■ 投稿レビュー アクション 25
GunGirl2 Black Shades てっぽマン2 herocore Anacondas
I am
godzilla
山のぼりゲーム VOXELSTEIN 3D Zelda Classic hack9

【 GunGirl2 】

GunGirl2
レビュワー [ REN ]
ジャンル [ ガンアクション ]
作者 [ Paul Schneider ]
容量・圧縮形式 [ 118MB・RAR ]
言語 [ 英語 ]
ダウンロード ダウンロード不可

これなんて洞窟物語だよ!
とか思っていたらあろうことか本編中にDoukutsu Monogatariという単語が出てきやがりました。

メリケン仕様のケバいビジュアル(日本人視点)にパワポケ体というちょっと夢に出てきそうな取り合わせがとっても斬新なガンアクションゲーム。
本編中で手に入るピストルやショットガンなどの様々な武器を切り替え、アイテムを取ることで強化したりダメージを受けることで弱化するという洞窟物語仕様となっています。
スキル強化要素も含まれており、主人公自身の強さを鍛えることも可能。

内容は露骨なまでにゾンビ物であり、雑魚敵さえもことごとくゾンビ。
倒しても倒しても頭が爆発するまで復活するわ地面からは湧き出てくるわでちょっとシャレにならない物量との戦いになります。
強火力の銃器で一掃するととーっても気持ち良い。


 管理人コメント

見かけ・システムに「洞窟物語」を意識している部分もありますが、やはり根本のゲーム性は、オリジナル要素が盛り込まれています。
「洞窟物語」よりはリアルな銃火器を使用しているだけあり、各武器には装弾数が決められています。弾が切れても一定時間でリロードされますが、その間は、敵の攻撃を避けるしかありません。
また、GunGirlの装備には、下カーソルで出せる盾があります。同じく銃火器を持つゾンビに対しては、この盾で銃弾を防いでから倒すようにしましょう。
「GunGirl2」は、ストーリー軸に沿ってほぼ一本道だった「洞窟物語」に比べ、非常に自由度の高い(どこからでも攻略できる)探索型のアクションになっています。どうしても勝てない敵が出てきたら、ルートを変えて強化アイテムを集めるのも一手です。

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【 Black Shades 】

Black Shades
レビュワー [ t ]
ジャンル [ FPS ]
作者 [ David Rosen ]
容量・圧縮形式 [ 1.29MB・自己解凍EXE ]
言語 [ 英語 ]
ダウンロード ダウンロード先 (English Site)

今回初投稿となるtです。
このゲームは白服のVIP君を、銃だったりナイフだったりをつかって、ワルや○○○から守るゲームです。
ルールはいたってシンプルですが、けっこうハマります。

操作方法(自分がわかっているもの)を書いておきます。

W.S.A.D 移動  左クリック 発砲 R リロード Z 時間の進みが遅くなる 
Ctrl しゃがむ(スナイパーライフルだと狙う) これ以外にもいろいろあるようです。

ps ○○○には何が入るかって? やってみればわかるさ・・・
pss iPhone版と間違わないよう注意!!


 管理人コメント

瞬時に周りを見渡せなければいけない防衛において、主人公の視界しか見えないFPS形式は、それだけでハンデになります。
ただし、「Black Shades」においては、VIPを狙う敵がいた場合、敵からVIPに向かって白いマーカーが出現します。それを頼りに敵を見敵必殺するのが、「Black Shades」の目的です。
リロードには非常に手間が掛かるため、近寄る人間を片っ端から殺していくのは得策ではありません。周りの人間は(VIP自身を含め)全て殺すことができますが、肝心のときに弾が切れては、どうしようもありません。自重しましょう。

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【 てっぽマン2 】

てっぽマン2
レビュワー [ REN ]
ジャンル [ 銃アクション ]
作者 [ ウータ さま ]
容量・圧縮形式 [ 1.5MB・ZIP ]
言語 [ 日本語 ]
ダウンロード ダウンロード先

お待ちかねのひもじ村新作は、てっぽマンシリーズの続編。
ストーリー的には前作よりも前の話にあたるようだ。

近年のひもじ村作品のキャラクターは異様に頭身が下がり、お世辞でなくとも「カワイイ」とハッキリ呼べる境地に達している。
それでも、初期作からの全体的なブチギレっぷりはそのままだ。

今回の主人公はまたアクションが多彩で、やたら少ないキーで滑空やバク宙などの芸当を繰り出せる。
これらを華麗に使いこなすことであらゆる局面を切り抜けるゲーム性はプレイしていて非常に痛快である。
数多のひもじファンのご期待に漏れぬ目ン玉飛び出るほどの強力なボスとの激しいバトルにも注目だ。


 管理人コメント

初期の「パイナッポ」辺りと比較すると、ひもじ村作品のアクションは、時系列に従ってどんどん操作系統がシンプルになったことが判ります。
ボタンはジャンプと攻撃のみのシンプルな系統になり、アイテムを拾って攻撃方法を切り替える方式に変化しました。
ただし、その分、「てっぽマン2」では、アクションと武器切り替えを用いて、どのように難局を切り抜けるか、パズル的手法が求められるようになりました。
アクション性は楽になったとはいえ、一度の操作ミスでクリア不能になるのは相変わらずです。心してプレイしましょう。

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【 herocore 】

herocore
レビュワー [ ヴァ九段 ]
ジャンル [ 探索アクションゲーム ]
作者 [ Remar Games ]
容量・圧縮形式 [ 2.43MB・ZIP ]
言語 [ 英語 ]
ダウンロード ダウンロード先

ハマリ度:8 グラフィック:10 サウンド:9

この白黒の世界で貴方は何を思うでしょうか?

唐突ですが、個人的には探索アクションというのは独自性を出す事が難しいジャンルです。
メトロイドが切り開いた「探索して、アイテム(など)を探して、ボスを見つけて、倒す」という基本的な要素が=メトロイドに繋がってしまっている気がします。
悪魔城ドラキュラの後期シリーズも、出たばかりの頃はメトロイドそっくりだと言われていました。

そこで独自性を出す為に求められるのは第一にシステムとグラフィックなわけですが、この作品はそのどちらも特殊。
特にグラフィックに至っては何か別の世界に足を踏み入れてしまった気さえするほど特殊な物です。
タイトル画面からマップ画面に至るまで全て白黒。
主人公はアタリ2600のゲームでも時々見かけるくらいの簡素な形をしていて
雑魚敵もインベーダーをちょっと丁寧に書いた、下手をすればインベーダーすら下回るほどの簡素な作り。
だというのに丁寧に書き込まれた巨大ボス。同じくらい丁寧に作りこまれたエフェクトと、強い印象を与えるグラフィックがプレイヤーを迎えてくれます。

システムも床を歩くのではなく、常時浮遊しながら移動。
ほとんどがシューティングゲーム的な動きをしなければならない。
という、どちらかと言えばシューティングゲームに近い探索アクションと言えるでしょう。

肝心のゲームの面白さですが、難易度がそれなりでプレイしやすく、とっつきやすい作品。
グラフィックで敬遠する人も居ると思いますが別に手抜きでもなんでもなく
かなり作りこまれているので探索アクション好きな人は敬遠せずやってみるのがいいと思います。
探索アクションが好きで洞窟物語のアイロンヘッド戦が好きな人には特にお勧め。

ちなみに全部英語ですが、ある程度読めれば問題ないかと。


 管理人コメント

レトログラフィックとガチアクションを愛するヴァ九段さまがオススメするのも頷けるほど、アクション愛にあふれた作品です。
それでも、どうしても目に付くのが、MSX以前レベルの簡素な白黒グラフィックです。しかし、これは全て「ドでかいボス」を表現するための選択だと判ると、途端に縦横数ドットしかない主人公・ザコ敵のグラフィックにも愛着が出てくるから不思議です。
ゲーム自体は、上下左右に自由に動ける分、探索が手軽になっています。その反面、戦闘の立ち回りにもシューティング的な避けスキルが要求されるようになっています。
バリアコア以上の敵相手だと、往年のSTG並みには濃い弾幕がバンバン出てきます。回復手段は限られているため、しっかりと避けてダメージを抑えるのが、このゲームの基本です。

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【 Anacondas 3D Adventure Game 】

Anacondas
レビュワー [ extracks ]
ジャンル [ サバイバルTPS ]
作者 [ Sony pictures ]
容量・圧縮形式 [ 174MB・ZIP ]
言語 [ 英語 ]
ダウンロード ダウンロード不可

ハマリ度:5 グラフィック:7 サウンド:6

蛇ーなアクションアドベンチャー

「え? アナコンダって映画じゃなかったっけ?」と思ったそこのあなた!
はい、確かに映画ですが、海外公式サイトにて今回取り上げるソフトがあるんですよ奥さん。(たぶんプロモーション目的だと思われるが……)

ゲーム自体はオーソドックスなアクションアドベンチャー、操作もFPS/TPSでおなじみのスタイル。
メインとなるObjectiveをこなしつつストーリーを進めていくスタイル。

もちろん戦闘もあるが、銃が当てづらい(特にリボルバーが)、弾が少ないので大抵接近戦になる。
また仲間のキャラクターに《攻撃・防御・追従》の指示を出す事も出来るので、指示をどう出すかで生存率が変わるだろう。

操作面では若干の不満はあるが(明らかにそのまま下に降りれそうなところなのに降りれないとか)遊べなくは無い。

一種のオフラインでMMORPGを表現しました見たいな感じをしたのは俺だけなのだろうか……。

<オマケ・ダウンロードまでの道のり>

  1. 公式サイトへ行く
  2. 画面上記のADVENTUREにカーソルを合わせた時に現れる3D ADVENTURE GAMEをクリックするか画面左下のTHE ANACONDAS GAMESの中の3D ADVENTUREと書かれたサムネイルをクリック。
  3. DOWNLOAD!

「ね、簡単でしょ」


 管理人コメント

ストーリー展開は、原作「Anacondas」に忠実…なのだと思いますが、映画を見てない私には判別できないのが困りどころ。TPSのアクションアドベンチャーとしてみると、探索が多めなので、できる限り仲間には「追従」の指示を出して、はぐれないように探索する必要があります。
なお、序盤のチュートリアルでは、「敵に近寄らせるな」とありますが、extracksさまの言うとおり、銃器は発射までに隙があり、また、弾薬も限られるため使いづらいです。敵に銃器がある場合は、動き回って撃たれないようにしつつ、接近戦を仕掛けたほうがダメージを抑えられます。
なお、ウリになっている「Anaconda」は、序盤では出てこず、ひたすらワニと原住民(?)との殺し合いになります。リソースを消費しないためにも、戦闘は素早く切り抜けましょう。

(補足)
2013.11.11:現在、本作品はダウンロードできません。(DECOすけ野郎 さま、情報ありがとうございます。)

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【 I am godzilla 】

I am gozilla
レビュワー [ REN ]
ジャンル [ 踏み荒らしアクション ]
作者 [ slashlee ]
容量・圧縮形式 [ DL不要・FLASH ]
言語 [ 英語 ]
Play ダウンロード先

怒りに燃える大怪獣が傲慢なる人類を圧倒的パワーで叩き潰す爽快アクション。
何やってんすかゴジラさん!

なんというかこう…プチプチつぶし(正式名:気泡緩衝材)に近い。

方向キーで狙いを定め、スペースキーで踏み潰します。
この踏み潰す際のキー操作がクセモノで、タイミングよくゲージに合わせて押さなければ踏み潰し動作がヘロヘロになってしまいます。
足を持ち上げる際にもこのゲージ操作が存在し、失敗すれば老人のような足取りに…
毎回ゲージをジャストミートさせることができれば爽快なんですが、タイミングが本気でシビアです。

RAGEゲージがフルになれば横方向へ足を滑らせ、何もかもをすり潰すことが可能。
残念ながら白熱光は吐けません。

また、スコアを稼げばパワーアップ画面にて足のサイズや一撃のパワーなどを強化できる。

このゲームにおける人類の抵抗力は並大抵のものではなく、あまりにチンタラ(ゲージ押下失敗)していると勇気を取り戻し果敢にも我らがゴジラさんに蹴りを食らわしてきます。
ゴジラさんもゴジラさんで、人類の抵抗を浴び続けると泣きながら退散…。
ハートがガラスなんでしょうか。
こんなんゴジラじゃねェ!なんて言わず、真のゴジラさんを演じてあげてください。


 管理人コメント

「こんなんゴジラじゃねェ!」感の第一、そして、このゲームのアクションとしての難しさは、何より「いつまでもタイミングを図ることができない」と言う点に尽きます。
怪獣さん(もうゴジラとは呼ばない!)は、緑色のHOLDゲージの間だけしか足を上げられません。0になると、自動的に足を下ろしてしまいます(しかも威力はヘロヘロ)。
その上、殲滅対象は気ままにウロチョロして、こちらの足を振り下ろすタイミングを逸らしてくれます。勇気を取り戻させてしまうと、移動スピードもアップし、益々殲滅し辛くなります。
クリアのためには、いかに敵を少ない手で潰していくか、最初の一歩から重要になります。他の殲滅ゲームのような「手軽に(ゲーム上の)命をもてあそべる」楽しさは、ミジンもありません。

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【 山のぼりゲーム 】

山のぼりゲーム
レビュワー [ REN ]
ジャンル [ アーケード移植 ]
作者 [ ぐれっち さま ]
容量・圧縮形式 [ DL不要・FLASH ]
言語 [ 日本語 ]
Play ダウンロード先

うへえwwwww
懐かしすぎてその場で先祖返りするレベル

山のぼりゲームとは、こまや(株)が生み出した、実在するアーケードゲーム。
「すすむ」「もどる」の2ボタンだけで頂上にいたるまでに襲い掛かる自然の脅威をかいくぐり、
見事登頂すれば気の抜けたBGMの祝福とともに景品の駄菓子がもらえます。
本作の景品は画像だけですが思い出はプライスレス

上達すれば駄菓子製造機になるんじゃね?という思考でわたくしめも猿のようにやりましたが
結局一度もクリアできませんでした。
ロープが鬼門すぎる。


 管理人コメント

私は、駄菓子屋やスーパーのゲームコーナーと言えば、このようなエレメカではなく、「釣りっ子ペン太」とか「ダムダムボーイ」などのメダルゲームが主でした。駄菓子がもらえるゲームと言えば、小型ブルドーザーアームですくい取る、より直接的なものに変化していた頃です。
それで、この「山のぼりゲーム」ですが、実際に手に触れてみて、「当時のジャリボーイは、こんな高難易度ゲームに血道を上げていたのか!?」と感心にまで至りました。それほどタイミングがシビアなのです。
先述の「釣りっ子ペン太」とか「ダムダムボーイ」は、「運ゲー=ギャンブル」であることが明らかに判るゲームなのですが、この「山のぼりゲーム」は、「技術さえ磨けばお菓子がザックザク!」と思わせてしまう、たちの悪い見掛けになっています。
最近では、パチンコなどのガチ賭博でも「ボタンを連打!」など、運を技術的要因に錯覚させるテクニックが出てきました。こういう手で射幸心を煽るやり方は、実はこの「山のぼりゲーム」が元祖なのではないか、そう思えてなりません。


(補足)
2012.04.25:リンク先をミラーサイトを変更(カカオ さま、情報ありがとうございます。)

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【 VOXELSTEIN 3D 】

VOXELSTEIN 3D
レビュワー [ extracks ]
ジャンル [ 僕、知らなかったんだ、脱獄する時のあのチマチマ感の面白さが…FPS ]
作者 [ Hans Krieg ]
容量・圧縮形式 [ 29.6MB・ZIP ]
言語 [ 英語 ]
ダウンロード ダウンロード先

ボクセル(Wikipedia)をまず始めに読んでおく事をオススメします。

これはそんなボクセルで構成されたWolfenstein3Dを原作としたFPSである。

特徴的なのがボクセルで構成されたマップだからこそ出来る破壊。
スタートから牢獄の中に入った状況下で鉄格子の外に出るにはどうすればいいか?
手にはナイフ。アクションキーは無い。
Ans.ナイフでチマチマと削る

そうです、破壊できます。削れます。がんばれば全てを削り取ることが出来ます。

目的は館からの脱出だが、目的を忘れてボクセル削りに没頭してしまう危険性を孕んでいる罠。
クリア時のリザルト画面においてもボクセル破壊数のカウントまである用意周到ぶりに爆笑必死wwww

まだテストバージョンなのかマップが1つしかないが、意外と期待させてくれるタイトル。
破壊命な人は、まさにこれをやるべしと言えるだろう。

ちなみにゲーム中でI+L+Mを同時押しすると武器弾薬がMAXの状態になるのでナイフでチマチマと削るのが面倒になったらC4を仕掛けてみよう。
なお一回もクリアしてないのであれば初回は使わないほうをオススメいたします。


 管理人コメント

Wikipediaの説明にもある通り、ハリボテにしか過ぎないポリゴンに対し、中身まで作れる技術が「ボクセル」なのです。医療用シミュレータなど、様々な分野で研究されている画像処理です。
もちろん、リアルなボクセルモデルでは、よほど高性能なコンピュータでない限り表示できませんし、何よりデータ量だけでGB単位になります。マップ1つ分のキャラが29.6MBに収まっている「VOXELSTEIN」のモデリングの程度は…画像を見てお察しください。
しかし、このゲームの本来の目的は、「ボクセルを使った中身までリアルなモデル」ではありません。ボクセルで中身を作ることにより、「部位破壊」に注力を置いた作品なのです。
脱獄を目的とした「Wolfenstein3D」をモチーフに、チマチマ削る操作を的確に表現したネタが光る作品です。

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【 Zelda Classic 】

Zelda Classic
レビュワー [ Ironnitride ]
ジャンル [ Zelda Classic ]
作者 [ Armageddon Games ]
容量・圧縮形式 [ 5.3MB・自己解凍EXE ]
言語 [ 英語 ]
ダウンロード ダウンロード先 (English Site)

ZeldaClassic と名付けられたこのゲーム、海外のゼルダファンの、ゼルダファンによる、ゼルダファンのための初代「ゼルダの伝説」再現ゲーム付きゲームエディタである。

エディタで作られたゲームについては多岐にわたるため割愛する(あえて言えば、本体バージョンと開発バージョンが違うとバグになる。程度か)が、再現初代ゼルダ(起動したとき最初にカーソルが合っているクエスト)の再現度は並ではない。初代ゼルダの攻略データがそっくりそのまま使え、音楽・効果音の再現性も驚くほどである。文章が全て英語であることは海外製のため仕方のないことだが、薄い和英辞書が一冊あれば事足りるので問題にはならない。複雑な英文法など必要ないし、辞書に無い単語=固有名詞と思って差し支えない。
しかし、筆者はあえてこの初代ゼルダを攻略サイト(1980年代の攻略本を21世紀の今、手に入れるのは至難の業である)の頼りにならずにプレイすることをおすすめする。プレイ世界であるハイラルの野は、広大な冒険と探索の土地である。いざ、全ての木に火を放ち、全ての壁と岩壁を爆破し、全ての石像を破壊し尽くし、隠された通路を「こんなところにあったのか!」との感想と共に見つけ出して欲しい。そして、ダンジョンを自分の知恵と技術を頼りに突破する楽しみを存分に味わって頂きたい。
ハイラルの地は、プレイヤーの手で存分に遊び尽くされるのを待っているのだ。


 管理人コメント

任天堂の名作アクションRPGシリーズ「ゼルダの伝説」も、初作、およびそれをモチーフにした本作では、最初から(アイテムが必要でない)全ての道が開いている分、攻略手順に戸惑う場面が出てきます。「物語の展開に従って行動範囲が増える」初心者に優しい方式になっていくのは、SFCの「神々のトライフォース」からです。
特に初めの内は、体力も攻撃力も少なく、攻撃もリンクの向いている方向にしか出ないため、敵の大軍に対処できない場面もあります。飛び道具の雨は、移動で避けるか盾で防ぐ(飛び道具の方向を向いて何もしない)ことで対処しなければなりません。
確かに、事前情報がなければ、最初のダンジョンさえ見つからないまま、じわじわと体力を減らしていくばかりです。しかし、慣れてくれば、敵キャラの対処方法・ダンジョンの位置・回復ポイントなどを体で身につけることができる構成になっています。
私としても、本作は事前情報なしでプレイして欲しいと思います。謎を解決したときのあの音が、よりいっそう快感に感じられるからです。

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【 hack9 】

hack9
レビュワー [ REN ]
ジャンル [ 洞窟物語アナザー ]
作者 [ 和彦 さま ]
容量・圧縮形式 [ 17MB・LZH ]
言語 [ 日本語 ]
ダウンロード ダウンロード先

かの洞窟物語の操作感をベースにまったく新しいストーリーを描いた、不安と孤独感を煽る演出が美しいアクションゲーム。
本作においては「稼ぎ」によって主人公の強化を行えたり、各種敵キャラクターにレアドロップが設定されていたりなど、いわゆる一般的なRPGのような側面を持つ。
緻密に描き込まれたドット絵と足音が印象的。

本家洞窟物語の最終局面でもなかなか見られないような凶悪なマップ構成、
貧弱な初期武装および初期HPがプレイヤーの脳髄を破壊する。
天然の要塞の中で硝煙が渦巻き、電子世界の戦いを彩る専門用語が飛び交い、HPを強化したところで何一つ安心できない初見殺しマップの前に数多の屍をさらし、
プレイヤーを寡黙でハードボイルドな世界観へ惹きこんでくれる。


 管理人コメント

本作をプレイすると、序盤で銃器が手に入るクォートの優遇されっぷり、そして、初プレイから操作感覚を学習できる「洞窟物語」の易しさが身にしみます。
もちろん、本作の構成が間違っているわけではありません。「洞窟物語」をプレイし尽くした方向けの構成になっているだけです。また、アクションでストーリーを進めることではなく、経験値を積み重ねて主人公を強化していく「RPG的」な要素を強調しているだけです。
序盤は、ステージ最初のザコ兵にさえ、正面から立ち向かえば2発で死ぬ虚弱っぷりを誇る我らがスノート(主人公)。最初からガンガン突き進むのは自殺行為です。最初のマップで敵キャラを倒し、しっかりと強化してから、ストーリー進行に望むようにしましょう。攻略サイトでも推奨されている攻略法です。


(補足)
2010.11.03:リンクの変更

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