■ 投稿レビュー シミュレーション 15 | ||||
ペナントシミュレーション | 魔法少女 | 木精リトの諸国漫遊記 | 木精リトの魔王討伐記 | zOMT |
コンビニひとり | Untitled | STARLIKE | Mosimo Tower Defense Dattara for TD Maniacs |
はにょう8 |
レビュワー [ 山県昌景 ] ジャンル [ スポーツシミュレーション ] 作者 [ がらくた さま ] 容量・圧縮形式 [ 721KB・ZIP ] 製作ツール [ HSP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 誠意は言葉ではなく金額(某野球選手の言葉)
最初のタイトル画面を見ても分かる通り、このゲーム激しく地味である。
だがまだ慌てないでほしい。洗練されたグラフィックがそのままゲームの面白さには直結しないのはこのサイトの読者なら知っての通りだろう。
今回紹介するペナントシミュレーションはいわゆる「見るゲー」である。
過去に筆者はグラフでボクシングなど、様々な見るゲームを紹介してきた。
今回のゲームは野球ゲームとあってテイストは、打率シミュレーション 2004に近いものがあるかもしれない。
といってもそれはあくまで方向性の話であって、内容自体はまったくの別物だ。
プレイヤーは監督となって選手を操作し、優勝を目指していくのが目標だが、このゲームプレイヤーが操作できるのは非常に限られている。
しいていうならシーズン中できるのは1軍と2軍の入れ替え、スタメンの決定、投手の起用法……だけである。※1
パワプロのペナントモードをオートでやるのと似てる……といえば分かる人にはわかるだろう。
一体そんなゲームやって面白いのか……? 面白いのである。
ドラフトで獲得した高卒の大物ルーキが大活躍したときは心の中で思わずガッツポーズしてしまうし、
熾烈なポジション争いに敗れて能力的には高いものの、出場機会を得ぬまま衰えていく選手を見て行くときの悲しさ
そして能力値としては他の選手のが勝っているものの、通算記録や、愛着のせいでその選手を起用し続けてしまっていつの間にか聖域ができてしまう……
などなどといったものはみなこのゲームをやって者でしかいないと味わえないものだ。
ゲームは文字だけなのに気が付いたら「この選手はこんな性格で~……」と気がついたら脳内妄想が広がっている、そんなゲームなのだ。
ゲームを始めると6つのチームから選択することができる。ゲーム内では1番有力なのはAチームだ、というようなことが書かれているが。
ぶっちゃけ開始時点で1番潜在能力が高いのはBチームだと思われる。
数十年で投手記録を次々と打ち立てることになる近藤雄也や、野手では攻撃的ショート・朝垣竜平や、将来の大砲・佐賀弘一郎と役者がそろっている。
チーム選択画面のスクリーンショット。
初心者はAかBチームを選んでもいいが、
やりがいを感じるのは間違いなくFチームだ。だがあえて筆者がお勧めをしたいのがFチームで、投手も野手も中々絶望的な戦力を有していて、中々やりがいを感じさせてくれる。
まずは総じて年齢が高い割に能力が微妙な選手を解雇し、最下位であるのを利用してドラフトで有力な投手をとっていこう。
選手は将来性を考えて18歳を獲得し、育てていけば数年もすれば強豪チームの仲間入りとなっていることだろう。さっきも少しだけ書いたが、このゲームのもう1つの楽しみ方の1つは自分で育てた選手の成績を見ることだ。
プロ野球の選手名鑑を見ているときのときめきと似ているといえば似ている。
記録を達成した生え抜きの選手が能力の衰えで球界を去っていくときの悲壮感……、
その選手の記録の1つ1つを見るたびに懐かしさがこみあげてくるものだ。
筆者のゲーム画面。
高卒大型新人として、入団からエースとして大活躍し、通算300勝も間近だったが
年齢的な能力の衰えで断念した。無念。色々言ってきたがこのゲームは見るゲーとして完成度が高いゲームだ。このようなゲームを作った作者に敬意を表したいくらいである。
このゲームは現在幾つかバグ※2があるという弱点があるものの、プレイヤーにも対処法がある分許容範囲だろう。
現在筆者が執筆中の時期には作者が続編の「2」を開発中ということで、もしかしたら読者が読む時期によってはより洗練された続編が既に登場しているかもしれない。
だとしたら筆者としては是非、その続編を遊んでみてもらいたい。きっと前作以上の素晴らしい作品になってるはずである。
※1 一応「采配モード」といって1試合1試合大雑把な指示を与えることができる進め方もあるが
正直1試合ごとにやるのは苦痛だし、見るゲーという立ち位置からも離れてしまうので筆者はお勧めしない。※2 現時点ではシーズン開始時に1軍に同じ名前の投手が2人存在してしまうバグがある。
この場合名前が増えてしまった選手と、名前が消えてしまった選手両方を2軍に落とせばゲームはそのまま続行できる。
管理人コメントなんと言うか、初見だと最大70名分もの数値に圧倒され、「駒みたいなグラフィックなしに把握できるのかこんなの…」と感じてしまうのが欠点と言えます。
山県さんのプレイのとおり、「注目の選手に視点を集中する」と言う楽しみ方で切り抜けるのがベストです。
序盤戦力が弱いFチームでも、ドラフトを上手く利用して組織改革すれば強豪を狙えるあたり、まさに「熱血スポコンドラマ」を体現しているようで盛り上がります。
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レビュワー [ たくましい女性って素敵・アンサンブル ] ジャンル [ シミュレーションRPG ] 作者 [ TS さま ] 容量・圧縮形式 [ 23MB・ZIP ] 製作ツール [ シミュレーションRPGツクール95 ] 言語 [ 日本語 ] ダウンロード
■ たくましい女性って素敵 さまのレビュー
かよわい体と精神で、壮絶な戦いをくりひろげる魔法少女。
あんたに惚れたぜ!大切なものを守ったり、苦境から脱却するために戦う武装戦闘少女達のゲームがここに登場!
このゲームはプレイ時間30時間を越えるシミュレーションRPGツクール95製のゲームです。
25人の少女達(男の娘含む)が謎の怪物から家族と町を守るお話です。
このゲームの特徴は、二つあります。
〓綺麗なグラフィック
一つ目の特徴は、グラフィックが綺麗な事です。
かわいい少女たちの立ち絵・戦闘アニメーションが充実しています。
かわいい主人公と仲間たち 変身スーツはとってもセクシー! 25人それぞれ固有の戦闘アニメーション 少女達の日常会話パートもとても充実しています 25人の少女達(男の娘含む)皆がかわいらしく、とってもセクシー!
そして、彼女らがそれぞれ没個性的にならないように、日常会話のシーンを戦闘の間にふんだんに入れてある。VERY GOOD!
どんどんこのゲームの世界観に没入していきました。
〓容赦なく少女達を苦しめるストーリー
二つ目の特徴はかわいらしいキャラクターたちに、容赦なく襲いかかる厳しいストーリーです。
ゾッとするほど普通に怪我をする 喪失感が大きすぎて素直に泣けない 頻繁に絶叫錯乱する主人公ェ… 次回作に持ち越されるらしい百合展開 タイトルの『魔法少女』という言葉から連想するかもしれない幻想的なイメージからは、とてもギャップがあるグロテスクな展開が待っている。
けれど、谷底に何度突き落とされても、戦い続ける少女達に惚れた!〓かなり人を選んでしまう所が短所
このゲームに対して違和感を持ったり、嫌悪感を感じるところがかなりある。
それらの点の多くが生まれてしまった原因は、この作者のこだわりたい方向・作りたい方向にSRPGツクール95が曲がりきれてない事だと感じた。
現在でも、SRPGツクール95で良いゲームは作れると思うし、SRPGツクール95での良いゲームは存在する。
しかし、明らかに、このゲームに限ってはSRPGツクール95という自由度の低い狭い箱に、作者の世界観と全体像が押し込められている。箱の中でギュウギュウ言ってる。箱の中で、作者の腕とか変な方向に曲がって骨折してそうです。
そして、ツクール95と作者の間の強い摩擦はプレイヤーに、操作性の煩わしさ・世界観と設定のわかりにくさと矛盾・ゲーム全体の融通の利かなさ、そして、失速感のあるゲームを与えてしまっていると思う。作者はこだわりきれてないだろうし、プレイヤーも楽しみきれないと思った。とてももったいない。
誰か、製作者に素敵なゲーム製作ソフトを紹介してあげて!!!(切望)
だから、そういう短所を無視できる程の魅力を、いわゆる「武装戦闘少女」から感じられる人でないと、このゲームと楽しい時間は過ごせないと思いました。
次回作に期待。
…ちなみに、自分は最高に楽しい時間を過ごせたぜ!素晴らしいゲームをありがとう!
◇攻略POINT
- それなりに全てのキャラをバランス良く育てましょう。突然のイベントで、あるキャラが戦闘不参加になる事がよくあります。
- シミュツクのゲームスピードが若干遅いため、プレイの際は加速器などを併用することをお勧めします。
- ゲームは全40話で構成されている。
オープニングからラスボスまでに手に入る戦闘資金の合計金額は140000Gぐらい。
使いすぎず、かといってケチらず全額利用しよう。
■ アンサンブル さまのレビュー
初投稿です
このゲームは
謎の生物と戦う&そのための力を入手した結果の行動や考えを非常にリアルにした作品ですどの辺がリアルかというと
仲間を集めるために説得するも爆破及び恐喝扱い
死んだ人は生き返らない(ここ重要)
力を持ったがゆえに己の正義執行
正義の味方は強制ボランティア
強い相手を前にして敵前逃亡超簡単な人物紹介
主人公
良くも悪くも人がよく、程ほどを知らないお人
自分の悪口はいいけど友の悪口は病院送り
トラブルをブラックホールよろしく呼び寄せる体質
戦闘面では序盤は残念な子。ラストはチート他30名以上の個性豊かなキャラが登場します
注意事項とアドバイス
セーブデータはブリーフィング画面と戦闘で分ける事をオススメします(場合によっては詰みます)
慣れるまでは操作ミスしやすいかも、全マウス操作
20レベルが上限です
クレジットの利用は計画的にセーブしてから
レベルアップすると化けるキャラもいるので使っていないのも育てるといいかも
タイトル画面は両方とも千代子感想
ストーリーが濃厚な作品でバランスも中々な作品と受けました
軽い作品?と聞かれればNOと答えます。気分的に重くなるのが苦手な人にはオススメしません
SRPGが好きな人やゲームの世界にのめり込める人、少女うへへな人におすすめします
幕間にある会話が楽しくあっという間全40話楽しませていただきました
クリアするのにかかった想いを込めて最後にとあるキャラの一言をもって締めくくります
「100時間のデータは軽くない」
管理人コメント作者のTSさまは、以前「えるまに」で取り上げた作者でもあります。
しかし、ギャグよりのクロスオーバー作品だった「えるまに」に比べ、本作「魔法少女」はかなりシリアスで大人向けなシナリオになっています。もちろん、女の子同士の関係性についても(年齢指定が付かない程度で)大人向けになっています。
しかし、元はフルカラーで描かれていたグラフィックを、シミュツク95で表示できるように減色したせいか、のっぺりした印象があるのが残念です。
現在は、「ブラックデス」など、RPGツクールVXなどでシミュレーションRPGが作れるスクリプトも揃っています。次回作は、こちらの線で検討されてはいかがでしょうか?
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レビュワー [ 祈 ] ジャンル [ 勧善懲悪SRPG ] 作者 [ 神鏡学斗 さま ] 容量・圧縮形式 [ 22.1MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクールVX Ace ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 コメディタッチ勇者SRPGで知られる木精リトの魔王討伐記の外伝作。
仕様としては本編の木精リトの魔王討伐記とは全く変わりないといってもいいぐらい同じ感じ
ふざけた笑いあふれる会話はあまり見られなかった
一応本編に相当する木精リトの魔王討伐記をプレイしてなくてもゲームは楽しめそうって感じだった
二時間もあればゲームはクリアできるな
管理人コメント外伝となる短編作品だけあって、「魔王討伐記」ほどの自由度の高さはなく、攻略手順は決まっています。
その分、「手軽にストーリーを楽しむ」向けにはキッチリと作られています。
ちなみに、本作は「魔王討伐記」より先に公開された作品です。「エトリエ和祭」への出展と、後の「魔王討伐記」に向けての習作…という側面が強い作品です。
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レビュワー [ 祈 ] ジャンル [ コメディタッチ勇者SRPG ] 作者 [ 神鏡学斗 さま ] 容量・圧縮形式 [ 258MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクールVX Ace ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 ハマリ度:10 グラフィック:8 サウンド:8
To Realize!でお馴染みの神鏡学斗氏が制作した新作SRPG
何処かおかしい仲間キャラがすごく印象に残った。
戦闘時や非常時の時まで仕組まれている不まじめな登場人物の会話が最高だった。
ギャグRPGとして楽しむのもよし、やりこんでもよしと文句ない出来だと感じたな。
管理人コメント「To Realize!」と共に、「信用も信頼もゼロの状態から徐々にのし上がっていく」という筋になっています。
しかし、主人公が「町の何でも屋」だった「To Realize!」に比べ、「世界を救う勇者(という建前だが、実際は厄介払い)」である本作は、その深刻度も増しています。
軽妙なセリフ運びで見過ごしがちですが、(リト以外の)主人公たちは、社会から阻害されたものばかり。「魔王」の影響により、周りの町々も暗く沈んでいます。
だからこそ、「自分が何とかしなきゃ!」と思わせる流れになっています。序盤から自由度が高く、「自分でクエストを探しだす」楽しさがあります。
また、「To Realize!」に比べて戦闘も短くなったので手軽に進められます。
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レビュワー [ 阿賀栗 ] ジャンル [ シミュレーション ] 作者 [ Adult Swim Games さま ] 容量・圧縮形式 [ DL不要・FLASH ] 言語 [ 英語 ] 配布元 一言で言うと、タワーディフェンスみたいなものかな。
ともかくさ、君は神なわけ、それでさ、敵の侵入を防ぐんだ。
中央のトーテムポールを、敵は狙ってくるんだ。
それを防ぐ為に、君はいろいろな奇跡を起こさなくちゃいけない。
でもそれには、対価が必要なんだ、「マナ」っていうものがね。
それは、信仰者が生み出すものなんだけど、やっかいなことに、信仰者を作るのにもマナが必要なんだ。
信仰者をたくさん作れば、マナがたくさん得られるけど、敵を深く進入させてしまうかもしれない。
これは、考えどころだね。奇跡の種類には、合計10あって、最後のほうのステージでは、どれを使うか迷ってしまうよ。
最後で悪いんだけど、操作方法は、
{A} {D} または 左右カーソルキー で画面移動
{W} または 上カーソルキー で視点を戻す
{Esc} でキャンセルぐらいかな。
すこし気になったのは、ロードが重いことと、マナの回収方法かな。
まあ、たいしたことじゃないよ。
管理人コメント「zOMT」で守るべき範囲は意外に広く、左右カーソルでの見渡しが必須になります。そして、襲い掛かってくる敵のバリエーションも豊富で、それへの対抗策もつられて豊富です。
普通に左右に歩いて攻撃する兵士の他に、「雷」などのトラップ系も使いこなさなくてはいけません。
2ステージ目から、遠距離攻撃用の投石器が登場します。これは信仰者に直接攻撃が飛んでくる厄介者。放っておくとマナ生成効率がどんどん落ち、ジリ貧になっていきます。信仰者の周辺に雲のシールドを立て、投石を防ぎましょう。
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レビュワー [ 餅 ] ジャンル [ コンビニ業務遂行 ] 作者 [ ベルファーレ長田(゜∀゜) さま ] 容量・圧縮形式 [ 3.2MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクール2000 ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 近年ではブラック企業における過酷な労働環境が頻繁に話題となりますが、今作はそんな過酷な労働を体験できるVIPRPGのゲームです。
主人公である弁護士の冨芝さんは、とある経緯からたった一人でコンビニのありとあらゆる業務を任される事になります。挨拶、押し寄せる客の対応、品出し、ゴミ出し、万引き犯対処……
これらを次々と、時には同時に一人でこなして行かなければなりません。
更に、行動で減っていく体力と精神のゲージも存在し、これらが尽きないように隙を見て休憩を行う必要もあります。
目的の商品が陳列されていなかったり、レジ対応が遅いと文句を言い出す客もおり、プレイヤーの精神をも圧迫してきます。
これらの要素により、ゲームのプレイ中は洒落にならない忙しさを体感できます。いや本当に。クリアのコツとしては、ステージごとに設定されたクリア目標を意識し、必要な行動に力を入れるようにすると良いでしょう。
例えば店の好感度がクリア目標となるステージならば、挨拶を欠かさない事を意識すれば何とかなります。
過度の挨拶は精神をすり減らし、来客を増やして忙しさに拍車を掛けるので、クリア条件によっては控えるのも有効な戦略です。自動でレジ打ちをしてくれる機械を作りたくなるほど忙しいゲームですが、それ故にクリアの達成感は大きなものとなるでしょう。
管理人コメントレベルが進むにつれ操作が忙しくなる時間管理ゲームですが、いくらなんでも最初のステージからコレはやりすぎじゃぁ!!…と思えるほど飛ばしてきます。
序盤から客の入りが多く、しかも目的となる「好感度」を上げると更に押し寄せてくるやりきれなさ。業務と挨拶に集中して休養を忘れると、ブチギレて操作を受け付けなくなるバッドステータスが入る鬼畜仕様です。
それを乗り越えた快感も計り知れません…が、乗り越えるまでのストレスがマッハ過ぎて、ヌルゲーマーの私ではとてもついていけません。
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レビュワー [ 餅 ] ジャンル [ シミュレーション ] 作者 [ 不明 ] 容量・圧縮形式 [ 809KB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクール2003 ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 RPGツクール2003で作成するゲームのデフォルトタイトルがそのまま使用されており、タイトルらしいタイトルが存在しないという作品です。
VIPRPGの作品であり、作者名も不明となっています。ゲームは二画面構成となっており、上画面では三人の少女が全自動で敵と戦い、ダンジョンを突き進んでいきます。
下画面ではRPGツクールの定番勇者を操作し、資材を集めたり装備を整える事で少女達の支援を行います。集めた資材からは資材収集効率を上げるアイテムや、資材を自動で入手する装置の導入、ユニットの生成などに使用します。
生成したユニットはメニューを開いてセットする事で、少女達を戦闘中に支援するようになります。
また、少女達の成長ポイントの割り振りや装備の変更もメニューで行います。
戦う者達を支援する、縁の下の力持ちになれるゲームなのです。ちなみに、このゲームはポーズを掛けない限りはノンストップで進行し続けるため、放置しておくと素材や成長ポイントが大量に貯まり、そのまま一気にクリアできたりします。
資材収集は機械に任せて、戦闘は少女達に任せて、ゆったりと遊ぶのも良いでしょう。
管理人コメントちなみに、放置しておいても資材が勝手に増えるのは、ある程度自分の手で素材を集め、自動収集マシンを作ってからです。
それまでは、炉から作る道具で素材収集効率UP→薬草を作って回復薬の確保→自動収集マシンの素材集め…とかなり段階を踏む必要があります。しかし、いったん自動収集マシンを作ってしまえば、素材収集効率が劇的にUPします。
前衛3名の強化は、戦闘中に手に入る武具とレベルアップで何とかなります。ただし、武具もレベルアップポイントも、そして後半で必要になる支援マシンも、装備しなければ意味がありません。この点、何の説明もないためご注意を。
キャンセルキーで開けるメニューから、武具と支援マシンの装備、そしてレベルアップポイントの割り振りを行いましょう。これが使いこなせないと低層クリアすらままなりません。
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レビュワー [ 赤松弥太郎 ] ジャンル [ ハムスタア育成シミュレーション ] 作者 [ 鉄鋼団さま ] 容量・圧縮形式 [ 各話55~115MB・ZIP ] 製作ツール [ NScripter ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 ハマリ度:8 グラフィック:10 サウンド:10
星は少女のために、少女は星のために
終戦間もなく、雑踏の中をたくましく生きる少女、節子。
彼女の親友は一匹のハムスタア。
戦後の混乱の中、寄り添う一人と一匹。
平和な時間がそこには流れていた。
しかし。
Hero!! 's born to DIE!!
Hero!! 's born to DIE!!
ここは、どこなんだ……?
ここは、お前の墓場だ。
赤十字。
──お前の死神さ。
僕は何も出来ず死んでゆくのか。
一月前のあの時と同じように──。
助けて、セッちゃん!
どうして、そんな顔をするのセッちゃん?
なんだろう、これは。
何なんだろう、これは。
「不死身の五等星・赤十字の登場だ!」
「可哀想に、
あの子八ツ裂きにされるわね」
「戦うの。
戦って、勝つ。
そうすればあなたのハムスタアは死なない。
あなたが導きなさい。それが唯一の方法」
「戦って!」
吹き荒べ嵐よ 虚空の星のように
吹き荒べ嵐よ 瞳に鬼火を宿せ
♪主題歌「WILL'O'WISP」
STARLIKE 皇星編
2012.8.11 ロードショー
これは、少女とハムスタアの
決意と覚悟の物語──
2012.7.22 先行上映開始
ハムスタア(Hamstar)は架空の生物であり、実在の動物とは一切関係ありません。
動物虐待は犯罪です。
……みたいなPVを作ってくれる人を割とマジメに募集中です。
◆育成シミュレーションとして
第壱話で奇跡の大逆転を果たし、生き延びた主人公。
ですが、スタアライクは奇跡だけで生き残れるような甘い世界ではありません。
第弐話から、セッちゃんと二人三脚で地獄の猛特訓に挑むことになります。
育成パートで日を重ねるごとにストーリーが進行し、各話のクライマックスで、スタアライクでの実戦に臨む、というサイクルで本作は進行します。
ボクの唯一の不満点が、この育成パートなんですよね。
本作では、戦闘は各話1回だけ。育成パートの方がずっと長いんです。しかし……
……もちろん←は嘘画像です。実際は↓な感じです。
ハムスタアのパラメータは肉、業、忍、運の4種類。
このパラメータをミニゲームで鍛え、上昇させるコマンドが「修行」です。
第伍話までは、全体的に動作がもっさりしているという問題点があったのですが、第陸話でNScripterのバージョンが上がって解消しました。今後順次それ以前の回にも反映されていくでしょう。
しかし改善したとは言え、いちいちミニゲームを挟むためテンポが悪いのは否めません。
第伍話から追加の「流し」でミニゲームをカットできますが、上がるパラメータがまったく別物なので代替にはなりません。
ミニゲームで楽しめる最初のうちはともかく、繰り返すうちに飽きてしまうんですよね。
ストーリーの進行によってゲーム内容は変わるんですが、およそその前に飽きてしまいます。
飽きたら、ただ時間と手間がかかるだけの作業になってしまいます。
一番の問題点は、フィードバックが少ないことです。
本作の戦闘は各話一回限りで、同じ相手との再戦がありません。
何周もプレイをしないと、育成の成果が感じられないんですね。
パラメータの意味がわかりにくいことも、フィードバックの少なさに拍車を掛けます。
「肉、業、忍、運」なんて初見では、どのパラメータを上げると何が変わるのか、イメージがつかめません。
さらに修行とは別に、エサや武器はお金を稼いで買う必要があり、これまたミニゲームで金稼ぎです。
金稼ぎをしている日は、ハムスタアはほったらかし、パラメータは一切変動しません。疲労回復すらしません。
金稼ぎと修行は互いの関係が薄く、完全に分けて考えないといけません。
戦闘がメインのゲームとは言え、プレイ時間の長い育成パートが面白くなければ、戦闘までにだれてしまいます。
ボクが一番楽しく感じられたのは第陸話、やはり先述の速度改善は大きかったと思います。
でも、実はストーリーの都合で育成と金策の期間が区切られていたことや、育成期間が短かったので新しい修行が飽きなかったことも、幸運だったのかな、と感じてしまうんです。
そして戦闘は育成の成果より、イベント上の新星奮で立ち向かう展開で……なんだか、ちょっと残念です。
私見を申しますと、新しい修行の解禁は、日数経過ではなく、ステータスや修行の回数を条件にするべきです。
そして、十分成果を上げた修行については、ミニゲーム部分をカットしても8割程度の成果が上げられるようにすれば、プレイヤーに修行の成果がハッキリ伝わります。レミュ金の自動仕入れ条件みたいなものですネ。
複数ステータスを鍛えられる修行が解禁されても面白いし、ぶっちゃけ攻撃や防御の値が直接プレイヤーから見えてしまっても構わないと思います。
その辺りも含めて、星奉編では改善を望みたいです。
ほんとこの作品、育成パートが面白くなればボク的に満点狙える内容なんですから、ね。
◆戦闘シミュレーションとして
ということで、本作のメインは戦闘の方です。
各話のクライマックス、節子とハムスタアは譲れない想いを胸に、スタアライクの戦いに臨みます。
畳みかけるような演出、そしてストーリーによって、ボルテージは否応なく上がります。
内容はトランプを使ったカードバトルです。
サイコロを振り、先攻後攻を決め、攻撃と守備で2回カードを出します。
細かいルールはヘルプ(下段のセッちゃんの隣、ヤキちゃんのアイコン)を見て下さい。
特に注意すべきことは2つ。
1つは、同じスーツのカードが出ると守備側が完封できる「相殺」。
成功すれば、ものによっては星奮さえ完封できます。星奮ゲージも一気に溜まり、展開をひっくり返すことも可能です。
そして2つ、「まとめ出し」。同ランクなら2枚以上、同スーツのシークエンスなら3枚以上で可能です。
守備側がまとめ出しできなければ、2枚目以降は無防備の相手を攻撃することができます。
地力で優る相手を倒すためには必須のテクニックです。
HP下のゲージが星奮ゲージ。いわゆる超必ゲージですな。
ハムスタア毎にたいへん個性的な星奮が設定されてます。ハムスタア達と共に紹介していきましょう。
「禍つ十字星」主人公ハムスタア
星奮 : 臨死応戦/血奉十字
入場曲 : Scream Of Silence
星工 : 来宮 節子
我らがセッちゃんのハムスタア、しかしスタアライクでは悪役扱いです。
そのなりふり構わぬ、死に物狂いの戦い方は、興行としてはダーティ過ぎるのですよ。
対戦相手を必ず死に追いやってしまう、組するには厄介極まるハムです。
背水の陣をしくファイトスタイルの象徴が、星奮「臨死応戦」。
オーバーキルされた分だけ回復して蘇生する、本作の戦略の要と言える能力です。
HPを調整し、残りわずかとなったところで相手の星奮を無防備で喰らい、反転……このカタルシスがたまりません。
ストーリーも最高に盛り上がる場面です。ぜひ有効活用していきましょう。
「不死身」赤十字
星奮 : 双重颪/血奉十字
入場曲 : (不明)
星工 : 柳川 維慶
第壱話、最初に立ちはだかる敵ですが、強いです。第肆話以前で最強と言われるくらい。
なにしろ、こちらが星奮を1つも覚えていない上、まったく鍛えていない段階で戦うのがキツいです。
パワー型で一撃が重く、まともに喰らうとあっという間に殺されてしまいます。
星奮の性能もヤバいです。「双重颪」はカード2枚を重ねた強烈な一撃、そして自らのHPを削って放つ絶対必中・相殺不能の「血奉十字」……
星奮がイベント扱いでなければ、第弐話時点でも苦戦したに違いありません。
「殺し屋」ジャン・ガリアン
星奮 : Cut Off Renegade
入場曲 : Guilty
星工 : 黒藤 聖
第弐話の敵。こいつも容赦なく相手を血祭りに上げる「禍つ星」です。
殺しても死なない、不死身の赤十字とはライバル関係でした。
身軽な上、得物である蛇腹尾ガリアン・テイルによる高い殺傷力も兼ね備えます。
星奮「Cut Off Renegade」はガリアン・テイルによる締め上げ攻撃、連続削りダメージの後必殺の一撃が来ます。
一度捕まると回避不能ですが、はたしてどう対応するか、戦略が問われます。
「特公」公太郎
星奮 : 音破烈動/懲罰衝雷/音破虹蛇
入場曲 : 特公歌
星工 : 鮫島 オーランド
スタアライクの花形ハム。
自らが法と名乗るマイクパフォーマンスと、モチモチした体が人気です。
名前からしてジャン以上にアレですが、実力でもジャン達を上回っています。
最大の武器は、スタアライク最速と呼ばれるその速さ。当たらないし避けられません。
そりゃあ星奮ゲージMAXでなくても、手から衝撃波が出るのも納得です。……納得してもらえませんか?
このふざけたナリでバックグラウンドは妙にシリアスなものだから、もう大変です。
このあとも、非常に魅力的で、そして強い敵が続々と登場します。……ええ、強いんですよ本当に。
本作のバランスはかなり難しめに調整されています。ボクは初見で難度「プロ」に設定した結果、ほとんどの敵に苦戦するハメになりました。
しかし、苦戦ではありましたが、苦痛に感じることはありませんでしたね。
今にして思えば、漠然とした育成方針が苦戦の原因だったのですが、育成をやり直すことなく、それでもクリアできる、絶妙な難度を楽しめました。
何度となく戦って対応方法を把握して、それでも良い流れが来るまで粘ってつかんだ辛勝、でしたけどね。
もちろん、実際戦って楽しいから、苦とも感じずリトライできたわけです。
そのあたりは「Kinoko」シリーズからの蓄積を感じますね。
◆圧倒的な演出力
そう、この作品、菌類と夫婦漫才してたら人類が滅亡した、あの不条理ゲー「Kinoko」シリーズのサークルなんですよ。
急場しのぎの身内ゲーだったはずの「Kinoko1」を、あんな超スケールの「Kinoko3」になるまで続けてしまう……
フリゲ界広しと言えど、彼らに優る執念エネルギーを持っている人はそうはいないでしょう。
「Kinoko」シリーズをほぼ1人で作り上げた男、鉄鋼団NOIEさんの技量は当時よりさらに磨きがかかっています。
今の時代、シナリオ、スクリプト、絵、音楽、そして効果音に至るまで自作し、かつ全てでこのハイクオリティが出せる人なんて、ゲーム業界全体で見ても希少じゃないでしょうか。
このレビューの冒頭でも、この作品がどれだけ魅力的な絵に溢れているか、その片鱗は見られるかと思います。
「Kinoko3」よりもさらにシャープになったその画力もさりながら、それ以上に、絵の使い方がうまいのです。
このレビューを書いて感じたのは、この場面でこの絵が出てくれば、と思ったシーンで必ず欲しいと思った絵が出てくるということ。
恐らく、絵師NOIEさんにとって総監督NOIEさんは、妥協を許さぬとても厳しい人物に違いありません。何しろ同じ自分ですから、厳しくしようと思えばどこまでも厳しくできるのです。
ここまでのゲームを活かす絵、そして絵を活かす演出は、一人でやっているからこそできる芸当です。
言ってしまえばNOIE団長はワンマンアーミーなのです。
ランボーに相棒はいりません。居るだけ足手まといになるだけです……並の兵士ならば、ね。
そんな、今まで一人でなんでもやってきたNOIEさんが、今作では全面的に協力を仰いだKeithさん、KAIさん。両団員ももちろんタダモノではありません。
彼らの力があって初めて、ハムスタア一匹毎に歌付きの入場曲を用意する、という前代未聞の大盤振る舞いが実現したのです。
時に優しく美しく、時に胸を奮わすNOIEさんのメロディー、激しく荒ぶり唸るKAIさんのギター、Keithさんの力強くも甘美な声、全てが加わることでやっとこの作品の音楽シーンは完成形になります。一つとして欠けては成り立ちません。
一人だけでは決してなしえない、切磋琢磨の末に生み出されるハーモニーがここにあります。
◆セッちゃんの旅はこれからだ !
最後に、ストーリーのことについて少し触れておきます。
……というより、今の段階ではまだなんとも言えないのですよ。今はようやく本題に入る準備が整った段階に過ぎません。
「Kinoko3」を作り上げ、抜け殻状態だったNOIEさんのリハビリとして、本作は企画されたと聞きました。
初期構想では、ボリューム控えめ、ストーリーはおまけ程度、全6話で終わり……もしかしたら第陸話の「ハッピーエンド」のような幕切れを予定していたのでしょうか。
そんなすんなりと行くはずがなかったんです。なにせ、キノコで人類を滅ぼした前科のあるNOIEさんであり、鉄鋼団です。
第壱話、戦後日本風の世界観に「慧瑠夫」なんて文字が混入した段階で、大ごとになる予感は十分にあったのです。
伏線を張るだけ張り、はるか神々まで巻き込んだ戦いになる予感を漂わせつつ、第陸話で「皇星編」は終わり、「星奉編」へと続きます。
「そんな風呂敷を広げて、大丈夫か」
……今の時点では、誰も「大丈夫だ、問題ない」とは答えられないでしょう。恐らくは、当事者も含めて。
でもボクは、彼らに賭けてみたいのです。何より見てみたいんですよ。
お会いしたとき若干はにかみながら、「本当に作りたいのは第二部なんですよね」と言っていたNOIEさん。その目が一体何を見ていたのか、ボクも見てみたいんです。
高々体長十数センチの小動物を巡る神々の争い、なんて荒唐無稽に聞こえるでしょうが、ヤツらはガチです。いつだって大マジです。
どれほどスケールアップしようと、最後にはどこまでも真面目に、このファンタジイ世界を描ききるに違いないのです。
小さな決意から始まる大きな叙事詩、まずは前編「皇星編」フリー版先行公開開始です。
鉄鋼団の皆さん、今は夏コミで販売する有償版の調整が大詰めでしょうが、どうか踏ん張ってください。
いよいよ次から、待ちに待った星奉編です。「一番いい物語を頼む」!!
管理人コメント前作「Kinoko」シリーズでギャグ方面でのキレを散々見せ付けた「鉄鋼団」さまですが、それがシリアス方面に行ってしまうと、こうなってしまうのか…と言うほど独特で殺伐とした作品になっています。
現在の配布形式では、1話ごとに実行ファイルが分かれていますが、global.savを引き継ぐことで、次のストーリーに育成データを引き継ぐことが可能です。
ただし、赤松氏のレビューにあるとおり、本作の勝利の鍵は時間の限られた育成よりも、本番のカードバトルでの戦法にあります。特に、何も知らない、何も鍛えてない段階でぶち込まれる第一戦では、戦法とカード運…あとはイベントに頼るしかありません。
赤松さんのレビューを見るだけで「闘ハムスタア」と言うメルヘン極まりない題材が、血なまぐさいガチのシリアスバトル世界に変わっていく様子がまざまざと浮かびます。
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【 Mosimo Tower Defense Dattara for TD Maniacs 】
レビュワー [ 餅 ] ジャンル [ タワーディフェンス ] 作者 [ 原作:ssz さま ]
[ 追加版:だむ さま ]容量・圧縮形式 [ 1.5MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクール2000 ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 本作はVIPRPG紅白2010にて投稿された『Mosimo Tower Defense Dattara』に別の作者さんが内容が追加した作品です。
ジャンルはタワーディフェンスゲーム。敵の侵攻ルートは決まっていて、いわゆる道を作るタイプの物ではありません。本作では6種類のマップが用意されており、それらのマップを7種類の砲台を活用して攻略していきます。
作中に登場する敵や砲台は全てVIPRPGでは馴染みのキャラクター達であり、その点ではキャラクターゲームとも言えるかもしれません。7種類の砲台はそれぞれ以下の様な個性が付けられています。
攻撃力が高い「フレイム」
攻撃範囲と速度が大きい「ダークネス」
範囲内の全ての敵にダメージを与える「ニュークリア」
射程無限で何処においても効力を発揮する「スターライト」
ダメージは与えないが範囲内に減速効果がある「ウォーター」
飛行、速度低下無効の敵にのみ特化した「アイス」
とてつもない火力に減速まで与えるが速度が遅い「スパーク」しかし、それ以上に本作に登場する敵には「特定の砲台からの攻撃を無効化、吸収する」や「特定の砲台でしかダメージを与えられない」といった特徴を持つ者が多く、攻略には必要な砲台を適切に配置していく必要があります。まずは敵の特徴を覚える必要があるでしょう。
管理人コメント本作では、タワーディフェンスの基本的攻略法に加え、「どの敵がどんな耐性を持っているか」を把握しないといけない、かなり知識の要求されるゲームです。
しかも、「どの敵が何の耐性を持っているか」は、ゲーム中にカーソルを合わせて情報を得ることはできず、敵の見た目から判断せざるを得ません。資金に余裕を残しておかないと、「アイスを入れてなかったばっかりに、飛行部隊になすすべもない」などと言う事態になります。
序盤の「魔王編」は、1本道のスタンダードですが、2ステージ目の「一揆編」から、「敵キャラが街中を複雑に往復した後、一本道の城に攻め込んでくる」と言う変則的な仕掛けが取られます。「道を作るタイプ」のTDも「挑戦編」と言う名前で実装されています。
(プレイ時間の)手軽さ、(TDとしての)歯ごたえが両立された作品です。
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レビュワー [ 餅 ] ジャンル [ 戦略SLG ] 作者 [ 不明 ] 容量・圧縮形式 [ 9.9MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクール2000 ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 本作ははにょうシリーズの公開作品三作目に当たる作品です。
ゲームジャンルはこれまでのSRPGとは異なり、ジェネレーションオブカオスという市販ゲームを下敷きにした、戦略SLGとRPGを組み合わせた内容となっています。
最初にプレイする勢力を選びます。初回プレイでは選べる勢力は4種類しか有りませんが、ゲームを進めることで選べる勢力が増えていきます。
舞台となる大陸では自勢力を含めて16の勢力が覇権を狙って争っています。この中で生き残り、最後の1勢力となればクリアとなります。
なお、世界観はVIPRPGではお馴染みの「もしもシリーズ」を使用しており、登場キャラを知っていればより楽しめるような内容になっています。
敵勢力を撃破する為には本拠地に攻め込み、撃破する必要があります。
敵部隊に勝利して敵の武将を引き抜くことで自勢力を拡大して行きましょう。
ただし、闇雲に自軍の部隊をぶつけていても上手く勝つことは出来ません。
地形や属性の相性、そして武将の必殺技が本作では大きなファクターで、敵に有利な部隊を作成してぶつける事が大切です。
自軍の拠点とした土地は、その土地に駐留している部隊に探索させる事が出来ます。
この探索中はRPGパートとなり、強力な武器が発見できることもある他、RPGパート戦闘での成長はSLGパートにも良い影響を与えます。
積極的に探索する事を心がけると良いでしょう。
その他にも「内政」や「禁呪」といった様々な要素がありますが、
本作にはチュートリアルが存在せず、プレイを始めたばかりの人には分かり難く感じるかもしれません。
最初は相性や内政は気にせず、探索で成長させた強力な武将で部隊を構成してゲームを進め、システムに慣れることから始めると良いかもしれません。
管理人コメントスクエア陣地型シミュレーションであった「6」「7」とは異なり、今回は拠点と道筋を元に自己の勢力を広げていくSLGとなっています。
市販ゲームのみならず、フリーゲームでも「ソフィア」「Almagest -Overture-」など、数々の傑作を排出しているジャンルです。
そして、そのどれもが「難易度が高い」と言われるとおり、この「はにょう8」の難易度も(相変わらず)高いです。国境に武将を配備し、きちんと軍備を整えておかないと、あっという間に敗北してしまいます。
ゲーム内でのチュートリアルでは説明できないぐらい、多数のコマンドを制御しなくてはいけません。プレイ前にReadmeは必ず見ておきましょう。