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■ コレクトレット

コレクトレット
作者 [ 風波パラ さま ]
ジャンル [ 経営SLG+探索RPG ]
容量・圧縮形式 [ 220MB・ZIP, ブラウザゲーム ]
製作ツール [ RPGツクールMV ]
言語 [ 日本語 ]
備考 [ RPGアツマールでもプレイ可能 ]
配布元 ダウンロード先

コレクトレット コレクトレット コレクトレット コレクトレット コレクトレット

レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
ES 8 /10 8 /10 8 /10 47/60 B
赤松弥太郎 7 /10 8 /10 8 /10

 《 ES 》  ハマリ度:8 グラフィック:8 サウンド:8

経営は日進月歩。ただし、歩みを止めるな。

今回のイチオシ「コレクトレット」は、便宜上経営シミュレーションに分類していますが、RPG面も重要な位置を占める作品です。ただし、SLGとRPGの割合となると、明確な答えを出せない作品でもあります。
ゲーム内の重要性としては、SLGとRPGで半々というところですが、ストーリー上のフラグは圧倒的にRPGシーンの方が多いのです。一定日数経過時に湧き出す「各階層のボス」を倒すためには、RPGシーンで戦い、RPGシーンでコレット達のレベルを上げる必要があります。
ただし、各階層のボスは「出現から更に一定日数が経つと、他の冒険者が倒してくれる」仕様になっています。RPGシーンとなる「探索」「ボス」を一切実行せず、経営シーンだけに集中しても、ストーリークリアは可能なのです。
その分、RPGシーンの報酬は経営シーンでは手に入らない物ばかりです。経営シーンだけだとなかなか手に入らない魔法の武具を作るための素材や「アダマンタイト」などの高級素材は、コレット達自ら危険と立ち向かえば序盤から手に入る素材なのです。また、コレット達のレベルもRPGシーンの戦闘でしか上昇しません。「戦闘」レベルなのですから、経営シーンで成長するわけがないのです。
それならば、経営シーンは重要ではないのか? いいえ、重要にして必須です。1つは資金稼ぎのため、1つは装備を整えるため、そして重大な1つはお客様の「総合力」を高めるために。
経営シーンで一番重要なのは、お客様の「総合力」を高めることなのです。総合力を高めれば、高い装備を売却して資金力が高まりますし、強力なレア装備を持ち込んでくれることでコレット達の実力も高まります。そして、ボス戦での助力も強力になります。

本作の各種システムは1つ1つが繋がりながら成り立っています。客を育てれば資金を稼ぎやすくなり、資金で施設を強化すれば新しい素材がより多く手に入り、新しい素材で装備を作ってコレット達やお客様の強化…。色々な展開が待ち受けています。
ただ、問題はその多数のシーンを扱うのが、RPGツクールMVのデフォルト画面だということです。正直言って、RPGツクールのデフォルトの売買画面は、大量のアイテムを扱う「コレクトレット」の経営シーンで使うには不便さが目立ちます。
アイテムのソート・絞り込み機能が無いため、作成画面の上部にある「グローブ」と「盾」ばっかり作りがちです。お客様に売るだけなら、装備の種類は問わずに「総合力×一定倍率(一定倍率はネタバレに当たるため、ゲーム内チュートリアルで見てください)」で良いのですが、コレット達に装備させるとなると、装備の種類は大きな問題となります。

同じ素材の装備でも、種類によって上がるステータスや追加効果が大きく変わるのです。同じ体装備でも鎧はHP・DEF(物理防御力)中心で、ローブはREG(魔法防御力)が大きく上がります。各キャラのステータス傾向に合わせて、装備させる武具の選択が必要になるのです。
また、スキルによっても装備の選択は重要になります。ティアル以外の3人は、正直言って魔法の腕前は低く、魔力で効果の変わらない回復・強化魔法か、武器技を覚えることになります。問題は、武器技は装備する武器に合わせないと使えない点。しかも武器の種類は、グローブ・爪・短剣・長剣・大剣・刀・斧・メイス・鞭・槍・杖・弓矢・鎌・銃の14種類。意地悪なまでに豊富です。
まあ、「コレット達に装備させる武器はお客様が持ち込んだレア装備」「全員が全スキルを覚えられる」「スキルの購入費は一律2,000Gと安価」という点から、「装備に合わせてスキルを覚える」のが安牌となります。
また、「FDボックス」を購入しない限り、売却用の装備とパーティ用の装備を区分けできない点にもご注意を。お客様が持ち込んだレア装備もまた、別のお客様に売却できるのです。
本作もRPGツクール作品の例に漏れず、単純なステータス上昇値よりも属性や状態異常の耐性が重要になります。特定属性が強力なボスに対し、その属性の耐性を持つ装備を確保しておけば戦闘が楽になります。そういう武器はお客様にうっかり売り渡さないようにFDボックスに保存しておきましょう。

経営シーンで注意すべきもう一つの点は、「購入する」コマンドの使い方です。「お客様が持ち込んだレア装備を買い取る」時のみに使用するコマンドと思われがちですが、実はもう一つ重要な使い方があります。「売却しすぎて、このままだと売買が不成立となる」際のキャンセルとしての使い方です。「購入する」画面には、「売却する」で売りつけた装備品も表示されます。それを「購入」することだけが、売却額を減らす方法なのです。
売却額を減らす方法、実はチュートリアルで何一つ説明してくれません。自分で気づく以外、売却額がボーダーを越えて売買不成立となるのを指をくわえてみていることしかできないのです。
また、お客様が装備品を売りに来た場合、売却額の限度は「買取額+(総合力×一定倍率)」なのか「変わらず(総合力×一定倍率)=購入した分だけ売却限度は減る」なのかも説明してくれません。本作は(タイムアタックをする場合)売買不成立のペナルティが厳しいので、私は(売却額+購入額)が総合力ボーダーラインに収まるようにして攻略していました。
このように、本作にはかなりの初見殺し…というか、分かりづらい点が多くあります。エンディングを見るだけなら日数制限はありませんが、「より良いエンディング」を見るとなると途端にこの分かりづらいシステムが妨害してきます。売買不成立によるペナルティ、レベル不足・耐性不足による全滅、様々な危険性が本作には眠っています。
そのためにも、ゲーム内で提示している情報は、余すところなく把握してください。購入ボーダーラインの「総合力にかかる一定倍率」も、意地を張らずに閲覧してください。本作の売買不成立は、「次に来店するまでお客様の総合力が上がらない」「資金が手に入らない」という最初の一歩が崩壊する、とんでもなく重いペナルティなのです。

 《 赤松弥太郎 》  ハマリ度:7 グラフィック:8 サウンド:8

If you can hear behind me now, it's what they call blue death.

 本作はクリアするだけなら誰でもできます。
 維持費がマイナスになれば破産することもないし、戦闘しなければ全滅することもありません。
 こうなれば、戦闘は他の人に任せ、自分たちはぬくぬくと装備を売り捌いて暮らそう……というのが、当初のコレットの目論見だったはずです。

 しかしそのプレイスタイル、実際やると全っ然面白くないので論外なんですよ。
 店舗経営はかなり早い段階で頭打ち感が出てしまい、それだけやっているのは退屈になってきます。
 なので、暇つぶしがてら洞窟に潜ってみる。ボスに挑んでみる。
 ところが、ボスは状態異常も攻撃も激しいし、洞窟に潜ってもなかなかレベルは上がらないし……初見では戸惑うこと必至です。
 楽しもうとすると途端に難しくなるのが、本作の興味深い特徴ですね。

 ただまあ、カラクリに気付いてしまえば、そんなに複雑な答えではないのですが。
 突き詰めれば、だいたい誰でもこれから書く攻略法に行き着くと思います。
 レビューの前提でもあるので、ボクのプレイスタイル、すなわち1週目40日で4ボス全部4人で倒すプランを書いていきます。
 攻略情報として、詰まってしまう方の参考にもなるようにしますので、どうしても突破口が見つからない方はネタバレ表示してください。
 40日でAエンドを迎えておくと、エンディング後の実績ボーナスでかなり楽になるので、狙っておくに越したことはありません。
 この実績を取るチャンスは1周回に1回だけですし、そうそう手軽に2週目に入れないようになっているので、1週目で目指すといいと思います。

◆ボクの実プレイの軌跡

まず鍛造で作れる装備は実績解放がてら、全部売値を調べておくか。維持費をマイナスにしたままガンガン設備投資するぞ。

エンチャントした方が儲かるんだな。エンチャント装備で対策して、第一層ボスも15日目でレベル1討伐完了。

でも第2層のボスは状態異常が……対策はある程度諦めるしかないな。ダメージもきつい。
レベルはなかなか上がらないし、店舗経営も、1日あたりの需要が供給を上回ってるし。行き詰まったかな……

レベルを上げて物理で殴ればいい

38日目でクリア完了。

◆レベルを上げて物理で殴ればいい

 本作攻略の基本であり極意。スタートラインにして目指すべきゴールへの道しるべ。
 普通にプレイしていると、洞窟探索をしてもなかなかレベルが上がらず、飽きてきた頃にボスと戦っても強すぎて歯が立たない、という負のループにハマりがちです。
 しかし、経験値を増やす方法がありまして。
 銀5個から鍛造できる「銀のタロット」に、経験値を3倍にした上、デメリットゼロという恐ろしい効果がついています。
 それだけでも凄まじいのですが、さらに、鞭の2つ目の特技「グローウィップ」に、これまた経験値を3倍にするバフ効果があります。

 3倍と、3倍。多分効果は同じだから、2つ同時に使っても重複しないだろうな、と思うじゃないですか。
 重複するんだな、これが。
 3倍×3倍で驚きの900%の経験値が稼げる、となれば、使わない理由がどこにもありませんよね。
 1回戦うごとにレベルがポコポコっと3つ4つ上がるのは、それだけで快感です。
 成長の鈍いコレット達でも、ここまでブーストが掛かると洒落になりません。
 ボスに対しても、状態異常耐性などある程度無視して、レベル差で殴れるようになってきます。

 なんでこんなテクニックが許容されているのか、については思うところがあるので、評点で触れるとして。
 このテクニックの存在を前提として、話を進めていきます。

◆オープニングは毎回見る

 よって序盤は、銀のタロット4枚を造るため、シルバー20個を貯めることが第一目標です。
 そのための設備投資、そして回復魔法と最低限の特技を覚えるための資金を稼ぐことが必要になります。

 特に複数回プレイしている人は見落としがちですが、オープニングの選択肢では必ず「ストーリーを見る」を選んでください。
 1日目開始時、支度品として総額19,000G相当の装備が手に入るイベントが発生しますが、オープニングをスキップすると不発になります。
 その場合、オープニングボーナスはなめし革10枚と3000G以外は手に入りません。
 チュートリアルはメリットがないのでスキップするとしても、連打で1分半程かかる、ストーリー薄めの本作にしては長いオープニングではあります。
 しかし、序盤で20000G近くを稼ぐのは、かなり大変です。
 装備品を売ることで来店者の総合力も上がるのですから、その差はとても大きいと言えます。

 なお、「革のドレス」だけは残しておくと良いでしょう。
 エンチャントでさらなる高値が付きますから。

◆総合力が100を上回ったらエンチャント解禁

 ボクはクリア前から、装備品コンプリートを意識して、鍛造品は図鑑を埋めるように造ってきました。
 もう1つの理由として、本作は売値が図鑑に載ってないし、攻略サイトにも記載がありません。なので自分でメモするしかなかったんです。
 最初から最高値の装備がわかっていれば、実績解除はクリア後の楽しみに回して、最高値の装備ばかり造ったはずです。

 皆さんには同じ轍を踏んでほしくないので、素材あたりの最高値鍛造品一覧を公開しますね。

素材売値装備品
なめし革(エンチャントなし)480G皮の盾、革の帽子、革のドレス、革の鎧、革靴
なめし革(エンチャントあり)3000G各種ローブ
木材480Gウッドシールド
カッパー480G銅の大剣、銅の斧
ブロンズ840G青銅の籠手
鉄鉱石(エンチャントなし)1080G鉄の盾、ティアラ
鉄鉱石(エンチャントあり)3800Gソウルセイバー、骨喰、必殺の弓矢
鋼鉄1260G鋼鉄の盾、ガントレット、鋼鉄の兜
シルバー1680G白銀の籠手、銀の髪飾り、シルバーヘルム、白のローブ
ゴールド2200G黄金の鎧
プラチナ2400Gプラチナソード
ミスリル2600Gミスリルアックス、ミスリルボウ、ミスリルシューター
ダイヤモンド3840Gサムライブレード
クリスタル4000G水晶の魔道銃
アダマンタイト5200Gアダマンエッジ、アダマンの大鎌、アダマンアーマー

 こうして見れば、エンチャントは戦闘面だけではなく、経営面でも非常に効果的だとわかります。
 エンチャント用アイテムの購入価格は1500Gですから、差し引きで考えると、なめし革はシルバー相当、鉄鉱石はゴールド・プラチナ相当の価値となります。
 加えて言うなら、売却価格が上がるということは、その分来店者の総合力が上がるということですから、差引金額以上の効果があります。

 チュートリアルでも説明がありますが、来店者が出してくれる上限額は、総合力の36倍~66倍です。
 上限額以内であれば、どんな装備でも、たとえ重複があろうとも、文句を言わずに買ってくれる、そういうシステムです。
 つまり、エンチャント装備を確実に買ってくれるのは、総合力が100を越えたあたり、ということ。
 大方の来店者の総合力が100を上回ってきたら、「エレメンタリズム」を迷わず解放すると良いでしょう。確実な黒字が見込めます。

 なお、ティアルのさらなるアイディアが実現するのは、クリア後になります。今は気にしなくてOKです。

◆武器の選定

 さて、上記の9倍経験値でレベル上げをすれば、来店者の必死のサポート空しく壊滅してしまうような、お荷物状態からは脱却できます。
 しかし、Aエンド、全4ボスを4人だけで倒すとなれば、装備やスキルの構成も大切です。
 限られた期限で、来店者が持ち込む装備に頼らず、ダメージを通さなければなりません。
 余計なスキルを覚える余地はないのです。

 まず、武器について。
 ザコ戦で1人は鞭担当になっているはずですが、ボス戦でも鞭はヤバい。
 特技の3つ目、TP100消費の「激励の鞭打ち」が、味方全体に2ターン2回行動 + TP上昇を付与という、これまた凄まじい効果です。
 何がまずいって、全体回復魔法1回でTPが20稼げるので、鞭を打った後の2ターン以内に余裕でTP100溜まる、というところ。
 効果が味方全体に及ぶため、鞭役は回復だけし続けていればいいのです。

 残る3人がダメージソースを担うのですが、本作は武器の種類によってダメージ計算式がすべて異なるというこだわりがあります。
 中でも強力なのは、やはりでしょうか。
 ある程度敵の防御を無視する計算式のため、他の武器ではダメージが通らない相手でもダメージが通るので、短期攻略で格上相手と戦っていくのにマッチしています。
 さらに、特技その1、TP10消費の「デュアルクロー」が、単純にして強力です。
 爪も鞭も、来店者の持ち込みが少ないという難点はありますが、鍛造品最強のアダマンクローとエンチャント鞭で十分クリアまで戦えます。

 他の武器はあまりやり込んでいないので、正直よくわからないのですが。
 刀にもダメージ最低保証がついているし、TP100消費の特技がヤバそうですね。
 逆に長剣や鎚などの、自分のステータスに強く依存する武器は、格上相手との戦いでは厳しいでしょう。

◆レベルを上げてHPでガードすればいい

 攻撃の次は防御、ですが……。
 第1層のボスは、炎と麻痺だけに気をつければ良いので、エンチャント装備で十分対応できます。問題はそれ以降です。
 他のボスは、警戒するべき状態異常が複数あり、エンチャントアクセサリ以外に耐性が付けられない鍛造品だと、対応が無理になります。
 ここは、1つだけ絶対に防ぎたい状態異常を決めて、アクセサリで耐性を付けるようにするしかなさそうです。

 改めてボクのプレイを振り返ります。  第1層時点では、お店の経営が忙しくて、レベルを上げている暇なんてなかったので、レベル1で挑みました。
 全員に防痺のリングと爆炎の兜、クリスタルの鎧を装備して挑めば、怖いところの無い敵でした。武器選択が最大の山場だったと思います。
 しかし第2層のボスは、さすがにレベル1と鍛造品装備では無理だと悟らされました。
 それと同じ時期に、経営も暇になっちゃったんですよね。

 本作の成長曲線を考えれば、その理由はすぐにわかります。
 来店者に装備を売ると、売った金額に応じて総合力が上がります。つまり指数関数的に伸びます。
 設備投資は、前回の金額×1.1倍の金額になります。つまり指数関数的に伸びます。
 ところが、設備投資によって採取できる素材は、線形関数的にしか伸びません。
 ドリームコンバータをアップグレードするまでの段階では、上位素材が採れるようになるのでごまかせるんですが、その後が続きません。
 やがて来店者の総合力がことごとく上がり、需要が供給を追い越し、2日に1度店を開けばすべての鍛造品が売れるようになり、それが3日に1度、4日に1度と伸びていくのです。

 この時期が一番キツかった。
 低レベルではボスはおろか、第2層最強のザコ・デザートキングにすら安定して勝てませんでしたから。
 なかなかレベルは上がらないし、何をやっても手詰まり感があったところで、例の経験値9倍技を見つけた、と。
 これはスカッとしました。

 なお、経験値9倍技を使ってなお、40日クリアはヌルゲーではなかったことは強調しておきたいです。
 結果として、状態異常やダメージをどう回復していくか、なかなかに楽しいバランスになったのではないかと思ってます。

 一度クリアすれば、期限に追われることもありません。
 あとはひたすらレベルを上げたり、メチャクチャな強敵に挑戦したり、持ち込み品を収集して実績を稼いだり、2週目に突入して、取りこぼした実績を取りに行ったり。
 楽しいのは楽しいのですが、アツマールに似た傾向のゲームはいくらでもあるんですよね。

 本作の特筆性は、経営SLGとRPGを掛け合わせるというコンセプトにあります。
 その観点で見ると、評点は、やはり辛くなっちゃいますかねぇ。

ハマリ度 : 7 / 10
 ストーリー、そしてなかなかステータスが上がらない本来のバランスを見るに、当初はより経営SLGに主軸を置きたかったのではないか。
 しかし、RPGが主軸の現状では、主人公の非力設定や成長の悪さが、単純にストレス要素でしかなくなってしまっている。
 これを解消するために、経験値9倍という極端な方法を容認している、とすれば、とても不十分であるとは言え、ゲームを活かすための措置として理解はできる。
 経緯はどうあれ、このバランスは単純に初見殺しなだけで、最初から経験値設定を上げておけば問題なかったのに、という指摘は免れない。

 2週目の条件も初見殺しだったり、最初の周回では引き継げるものがほとんど無かったりと、俺TUEEEを避ける方向性がはっきり見て取れる。
 それ自体は問題ないのだが、結局はステータス上げや実績解放に楽しみが集中しているため、出し渋りに見えてしまうのが問題。
グラフィック : 8 / 10
 とても見慣れたゆうひな素材。MVにキャラグラの解像度が合っていないのは仕方ない。絵師募集中ですって。
 UIやマップデザインには大きな不満は無いが、来店者の名前は売買画面のどこかに書いてほしかった。
サウンド : 8 / 10
 これぞ、というものは無いにしろ、安定感のある選曲。店舗BGMはランダムだが、固定できるオプションもある。
 自由選曲があれば、なお良かった。

 RPGと経営SLGというのは、割と既視感のある組み合わせですが、さじ加減によってずいぶんプレイ感が変わってきます。
 迷走していると思える部分もありましたが、本作もそうした可能性のひとつを、見せてくれたと思います。

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