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■ ちょこっとだいやるんば!

タイトル画面
作者 [ スタジオるんば さま ]
ジャンル [ アクションパズル ]
容量・圧縮形式 [ 9.68MB・ZIP ]
ダウンロード ダウンロード先

ステージ画面1 ステージ画面2 ステージ画面3 ゲームオーバー リザルト画面

レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
ES 10/10 7 /10 8 /10 75/90 B
777 9 /10 9 /10 8 /10
赤松弥太郎 8 /10 9 /10 7 /10

 《 ES 》  ハマリ度:10 グラフィック:7 サウンド:8

ちょこっと(どころじゃない)DIEやるんば!

■ ちょこっとWALKやるんば!

本日お送りする「ちょこっとだいやるんば!」は、厳密に言えば、二次創作に当たる作品です。ただし、原作元である株式会社ジャレコから…最近色々な意味で有名となった、代表取締役の加藤貴康氏の許可をいただいた上で製作したものであります。
本作の主人公「るんば」は、ジャレコの携帯アプリ制作部門「ジャレコ ギャレッソ」のマスコットキャラクターです。本作は、ジャレコ ギャレッソの携帯アプリ「だいやるんば!」を有志がWindows向けに移植・リメイクした作品でもあります。
ゲームの目的は、携帯版・Windows版のどちらも変わらず、「るんば」を操り魔物ひしめく道中をどれだけ長く生き残れるかを競うことです。
で、肝心の「るんば」の性能ですが…ぶっちゃけても良いですか?

バケツを被されたマリオ程度の能力。しかもシラフで。(by 初代

攻撃能力が無かったり、一発死だったりするのは致し方ないとは言え、それ以外の性能も問題ありまくり。障害物がない限り、常に一定速度で左から右へ直進するだけのAIしか持ち合わせていません。
プレイし初めの内は、そんな「るんば」のアホの子さ加減に翻弄されることでしょう。私だって、色々なことを思いましたとも。

いくら原画が「脳みそホエホエ」って名前だからって、アンタの脳みそまでホエホエにせんでもええやろう!

…って。
プレイヤーの仕事は、そんなアホの子を「ニコブロック」で段差を作って足止めしつつ、敵キャラを2匹同じ高さに並べて排除することなのです。

■ ちょこっとSTOPやるんば!

…で、この「足止めしてから敵を消す」と言うシステム、文字にしても実際のプレイでも、操作自体は簡単です。難しいのは、そのコツ。
初心者の鬼門は、るんばとは逆方向に直進する敵「はねぶー」。うっかり「はねぶー」と「るんば」のルートをつないでしまうと、そこで詰み。死を待つより他ありません。
しかも、「ちょこっとだいやるんば!」のステージは上下がループ構造になっているため、下に落とした「はねぶー」が、次の瞬間「るんば」の真上に!…てな事態も起こりえます。…と言うか、しょっちゅうです。私の場合。
敵キャラが襲い来るのを防ぐためには、まずるんばの前方にブロックを立て、るんばを足止めする必要があります。敵キャラが1匹しかおらず、ダイヤにして消すことができない場合もあります。「はねぶー」のばあいは、動かない「ムスブロック」のくぼみに追い込むこともできますが、動かない「ひげぶー」がソロでいる場合は、「ひげぶー」のいる高さに「るんば」が来ないよう、慎重に事を運ぶ必要があります。

そして、中盤、ランダムに移動する「ラリブロック」が出現する頃になると、この「ラリブロック」が曲者になります。ランダムに動くと言うことは、「るんば」の足止めに役立てることができず、しかも、るんばをどのラインに追いやるか、先読みするしか方法が無いということです。
「ラリブロック」の直前の「ニコブロック」で、しっかりと「るんば」を足止めした上で、「ラリブロック」の先にいる敵を処理しなければいけないのです。敵が処理できない場合には、できる限り「るんば」と敵が同じラインに来ないよう、素早い操作が求められます。

■ ちょこっと(どころじゃなく)TRYやるんば!

そんな、ちょっとの油断やミスが死に直結する上に、グラフィックやサウンドもイマイチぱっとしない…と言うか、「るんば」のドット絵、イラストと落差がありs…ゲフンゲフンッ…な「ちょこっとだいやるんば!」ですが、やればやるほど深みにハマる作品であることは確かです。
元ネタである株式会社ジャレコ自身は、古くは「燃えろ!プロ野球」(バントホームラン)、現在でも「黄金の絆」と言った、「クソゲー」と呼ばれる作品を生み出してきたメーカーとして有名になってしまっていますが、もちろん、それだけで到底数十年も生き残れるわけはありません。一般的な話題にこそ登りませんが、佳作・秀作も数多く残してきたメーカーです。それらを集めた「ゲーム天国」と言うシューティングまで作る程なのです。
本作「ちょこっとだいやるんば!」も、そんな佳作の一つです。昨今の不況と、去年の「黄金の絆」が各所で「クソゲー」認定された件で、苦境に陥っているジャレコですが、老舗ならではの作品を生み出したメーカーであることを、我々ゲーマーは決して忘れてはなりません。
もう一度念を押しておきます。「ちょこっとだいやるんば!」の攻略のコツは「るんばの足を止めてから前方の敵を消す or ルート外に追いやる」です。この基本を忘れずにプレイしましょう。
もっとも、その基本を忘れてしまうほどの忙しさも、本作の持ち味ではあるのですが。

 《 777 》  ハマリ度:9 グラフィック:9 サウンド:8

めざせ百万点!(満面の笑みで)

今回レビューするのは「ちょこっとだいやるんば!」
全体的に可愛らしい絵柄のパズルゲーム…なのだが、なかなかに忙しい操作を要求される。
慣れないうちは逃げ場の無い中はねぷーとごっつんこなんて日常茶飯事。
それでも数をこなせばはねぷーの捌き方などもだいぶ分かってくるはず。そうなれば序盤は鼻歌交じりに攻略できると思われる。
しかし、このゲームが本当に牙を向くのは50万点あたりから。
スクロールも目に見えて速くなってくるだけでなく、序盤にはない凶悪なパターンがプレイヤーに襲い掛かってくる。
ラリラインという新しい仕掛けとともにはねぷーも容赦無く攻め立ててきて、はっきり言ってパニクる。
そうなれば分かっていようといまいと、ごっつんこは避けられまい。
高得点を狙ううえで何よりも重要なのはダイヤの連続ゲット。
敵を倒した(?)時に出現するダイヤは最初こそ100点、200点しかないが、連続で取ることで1個10000点にもなる得点源。というか、これ以外ではろくな得点がない。
重要なのは連続で取ること。連続ゲットが途切れるとまた100点からやり直しになってしまう。
なので、無理してダイヤを作るとかえって得点が減るという事態になりかねない。
とはいえ、後半は意識しなくてもダイヤができたり、ろくにダイヤが作れなかったりもするのだが…。
ちなみに今のところ、自分の最高記録は811,100。他のレビュワーの人も正直、100万はいってないと思う…。
100万点突破すれば新しいご褒美CGでも出るんだろうけどなぁ…。

 《 赤松弥太郎 》  ハマリ度:8 グラフィック:9 サウンド:7

ハイスコア:883200
ぢぐじょぉぉぉぉ !

 Bランクを突破した皆さんなら、もうお気づきのことでしょう。
 BランクとAランクの間の、そしてAランクとSランクの間の高くて分厚い壁の存在に。
 私もまだCランクだった頃は、「パターン覚えれば楽勝な、ヌルいゲームなんじゃない ?」なんて思ってましたよ。
 甘い。甘すぎる。
 本作は、パターンを覚えた上で、臨機応変な判断を素速く下すことが要求されるのです。

 こんな私ですが、「Bランクを取ったばかり」程度の中級者をターゲットに、知っている限りの攻略法をまとめておこうと思います。
 これを踏み台に、ぜひSランクを目指していただければ、と思います。

◆まずは、基本事項の確認から。

落下モーション

◆ライン別攻略

 本作では、難度はラインによって決まります。(時間やスコアは多分関係ありません。)
 おおまかに50ずつに分けて、解説していきましょう。

ライン50

ライン0~50
 まず、最初の1ラインは確実にクリアできるようにしましょう。いきなりはねぶーがいても慌てないように。
 この地帯は基本的な定石通りの配置しか出てきません。ここで死んでしまうようなら、徹底的な訓練が必要です。ひげぶー3連、4連、ひげぶー+はねぶー等のパターンを体にしみこませてください。
 あえて1つだけ注意すると、3連はギリギリまで引け付けて消すことです。すぐ先にはぐれたはねぶーがいたら、ひげぶー×2+はねぶー・ひげぶーで消した方がおトクですからね。

 定石しか出てこない反面、運が悪いとひたすらムスラインが続くばかりという退屈なステージになることも多いです。その場合は、捨てゲーを検討してもいいかもしれません。
 目標としては、このあたりでCランク(=10万点)達成できるかどうか、といったところです。

ライン100

ライン50~100
 ここで、本作の特徴であるラリラインが登場し、難度が一気に高まります。
 くれぐれも突っ込まないようにしてください。一度るんばを止まらせて、安全を確保してから、ラインを読んで動かす、というプロセスを確実にこなしましょう。

 少しずつスクロールも早くなり、敵の出現間隔も短くなっていますが、逆に言うとここが稼ぎどころです。
 落ち着いて対処すれば、Bランク(=25万点)は確実に越えられるはずです。

ライン150

ライン100~150
 配置の種類が格段に増え、とっさの対応を迫られる場面も増えてきます。
 このあたりで、何も考えずに消すと、ダイヤが取れなくなる手筋が登場してきます。
 ←はそれの典型例で、ひげぶー同士・はねぶー同士で消してしまうと、どちらか2個のダイヤは絶対に取れない状況に陥ります。
 1組だけ消すように動かせばいい話ですが、とっさの時に対応できるかが問われるわけです。

 ここまで来ていれば、Aランクはもう目前です。
 残すはSランクにむけての長い長い旅だけです。

ライン200

ライン150~200
 スクロールのスピードに、そろそろ操作が追いつかなくなってきます。
 加えて、敵の配置も最高にいやらしく、

  • ラリラインの裏側にすぐはねぶー×2。動きがまるで読めない、だからといって敵が渡りきるのを待っていると圧死。
  • ムスラインの中にはねぶーとひげぶー。慎重に動かさないとすぐ接触→連鎖切れ、だからといってモタモタしてると圧死。

 といった具合。
 もう、何をどうしていいのかわからないような難度ですが、どうにかしないことには極楽にはたどり着けません。
 対処方法を体に覚え込ませるしか、方法はないのでしょう。あとは執念。

 しっかり稼げば、ここでSランク(=100万点)に到達するはずです。
 ここの攻略が、Sランクを獲得できるかの分かれ目になることでしょう。

 こんなところで、今の私に言えることはすべて伝えたはずです。
 これを糧に、一人でも多くの方がょぅι゛ょのはだkSランク獲得を達成してくれることを願っております。
 評点。

ハマリ度 : 8 / 10
 単純なルールながら、バリエーションに富んだステージ構成になっており、満足度は高い。
 原作システムの完成度に加え、オリジナル要素であるラリライン(ネーミングはともかく)非常にうまく緊張感を作りだしている。
 今はほとんどシステムむき出しで、コンプ要素はクリア画面だけの状況だが、次回作として予告されている「マジでだいやるんば !」にはマジで期待。
グラフィック : 9 / 10
 肝心のSランククリア画像、まだ見てないからなあ……。
 原画が漫画家さんだからだろうか、輪郭をはっきり出す絵柄で、若干画面がうるさく感じた。
 しかし全体で見ると、特に色相がプレイしやすく調整されており、好感が持てる。
サウンド : 7 / 10
 BGMが1曲、ループまでの間隔も短いため、続けて聞いていると飽きるのは否めない。
 しかしVGMとしての勘所は押さえてあるので、これも次回作に期待したいところ。

 さて、そろそろ私はプレイに戻りますよ。
 だって、フフッ……まだ見ぬ極楽浄土が、ボクを待ってますからね……フフッ。

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