■ 3M -Marionettes manipulate the marionette #Define
作者 [ はいぺりよん さま ] ジャンル [ 18禁美少女絶体絶命阿鼻叫喚学園ラブコメサイコホラーAVG ] 価格 [ 1,995円 (通常版、ディレクターズカット版)] 製作ツール [ YU-RIS ] 容量・圧縮形式(DL版) [ 647MB・ZIP ] 備考 [ 販売価格:1,995円(税込)・Web体験版あり ] 入手先 [ 作者サイトをご覧下さい ]
《 DECOすけ野郎 》
アナタは人間ですか?それとも、操り人形ですか?衝撃の問題作!
初のシェアウェアゲームレビューです。DECOすけ野郎です。
泣きゲーならぬ亡きゲー・・・
やるしかない!いつ殺るの!今でしょ!
誰ですかあんたは
モテない男どもにエッティーな学園イベントを!
またあんたかよ!「DOKI★DOKI ラブパニック」
のエロゲゴッド!
久々の復帰です。というわけで「3M - Marionettes manipulates Marionette」です。
HはHなゲームでも・・・HELLの方だがなぁーっ!
えー、中の人からのお願いです。今までそれなりに危険なブツを紹介してきたわけですが、今回のは結構エグいです。危ないです。
そういうのが苦手な方にはそもそも向いていないですし、
興味本位で手を出して後悔した所でどうなったとしても、こちらとしても責任は取れかねます。
あらかじめご了承ください。
通常編とディレクターズカット版、合計二種類あります。
ストーリー上の変化はありませんが、
などの特典があるそうです。なお、オンラインDLのものはすべて通常編、ディレクターズカット版はパッケージ版のみとなります。
(ちなみに、このレビューは通常版をベースにしています)
ところで、この◯◯◯◯シーンって何かしら
いや、わかっているけど言いたくないんですよ。アレなもんなんで。
個人的に言うと、実家に住んでいるものなんでパッケージ版は危険なんですよ。
自室の隠し場所に置いたとしても、万が一何かがあったら・・・。
うん、発見されたら家族会議ものじゃないのかしら。あるいは隔離されるとか。
さて、いきなり話が始まったわけですが、どうやら未来が舞台なのでしょうか。
月に行く飛行機?だかなんだか知りませんが『私』がこれに乗るそうです。
どうやら、過去に「救えなかったある人」に対するトラウマを抱いているみたいね。
どうやら、月世界についたみたいですね。これから、どういうSFサスペンスが・・・ってええ!
どうなるんだよ、これ!初っ端からこれですか。
亡き度で言ったらまだ10くらいですけど。
低すぎるわ!
シナリオは2つ選択可能なのですが、一応美里雨→舞夏編で進めていく
ことを個人的に推奨しています。
3年前。久慈真太の目の前で、両親は事故死した。
現在は、橋爪家に引き取られ、事故の保険金で一人暮らしをしている。
毎朝のシャワー時、必ずその事故のフラッシュバックが起こるため
橋爪家の一人娘、美里雨が彼の家に迎えに着ていていた。
フラッシュバックを除いてはすべてが平穏に戻ろうとしていたのだが・・・。
我々はどちら側の人間なのだろうか?
殺す側?殺される側?
――――無論、殺す側であらねばならぬ。
生と死の宴の先にあるものはいったい何なのか?
それを我々は確かめねばならない。
さあ・・・選ぶのだ、曇りなき真理を得るために――――
ギャルゲーにありがちなシチュエーションね。
・・・どこがですか!
うるさいわねー、こっちだって色々あるんだから、こういうスカッとするものも無いと。
ところで、この選択肢のしゃもじって何かしら。選んでみましょう。
あら、ゲームオーバーですか。コミカルなSDグラフィックね。
それ以外の2つを選べと?・・・おい!何だこれは!
ダンプカーに轢かれるか、タンクローリーに轢かれるかくらいの差はあるわね
例えがわからねえよ!
このシーンがマシだと思うくらい、あとはもっとヒドくなる一方だからね?
もう泣いていいですかね・・・?
というわけで、殺人鬼視点(下のテキストボックスが無くなり、全画面横文字になる)から日常視点と代わる代わる入れ替わって、事件が主人公にどんどん近づいていくわけよ。
もう何をやっているのかわからなくなってきたな。というか、殺人鬼怖すぎるだろ、これ
あれだけのゲームをやっていて、そんなに怖いものなの。
イヤすぎるわ!あんなもんが目の前にいたら何も出来ねえよ!
あんたは多分殺しの対象にはならないから、大丈夫なんじゃないのかな。
凡庸な日常を過ごしてきた彼らは、公園でふとちょっと頭がアレな市川君と出会うわけよ。
どう見ても、あのゲームで主人公がよくヒロインと会話していた公園じゃないすか。
森林も、あの人が追手に追われている箇所の
あーはいはい。ADVゲームに、背景かぶりはつきものなのよ。こういうアレは、普通のギャルゲーだと主人公の悪友として抱き合わせ商法で押し付けられてくる確率が非常に高いのだけれども、このゲームは無論そういうことは無いのよ。
「どう見ても怪しんでくれ」とでも言いたい市川君。
この人が転入していて自体は一気に悪化、そして・・・
う、うわぁ。これは。
↓(数分後)
まさしくハートフル!痙攣するほどキュンキュン来ていますよ!
↓(数分後)
う、うわぁぁ!ぎぃぃぃぃ!あ"あ"っ!う"ぇぇ!お"う"っっ
あ、もうダメですごめんなさい。心が折れそうです
・・・無視して進めるけど、この話、前後編で言うと前編なので、多くの謎を残して終わるのよね。
個人的に、もっとじっくり見たかったエロシーンが、いきなり事後で終わっていたことが不満だったわね。
いや、アレはある意味しょうがないのでは。
年下の薄幸な男の子と、要求不満な年上看護婦の激しくも切ない情事!これはもう見るっきゃあないでしょう!
完全にあなたの趣味じゃないですか!
バス通学をしている久慈真太は、高飛車なお嬢様菊城舞夏と出会う。いろいろあって、彼女から「誰かに付けられているので、守ってくれるナイトになってほしい」と言われた真太。
しぶしぶ承諾するも、主人公は菊城の隠された部分を知っていき、やがては親密な仲となる。
一方、町では男児を狙った連続猟奇殺人事件が発生していた。
真太の悪夢に時折出てくる現象と共通点があるのかろうか?持病のナルコレプシーと何らかの関連性があるのでは?
しかし、彼は誰にもそれを相談できなかった。
次第に、彼の「ドス黒い欲望」は日々肥大していき、やがてクリスマスにすべてが・・・。
止まらない惨劇、繰り返される悪夢。
終わりはどこにあるのだろうか?
――――これも、所詮は茶番に過ぎないのか。
最初からすべて決められていたことなのか?
さあ、すべてを見届けるのだ。
曇りなき真理を得るために――――
うーんこの市川という畜生。
もはや畜生どころではないんですが。
というか、もう(まとな人物が誰ひとりとして)ないじゃん・・・。
美里雨編でも相当にぶっ壊れていたけど、このシナリオもかなりぶっ壊れているわね。
所詮は手の上で踊らされていた、ただの操り人形に過ぎなかったのか。
救いもクソもないわけですが、、そういう話ですからね。
狂った話は大好きではあるけれども、ここまで全員ぶっ壊れているのはスゴいんじゃないのかしら。
さて、このシナリオでもやはり、多くの謎が残されています。
2つのシナリオをクリアしても、開放されるのは音楽・CG・回想シーンですからね。
エピローグも特にナシ。謎は謎として残っているわけよ。
ココらへんは後編で明かされることを期待していわね。で、どうだった?
登場人物、全員ロクでもなさすぎだろ!
えげつないっすね。今まで紹介してきたものと比較しても、相当にえげつない。
グロ描写というものは、ホラー映画とか観ていてもよく分かることなんですが
「やり過ぎるとリアリティが薄れてギャグになってしまう」
「パターン化されてしまうと、お約束になってそれほど怖くなくなる」
ということがあります。
例えば「ファイナル・デスティネーション」シリーズ。
あれは「死を予知したところで、結局死ぬことから逃れられない」というコンセプトのホラー映画だったはずなのですが、シリーズが進むにつれ
「こいつら、別にどうなってもいいか」
「次はどうやって斬新な方法で死ぬのか」
というロクでもない見方をするようになってしまったわけですよ。
某番組で放送した時は「地獄のピタゴラスイッチ、決定BAAAAAANG!」と煽っていましたし、
完全に新喜劇か何か?という扱いでしたね。
ああ、また肉片がひとつ増えたのかくらいの感覚で観ていたわけですからね。
・・・また話が脱線してしまったわけですが、何を言いたいかというと
このゲームの描写は心を直接えぐりにくるわけです。
肉体的にも精神的にも。なぶられ続けてどうなってしまうのか、というくらいえぐってくる。
で、この作品が秀作なのはゴア、人体破壊だけのショッキングさだけではなくストーリーテリングの巧みさ、サスペンス要素もすごくよく出来ているという所ですね。
そういうものが苦手でなければ、万人に推奨したいところなんですが。
とりあえず、後編が出たらまた続きを書く予定でいます。
しかし、このファミレス、労働基準監督署が入らないのかしらね?
もう問題はそれどころじゃなくなっているよ!
TO BE CONTINUED...(つづく)