■ 投稿レビュー その他 13 | ||||
Sword Finger R | 鏡のマジョリティア | 不思議な世界の観光日記 | ソリアの秘宝 |
レビュワー [ TETSU ] ジャンル [ タイピングRPG ] 作者 [ TETSU さま ] 容量・圧縮形式 [ 64.5MB・ZIP, ブラウザゲーム ] 製作ツール [ WWS.js ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ ダウンロード版は、「index.html」をブラウザで開いてプレイする ] 配布元 自称最強のタイピングRPG『Soword Finger』20周年記念作品
(前作を知らなくても楽しめます)。タイピングゲームというだけでプレイしないのはもったいない!!
タイピングだからこそ出来る事をめいっぱい詰め込みました!!「1文字入力ごとにリアクション」
「ダメージ毎に敵の攻撃力減少。弱い攻撃は弾ける」
「敵は速く倒すほどたくさんGOLDを落とす」
「全ての操作がホームポジションを崩さずにできる(名前入力を除く)」
「難易度は初心者向けから上級者向けまであります」クリア後、自由な設定で戦闘が出来る「フリーバトルモード」が
解禁されます。注1)「ブラウザ版は動作が重いと予測」されるので、気に入ってくれた方は「ダウンロード版をDL」してくれると嬉しいです。
注2)OPで入力した名前が反映されない等、細かいバグが幾つかあります。
管理人コメント前作「Sword Finger V2」が紹介されたのは14年半前。その時も、作者・TETSU氏の自薦でした。
「右手のIJKLで移動・左手のFでキャンセル/メニュー・Spaceで決定」と言うホームポジションを崩さない操作系統、「EXPを満タンまで溜めた後、街に戻らないとレベルアップできない」などの特殊なシステムも、「Sword Finger V2」時代から受け継がれています。
「Sword Finger V2」時に指摘した「回復アイテムが1つずつしか所持できない」問題は解消されているものの、まだまだバグが多い状態です。特に、「隊列メニューで入れ替えても、HP, EXPの表示が入れ替え前の状態になっている」など致命的なバグが序盤から目立ちます。
また、本作では「街メニューの『キー設定・その他』で設定を変更しないと、戦闘中にアイテムが使えない」仕様がゲームページを見ないと分かりません。あまつさえ「3人のうち誰で戦う=EXPを与えるかの選択(ターン開始前にJ/Lで選択)」「ターン開始前画面でASDFにセットされている(と思われる)魔法の使い方や効果(『ターン終了時に溜め撃ち』としか書いておらず、具体的な発動タイミングが表示されない)」などの重要な説明は何処にもありません。
その上でホームページのメニューも分かりづらく、初見でダウンロードページに行けません。
※ 画面左上のキーボードアイコンで各ゲームのページに移動、その上で「夢現」「Plicy」などと左上に小さく書かれた箇所がダウンロードサイトへのリンクです。
あまりにも「出だしでつまづく」要素が多く、それが「Sword Finger V2」から続く作者自身が自虐せざるを得ない状況になっていると思うと、あまりにも「もったいない」作品です。
↑ページ先頭へ / <【ETC】INDEXへ / <<トップページへ
レビュワー [ SSS ] ジャンル [ 暗中模索カードゲーム ] 作者 [ パルソニック さま ] 容量・圧縮形式 [ 82.8MB・ZIP ] 製作ツール [ Godot Engine ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 推奨年齢:12歳以上(言語能力が必要) ] 配布元 本ゲームは一般的な二人対戦のトレーディングカードゲームを基調としたゲームである。
ゲーム開始時にそれぞれが自分の山札からカードを5枚引き手札とし、
ターン毎に出せるコスト源からコストを支払い、戦う駒を出したり戦況に影響を及ぼせる呪文を行使する。
そして対戦相手を倒せば勝ちである。これだけならよくあるTCGライクだが、このゲームはそれにひねりが加えてある。
ルールや用語などを、自分で調べていかなければいけない。ゲーム中のカードテキストはもとより、作中のキャラクターも専門用語混じりで話すため、
プレイヤーはそれを解読し、理解しなければいけない。
初戦は暗中模索でやっても勝てる導線があるので、そこから用語の内容を推察して辞書を埋め、
その後も対戦を進めながら用語を埋めていく事になる。ある程度ルールの把握が進んだ中盤以降は、このゲームの様相は変わってくる。
プレイヤーのカードプールは特定の段階で増える5枚のみで、他のTCGゲームのようにデッキを強化できない。
そしてもちろん、あなたの対戦相手はゲームを進めるごとにどんどん強くなっていく。
端的に言えば、プレイヤーが決して使用できない強力なカードをバシバシ使ってくるのだ。プレイヤーはこれに対抗するための二つの力を得る事になる。
一つはリトライで、負けた時に対戦開始前まで時間を巻き戻してやり直せる。
敵の山札の並びや行動計画は常に同じなので、勝つまで試行錯誤すればいつかは勝てるという事。
一つは積み込みで、特定の手順で山札のカードの並びを好きなように操作できるようになる。
そのため、理想の手札がくるまでやり直す必要は無く、常にプレイヤーが考えた最高の手札を持てる。つまり、一回調査のために戦って負けて相手のデッキ(と新しい用語)を調べたのち、相手の行動をガンメタするようにデッキを組み替えて勝つ、というムーブをすることになる。
ストーリーラインはあえて説明しないが、この制限と力をうまく理由づけるものになっている。
なかなか独特の面白さを持つゲームだが、基本的に負けて下調べしないと先に進めないゲームデザインなのは人を選ぶかもしれない。
ただ創意工夫の先の突破は達成感があり、試行錯誤が好きな人にはお勧めできるゲームだ。
管理人コメント初っ端から「用語一覧」に収まり切れないほどの「用語」がずらっと並ぶ第1話の時点でかなり情報量に圧倒されます。しかし、用語の中には「フェイズ」や「ドロー」など他のカードゲームと同様の意味を持つもの、「ソウル」など置き場の絵から類推できるカード種別、手の動きで分かる操作など、ヒントは分かりやすくなっています。
ただし、用語の中には「ワカラセ」などゲームで使うものではなさそうなキーワードも多くあり、ただでさえ多い用語の選別をより難しくしています。
後半では、これら用語の意味を完全理解したうえで、相手のデッキの特徴・それにメタを張れる戦術まで理解しなくてはいけません。リトライで総当たりが効く分、作者様の自己申告通り「消えたリリーと呪いの館」よりは推理の難易度は低めです。
しかし、画面右にずらっと並ぶ用語一覧のせいで、「情報の圧迫感」がとても高くなっています。序盤のノート機能で、少しづつ理解していきましょう。
↑ページ先頭へ / <【ETC】INDEXへ / <<トップページへ
レビュワー [ ナナナナ ] ジャンル [ 隠し要素いっぱいのワクワクするゲーム+ほんわかした不思議なお話 ] 作者 [ ナナナナ さま ] 容量・圧縮形式 [ 581MB・ブラウザゲーム ] 製作ツール [ RPGツクールMV ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 現在、ダウンロード版は無し (2023.10.15) ] 配布元 自作ゲームのレビューをして欲しいです!
ここからプレイ出来ます↓
https://www.freem.ne.jp/win/game/27809どんなゲームなのかの紹介動画はこちらです↓
https://www.youtube.com/watch?v=2_BwhWNAJMc&ab_channel=%E3%83%8A%E3%83%8A%E3%83%8A%EF%BC%A0%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AA%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E8%A6%B3%E5%85%89%E6%97%A5%E8%A8%98よろしくお願いいたします。
管理人コメント本作は、いわゆる「初めてツクったゲーム」…できること・やりたいことを、細々と、そして目いっぱい詰め込み、そして現在進行形で詰め込み続けている作品です。
その方向性も千差万別。開始直後のUndertaleパロ、難易度選択はドラクエ5パロと、パロディ要素も豊富。
ミニゲームも加えたマップ数はさらに豊富。しかも、隠し通路も豊富。上記画面のメインメニューを経由してミニゲーム画面やストーリー集に行くかと思いきや、実は意外なマップ同士が繋がっています。
初心者の館から「7つの玉を捧げる祭壇」マップに繋がったり、そこから更にストーリー集マップ→BAR(お金を使って要素開放などをする場所)→…と、雰囲気は正反対ながら、「ゆめにっき」的な摩訶不思議なマップ構造をしています。更には、乱数次第で見れる隠しマップも…。
ちなみに、操作可能なマップは素材アイテムが様々な所に埋まっています(地面に落ちている他、壁に埋まっていたり、各種オブジェクトの中に入っていたり)。素材アイテムは、序盤に開放できる調理・畑などで大量に使用する上、「ここで集めてくれ!」的に用意されている調理室前の畑よりも効率的に手に入ります。「色々といじる」が各所で求められ、そしてそれが楽しめる仕掛けになっています。
「一部マウスしか効かない操作があるため、基本はマウスで操作して」とありますが、一部ミニゲームはマウスではプレイしにくい例(ループマップのため、マップ境目方向をクリックすると、逆方向に進むなど)もあります。ゲーム内では「切り替えるの面倒でしょ?」と言及されていますが、より快適なゲームプレイのために、適宜切り替えていきましょう。
↑ページ先頭へ / <【ETC】INDEXへ / <<トップページへ
レビュワー [ SSS ] ジャンル [ ローグライクカードゲーム ] 作者 [ konoe さま ] 容量・圧縮形式 [ 27.4MB・ZIP ] 製作ツール [ Unity ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 Transfarに定評のあるKonoe氏の新作ゲーム。
プレイヤーは冒険者となってダンジョンの奥にいるドラゴンをしばきに行くのが目的となる。ゲームシステムはSlay the Spireの系譜のカードバトル。
手札はエナジーを払って効果を発動するか、効果を使わずに1エナジーに変換するかのどちらかに使える。なので、使いたい札のエナジーコストのために優先度の低い札をエナジーにして戦うというのが戦闘の基本になる。序盤は楽に勝てる敵ばかりだがゲームが進むとより手ごわい敵が出るため、敵を倒した時に得られる札でデッキを効率よく強化していかなければ勝ち進めない。回復機会は限られているので防御をおろそかにするのは良くないが、ガード不可やカウントダウンなど速攻で倒さないといけない敵もいるので、バランスよくデッキを育てないといけない。
ゲームバランス的にはゴールドシステムがほとんど機能していないのもあって、強い札と弱い札がはっきりしすぎている感じは受ける。初見殺しがいくつかあり、死んで覚えないといけない箇所が数か所ある点は覚悟して挑んだほうが良いだろう。隠しエンディングがいくつかあるが、わざと負けたりしないと見れないものもあるので、ゲームだけ楽しみたいならわざわざコンプリートする必要はないかもしれない。
操作説明はやや独特。ゲーム中にQを押すことで参照できるので最初は目を通しておくとよい。
手探りで定石をつかみつつ、良いデッキを作って踏破する楽しさは系譜からしっかりと受け継いでいる。慣れないうちはなかなか勝てないかもしれないが、最善手を打ち続ければ90%以上は勝てるバランスになっている。一度のプレイは長めでも15分ぐらいで終わるので、トライアンドエラーもそこまで苦にならず、試行錯誤を楽しめる。上記した注意点を除けばよいゲームだと感じたので、気になる人は遊んで確かめてほしい。
管理人コメント「序盤は楽に勝てる敵ばかりだが」という評価に「ホンマか!!!???」と疑問符が出るほど、本作には運やミスで死ねる要素が数多くあります。
確かに序盤の小型敵は初期デッキでも楽に勝てますが、うっかり大型敵の「ウィッチ」に逢うと『死』が見えます。ナイフ(攻撃力4)2本・ブレード(攻撃力10)1本しか火力のない初期デッキでは、強制ネズミ化の発動までにHP68を削り切るのは至難の業です。
中盤になると、小型敵でも「2ターンに1回、攻撃力14の大ダメージを放つ」無茶な性能になってきます。HP強化できる休憩と、デッキを成長できる戦闘がバランス良く配置された構成になるように祈りましょう。幸い、ゲームオーバーでもクリアでもプレイ時間は短いため、リセマラは楽です。