■ 投稿レビュー シミュレーション 11 | ||||
一週間戦争 | 絶対的人狼 | Notrium | 戦国下天禄 | CRAUZEL |
ヴァーレントゥーガ | Romancing Ga・Ra | Elona Shooter | スーパータワーディフェンス ウォーズ |
The space game |
レビュワー [ Salad ] ジャンル [ シミュレーション ] 作者 [ strick さま ] 容量・圧縮形式 [ 115MB・ZIP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 お目覚めですか?
あなたには、これから、4つの物語を体験してもらいます。
彼らは、アベリアとロームと呼ばれる国々の戦争にその運命を翻弄された者達です。
彼はレギル。辺境の村の出身で、田舎での生活に嫌気がさし、隣国の戦争に志願兵として参加します。
彼女はエルミィ。”冷血のエルミィ”の異名を持つ軍師です。アベリアを侵略しようとするロームを迎え撃ちます。
彼はグゼイド。軍隊により自分の村、友人、家族、恋人の全てを失い、両国の軍にたった一人で復讐を誓います。
彼女はミア。ロームの暗殺者に育てられた「感情を失った」人形。ロームのアサシンとして、戦争に参加します。なぜ、このような事をするのか、と問いたげですね。
彼らを通じて、「人が起こす」戦争の愚かで悲しい行為を体験してもらいたいのです。誰から始めるかは、貴方の自由。何も考えず、あなたが良しとする者からお始めになられてもよいでしょう…。
凄い…!
4人の話を彩る「荒削ながらも迫力ある絵」
4人の主人公ごとに異なる「意欲的なゲームシステム」
4人の異なる視点から描かれる「主人公の姿」
そして…
4人が織りなし、目指し、向かう果てにある「終幕」
傑作かもしれない!!
一粒で4度おいしい、そのうえ、超豪華なデザートが最後にやってくるような作品。「一週間戦争」と後に知られる歴史を4人の異なる主人公の視点で体験していくというゲームであり、4人それぞれのストーリーに合わせてゲームシステムが異なっている。
キャラクターの差別化やゲームとしての飽きにくさはさすがといったところ。
しかし、裏を返すと、4人のゲームシステムのなかで「嫌い」や「苦手」がある人にとっては、苦痛な作業が伴ってしまう。
また、ゲームのいくつかは攻略法通りにやらざるを得ないような難易度であり、遊びの要素がほとんどのないものとなっている。
遊ばれる方はそのあたりを注意したほうがいいかもしれない。
異なる4人の物語ネタばれが怖いため、詳しい解説は避けるが、人物描写も含めてストーリーは素晴らしい。
ひとりの人物を多数の視点から描くことで、一面だけでは分かりづらい複雑で歪なキャラクターをうまく表現していたと思う。
ただ、残念なのが、広げた風呂敷をたたみきれなかったり、あるキャラクターを愛するあまり作者様の趣味に走った唐突な設定や急な話の展開が多々あったこと。
まぁ、といっても嫌いではないが(ニヤリ
好きな者から始めるのが1番だが、4人の誰から始めるか悩んでしまう方にはとりあえずレギル編から始めることをおすすめしたい。
…しかし、strick様は本当に■■を描くのがうまい。
(検閲済み)
管理人コメント「三分間」シリーズなど、以前の作品ではRTP改造ぐらいしかなかったstrick 氏のグラフィックですが、今回は、顔グラ・立ち絵・イベント絵を全て書き下ろしています。
荒々しいタッチであることは確かですが、ストーリー自体が輪をかけて荒々しいため、数分もプレイする頃には、これ以上シックリくるタッチは無いと自覚するはずです。
そして、「一週間戦争」の荒々しさは、命の安さと取り返しの付かなさ…逆説的な命の大切さを描いた故のものです。4人の主人公も、それを囲むサブキャラクターも、命を賭けた戦いを繰り広げているからこそ生きるキャラクターとして描かれています。
…でも、それを差し置いても…エレミィ様の萌えキャラぶりは異常と言えます。あれほど荒々しいストーリーとグラフィックでも、萌えられるのですから!
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レビュワー [ メタトロン ] ジャンル [ 人狼シミュレーション ] 作者 [ ポーン さま ] 容量・圧縮形式 [ 1.83MB・ZIP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 汝は人狼なりや?
みなさんは「人狼」というゲームを遊んだことはあるでしょうか。
村に潜んだ人狼と言う名の人を喰う怪物を、占い師や霊能力者の力を借りて暴きだし、
人狼を駆逐出来れば村人の勝ち、村人が食いつくされると人狼の勝ち、と言うゲームです。
プレイヤーは占い師や霊能力者が与えてくれる情報を頼りに他のプレイヤーと交渉を行い、
いかに正しく人狼を見つけ出して処刑するか、人狼であればいかに村人の捜査を撹乱するか。
ルールそのものは単純で解りやすいものでありながら、非常に高度な戦略性と論理的思考、
そして他者を説得して信頼を得るためのコミュニケーション能力を求められるゲームとなっています。
このゲーム「絶対的人狼」は、本来ならば数人で集まってプレイするパーティーゲームである人狼を
ひとりでプレイすることができると言う、画期的なゲームです。
論理的思考には長けるものの協調性や社交性と言ったものを小指の先ほども持ち合わせていない
社会不適格感ただよう主人公のアビス君(好物:パスタ)を人狼に誘った少女チェルシーは、
彼の為に「絶対者」というオリジナルルールを考案し、それを用いた「絶対的人狼」を持ちかけます。
絶対者は人狼に食われることなく、占い師や霊能者の行動を自由に指図し、処刑する相手を独断で選べる
まさに絶対の権力者。社交性も協調性も不要なこの提案に、アビス君はようやく重い腰を上げるのですが……
ゲームはいくつもの村を渡って人狼を退治していく、という体裁を取り、それぞれ人狼や村人の人数の違う
いくつものステージをクリアしていく形となっており、クリアするごとにストーリーが挟まれます。
「灼熱姫」などの作品で知られるポーン氏の「ポーン節」とでも呼ぶべき独特のテイストに溢れたストーリーは
人狼というゲームの外でもプレイヤーを楽しませてくれるでしょう。
問題点もいくつかあり、なかでも重要なのは「コンティニューがない」と言うこと。
人狼はどうしても運が絡むゲームであり、どれだけロジカルに進めても完全二択などの状況は発生しえます。
物語も佳境に入ったところで完全二択に失敗してゲームオーバー、また最初から……と言うことが
このゲームには非常に多く、そこがストレスフルなのはやはり問題と言わざるを得ないでしょう。
しかし、ソレを差し引いても、ストーリー性もゲーム性も十分に楽しめるゲームではあるはずです。
管理人コメント本来の「人狼」こと「汝は人狼なりや?」は、プレイヤー全員が村人 or 人狼となり、村人同士で推理しあい、人狼がそれに混じって誘導したりしながら進めていく、いわば相談ゲームです。
チャットできる環境さえあれば、オンライン・オフライン問わずプレイできるため、最近人気を集めているゲームでもあります。
で、この「絶対的人狼」では、誰が人狼かを判断する役割のみを絶対者=プレイヤーに与え、また、その権限をプレイヤー以外のCPUには与えないことにより、「人狼」の楽しさの一つである「推理の楽しさ」を抽出しています。
本来の「人狼」でも、様々なローカル能力者ができていますが、「絶対的人狼」でも、様々な能力者が段階的に導入されるシステムになっています。最初はノーマル村人・人狼・占い師の3役のみ。それから、霊媒師などなど、村人の人数とともに、能力の種類も増えていきます。
ただし、現在のメンバーの中に、どういう能力者が何人いるかについては、プレイヤー=絶対者に完全に開示されます。ただし、開示された能力者の人数とCO(カミングアウト)した人数が一致しているとは限りません。人狼が偽証している場合もあるため、各人が出す情報を隈なくチェックしましょう。
- (補足)
- 2012.02.19:リンク先を変更
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レビュワー [ REN ] ジャンル [ 無人星サバイバル ] 作者 [ Ville Monkkonen ] 容量・圧縮形式 [ 13.8MB・自己解凍EXE ] 言語 [ 英語 ] 配布元 凶暴なエイリアンが徘徊する未開の星へ不時着するという、典型的な絶望的状況を舞台としたサバイバルシミュレーション。
どういうわけかエイリアンだけでなく、武装した人間の存在も…。
昼は焼けるように暑く、夜は凍りつくほど寒い。
木陰で涼んだり、焚き火で暖を取るなど、常に生存状況に気を使う必要のある非常に過酷な内容となっている。
なおEasyモードでプレイすればこの気温という要素を無視できるため、体力と食糧事情にのみ気を使えばOKだ。
プレイヤーは最初に4つの種族から選ぶことが出来る。
標準的な「人間」。
強力な近接攻撃能力を持ち足も速く、さらには様々な特殊能力を身につけられるが、食料の消費量が激しい「エイリアン」。
力強くて非常にタフなうえ食料を必要としないが、常にバッテリーを必要とする「アンドロイド」。
きわめて非力で枝一本持つことすらままならないが、様々な超能力を操る「サイオニック」。
いずれもゲーム性が大きく異なるため、長く遊ぶことができる。
あちこちに散らばっている物資を集めて組み合わせると、武器や食料製造機などといった器具を作ることができる。
原始的な生存手段から一歩上を行く環境を整えれば快適な探索ライフが可能になるし、
この星から脱出するための宇宙船を作るためにもアイテム合成は避けて通れない。
非常にたくさんの組み合わせが存在するので、色々試してみよう。
とはいえ、脱出するだけがハッピーエンドではないのがNotrium。
開き直って意外と資源が豊富なこの星に居ついてしまうのもいい。
さらにより深く探索すれば、思わぬ事実を究明できるかもしれない。
管理人コメントこのゲームで大変なのは、とにかく物資の揃わない序盤です。武器は小石か素手しかなく、エイリアンに囲まれれば、なす術もありません。
その分、物資を揃えて装備を整えれば、Notriumの面白さが見えてくる構成になっています。
時には、木の枝に火をつけ暖を取り、時には、その火でエイリアンの肉(!)を焼いて食料にしつつ、サバイバル・脱出手段の探索・謎の究明に乗り出していきましょう。
エイリアンの肉に「鶏肉みたいな味だ」と言う注釈がつくなど、説明文にも洒落っ気が込められています。アイテム画面はポーズ状態になるため、ジックリと読んでみるのもいいでしょう。時には、サバイバルや合成のためのヒントが表示されている場合も…!
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レビュワー [ Roses ] ジャンル [ 戦略シミュレーション ] 作者 [ no0 さま ] 容量・圧縮形式 [ 18MB・LZH ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 颶風戦華やエルレイシア戦記の作者の作品。
ゲームの流れとしては、戦国時代の一将を選択して、(織田信長とか斉藤道三とかetc...)「どこか」の大名が天下統一する(敵対勢力なしの状態)まで遊ぶといったもの。
浪人から始めて大名まで上り詰めたり、剣豪として強い人と手合わせしまくったり。その辺だけなら、太閤立志伝みたいな感じですかね。
三種類のターンがあって、
政略ターン → 戦略ターン → 個人ターン → 政略ターン
の順に回ってきます。
それぞれ、やれることが決まっていて、一般武将の戦略ターンなら、戦をするよう献策したりとか。
プレイし始めは、命令の多さに「どーしたらいいんだー!」って嘆きますが、だんだんプレイの仕方を覚えていくと、面白さが分かってくるタイプです。この手のシミュレーションゲームにはありがちですがw
ちなみに、有料版があり、有料版の方はシナリオが増えたり、難易度が変更できたり、架空人物を追加できます。
管理人コメントこのゲームで使用できるコマンドは、主人公として選択したキャラの権限に応じて変動します。もちろん一番豊富かつ管理が難しいのが「一国一城の主」です。
ただし、一番種類の多い「政略ターン」における各国の統治は、「委任」コマンドを使うことによりオート操作に任せることができます。敵国に面していないなど、特別な操作が必要ない国は、「委任」コマンドを利用してプレイヤーの負担を減らしておきましょう。
そして、どの立場であっても重要なのが「個人ターン」です。部下との交流・ステータスの底上げ・技能習得など、他のターンで必須となる能力を鍛え上げることができます。そして、主人公自ら城下に出て情報収集したり、果てには盗賊退治などの依頼を受けたりもできます。
ただし、戦闘がある依頼で死んでしまったら、問答無用でゲームオーバー。序盤の「個人ターン」は、ステータスの底上げに専念しましょう。
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レビュワー [ SIRO ] ジャンル [ ダークファンタジー戦術SLG ] 作者 [ 京大マイコンクラブ さま ] 容量・圧縮形式 [ 67.6MB・ZIP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 ハマリ度:9 グラフィック:8 サウンド:10
混沌から湧き出る戦術を見よ
聖教圏の中には 魔物がすむの
頼れる仲間は 皆死んでる(屍霊兵的な意味で)
魔道に賭けた青春 でも皆目が死んでる(絶望的な意味で)
私と貴方は 友達じゃないけど
私の友達と まとめて撃退
だいたいそんな感じ CRAUZEL日和閑話休題
ダークファンタジーな世界観を持つステージクリア型の戦術級SLGです。
大陸の中央、聖教圏の東端に位置するクラウゼルと言う一地方を舞台に謀略と争いが繰り広げられています。
そのクラウゼルにある勢力の一つネオ・アカデメイアに主人公は所属しています。
この勢力には聖教から異端視されている魔術師や奴隷階級の種族、貧しい土着民に、異種略奪婚の末に生まれた知性を持つオーガなどが参加しています。
これらの例に漏れず主人公は聖教司祭の身分を持ちながら屍霊術に長ける暗黒魔道師です。
濃過ぎる勢力ですが、その濃い特徴こそ様々な作戦を可能にする動力源になるのです。
動機は様々ながら、任務の為なら死すらも厭わない強靭なセント・レライエ正規兵系ユニット。
ゾンビだから再生するし、改造なんて当たり前なレライエ屍霊兵系ユニット。
オーガ種の強靭な肉体を駆使するフェドゥラン・オーガ系ユニット。
英雄と呼ばれる一騎当四ぐらいの特殊ユニット。
他にもステージの進行によって様々なユニットが解禁されていきます。
また、ステージのインターバルには好きなユニットのレベルを資金を消費して上げる事が出来ます。
英雄を除くと、多くても2系統しか同時に上げるのは無理で、その制限がプレイ毎のバランスを少しずつ変化させ、ステージの攻略パターンを変化させます。
自分に合った戦法を見つけるのがコツかもしれません。自分はノーヒントでクリアしましたが、過去の掲示板を見ると途中で詰まった人が居たとのこと。
Wikiが存在しないようなので、この場を借りてヒント・攻略情報を。
【攻略ヒント】
- 壁や山、森と言った、障害物で射線を遮蔽するのがコツ。
- 敵を引きつけてから一気に襲い掛かるのが常套手段。攻撃開始のタイミングが作戦の鍵。
- ユニットはステージ毎に使い捨て。
- 一般系統のレベルを上げるとだいたい4,7,9,12になった時に新しいユニットが解禁される事がある。
- ロステルはハード(謎
【攻略情報】(以下は伏字にします)
○強化(上限はLv15)
- ・セント・レライエ正規系
- 初期Lv1
Lv7 レラージュ・ブーステッド解禁
Lv9 レラージュ・コマンド解禁- ・セント・レライエ屍霊術式
- 初期Lv1 Lv3 ジャハナム級機動屍霊兵解禁
Lv7 サルワ級特攻屍霊兵解禁
Lv9 シェオル級呪装屍霊兵解禁- ・フェドゥラン・オーガ系
- 初期Lv1
Lv4 フェドゥラン騎馬兵解禁
Lv9 フェドゥラン・エンチャンター&フェドゥラン重装兵解禁- ・ロステル聖騎士団系
- 初期Lv7
Lv9 ロステル重甲騎士解禁
Lv12 ロステルナイト解禁- ・ワティリ・ダークエルフ系
- 初期Lv10
Lv12 ワティラン・メイガス解禁
Lv12 ワティラン・ウォーリアー解禁- ・レライエ真性屍兵術式
- 初期Lv15
管理人コメント「CRAUZEL」のユニットは、自動補充・小隊編成が可能な兵士ユニット、小隊が組めない分、兵士とは比べ物にならないステータスを誇る英雄ユニットに分かれます。兵士ユニットは使い捨てが基本です。英雄ユニットの盾として利用し、存分に英雄ユニットの強力さを活用しましょう。
また、SIROさまのレビューにある通り、「CRAUZEL」では、移動のタイミングが重要になります。移動後は遠距離攻撃ができなくなるので、全員が飛び道具を持つユニットならば、初めに有利な地形に移動し、足を止めて迎撃する戦法が基本になります。
説明書を見る限り、「CRAUZEL」の登場人物は、どれもこれも思想から人間関係までねじくれた奴らばかりです。このゲームでは会話シーンはほとんど無く、指令→クリアのルーティンを淡々と進める流れになっています。もし、初っ端から会話シーンがあったら…あんなことやこんなこと、よりダークさが増していたに違いありません。
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レビュワー [ メタトロン・SIRO ] ジャンル [ ファンタジー戦略SLG ] 作者 [ ななあし さま ] 容量・圧縮形式 [ 8.31MB・ZIP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元
■ メタトロン さまのレビュー
ハマリ度:8 グラフィック:9 サウンド:9
勇ある者よ、覇を唱えろ。
中世ファンタジー世界を舞台に繰り広げられる、RTS要素を含んだ国取りゲームです。
亡国の王子や騎士団長、竜騎士と言った人間系マスターから魔王やエルフ、
ドワーフと言った異種族と言った個性的なマスターから一人を選び、
大陸の制覇を目指すというオーソドックスな戦略SLGとなっています。
大陸には百人を優に越える豊富な人材がいるので、彼らを登用して部隊を任せるのが戦闘のカギになります。
戦闘を重ねることで部隊がレベルアップし、新たなスキルを覚えたりクラスチェンジしたりするため、
キャラクターの育成、強化にこだわって最強の部隊を作る楽しみもあります。
また、マスター以外にも人材を選択してプレイを開始することができる「人材プレイ」も用意されており、
そちらではプレイヤーは一人の人材として国に仕官し、マスターの指示に従って地域を転々とし、
戦場に赴く部下としてのプレイを楽しむことができます。
戦場で功を立てることで出世して部下を雇用したり、一部隊を率いて戦場を指揮したり、果ては出奔して新たな軍団を旗揚げし、大陸に覇を唱えることも可能。
一国の長として制覇を目指す一般的なSLGとは一味違う、野心ある家臣としてのプレイを楽しめるバリエーションに富んだ作りとなっています。
解る方は名前を見た時点でピンと来るかと思われますが、
今作は過去に投稿レビューされた事もあるSLG「ファーレントゥーガ」の
有志によるリメイク作品となっています。
原作「ファーレントゥーガ」とは一部キャラの名称や設定等、変更されている部分も多くあり
原作ファンの方は違和感を覚えるかもしれません。(と言うか私がそうでした)
とは言え、逆に原作において設定されていないキャラの性格などが大幅に補完されているため、
想像の余地に任せるしかなかった原作と比べてもキャラに対する愛着も湧きやすく、取っ付きやすくなっていると言え、
特に女性キャラが非常に 非 常 に 増えているため、ソチラの方面に要素を求める方にも満足いただけるかと思われます。
原作の「ファーレントゥーガ」はある意味で味がある、ちょっと人を選ぶキャラ絵が特徴的な作品でしたが、
こちらは「ファーレントゥーガ」用の素材として有志が用意した高品質なキャラ絵を利用しているため、原作と比べて万人向けになっていると言えるでしょう。
…個人的には原作のアレも好きなんですけどね。
■ SIRO さまのレビュー
ハマリ度:9 グラフィック:9 サウンド:7
智ある者よ、覇を唱えろ。
近世ファンタジー世界を舞台に繰り広げられる、RTS要素を含んだ国取りゲームです。
権威の失墜した皇帝や教皇、領主と言った人間系マスターから魔王や教祖と言った魔族と個性的なマスターから一人選び、
東西世界の制覇を目指すというオーソドックスな戦略SLGとなっています。
世界には百を優に超える豊富な人材がいるので、彼らを登用してどんな部隊を運用するのかが戦闘の鍵となります。
唸る砲声、飛び交う銃弾。騎兵が駆け、歩兵が遮る。迫りくる召喚獣、兵士諸共一掃する必殺技。
豊富なイベントとそれによって定められるラスボスの存在。貴方の最強の部隊は世界を救えるでしょうか?
レビュー一番乗りを取られてかっとなってやった。反省はしているが後悔はしていない。
さて、同じゲームですがかなり雰囲気の違う作風に成っていると思います。
ファーレントゥーガの時でもエディタ機能があり、オリジナル作品を作る余地がありましたがヴァーレンにもそれは継承されています。
先ほどのはヴァーレンの拡張シナリオの中でも屈指の人気を誇るオリジナルシナリオ、「竜騎兵が出てくるシナリオ(仮)」通称竜シナです。
他にもまとめwikiを見れば幾つものシナリオが紹介されているので、本家のバランスに飽きた方はオリジナルシナリオに手を出しては如何でしょうか?
管理人コメント作品世界や全体マップこそ似通っていますが、「ヴァーレントゥーガ」のシステムは「ファーレントゥーガ」とは大きく異なります。
何より特徴的なのは、戦闘システムです。「ファーレントゥーガ」では、従来のシミュレーションRPGっぽいターン制の戦闘でしたが、これでは、大量のユニットを扱うには不向きです。対して「ヴァーレントゥーガ」では、移動先を提示し、オートで攻撃するRTSっぽいシステムになっており、大量のユニットをまとめて操作できる分、一瞬の判断ミスが命取りになる緊張感あふれるシステムになっています。
その複雑なシステムを簡単に学べるようにすることも、「人材プレイ」の役割の一つだと、私は思いました。操作可能キャラを一部隊に限定することにより、移動の感覚がつかみやすくなります。
基本的に、右クリックの移動と、左クリックの攻撃を繰り返すシンプルなシステムになっています。実際の進退の判断は、ゲームをプレイする中でつかんで行きましょう。
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レビュワー [ REN ] ジャンル [ 金稼ぎSLG ] 作者 [ バルカン さま ] 容量・圧縮形式 [ 1.3MB・ZIP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 我われはこの男を知っている!
いや!このガタイとこの氷の大剣を知っている!
ロマサガ名物、かのガラハド大先生がなんと主役を張っての登場です。
物語の流れは原作とほぼ同じ。アルツールに打ち捨てられてからねんがんのアイスソードをてにいれるまでの経緯が描かれます。
元ネタがわからない方のために軽く説明しますとこのアイスソードという代物、
潔いほどに直球なネーミングですが「ねんがんの」というぐらいですからそこらのなまくらとはワケが違います。
ボスキャラの一人である炎の帝王さえも恐れる、いわば伝説の剣です。
では、そんなたいそうな剣を手に入れるまでにどんな試練が待ち受けているのか?
- 切り立った険しい岩山の頂上に安置されている。
- 剣を守る強力なモンスターが立ちはだかっており、剣を持つにふさわしい実力を示さなければならない。
- 王様や神様などに仕え、ご機嫌をとって下賜してもらう。
いずれも否!
意外にも普通に店で売りに出されています。
地道がいちばん。
こうして庶民の目にも届く位置に存在していると伝説の剣のありがたみというものを疑ってしまいますが
「お金を稼ぐこと」の苦しみは既にひとつの試練であると言えるでしょう。
原作がRPGということでモンスター退治するもよし、街で細々とバイトするもよし。
30000金を目指してがんばりましょう。
キャラ自体はいたってまともなのに 扱いがアレすぎてヘタレ扱いされたあげくリメイク版で見事にハゲ上がってしまわれたガラハド大先生。
原作に沿っているようでどこかおかしいこの世界観がとってもロマンシング。
予想通りの結末を紡ぐための冒険の末に待ち受ける意外な顛末を是非その目で見届けてください。
管理人コメント大まかな分類としては、やはりクローンゲーらしいネタゲーですが、肝心のSLG部分は、意外に練りこまれています。
稼ぎ自体は、RPGらしい武者修行よりも、街中で仕事を探した方が効率がよいですが、仕事に失敗すると、稼ぎどころかHPまで激減するのが困りモノ。ある程度仕事でステータスを上げたら、武者修行でレベルを上げ、稼ぎの成功率アップを目指す必要があります。
5日ごとにあるオークションや、原作の仲間との係わり合い(ただし敵な意味で)など、突発的なイベントも揃っています。
これで、アイスソードを手に入れるための苦労を知れば、安易に「ころしてでも うばいとる」なんて選ぶはず無いですよn…な なにをする きさまらー!!
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レビュワー [ REN ] ジャンル [ 防衛シューティング ] 作者 [ Noa さま ] 容量・圧縮形式 [ DL不要・FLASH ] 言語 [ 英語 ] 配布元 Elona新作発表のお知らせ
あの気がふれたイルヴァの世界が帰ってきた。
どういうわけだかフル英語の防衛シューティング。しかしその世界観のブチギレっぷりたるや衰える気配はありません
OPからして圧倒的惨状が築かれる意味こそは不明ですがイルヴァの日常風景と説明すれば納得いただけましょう
ゲームの目的は画面端から迫り来る敵を自陣の防壁が破られる前に銃撃で一掃すること。よくある防衛シューティングと基本は同じです。
1日が終われば戦闘時の働きぶりによって資金が得られるので、防壁を強化したり新たな仲間や武器をそろえて明日に備えましょう。戦闘に大きな影響を与えるキャラクターの職業やスキルなどは非常に多彩なので攻略wikiを熟読しながら臨むことをお勧めします。
このゲームにおける実績システムともいうべき一連のメダルはそれぞれプレイを有利にする恩恵をもたらしてくれますので是非収集しましょう。
全体を通して攻略のキモとなるのはダメージの大きいヘッドショット。
ヘッドショットを決めるたびヤンデレ妹の肉声を拝聴でき、ノースティリスの新たな朝を彩ります。
管理人コメント原作で私が難儀した『レベル6までの悪夢』を体験せずともEloさ(=Elona世界のブチ切れっぷり)を味わえるという点で、まことに素薔薇素晴らしい作品といえるでしょう。
ゲーム自体にも、Elonaに入っていたスキルや職業がそのまま出てくるし、酒場では窃盗まで行えるというEloさ。
ただし、ゲーム自体は、かなりシビアです。序盤は、リロードの長さにヤキモキすることが多いでしょう。リロードスキルを早めに挙げていくか、リロードのスキが小さい(その分連射が効かない)弓矢系の武器を使用するのが一手です。
…ところで、中世ファンタジー的なElonaですが、本編にも銃火器は出てきます。しかも、レーザーガンと言うオーバーテクノロジーまで…。
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レビュワー [ REN ] ジャンル [ Tower Defense ] 作者 [ たこやっこ さま ] 容量・圧縮形式 [ 7.2MB・ZIP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 それはそれは不気味なぐらいRTS不人気を誇る日本においても近頃異様な注目を浴びているタワーディフェンス。
中でもスーパータワーディフェンスウォーズとは名のごとくファミコンウォーズっぽい要素をいくつか盛り込んだ、
長く深く遊べる作品です。
異色でありながら絶妙なバランスが実現されており、戦略の妙を見せてくれます。
まず大きな特徴として「シキカン」というプレイヤーキャラにあたる人物をゲーム開始毎に8人の中から選択できます。
選んだシキカンによって配置できるユニットの種類が異なり、
まったく同じユニットでも性能に大きな違いが表れるためシキカンの数だけ毛色の違った攻防を味わうことができます。
そして敵を倒したり突破されたりしたときに得られるタマシイ値を消費して発動可能な必殺技「シキカンブレイブ」。
これが発動すると一時的に全ユニットの性能が格段に上がるなどして一気にピンチを打開することができるでしょう。
選択可能なステージは20あり、通路侵入型と自由配置型のどちらも楽しむことができます。
難易度設定は初めての方にも易しいものから
タワーディフェンスを極めた方もノイローゼになれるような血ゲロ級なものまで完備済み。
懇切丁寧なチュートリアルも実装されており、初心者から上級者まで幅広くお勧めしたいタイトルです。
管理人コメント前回のTower Defenseのイチオシレビューで触れたとおり、Tower Defenceと言うのは、とても忙しいジャンルです。そして、選択されるルールによって、戦法がまるっきり変わってしまうジャンルでもあります。
「ちょわーディフェンス」レビューで各人が触れたように、「自由設置型」では砲台自身を壁にして、効率的にダメージを与えられるルートを作り出すところに、妙があります。対して、「通路侵入型」では、ルートが固定されているため、ユニットの特性を調べて、効率的なダメージが与えられる配置を考える必要があります。
この「スーパータワーディフェンスウォーズ」では、そのユニット特性が、選択した「シキカン」によって大きく変わる点が特徴です。まずは、初期ステージで各ユニットの特性をリセットを交えつつ把握して行きましょう。
- (補足)
- 2012.02.19:リンク先をVectorに変更。(気ノ懐戎徒 さま、情報ありがとうございます。)
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レビュワー [ REN ] ジャンル [ RTS ] 作者 [ The Casual Collective ] 容量・圧縮形式 [ DL不要・FLASH ] 言語 [ 英語 ] 配布元 7種類のユニットを使って小惑星から資源を採掘する、お手軽宇宙開拓シミュレーション。
プレイ時間はステージによって数分~20分程度で、お忙しい方も安心。
また、続編として「The space game:missions」が公開されているようです。
ゲームの目的は一定量の資源を得ること、敵の猛攻から一定時間耐え切るなどステージによって異なります。
資源の採掘と、敵の迎撃のバランスが攻略のキモとなります。
マウスのみで操作できますが、キーボードのショートカットも充実しています。
- ・Energy Relay
- Solar Stationから供給されるenergy(電力)を他のユニットへ送り込む役割を持つ。
energyが無いとほとんどのユニットは稼動できない。
- ・Mineral Miner
- 小惑星付近に配置することでminerals(資源)を採掘できる。
一つの小惑星へ大量に配置すればそれだけ高速で搾り取れるがenergy消費も増す。
アップグレードすると採掘効率上昇。
- ・Solar Station
- energyを自動で生産し、周辺のユニットへ自動で供給し続ける。
アップグレードすると生産量上昇。設置すればするほどその分生産量も増す。
これがすべて破壊されるとSolar Stationそのものすら作れなくなりゲームオーバーが確定してしまう。
- ・Energy Store
- 使わないenergyを貯めておけるユニット。激戦時には欠かせない。
アップグレードで蓄電量増加。
- ・Repair Station
- リペア機を射出し、周辺のユニットを修復する。
リペア機の生産はmineralsを消費。
アップグレードでリペア機行動範囲拡大。
- ・Basic Laser
- レーザーで周辺の敵を攻撃する。
レーザー照射はenergyを消費。
低威力短射程でターゲット切り替えが早いタイプと、高威力長射程でターゲット切り替えの遅いタイプのどちらか一方にアップグレードできる。
- ・Missile Launcher
- 高威力長射程で範囲攻撃が可能なミサイルを発射する。
ミサイル発射はmineralsを消費。
アップグレードで性能向上。
管理人コメントこのゲームで重要となるのは、Energyのバイパス方法です。施設の動作も建設も、バイパスを通してEnergyを渡さないと実行できません。また、1つのSolar Stationで生産できるEnergyには(最大までUpdateしても)限りがあるため、一定以上mineralが溜まったら、Solar Stationを増やして、稼働率上昇・勢力圏拡大を狙っていきましょう。
もちろん、新しいSolar Stationを建設するのにも、既存のSolar StationからRelayを渡してEnergyをバイパスする必要があります。施設の建設とrecycle(潰してmineralの確保)のバランスを取り、ミッションクリアを目指していきましょう。