですかね。
1と4は見ました。1はグッド?真相も解き明かされます。
4は普通にBADです、ありがとうございました。
攻略難易度は高め?readmeまたは作者さんのサイトを参考にしたほうが良いです。

キャラ萌えがかなり出来るゲームです。
女性キャラもそうですが、男性キャラも萌えます。ハァハァ
グラフィックは怖い物…一枚しか見てませんね(そう怖くはないかも)。
テキストの表現が、ホラーゲーム特有の表現をして怖がらせてくれます。
そういうのに慣れてたら怖くないかも…。
システムは凝られていて黙々と私欠片集めて作って広めてました。
トライアルモード(50日過ぎてもゲーム続行できるモード)で
今必死こいて都市伝説作ってます。飽きないです。紫どこー(涙)!!
話については、2の解決につながるアイテムを手に入れた際の、
ある人物の台詞とその後出てこなかった事。
事件の真相知った後、とある人物の処遇…。
あれ、○○○○○じゃ…という人間の事(これは私の思い違いかも)
くらいですか。
システム面は9点
テキストも誤字脱字も見た限り無く話の流れも良く8点

ホラーゲームとしては、慣れている人には怖くない?かもですが、
都市伝説のチョイスが上手い(割と身近な恐怖系)事、
きちんと事件の理由付けなどがされていること。
キャラ立てがしっかりしている事。
から、フリーゲームとしてはかなりの良作と思っています。

とりあえずつんでれ金髪ツインテール妄想、
知的な超熟女妄想、紳士な初老の男性妄想で怖さは吹っ飛し、
口さけ女と花子さんは俺の嫁認定した私最強ってことで。
…ん?なんか寒気がうわ貴様なにをするやめ亜wせdrftgyふじこlp;@:

かゆ うま


 管理人コメント

このゲームは、悪く言えば死にゲーです。「闇」を溜めるとデッドエンドまっしぐら、謎を解決しきれないと、やはりバッドエンドまっしぐらと、死に要素がこれでもかと詰まっています。
それに対し、このゲームはやり込みゲーでもあります。場所移動でかけらをバランスよく集め、「都市伝説作成→広める」を繰り返し、都市伝説をコレクトしていく、その楽しさは、イベント画像集めに勝るとも劣らないほど楽しいものです。
作者は、元々都市伝説のデータベースを作成されている方です。サイト内には、このゲームで登場する他にも、多数の都市伝説がコレクトされています。興味があれば、あわせてご覧下さい。
このゲームとは違い、我々は都市伝説を知っても命を奪われることはない…はずです。
保障は でき マ せ ん ガ ネ。


(補足)
2012.02.19:リンク先を変更

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【 ゆめにっき 】

それでもやっぱり、「悪い夢」だよなぁ…コレは。
レビュワー [ ヴァ九段 ]
ジャンル [ 夢アドベンチャー ]
作者 [ ききやま さま ]
容量・圧縮形式 [ 35.2MB・LZH ]
製作ツール [ RPGツクール2003 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:9 グラフィック:10 サウンド:10

人はそれをトラウマを産む機械と呼ぶ!

イチオシレビューもされた名作。ゆめにっき。今回のレビューはそれです。
一言で言ってしまえば『夢の中を探索するアドベンチャー』
ホラーゲーム扱いする方も居ますが、私にとっては幻想的な作品。

【ゲーム】
ジャンル分けするのであれば、探索系アドベンチャーってとこでしょうか。
目的の無い探索ゲームとして見ればかなり楽しめるかと。エフェクトを集めるし。
【ストーリー】
何?ストーリーなんて存在しない?馬鹿が。
いいか、夢ってのはな、脳の中にある情報。つまり記憶が作る物なんだ。
だから一切知らない物は絶対に見ないはずだ。
例えて言えばだ、パンを知らない人間がパンを食べる夢を見るかって話だ。
(体験に基づいた自論なので確実性は保障しません)
つまりはゆめにっき内の夢は全て彼女の記憶だ。
落ち着いて、冷静に見ていけば彼女がどういう記憶を持っているか分かる。
それを繋げていけばおのずとゆめにっきの世界は見えてくる。
彼女がどういう人間なのかが分かってくる。ストーリーが見えてくる。
全てをやりこんだ後にしか分からないから恐ろしく難しいけど。
【演出】
幻想的な物。見ようによっては恐怖にも美しくも見える。
私では恐怖には見えなかった。幻想的かつ少々狂気を含む光景に見えた。
BGMも同じく幻想的かつ狂気。ゆめにっきの9割は幻想的と狂気で出来ている。
【アイテム】
エフェクトというコスプレセット&武器&乗り物。これを集めるのが目的です。
ちなみに一部のエフェクトでは萌えすら感じます。これを全て集めると・・・
【キャラクター】
怖いのかもしれないが、見ようによってはかわいい。
【隠し要素】
ビックリ系から(これまた見ようによっては)感動系まで多数。バグすら仕様に見えるゆめにっき。
【その他】
ここまで絶賛しといてなんだが、人を選ぶ作品。
全てが、その人の見方によって変わる作品なので、
面白いかは貴方次第。嫌いな人は嫌い。好きな人は好き。そういう作品。
最後までやりこんだ人ならばあの夢の世界と住人達が愛おしく思えるでしょう。
【レビューした時のバージョン】
レビューした時の最新バージョン『0.10』でのレビューです。
【怖さ】
私にとっては愛と勇気とかしわもちの方が怖かった。
【どうしてこのレビューには詳しい説明が無いのか】
詳しくは前回のイチオシでの紫月飴氏のレビューの最初の部分をどうぞ。
【攻略に関するヒント】
マップが広大なので、根気良く探すことです。後、その場に一つしかない物。
【元ネタ】
現在では入手困難な『悪夢シミュレーター』LSDが元ネタです。
ゆめにっきとは少々方向性が違います。
【客観的な評価】
ゆめにっきはホラー。おまけのNASUは暇潰しには最適。だそうです。
ここまで書いたレビューの全ては私の主観で出来ています。
このレビューは信用できる物ではありません。
もう一度言います。このレビューは信用できる物ではありません。

スばラしくなガいれびューでスコこマでヨんでくレタひトあリガとウ

そしてまた・・・ゆめの世界で会いましょう・・・・・


 管理人コメント

イチオシレビューから2年以上…やっと、私も「ゆめにっき」の楽しみ方が分かった気がします。
「ゆめにっき」は、主人公「窓付き」を単なる操作キャラとみなしているだけでは楽しめません。プレイヤー自身が「窓付き」と一体化し、果て無き、脈絡無き狂気の世界を彷徨う…。世界観そのものを味わう作品なのです。
しかし、それ故に、私が「ゆめにっき」を楽しめなかった理由もハッキリしてしまいました。この「自分自身をゲームに埋没させる」と言う行為が、どうしてもできないのです。いかにゲームにハマっている時でもメシ・フロ・ネルが忘れられない人間なのです、私は。

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