■ 投稿レビュー アドベンチャー 43
心霊写真使い涙歌
七人ミサキの呪い
彼岸邸 改 らぱん探し 宵ヶ淵月光録 FunkyStoryMode
束縛スル里 SecreTalk 1bitHeart レディとメイドのスイートルーム おとうとぬいぐるみ

【 心霊写真使い涙歌 七人ミサキの呪い 】

心霊写真使い涙歌
レビュワー [ ろっとん ]
ジャンル [ ゴーストネゴシエーションADV ]
作者 [ カナヲさま (てりやきトマト)]
[ 保坂歩さま、糸色えるさま (ビーズログ文庫アリス)]
容量・圧縮形式 [ 105MB・ZIP ]
制作ツール [ RPGツクールVX Ace ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:10

『大丈夫。受け止めてくれる人がいる限り
 呪いは、呪いじゃないから!』

■あらすじ

「目を合わせたら死ぬ」…凶暴な亡霊集団、その名も“七人ミサキ”。
旧校舎に囚われた彼らの魂を救えるのは、揺るぎ無き証拠と心からの説得のみ!
世のため人のため金のため、ハイテク霊能力者“塔崎涙歌”が、スマホ片手に舌戦を繰り広げる!!

<公式PV>

■実績有る製作陣による高クオリティな作品

シナリオ担当の保坂歩氏、グラフィック担当の糸色える氏、ゲーム化担当のカナヲ氏。全員実績有るクリエイターです。
特にカナヲ氏(てりやきトマト)といえば激辛読者の皆様には馴染み深いかと思います。
はじめての宿屋さん」「積層グレイブローバー」「Leanan-Sidhe」「虚白ノ夢」と名作達を生み出してきた、ジャンル幅の広いフリーゲーム作家です。
今回も存分に演出力を発揮し、ギャグパートを陽気に、シリアスパートを臨場感あふれるものに仕上げています。

■キャラクター

涙歌(るいか)

心霊写真使い涙歌 心霊写真使い涙歌

見た目“だけ”クール系美少女な、じゃじゃ馬&ドS霊能力者。非常にウザかわいいです。
スマートフォンのカメラ機能を用いて霊媒できるというオカルトとハイテクが合わさった能力を持っています。

蒼兵(そうへい)

心霊写真使い涙歌 心霊写真使い涙歌

情報強者な引きこもり地縛霊(SNS中毒)。ツッコミ役ですが涙歌様の尻に敷かれています。
現場の涙歌と交信しつつ、幽霊アカウントを駆使してネットの海を駆け巡り個人情報をかき集めます。

幽霊社員の皆さん

心霊写真使い涙歌 心霊写真使い涙歌 心霊写真使い涙歌

蒼兵同様、涙歌と雇用契約を結んでいる協力者達。
訳アリで個性的な面子ですが、涙歌では対応できない事態に直面したときに頼れる味方です。

■オカルトだけど怖くない!スタイリッシュホラー

ゲーム冒頭から「主人公は亡者の被害を受けない」と明言されています。
そのためオカルト要素・ホラー要素はあるものの安心してプレイでき、本題である交渉ADVに専念できます。
また加害者兼被害者であるはずの亡者達が人間臭い性格をしているのも魅力の一つです。
台詞回しやデザインなど、いたるところに中二病的なオサレ要素(褒め言葉)が満ち溢れ、
作品の方向性を明確に表しており、プレイヤーを盛り上げてくれます。

■爽快感あふれる探索・交渉システム

全体の流れとしては、前半の探索パートと後半の交渉パートに分けられます。
既存ゲームで言えば逆転裁判やダンガンロンパに近いシステムですね。

●探索パート
まずは亡者にまつわる交渉材料探しです。
涙歌が現場で霊感を用いて手掛かりを掴み、蒼兵がネットで情報捜査を行います。

涙歌パートはオーソドックスなフィールドワーク。スマホによる霊視モードが役立ちます。
「涙歌は霊的には無敵だが、物理的には貧弱」ということをお忘れなく。

心霊写真使い涙歌 心霊写真使い涙歌 心霊写真使い涙歌

蒼兵パートでは「SNS・新聞記事・動画サイト等を検索する」という生々しい人力捜査方法を用います。
地味ながらもリアリティに富み、推理を組み立てていくのがなかなか楽しい作業です。

心霊写真使い涙歌 心霊写真使い涙歌

●交渉パート
交渉材料が揃えば、軽快なBGMと共に交渉パートの開始です!
本作では最初から交渉フローチャートが明確に可視化されています。
交渉材料を突きつける赤マス、刺激しないように受け止める黄マス、激情を受け流す橙マス。
基本は1つずつ話題(マス)が進んでいき、良い交渉をするとマスをショートカット、悪い交渉をすると話題を戻される…
こういった、本来なら目に見えない要素がフローチャートで見えるというのは面白い演出ですね。

心霊写真使い涙歌 心霊写真使い涙歌 心霊写真使い涙歌

■“販促用フリーゲーム”という新たな試み

本作は『乙女向けライトノベルレーベル“ビーズログ文庫アリス”』及び『自作ゲームクリエイター支援サイト“ニコニコゲームマガジン”』によるメディアミックス活動の一環となっています。
従来、フリーゲームと商業の関係といえば、形は様々ながら「フリーゲーム原作⇒商業化」という流れが一般的でした。
そんな中、本作は2015年11月に発売される新刊「心霊写真使い涙歌」の“番外編(前日譚)となる書き下ろしエピソードをフリーゲームとして同年9月に発表”する…つまり「商業原作⇒フリーゲーム化」という他に類を見ない形式をとっています。
他にも広報担当として有名実況者を公式抜擢するなど、随所でフリーゲームと商業に関する斬新な試みが窺えます。
個人的には、商業が生み出すフリーゲーム界隈の新風に興味が尽きないところです。

■ネタバレ込み感想

販促用フリーゲームということで、「解決編は文庫で!」という生殺し状態で終わるまいかとハラハラしていましたが、満足なボリュームを備えつつ本作単体でキッチリ完結してくれたのが大変好印象です。

※反転

個人的には2つ目の七人ミサキのエピソードが印象深く、ホロリときました。
そして最後に待ち構える交渉相手の壮大さには仰天するばかりですが、そこからの怒涛の展開にただただ圧倒。
これまで無関係のようだった亡者達の意外な共通点…全てが伏線だったわけですね。シナリオ構成の妙を感じます。

※反転

ここまででご覧の通り、ものすごい中二病センスです。清々しいぐらい傾倒しています。
それもそのはず、ビーズログ文庫アリスの対象層はまさしく“そういうの”大好きな読者なのです。
現在中二病の方、かつて中二病だった方、あるいはこれから中二病になりそうな方に是非ともプレイして頂きたい逸品です。


 管理人コメント

「交渉材料を集めてクライマックスシーンで利用する」と言う、数々の有名ADVで使われた手法ながら、料理法によって様々な楽しみ方が味わえるシステムを軸にしており、本作内だけでもステージごとにパターンが細かく異なります。
材料は少ないため、難易度は易しめになりますが、それでも変化球な使い方をする箇所・材料によらない選択肢でご機嫌を取る箇所があり、緊張の連続が味わえる仕掛けになっています。
特に、ラスボス戦の盛り上がりは、その正体のデカさと、今までのステージが伏線として持ち上がる構成の妙から、非常に盛り上がります。
「ニコニコゲームマガジン」の連載と言うことは、フリーゲーム版の方も続刊が出てくるのでしょうか。次はどんな仕掛けになるのか、小説版も含めて楽しみです。

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【 彼岸邸 改 】

彼岸邸 改
レビュワー [ シュン ]
ジャンル [ 王道ホラー探索ゲーム ]
作者 [ 戸塚 さま ]
容量・圧縮形式 [ 19.7MB・ZIP ]
制作ツール [ WOLF RPGエディター ]
言語 [ 日本語 ]
備考 [ 12歳以上推奨 ]
配布元 ダウンロード先

姿が変わっても、館の謎も呪いを解き明かすことは変わらない。

 『彼岸邸』がリメイクされて帰ってきました。キャラ絵の変更とおまけ要素の追加が主なリメイク内容です。
話自体は一部変更された箇所もありますが基本的に変わっていないため、詳しいあらすじは省略します。
一応簡単にあらすじを紹介すると・・・
「怖いものがちょっと苦手な女子高生、ひよりが彼岸花が周りに咲いているとある館に閉じ込められ、途中出会うユキという少年と共に館の探索を行う」・・・といった所でしょうか。

 今回は追加変更された箇所を中心にレビューしていきます。
まず、キャラ絵が素材から作者の自作絵に変更されました。また、各エンドに一枚絵が追加されています。
おまけ部屋にはどのエンドを見ても入れるようになっており、EDへのヒントも見ることが出来るようになっています。
全てのエンドでスタッフロールが出ますが、唯一のハッピーエンドであるED1のスタッフロールは他のエンドとは違っており、一見の価値ありです。特に右下。
更に衣装チェンジが用意されており、エンドを見るとそれに対応した衣装に着替えることが出来ます。ひより以外のキャラも衣装があるので要チェック。
ここで注意点。「エンドを見た」と判定されるには一旦おまけ部屋から出る必要があります。ED1クリアで出る衣装を着るにはもう一回プレイする必要があります。
一度見ればどのセーブデータでも衣装をチェンジ出来るようになっているため、ED直前のセーブデータを残しておくといいかも?
「J」ボタンで文字送りが出来るようになったり、他のキャラと一緒にいる時は会話コマンドで会話をすることが出来たりします。この辺りは地味に良い変更点だと思います。
細かい変更点としては、「途中出てくるある人物の名前が操作する最初の場面から分かるようになっている」「ある場所のはしごを上り下りしなくても進めるようになった」
「あるアイテムを入手時過去の回想が出てくるように」「ED1ルート時(一応ED6も)、最後のマップでメニューを開けなくなった」などが挙げられます。
攻略法自体は変わりませんが、一部の探索や謎解きが簡単になっているので難易度はリメイク前よりかは低いと思います。

彼岸邸 改 彼岸邸 改

 色んな所が変わりましたが、話の本質はそのまま残っており、リメイク前をプレイ済みでも問題なく楽しめるでしょう。
やはり「王道」というのが伝わってくるものの、そういったくくりでレビューになるのかが正直不安です。
いきなり見知らぬ場所に迷い込み、途中で仲間が合流し、かと思いきや別の人物の視点に切り替わったり、
謎解きも簡単じゃない物が紛れていたり・・・そういった点ではやはり基本を押さえている・・・のかもしれません。


 管理人コメント

基本的な話の筋は、リメイク前とさほど変わりません。しかし、END分岐のヒントが追加されたり、前作時点で1時間近くも迷った「人形の指輪」の場所が分かりやすくなったりと、数々のヒントが追加され、プレイしやすくなりました。
その他色々な追加要素は、「リメイク前をクリアした方でも楽しめるように」丁寧に作られています。

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【 らぱん探し 】

らぱん探し
レビュワー [ シュン ]
ジャンル [ 暇つぶしになるか分からない超短編捜索ADV ]
作者 [ 飴屋ざいく さま ]
容量・圧縮形式 [ 3.19MB・ZIP ]
制作ツール [ WOLF RPGエディター ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

使い魔を探す。ただそれだけの話・・・だよね?

 非常に短く話の分岐もありませんが、そのセンスは短い中にも伝わってきます。
魔女と使い魔の奇妙な関係やマップグラフィック、柔らかいタッチの立ち絵、話が短くても良く分かるキャラの個性。
もう少し話が長ければもしかしたら化ける可能性もあるかも・・・!?

 ある日、「らぱん」という使い魔の一匹(らぱん3号)が些細なことで逃げ出してしまいました。
逃げた先は「お化け」が出るという森。ご主人である魔女のルナは責任を感じて探しにいくことになりましたが・・・。

 本当にそれだけの話であり、話の分岐があるわけでも、謎解きをするわけでもなく、またホラー要素もありません。
但し、最後に追いかけ要素があり、ゲームオーバーがあるのでそこだけ注意してください。
まあ、難易度は低めですし、そもそもそれ以外に詰まる要素は無いので気兼ねなくプレイしてください。
しかし途中表れたもぐらは一体何のために出てきたのでしょうか・・・不憫過ぎやしませんか!?
家の中に何かしらのアイテムが入っているのも意味深ですね・・・。


 管理人コメント

話は本当に短いもので、ラストの追いかけっこも2, 3回でコツをつかめるレベルです。分岐のありそうなところでも、フラグを立てないと次に進めず、本当に一本道のストーリーです。
私的にはコメントに窮するゲームですが、「かわいい」という何者にも変えがたい魅力があるのも確かです。

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【 宵ヶ淵月光録 】

宵ヶ淵月光録
レビュワー [ シュン ]
ジャンル [ 和風ホラーアドベンチャー ]
作者 [ 代表:sasakure さま ]
容量・圧縮形式 [ 76.6MB・ZIP ]
制作ツール [ WOLF RPGエディター ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

月の光が照らす、古びた校舎と生徒達の真実とは?

 ジャンル通りの和風アドベンチャーです。3人の操作キャラがいるのが特徴で、交代しながら探索を進めます。
メッセージが妙に丁寧だったり、舞台の校舎が不自然に朽ちていたり、力仕事担当が女の子キャラだったり・・・。
他の探索ゲームでは中々見られない要素が盛り込まれています。

 3人の男女は突然見知らぬ古校舎に迷い込みました。そして先生の授業を受けることになってしまいます。
名前は思い出せず、先生からの呼び名からそれぞれミノル、チヨ、ヒロアキと呼ぶことになりました。
日中は先生の授業を受け、日が落ちてからは影がうろつく校舎を探索することになった3人。
この場所は一体・・・?そこに隠された過去とは・・・?途中出会う着物の少女の正体とは・・・?

 能力の異なる3人の男女を切り替えながら探索し、古校舎からの脱出を目指します。
簡単なミニゲームやアクション要素が必要な場面もありますが、特に難しくありません。それよりも探索が難しい物になっています。
3人にはそれぞれに能力を持っています。対応するキャラでなければ特定の場所の探索を進められないため、状況に応じてキャラを切り替える必要があります。
影と会話することが出来るミノル。穴を飛び越えたり重い物を動かせるチヨ。難解な謎解きを解くことが出来るヒロアキ。
最初は茶室でしか交代できませんが、途中から廊下でも交代が出来るようになります。
謎解きを間違ったり、ある場所に不用意に近づいたり、罠に掛かったりするとゲームオーバーになってしまうことを考えると、セーブはこまめに取るべきです。
また、謎解きの順序が順不同な場合もあるのが特徴です。ただ、順番によっては効率が悪くなる場合もあるので注意しておきましょう。
6種類のエンドがありますが、ある条件を満たしていないと4種類のバッドエンドが確定します。条件を満たせば回避でき、ノーマルとトゥルーに進めます。
ノーマルエンドを見るとトゥルーエンドに行きやすくなります。それに必要な物とは・・・?

 ここで攻略に関して少しアドバイスを。意外なことが話を進めるきっかけになりますよ!
「あるキャラの好感度を上げるのは実はバッドエンドを回避する鍵になる」「授業での質問は全て正解して良いわけでは・・・?」
「脱出する為に必要なアイテムはある教室に」「最後はあるキャラの思い入れのある場所へ!」
途中出会う着物の少女(八重子)はとある操作キャラとしか話をしていない、昼と夜で態度が豹変したり日が進むにつれ変化が出てくる先生など、不可解な出来事が次々と発生します。
授業にて八重子は出席せず、代わりに何故か飼い猫が出てくるのも違和感を感じます。
独断専行することも出来ますし、古校舎から脱出することも出来ますが、それでは何も知らないままです。
先生や生徒達、その辛く悲しい過去を知るため、その先に待つ結末を見届けるため、古校舎の謎を月の光に照らすように解き明かしましょう!


 管理人コメント

このゲームの難しいところは、「有害なモノと無害な…そして攻略上重要なモノが区別できない」と言う点にあります。予告無しの追いかけっこ、触れたらGAME OVER確定の初見殺しが、そこかしこに散りばめられています。
ちなみに、どの謎に誰を当てればいいかは分かりやすくなっています。影にはミノル、2マスまでの穴ならチヨ、ヒロアキが必要な謎では、他のキャラは「よく分からない」と言った分かりやすいヒントを出してくれます。
真の難しさは、その謎を平行して解ける上、地理的にも離れた箇所にある点。移動にかなり手間取るため、そこは覚悟を。

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【 FunkyStoryMode 】

FunkyStoryMode
レビュワー [ シュン ]
ジャンル [ コメディチックな探索型ADV ]
作者 [ KNIT豆 さま ]
容量・圧縮形式 [ 282MB・ZIP ]
制作ツール [ WOLF RPGエディター ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

これが本当の童話だ!・・・いや、流石にそこまでは・・・。

 色んな童話や物語が舞台の話ですが、結構な大胆アレンジが加わっており、
誰もが知っている童話や物語が揃っており、日本の昔話も入っているなどラインナップも中々です。
基本的には会話と探索ですが、途中ミニゲームが加わり、ラストは意外な方向へ・・・?

 何故か何日も倒れていた上に記憶を失っていたヘンゼル。この世界のことも、この世界の住人のことも覚えていません。
この世界は色んな童話や物語を、その話の通りに登場人物が演じる、というもの。例えバッドエンドでも、その通りに話を進める必要があります。
ところが、話が本来のものとは違う展開になってしまい、話が進まなくなるという異変があちこちに発生します。
自分の名前と自分のストーリー以外何も思い出せない中、ヘンゼルは事件の解決とはぐれた妹、グレーテルの捜索を行うことになるのでした。

FunkyStoryMode FunkyStoryMode

 ヘンゼルを操作し、カフェを拠点に色んな童話の世界を巡りながら異変の調査に乗り出します。
各マップが細かに作られているほか、立ち絵の差分がいちいち多く、無駄に凝った演出が始まるなど、絵に対する拘りが感じられます。
基本的には各地の童話の世界に向かい、異変を解決していく流れです。複数の場所を巡ったり、ある程度話を進める必要がある場合も。
ヘンゼルがグレーテルと一緒に行動している間は「眠気」というパラメーターが溜まっていき、100%になると問答無用でゲームオーバーになってしまいます。
この数値を下げるにはカフェにあるコーヒーメーカーを使う必要があります。下手すると詰まることがあるのでこまめに通いましょう。
発生した事件も色んな物があり、ある登場人物が異様に強くなったり、ある登場人物が魔法を使えなくなったり、極め付けにはとある要素が入れ替わったり・・・。
登場人物も個性的で、妙なテンションの赤ずきん、受難だらけのアラジン、やたら挙動不審な『シンデレラ』の魔法使いなどなど・・・。
中でもアラジンとラベンダのキャラとイベントは噴飯物です。この2人のイベントだけ力の入れ具合がハンパな物ではありません。
アラジン・・・一体何がそんなにトラウマになってるのでしょうか?ラベンダ・・・もしかしたら元に戻らない方が幸せになるかも?

FunkyStoryMode

本来バッドエンドになる童話がバッドエンドにならなくなった際、本来なら嬉しいと思ってもおかしくないですが、当の登場人物は喜んではいない様子です。
登場人物にとってはたとえバッドエンドでも「話の本筋どおりに動く」ことの方が大事なのでしょうか。
また、ある出来事を境にミニゲームが始まるようになり、アクション要素のあるものや簡単なタイピングも出てくるように。またヘンゼル以外のキャラを操作することも。
この事件の黒幕とは?何故このような異変が起こったのか?その真意とは・・・?
細かいことですが、カフェにて登場人物に出す飲み物がキャラごとに決まっているのが地味に良いと思いました。
 エンドは3つ。ノーマル、トゥルーに敗北エンドが用意されています。敗北エンドの一枚絵はある意味必見(?)です。
トゥルーに向かうにはあるアイテムが必要です。童話の世界では1つずつアイテムが入手出来ますが・・・もしかしたらその中に?
ちなみに入手したアイテムはラストバトルで役に立つかも・・・?何故かここだけRPG風になっています。
トゥルーの結末から察するに・・・これはまさか・・・まさか?

 この事件の黒幕は・・・実際にプレイしてもらった方が早いでしょう。気持ちは分からなくも無いですけど・・・皆に迷惑はかけて欲しくないところです!
立ち絵のあるキャラはもちろん、立ち絵の無いキャラも色々個性があって面白いです。
トゥルーエンドを見るとオマケ部屋に行くことが出来ます。現在のバージョン(Ver1.02)ではある勝負が出来、最後まで進むと・・・?


 管理人コメント

「みんなの知っている童話が異なった結末をたどる」と言うストーリーは、かなりの数があり、このサイトでも数々の例を見ることができます。この作品は、多数の童話をクロスオーバーさせて、コメディ面と「物語世界自身が壊れるかもしれない」というシリアス面を両立させています。…とは言っても、基本はコメディですが。
複数の物語世界を行ったりきたりする探索型ADVと思いきや、後半は、怒涛のミニゲームラッシュが始まると、ホノボノな絵柄に似合わぬ急転直下な展開が楽しめる作品です。
しかし、ED分岐のキーとなるのは、「複数の物語世界を行ったりきたりする」前半部分。そこからのミニゲーム…もちろん失敗すれば一発GAME OVER…がゴリゴリ集中力を削りに来るため、ENDコンプを目指すには、かなりの気力と時間を必要とします。
前半部にも「眠気」と言うGAME OVER要素がありますが、こまめにカフェに帰還していれば、危険域に行くことはまずありません。唯一、グレーテル加入直後は「眠気」が大幅に溜まっている状態になっているため、ここで使い方を学ぶ意味で、必ずコーヒーを飲んでおきましょう。

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【 束縛スル里 】

束縛スル里
レビュワー [ DECOすけ野郎 ]
ジャンル [ マルチエンドホラーノベル ]
作者 [ FunnyCrankyMom さま ]
容量・圧縮形式 [ 110MB・ZIP ]
製作ツール [ NScripter ]
言語 [ 日本語 ]
備考 [ このゲームは猟奇的、グロテスク、および15禁の性的表現が含まれています ]
配布元 ダウンロード先

渇望と束縛が、山奥の里を包み込もうとしていた-

【あらすじ】

あの白寿島廃墟ツアーから2年後。いや、あの忌まわしき出来事とはまた別の時系列で起きた話。

-数日前-
会員制廃墟マニアサイト「RUINS」に、管理人の満月五郎が半年ぶりに書き込んだ。
「いや実はですね、私の父の故郷がある実家にみなさまをご招待したいのですよ。」
その山間部の村はかつては栄えていたもの、今はわずかに人が住む程度で、村のあちらこちらに廃墟があるらしい。
参加を表明するかつてのメンバー。しかし、なかなか主人公(デフォルト名:ノヴシゲ)は話を切り出せずにいた。
大学卒業後に就職したものの諸事情があり退社、その後ニート生活を送っていたからか、勝手に引け目を感じていたのであった。
(言おうと思っていたけど、時期を逃しちゃったし、合わせる顔がない。でも、久々に会ってみようか)

それから数日後-
バスを貸し切り村へと向かうRUINSの一行。そこで待ち受けていたものは、怨念なのか、超常的な現象なのか、忌まわしき風習なのか、それとも?

【登場人物紹介】

(話により設定・キャラが変わるため、基本的なことを記す)

■ノヴシゲ(名前変更可能)
今作の主人公。大学卒業後は、就職したがいろいろあって無職になった。前作同様、大変なことに巻き込まれる。
名前変更は可能なもの、個人的にはノヴシゲでいいかな?(気恥ずかしいため)
■ネズ
前作では大学生だったが、今作では大学院に進学した。本作の真・主人公
前作ではあまり存在感が無かったもの、今作は大活躍。プレイボーイであり、完璧超人である。
のほほんとしており、スキが出来やすいのがタマに傷。
■キリコ
前作では大学生だったが、就職した。ノヴシゲを廃墟研究部へと誘い出した張本人でもある。
普段はやさしくおっとりしているが、空腹になると性格が豹変する。ノヴシゲを想い続けていたものの、本の当人が勝手に誤解をしていたためすれ違っていた。
果たしてその想いを届けることは可能だろうか?
■ユリカ
前作では髪型が団子だったものの、今回は落ち着いた感じになった。背が大きい。
彼氏についてはあまり触れない方が良いだろう。
■ペケ蔵
こう見えても埼玉県警所属。時折暴走することもあるが、基本的には面倒見のいい兄貴分。
悪酔いとアレな趣味さえ出なければいい人。
「結婚しないんですか?」としつこく聞いてしまうと(プレイヤーが)大変なことになる。
■FMS
前作では高校生だったが、卒業し埼玉に引っ越した。進学はせず、路上で音楽活動をやっている。
しょっちゅうペケ蔵さんの家に入り浸っている。カイ君とは仲があまりよろしくはない。
小物的・露骨なゲスさを発揮したかと思ったら、ノヴシゲをサポートする側に回ったりもする。
■X(カイ)・フィールド
前作では中学生だったが、高校へ進学した。そろそろこのHNを変えたいらしい。
中性的な顔つきから繰り出されるアーネスト・ホーストのキックみたいな空気をぶっ壊す発言に着目していきたいところ。
■一瑳
海清の双子の弟。バイク馬鹿。バイクの話になると全く止まらなくなるが、あまりにも熱が入りすぎると大魔神、海清による怒りが投下されることになる。
本業は美容師でもあるが、髪にもこだわりがあるみたいで、これもまた熱が入りすぎると止まらなくなる。外見はいかついが、ハートの熱い兄ちゃんといったところだろうか。
■海清
一瑳の双子の姉。いろいろと謎が多い人。明かされない場合がほとんどではあるが、この人にも悲しい過去があったりする。
彼女のメインシナリオ「漆黒軌道編」は、ラストも含め読み応えがある内容に仕上がっている。一方で、変幻六花編ではうら若き乙女に嫉妬しまくり、といった別の面も見せている。
序盤で結婚について執拗に聞いてしまうと大変なことに・・・。
■穴山
RUINSメンバー最年長。競馬評論家。馬について語りだすと全く止まらないわ、物事をやたらと競馬にからめる発言しかしないわ、無神経な発言をするわ、しかし何故か憎めないところがある。
■満月五郎
黒いサングラス、マスク、紫の全身を覆うコート。どこからどう見ても怪しすぎる。
前回、そして今回のツアー主催者でもある。意外と饒舌であり、どんな時にも(ほぼ)冷静沈着。
すごくいい人だと思っていたらそうでもない場合もある。
■まつ香
(元)旅館の女将。未亡人で現在一人娘のきく香とともに暮らしている。いつも笑顔でもてなすが、薄幸な運命なのか、割合悲惨なことに遭遇することが多い。
■きく香
いきなり主人公にアタック(そういう意味ではない)をかましてくる、まつ香の一人娘。

【概要】

前作は「序盤の選択肢でルートが決まる」「そこからは一本道」でしたが、今回はルート内の分岐がかなり増えました。
そして、特定のルートを出すためにはもう一度最初からプレイし、新規選択肢を選ぶ必要があります。
「選択肢まで飛ばす」を選んで、見覚えが無いものが出てきた場合はそれを選んでみましょう。

◆CHECK!◆

【漆刻軌道編】

満月五郎氏は、一行を未成線の廃線跡へと案内した。
話が盛り上がりつつ、廃線跡を歩き続けていた一行。見覚えがないトンネルを通ろうとしていたその時、目を覆いたくようなことが起こった。

一本道の死ナリオ。超常的な現象に遭遇すると人間は何もできない。足掻いてもどうすることもできない。
そのような絶望感は前作の「侵略者編」に通じるものがあります。
あれとは違って「希望のある絶望」というラストでしたが。本作で一番人が死ぬ死ナリオです。
いやー、一発目でこれですか。本当にどうなってしまうのでしょうか。ワクワクしますね。

【異変怪道編】

「おにーちゃん、かくれんぼしよう!」ときく香に誘われたノヴシゲ。
しかし、驚異的な豪雨が発生する。

それから数時間後のこと。ノヴシゲは後悔した。何故、自分はいつも言い出すことができないのか。
意気地がないからか。言ってしまえば楽になれるのに。
その夜見た悪夢、そして翌朝に起こったあまりにも怪奇な事件。
何故、殺されなければならなかったのか?

前作の「殺人幽霊編」に該当する話。ただ、あちらは捻りがある変化球でしたが、今回は殺人事件を推理する、ADVの王道的な話です。最後に犯人当てもあります。

本作のシナリオ、それはとても悲しい暴力の連鎖に原因がありました。断片的に回想として入ってきたとある人物の過去。本当は止めて欲しかったのでしょう。
しかし、そのメッセージに気がついた時はあまりにも遅すぎた。最悪の結果だけは免れたとはいえ、これだけのことになってしまったのですから。
今作で一番マトモな満月氏を見ることが出来る、貴重なシナリオです。

【倚門之望編】

お前は誰なんだ?他の人には、「それ」の異常さは何も見えていない。

「いもんのぼう」とは、『子の帰りを待ちわびる親の情』という意味がある。
果たして、今回のあまりにも奇っ怪な現象とどのような関係性があるのだろうか?
豪雨は、この里に未だに降り続けていた。

サイコホラー&オカルト話。一件、全ては解決したかのように思えたのだが、悪夢はそこで終わらなかった。
作中のホラー描写も真に迫るものがあり、これが最も恐ろしいシナリオと言ってもいいでしょう。
そう、愛しいひとを救っても、恨みの気持ちを解消させても、悲劇を止めても別の悲劇を巻き起こしてしまう。
まさに底なし沼。最初は怖いと思っていた「ソイツ」。しかし本当に怖いのは人間であった、というね!
この世で一番怖いもの、それは人間なんです。

【我田引水編】

RUINSメンバーは、まつ香さんの作った朝食に舌鼓を打っていたもの、何故かノヴシゲは全く食欲が沸かなかった。そして、ユリカの様子が明らかにおかしい。
そこをすかさず、穴山さんが(いつものように)無神経なことを言うためユリカはその場から逃げ出してしまう。
それを追うノヴシゲ。

一方、食卓にいる他のメンバーはまだ「足りていないもの」に気が付かなかった。
そして、満月氏が一方的に「これからみなさまを案内したいのは、黄泉に一番近い廃村でしてね。
実は、この半年間ずっと入り浸っていたのですよ、ヒヒヒヒヒ・・・」と話しだす。
不穏な空気になる中、メンバーが「足りていないもの」に気がつくのも、そう時間はかからなかった。

本シナリオはSF・スプラッタホラーになります。いやー、いきなりこの手の歓迎ですかー。キツいですねー。
前作をやっていれば「来るだろ、来るだろ・・・やっぱりなー!」と予想はつきますが。

序盤でさらに名前入力をすることになりますが、これは後の方で効いてきます。
あれは夢か幻か、それとも悪夢の中だったのか。でも、生きていたとしても、あまりにも異様な状態だった。
そして、悲劇の連鎖を止めるために自らあの行動を取ったのでしょう。これもまた救いが無いですが。

【変幻六花編】

夜に鳴り響く笛の音。「実は、この村では10年に一度とあるお祭りがあるので、それの練習をしているんですよ」と満月氏。
もちろん、そのお祭りには村の異様な風習、そしてドス黒い欲望が絡んでいるとは、この時思いもよらなかった。

あと、いろいろ起こります。

【変幻六花編・異聞】

いろいろ大変なことが起こります。

このシナリオに出てくるシーンは、15禁くらいのものがそれなりの頻度で出てきますのでご了承を。
長さ的にも、これがメインでしょう。本編はラブロマンス&怪奇ホラーテイストです。異聞の方は、ほぼラブロマンス&SFドラマ的な感じ?
しかし、時折あの屍がヌメッと出てくる所は怖かった。そう、ちゃんとホラー要素はあるのですよね。
正体不明の屍が出てくるシーン、異様すぎる祭りのシーン、そしてある人物の正体にバッドエンドの描写。
終盤の怒涛の展開は必見です。

異編の方は、同じシチュエーションと思いきや別の面からのアプローチで来ましたね。
ネズが男の中のザ・男を見せます。その面、バッドエンドがあまりにも切なすぎる。

【ギャランドゥ(仮)編】

ギャランドゥ!秀樹!ギャランドゥ!ヒデキー!
おまけのギャグシナリオなので、最後にやりましょう。
正式名称ではないのですが、まあ、いろいろとね。前作以上にいろいろとぶっ壊れます。壊します。

【終わりに】

いやー、すごく面白かった。ゲームのボリュームがかなり増えたというのもありますが、怖さの度合いが格段に上がったような気がします。
オススメです。興味もあればぜひ前作も。


 管理人コメント

完全に時系列が連続した前作「渇望スル島」がありますが、前作の知識は「あれば楽しめる点が少し増える」程度です。
最低限の人となりはオープニングで説明されますし、それ以上の部分は、ルートによってまるっきり異なるので。この点は、前作と同様です。
あるルートでは主役・ヒロイン級の活躍を見せるキャラが、別のルートではほとんど台詞が無かったりする事が珍しくありません。最も変化を見せるのが、他でもないノヴシゲ自身。ルートによって、悲劇的または喜劇的な変貌を遂げるノヴシゲに一喜一憂しながら、物語を読み進めていきましょう。

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【 SecreTalk 】

SecreTalk
レビュワー [ シュン ]
ジャンル [ 電話で情報交換する謎解き脱出アドベンチャー ]
作者 [ 正午(まひる)の夜 さま ]
容量・圧縮形式 [ 43.8MB・ZIP ]
制作ツール [ WOLF RPGエディター ]
言語 [ 日本語 ]
備考 [ 12歳以上推奨(中学1年程度の英語力が必要な為) ]
ダウンロード ダウンロード先

「通話料をかけた戦い」は違うかと・・・多分。(←アイキャッチより

 2人の男女(?)が電話で情報を交換しながら脱出ゲームに挑む、という話ですが。
色々謎が多く、それが作品内で語られることはほぼ無いというのが特徴で、想像の余地があるというのは良いですね。
特に2人の関係性は色んな可能性があります。本人たちは「友達」らしいと言うのですが・・・。

 二人用の謎解き脱出ゲームに挑戦することになったナセリとカロマ。
色々と謎の多い2人は携帯電話を通じて情報を交換しながら謎解きに挑みます。
最後の部屋に辿り着いた時、2人は何を想うのでしょうか・・・。

 携帯電話で通話することにより情報を集めつつ、2人で5つの謎解き部屋を攻略していくことになります。
2人一緒に挑戦するものの、実際に操作するのはどちらか片方。また、とある部屋では電話が使えず(実際には使えるが反応が無い)、ノーヒントで臨むことに。
電話では操作していない方の部屋の状況を確認したり、ヒントを出してもらったり、暗号の答えを伝えることの他に、「他愛の無い会話」をすることが出来ます。
攻略とは全く関係ない話ですが、キャラの実態を色々と聞き出すことが出来ます。
5つ目の部屋では対決をすることになりますが、勝敗に関係なく先に進めます。またゲームオーバーは存在せず、話は完全に一本道です。
「ぬるめ」と称している通り難易度はさほどでも無いですが、同梱しているテキストに詳しいヒントと答えがあるためどうしても分からないなら見てみましょう。
セーブデータを1つ目の部屋(Question1)から5つ目の部屋(Question5)まで5つのスロットに順番に並べると・・・何かに気づくかも?

SecreTalk SecreTalk

 大統領を目指してるらしい大学院生ナセリと人間かどうか怪しい霊媒師カロマ。どうやら2人は普通じゃない関係性のようです。
「他愛の無い会話」やアイキャッチ、最後の部屋での会話など、イラストや会話にそれらしき様子が伝わってきます。詳細は明かされないままですが・・・。
ラストのオチには笑わせてくれました。えーっと・・・まさかそれが本当のことだったのですか?彼ららしいオチとも言えますね。
想像の余地があるとはいえ、分からないことも多いので2人の過去や詳しい事情も知ってみたいところですね・・・。


 管理人コメント

謎解きは本当に楽で、分からなくてもヒントが充実しているため、まず詰まることは無いはずです。
むしろ、本作の謎は、2人が何故異性装をすることになったのか…など、ゲーム内の「他愛も無い話」など、様々な小片エピソードを混ぜ合わせながら類推していく楽しさあふれるものです。アイキャッチには、彼らが異性装をする前の格好もあるなど、ゲーム本編と関係ない部分でも、色々と探したくなります。

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【 1bitHeart 】

1bitHeart
レビュワー [ シュン ]
ジャンル [ 友達作りと事件の解決に奔走する少年の成長 ]
作者 [ △○□×(みわ しいば)さま ]
容量・圧縮形式 [ 114MB・ZIP ]
制作ツール [ WOLF RPGエディター ]
言語 [ 日本語 ]
備考 [ 英語翻訳版もあり ]
ダウンロード ダウンロード先

「BECAME FRIENDS!」それが自分と世界を変えるキーワード。

 一部ボイスありの推理要素付きADVです。但し、推理要素はオマケ程度ですし、スペシャルヒントもあるので詰まることも少ないでしょう。
相変わらずともいうべき独特の世界と言い回し、個性的なキャラにBGM。
作者様のセンスがこれでもかというほど詰まった作品と言えますね。

 ここはプログラムで制御され、管理された街。ビットフォンという端末装置で色んなことが出来る時代になっていました。
心を読むことが出来る能力(正確には数値を具現化したりとあるウィルスを使ったりしてますが・・・)を持つナナシという少年は変わった性格の引きこもり。
暗いという様子は無くやけに明るかったり、悪口を言われても平然としていたり、むしろ引きこもりを楽しんでいるかのような少年です。
しかし突然やって来たミサネという少女に「友達を作って欲しい」と言われ、何故か承諾したナナシ。
その頃、この世界では不可思議な事件が発生しており、友達作りのついでにナナシは事件解決のため動き出すのですが・・・。

1bitHeart 1bitHeart 1bitHeart

 話を進めるためには事件を解決する為に推理を組み立てる必要があります。まずは話を聞いて情報を集め、推理パートへ臨みます。
推理パートでは話を聞いて話題を振ったりツッコミを入れることで話を進め、そこからまた次の推理パートへ・・・といった流れです。
会話と推理パートを繰り返しながら話を進めていきます。4章で構成されており、それが終わると各エンドへ分岐していきます。
スペシャルヒントをONにすると推理で有利となるため、推理要素が苦手なら是非ONにしておきましょう。
他にも特定のボタンを順番に押していく簡単なミニゲームに挑むこともあります。
左下に数字が表示されている場合、これが0になると即ゲームオーバーになるので気をつけてください。推理パートや前述のミニゲームで間違うと減っていきます。いわゆるHPでしょう。
この数字は後述する友達を増やすことによって増加していき、こちらが有利になる流れです。

1bitHeart

 この作品には主人公、メインキャラ、敵キャラ、サブキャラと色々なキャラが登場し、それぞれが1つとして無い個性を持っています。
テンプレになるキャラは一人としていないといっても過言ではありません。まともなキャラもいますが、それでも個性が強いキャラが目立ってます。
スポーツ少年、不良少年、マッドサイエンティスト、巫女さん、真面目な警官、自称天才、非道な敵キャラ、ひ弱な敵キャラ、などはまだマシな部類で、
「死にたい」と願望する小説家(!)、ちょいとヤンデレ(!)、ジャンクフードを食べまくるお姉さん(!)、眠たい、というかほぼ寝てるだけの店員(!)、
自分は喋らずアバターを通して話す庭師(!)、何故か中二病入ってる少女(!)、ある人物と人格が入れ替わってる犬(!)、正真正銘アンドロイド(!)、
などなど・・・キリが無いほど強い個性が揃っています。
更にほぼ全員の名前が所謂(いわゆる)キラキラネーム。誰ですか・・・あの漢字で「ミサネ」「ノミヤ」「キララ」などと読ませた人は!

1bitHeart 1bitHeart 1bitHeart

 各章の合間、そんなキャラたちと友達になる機会があり、そのためには好感度を上げる必要があります。話を進めると行ける街も増えていき、友達に出来るキャラも増えていきます。
好感度を上げるためにはプレゼントを渡します。特定のプレゼントを上げると好感度の上昇が大きくなるので探してみましょう。紹介ページに対応表があります。
そんなプレゼントを買うポイントは2種類の某落ち物ゲームを真似たミニゲームをプレイして手に入れます。
ある裏技を行うとポイントがカンストするのでミニゲームが苦手な人も安心です。
出来ればポイントは自力で稼いで欲しいところですね。裏技はミニゲームが苦手な人よりはさくさく進めたい人向けかもしれません。
サブキャラの好感度が上がると発生するイベントは幾つかの段階に分かれており、そのキャラの個性がよく表れているものになっています。
困ってることや手伝いたいことがあるので協力したり、そのキャラがやってることに付き合ったり、色々アドバイスしたり・・・とその種類も様々。
時には女装(!)したり尾行したり心を読んだり・・・そんなことで友達に出来るの?といったことも普通にします。
メインキャラと敵キャラの場合、イベントは1つだけですが、それでもイベントの出来は他のキャラに劣りません。
友達になるとボイス付きでセリフを喋ってくれるほか、友達の証としてアイテムを渡してくれます(既に友達になっているメインキャラはアイテムのみ)。
更に友達の数はエンド分岐にも関わってきます。とあるキャラは全員と友達になった後で無いと好感度を上げられないので注意してください。
全員と友達になり、イベントも全て見てフレンドリストをコンプリートすると・・・?

 引きこもりの癖に特にこの世に絶望してなかったり、「ゴミ」「ウジ虫」などと呼ばれてもなんとも思っていないナナシに違和感を感じた人も多いはずです。
ミサネも突然マンションの7Fにある(!)ナナシの部屋に現れたり、やけにナナシに友達を作ることに拘りを見せたり・・・こちらも謎が多いです。
次々と発生する事件。現れる黒幕。何故か作らなければならない「友達」。
そして判明するとあるキャラのとんでもない事実は・・・話の根幹に触れるネタバレになるので是非自分で確認を。
ナナシが持っている「数値を具現化することにより色んな事象を表現する」という能力も事件の解決、話の真相、両方で鍵を握ります。
ボイスは会話中にイメージとして出てくるほか、次の場面でも出てきます。
1:自己紹介の時(自分の名前を話す時) 2:(前述した)友達になった時 3:特定のイベントでの会話 など。
とある会話イベントではほぼまるごとセリフが付いているので是非聴いてみましょう!
エンドは3つあるのですが、1つを除き散々な結果となってしまいます。やはり友達は大事ですよね!(←重要なヒント
自分と世界を変えるには自ら動かなければならない、ということが伝わってくるハッピーエンドは要チェックです!
・・・にしてもプレゼントの中にパロらしきものがちらほら・・・実際に売られてたらどうなるのでしょうか・・・?

1bitHeart


 管理人コメント

「逆転裁判」風の会話・推理シーンは、序盤から歯ごたえがあり、ヒントなしモードでやったら、会話後のミサネのアドバイスを聞かないと切欠すら掴めませんでした。
個性的が過ぎるキャラクターたちの掛け合いの他にも、シリアス面も、ガチな攻略要素も数多くあり、色々と楽しめます。
ストーリー的にはそれほど長い部類ではないですが、推理シーンでかなり脳みそが擦り切れるため、今回のスケジュールではとても「フレンドがの本当の役割」が分かるまで進めることはできませんでした。
フレンド作りの反応も、かなり楽しめるため、色々と試してみてください。

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【 レディとメイドのスイートルーム 】

レディとメイドのスイートルーム
レビュワー [ ろっとん ]
ジャンル [ ADV ]
作者 [ ほーむorあうぇい(あきら) さま ]
容量・圧縮形式 [ 15MB・ZIP ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:9

キマシ・・・あれ?

■あらすじ
1900年代前半の雰囲気漂うホテルの一室で起こるおバカな一騒動。
かわいい2人の間抜けな掛け合いがなんとも楽しいゲームです。
1プレイ5分程度×7END、どれも脱力・ほのぼの&かわいいお話ばかり。
エイプリルフール作品ということで、とある嘘が紛れ込んでいたりも・・・

レディとメイドのスイートルーム

■ネタバレ感想
短編ながらも伏線張りとミスリードが上手いと感心しました。
一般的なプレイヤーならばEND1~6を埋めた後にEND7に辿りつくと思います。
END7にたどり着いた際の大どんでん返しが意表をつきつつ面白かったです。
個人的にはあの「夏、セミ、少女」並みに価値観反転の衝撃を受けました。
たしかに鍵開けの場面でのあの反応やら他にも疑惑の判定について、私は“そういうゲーム”だと無意識に脳内変換してましたが
だれも“そういうゲーム”なんて言ってないんですよね。そりゃ健全な○○○ならそんな反応しますとも。
思わずもう一度各ルートを読み直して、カッチリ真相と噛みあう描写が混ぜられていることにびっくり。

■最後にご注意
おかしな話かもしれませんが、END7を見るまでは公式サイトは見ないようにしましょう。
作者様は自作のネタバレを気にしないお方のようで、紹介サイトに重要事項をさらっと書いちゃってます。
この反転文字を躊躇無く読んでしまうようなプレイヤーは特にご注意を!


 管理人コメント

実を言うと、私はEND1~6をコンプリートする前にEND7を見てしまいました。確かに衝撃でしたね。しかし、おまけシナリオはEND1~6を含めてコンプリートしないと見れなくて、その後に苦労しましたが。
作者様には他にも多数の短編作品を公開しています。特に年齢制限のついている作品は、非常にえっちぃ表現が多く、中にはガチのR-18まであります。手軽に楽しめるので、ご自分の年齢に合わせてお楽しみください。

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【 おとうとぬいぐるみ 】

おとうとぬいぐるみ
レビュワー [ シュン ]
ジャンル [ 姉と弟のほのぼの会話・・・? ]
作者 [ Ankrache(藤さま) ]
容量・圧縮形式 [ 11.1MB・ZIP ]
制作ツール [ 吉里吉里2/KAG3 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

弟がぬいぐるみになって姉は・・・アレ?全然動じない?

 基本的にはブラコンの姉とシスコンの弟の会話で構成されているほのぼのした作品ですが、その実態は・・・。
何やら乙女ゲーの雰囲気がしますが恋愛要素は無く(それらしき描写はありますが・・・)、「女性向けの一般作品」と考えるのが妥当です。
ただ、「ふりーむ!」の紹介ページには「乙女ゲー」のカテゴリが存在し、ジャンルの分類は良く分かりません。自分は「一般向け作品」と考えます。
この作品は比較的癖がありませんが、ここの作者様の他の作品は難解でマニアックな作品が多く、あまりオススメは出来ないですね・・・。

 ある時、主人公の弟である尚基がぬいぐるみになっていました。
弟『俺、ぬいぐるみになっちゃった』 姉「そっか」(冒頭の文及び紹介ページより抜粋)
大変なことになってるはずなのに何故か全然動じない主人公。そうして弟と姉の他愛無い(?)会話が始まるのでした。

おとうとぬいぐるみ おとうとぬいぐるみ

 まずは姉と弟の会話を見ていきます。途中の選択肢でどんな話が出るかが変わっていきますが、基本的には一本道です。
選択肢によっては「危険な姉貴」(ぬいぐるみに酷いことをする)になることも出来、あまりの非道っぷりに「ぐ、ぐぬぬ・・・」
何故弟はぬいぐるみになったのでしょうか? 何故姉は動じないのでしょうか? そこに待っている真実とは?
1周目はセーブロードが出来ず、ただ話を追うだけとなっています。しかし・・・その結末はあんまり過ぎるものです。
2周目からが本番。既読率100%を目指すことになり、あらゆる要素が開放されます。
VerUP時に追加されたヒントになるフローチャートも用意されてますので詰まることは無いはずです。
既読率100%を達成してからエンドを迎えると結末が変化します。苦労した甲斐のある良い結末ですので頑張ってみましょう。
オマケには色々IFの話がありましたが・・・それはジャンル変わってるじゃないですか!?というものも。

 この話に隠された真実は・・・ほのぼのしている雰囲気からかけ離れたものです。ま、まさかそんな事実があるとは・・・。
2つの結末はどちらもセリフが無く、絵で判断するしかないですが、両者の結末の違いが明らかに分かるものになっています。
「そんな・・・あんまり過ぎですよ・・・!」な展開から一体どんな展開に変わるでしょうか。あの姉弟に救いはあるのでしょうか・・・?
あ、ちょっとだけ残酷な描写があるのでその辺は注意してくださいね。オプションで多少は緩和されますが・・・アレで緩和されてるのでしょうか?


 管理人コメント

初見だと「ほんのりバイオレンス風味があるコメディ」に見えますが、その印象は1周目エンドで覆ることになります。そのため、ついつい既読率100%を目指して、繰り返しプレイすることになります。
ちなみに、「ちょっとだけ残酷な描写」については、「そういうギミックが入っている」と言うのが私の考えです。「内臓っぽい仕掛けの入ったぬいぐるみ」って、「ザイーガ」みたいな趣味、あの姉弟なら持っていそうです。

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