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■ Colorful Notes

TITLE
作者[ 丸中 さま ]
ジャンル[ 謎解き系パズル ]
容量・圧縮形式[ 312KB・LZH ]
使用ツール[ HSP ]
必須ソフト[ DirectX ]
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CLEAR SCENE SERVICE CUT (!?)

レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
ES 8 /10 8 /10 7 /10 44/60 B
ckck 6 /10 8 /10 7 /10

 《 ES 》  ハマリ度:8 グラフィック:8 サウンド:7

タイルを回せ!頭も回せ!

ハマリ度:8/10
最近有名なPQが試されるパズル。
時間はとらないが、上の意味でも別の意味でもハマってしまうゲームである。
グラフィック:8/10
ここの評点はかなり悩んだ。機能性を重視したシンプルなデザインには好感が持てるが、
グラフィック的なとなると、どうしても弱くなってしまうからである。
サウンド:7/10
BGMにはあまり重きを置いていないようだ。
その分、パズルに集中できるので、願ったり適ったりであるが。

このゲームは、「マウスを使って、同じ色を一箇所にまとめる」と単純に思えるルールですが、実際にはかなり複雑です。
制限手数は、本当に必要最低限しかとっていないため、クリックする位置はもちろん、回転させる方向一つ間違えるだけでも、クリアが不可能となってしまいます。
このパズルを解くには、最低限のルール内容の他に、色をどのようにまとめていくのか、詰め将棋のような先読みが必要となります。

クリア時。どうやってここまで持っていくかは、自分で考えてください。

色とりどりのブロックの中で、白いブロックだけは、分かれていてもクリアとなります。そのため、もう一色のブロックを揃えることにのみ集中すれば、このようにクリアとなります。
最も、数字付きの白ブロックは、これはこれで厄介なものとなります。 また、面が進むと、白ブロック+他2色以上という状況が当たり前のように出てきますので、色の揃え方により注意を払わなくてはいけません。


さて、これはどう解く?

逆に、ハードブロック・カウント0のブロックといった、動かせないブロックが出てきた場合、他の動かせる色ブロックでうまく間を繋げないといけません。
右図の場合、両端に緑のハードブロックが入っている点が、かなりの難所となっています。この場合には、右下か左上の辺に緑ブロックを揃えていくという方法が考えられます。
言葉で言えば簡単ですが、実際に使える手数は、上で言った通り必要最低限なので、悠長に固めていく余裕は正直ありません。


これらのパズルを解いていくには、試行錯誤と発想の転換が何より大切です。
ステージによっては、後半の問題は一発で解けたのに、その前の問題が数十分悩んでも解けないと言った状況が多く発生します。
上のようなコツを覚えればある程度解きやすくなるとは言え、決して反射神経、ましてや惰性で解けるものではあり得ません。
悩んで悩んで失敗して、それでまた悩んで、かなり脳みそに負荷がかかるパズルになっています。
しかし、プレイ中に多大なストレスがかかる分、ひらめきの快感、そしてクリア後の心地よい弛緩はまた格別です。
用意された100ステージを越せるほどの猛者ならば、EDITモードでオリジナルステージを作ってみるのも良いでしょう。

普段の生活で「退屈だな」と思ったり、フリーゲームを集めすぎてどうも食傷気味だという人は、是非このゲームをプレイしてください。
このゲームなら、ちょっと前に話題になった「ゲーム脳」も回避できると思います。
最も、こういった脳みその普段使用しない部分を鍛えられるゲームがちゃんと存在しているのに、ゲーム脳なんざちゃんちゃら可笑しいのですが。

■ 最後に要望

"RETRY"ボタン本気で希望。
いくらストレスが心地よいとはいえ、一手間違えるたびにステージ選択からやり直さなくてはならないのは、無駄にストレス溜まりすぎです。

 《 ckck 》  ハマリ度:6 グラフィック:8 サウンド:7

ミニマム級(ストロー級)チャンピオン

ハマリ度:6/10
時間を忘れてプレイすると言うより、空いた時間に気がついたらプレイしているゲーム。
点数は低めに付けてしまいましたが。
グラフィック:8/10
人によって「地味」と感じるか、「シンプルにまとまっている」と評価するか、分かれるかもしれません。
私は後者。淡い色づかいがナイス。
サウンド:7/10
ここの点数は迷いました。
サウンド自体は今一つと感じるかもしれませんが、テンポの良さを買ってこの点数。

ちょっと前置き

DL容量310KBという驚愕の軽さを誇るこのゲーム。
「それって内容が薄いのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
むしろ「このサイズでここまでのゲームが作れるのですか」と作者様に 畏敬の念を抱くほど。いや、ホントに。
誠に勝手ではありますが、今後のイチオシレビューでこの容量を切る作品が登場することは無いと断言させて頂きます。

そして本題

パズルゲームという分野の敷居が高いのは、ルールが複雑ものが多いからだと私は勝手に考えています。しかもステージが進むごとに新ルールが追加されたりするとたまりません。食わず嫌いする人も出るというものでしょう。
しかし、このゲームなら心配なしです。ルールは簡単、「同じ色のブロックを繋げること」だけです。
手数制限や移動制限のあるブロックなんかもありますが、直感的に理解出来るレベルなので問題ありません。

ステージごとの難易度は、パズルが大の苦手である私にでもさくさくクリア出来るものからどうすればいいのか全く分からない様な問題まで幅広く入っていますから、初心者から上級者まで、安心してプレイ出来ますよ。

少し辛口

辛口になるのは好きではないのですが、あえて書かせて頂きます。
このゲーム、ステージクリアに失敗したときやギブアップするときなど、ステージ選択の画面まで戻って再びそのステージを選ばなければなりません。一手のミスが命取りになるゲームなのですから、リトライが出来るようにして欲しかったところです。
そうすればハマリ度がもう1か2上がっていたかも・・・。

最後に一言

シンプルなグラフィックと単純なルールと操作が生み出す容易ならざるパズル。
食わず嫌いを起こす人から飽食気味のプレイヤーまで、皆さんの脳に刺激を与えてくれる作品です。

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