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■ 囚人へのペル・エム・フル

作者 [ 八百 さま ]
ジャンル [ RPG ]
容量・圧縮形式 [ 4.74MB・自己解凍EXE ]
製作ツール [ RPGツクールDante98Ⅱ ]
必須ソフト [ D2win ]
ダウンロード ダウンロード先

(補足)
2005.04:DL先、作者様HPへのリンクを変更。
レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
ueha.jpg上橋 9 /10 10/10 8 /10 80/90 A
shifu.jpg士文文三 8 /10 9 /10 7 /10
ponpon.jpgponpon 10/10 10/10 9 /10

■イラスト:inochi.jpg命をふきこまれたもの

 《 上橋 》  ハマリ度:9 グラフィック:10 サウンド:8

恐怖RPG最高峰!

*濃ゲー日記の原稿を大幅に加筆修正

このサイトにいらっしゃる方で、デジタルファミ通の『インターネットコンテストパーク』の存在を知らない方は、おそらくいないだろうと思いますが、一応念のため説明させていただきますと、月刊でアマチュアゲームの賞金つきコンテストを開催しているサイトさんでして、兵(ツワモノ)が大勢集まっており、士気・レベル共に非常に高いことで有名です。下手な市販ソフトよりずっと面白い作品も、結構ゴロゴロとあります。
そんな猛者どもが集う、梁山泊のようなところの中で、その異常な完成度から歴代最高の賞金額を獲得しているのが、伝説のRPGツクール2000サンプルゲーム『Ⅲ』でも有名な、八百さんの『囚人へのペル・エム・フル』。
『ペル・エム・フル』がどうしても覚えられない方が続出していることで有名(拙者もその一人)なこのゲームですが、その怖さも有名で、コンパク恐怖ゲー史上、『コープス・パーティ』と並んで最恐と怖れられています。

内容は、マルチエンディングのRPG。選択をミスると、仲間が死に、それによって、ストーリー展開やエンディングが微妙に異なってきます。

ストーリーは、ピラミッドには”地下”があり、そこにはクフ王の墓があるという説を信じる、ピラミッド研究の世界的権威の教授のジジイ(吉村先生とは関係ありません)が、無断で内部を調査。雇いの鉱員を使って、ピラミッドを削ったり爆破したりしながら突き進んでいくと、なんと、本当に地下が見つかって、しかも、作りが明らかに、上より高度。狂喜したジジイは、この墓の謎を解明すべく、鉱員・助手とともに、奥に突き進むのですが、トラップに引っかかり、鉱員が即死。それでも何かに取りつかれたように、ジジイは先に進む決意を崩しません。
かといって、人員がなければ、本当に死にかねない。なにせ、全く得体の知れない状況です。下手に一歩進んで、そこで生きている保証すらないのですから、進むといっても、進めない。
そこでジジイが取った策は人柱の使用。なにも知らない日本人観光客をだまくらかしてつれてきて、「誰も知らないピラミッドの奥をお見せしよう」とか言いつつ、狂気のジジイと、主人公も含む人柱達は、未知の地下世界を、慎重に進んでいきます。

ほんの偶然ですら人が容易に死ぬ、想像を絶するピラミッド地下。
騙されてつれてこられた観光客は、その後、ジジイ達とともに、地下世界へと閉じ込められ、そこで朽ち果て、あるいは奇跡的に生き残り、死のふちで壮絶な人間模様を描いていきながら、奥へと進んでいきます。

徐々に明かされていく、ピラミッドの謎。交錯する怨念と思惑。そして、極限での死の三大恐怖を基調としながら、圧倒的な厚みでストーリーは展開し、そして、想像を超えた結末へと向かっていきます。

この肉厚すぎるストーリーを、練りこまれたシステムと迫力ある音楽が支え、さらに、フリーソフト史上最美級のグラフィック(↓)が、怪しい地下世界を演出します。
もう異常なまでのゴージャスさです。

■PC-98以外のWINDOWSマシンをお使いの方は、Dante98/Dante98Ⅱプレーヤー『D2win』が必要です。作者の中尾君氏のサイトで入手をお願いします。

 《 士文文三 》  ハマリ度:8 グラフィック:9 サウンド:7

『ボラ! ホラ! ホラー!』

ホラーというのは理不尽なもので、大体は訳の分からないうちに事件に巻き込まれて、
ヒジョーにやばい目にあってしまいますよね。

さて、今回のレビューソフトは、そんな素敵なホラー系のゲームです。
タイトルは「囚人へのペル・エム・フル」

このゲームの最大の特徴は、「行動選択システム」とでもいうものでしょう。
これは、いわいるアドベンチャーゲームによく見られるもので、何か対象となるものに対し様々な行動をして、ゲームを進めていくというものです。
例えば、邪魔なものを「取る」ことによって、道が開けたり、「かがむ」ことによって、狭い通路を通ったり、ということです。
このように書くと、なにやら面倒臭そうな印象がありますが、たいして面倒臭いものではありません。
プレイ時間もたいしたことはないので、気楽にサクッとやってみましょう。

 《 ponpon 》  ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:9

倫が可愛くて可哀想で不憫で

囚人へのペル・エム・フルがどれほど素晴らしいゲームなのかというのは
上橋さんがこれ以上ないほど詳しく情熱的に語ってくださると思いますので
私は囚人へのペル・エム・フルの楽しみ方でも書こうと思います。

このゲームは主人公が取った行動の如何によって仲間が最大7名死亡します。
仲間が死亡することによってイベントやラストなどが変わってくるので
全員生還エンディング(一部除く)と全員死亡エンディング(一部除く)は見ていただきたいですね。

ゲーム終了時に寧が生存していればカフェ(音楽ルーム)に行けます。
その時、主人公がMP7あればコマンド・・・使ってみてくださいね。(w

さて。
7名の生存方法、死亡方法は以下の通りです。

倫  生存(倫の言った壁の前でかがむコマンド)
   死(無視して階段を降りる)

満  生存(ガス室に戻る)
   死(放って進む)

早織 生存(行方不明後、戻って写真を取り、進む)
   死(放って進む)

音樹 生存(天井が落ちてきた時に丸太を使って戦闘勝利)
   死(見殺しにする)

壮司 生存(地面に絵が描かれているところで見上げるコマンド、戦闘勝利)
   死(放って進む)

葉子 生存(イベント戦闘時に取るコマンド)
   死(戦闘敗北)

寧  生存(正解の棺を開ける。正解の棺はランダム)
   死(棺を間違う)

・・・以上。

未プレイの方、囚人へのペル・エム・フルを思う存分楽しんでください。
プレイ経験ありの方も何度でも何度でもプレイを。

嗚呼、囚人へのペル・エム・フルに栄光あれ!

 《 命をふきこまれたもの 》  (イラスト)

syuperu.jpg

■工事中に表示していた、ぷりち~な工事中ラバボーもお楽しみ下さい。

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