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■ BLACK LABO

タイトル
作者 [ Xyilishoot さま ]
ジャンル [ 探索型脱出ホラー ]
容量・圧縮形式 [ 10MB・自己解凍EXE ]
製作ツール [ RPGツクールVX ]
必須ソフト [ RPGツクールVX RTP ]
ダウンロード ダウンロード先

BLACK LABO画面 BLACK LABO画面 BLACK LABO画面 BLACK LABO画面 BLACK LABO画面 BLACK LABO画面

レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
ES 8 /10 9 /10 8 /10 104/120 B
銅たぬき 10/10 9 /10 10/10
DECOすけ野郎 8 /10 9 /10 9 /10
赤松弥太郎 7 /10 8 /10 9 /10

 《 ES 》  ハマリ度:8 グラフィック:9 サウンド:8

光あるところに影がある。

私は、この「BLACK LABO」を「上手いゲームだなぁ」と感じました。
普段は無音、敵に見つかった場合のみ再生されるBGM、しかも、追いかけられているシーンと見失っているシーンでBGMを変えてくるという上手さ。
グラフィック面では「光」の使い方が上手い。道中をよく観察すると、光源と主人公との距離に従い、明るさがリアルタイムに変化していくのが分かります。
普段は暗闇の中を突き進まなければいけませんが、道中のランプを点けたり、懐中電灯やライターを使って光源を確保し、探索がしやすくなります。
しかし、明かりを点けると「被験体」に警戒され、自分の位置を特定されやすくなるというデメリットもあり、普段は暗闇での手探りを要求されます。
道を切り開くたび、マップは複雑になり、被検体の数や避けづらさも増していくため、光源の確保と被検体の目くらましのバランスを考える必要があります。

そして、このゲームで特筆すべきは、敵キャラ「被験体」の行動パターンです。
プレイしたばかりの頃は、その唐突な登場と、振り切るまでのしつこさに、まずビビると思います。
怖さに慣れた頃でも、厄介さは残ります。むしろ、怖くなくなった分、そして、ストーリーを進めて難度が増した分、厄介さは一層大きくなります。
(もちろん、出会った瞬間のレッドアウト、及び攻撃された時の血しぶきは、何べんやられても驚きますが。)
被験体を一度振り切ってBGMが止んだとしても、安心はできません。一歩足を踏み出した瞬間、待ち受けている場合さえあるのです。
被験体が自分の周りから離れてくれるまでには、リアル時間で数分ほどじっとしてたり、他の場所でアイテム確保に向かったりする必要があります。
そして、「探索したい場所」に被験体がいる場合は、「防犯装置」などで被験体をおびき寄せなければなりません。しかも、音源に被験体がたどり着く間に、プレイヤーは音源から離れなくてはいけません。その道中に被験体とぶつかったらOUTです。非常にシビアなタイミングを迫られます。

見つかって攻撃された場合でも、最初は「死んだふり」で回避できる救済措置もあります。ただ、それでさえも安心できません。

被験体に襲われて死んだふり

被験体去る

Aボタンで目覚める

とりあえず回復のため、近くの小部屋に這って行く

被験体カムバック

死亡

…の「やられた」感は、経験した人しか分かりません。

このもどかしさと、唐突に被験体に出会った際の演出など、「BLACK LABO」では、画像面ではなく、システム面からホラーを演出するゲームになっています。
しかし、このシステム面でのホラー演出が、また短所でもあります。サクサク進めないのです。
同ジャンルの「青鬼」と比べると、その差は歴然です。「青鬼」の出現は、ほぼイベントに限定されます。しかも、一度撒けば、次の出現イベントまで安心して謎解きに集中できます。
「BLACK LABO」では、先述の通り、一度撒いただけでは決して安心できません。BGMが止んだあと、被験体が離れるまで待機が要求されます。その待機時間も、モニターの前の我々には決してわかりません。
警戒度が増している場合、下手に歩みを進めると、こちらの忍び足にさえ反応し、余計に離れるまでの時間が長引くことになりかねません。
ただ、「BLACK LABO」では、「青鬼」のようなクイズがなく、カギ探しなどのフラグ立てに奔走するゲームです。それ故、あまりサクサク進めるようにすると、ココまでの緊張感と面白さはまず保てないでしょう。ジレンマですね。

 《 銅たぬき 》  ハマリ度:10 グラフィック:9 サウンド:10

うわわわぁと変な声が出るほどホラー

今回のイチオシである「BLACK LABO」について怖い怖いとよくレビューされていますが本当に怖いです。
プレイしていて悲鳴ともつかない変な声がでたのは初めての経験でしたよ。

内容としては「バイオハザード+メタルギアソリッド」という理解でOKです。
最もこちらは潜入ではなくて脱出ですが。
あとの説明は他のレビューワーさんに丸投げして、私は以下で「なにゆえにこれほど怖いのか」について考察したいと思います。

①いるのはわかるが、どこにいるかわからない。

まず特徴として挙げられるのは、マップがやたらと暗いということです。
懐中電灯という周囲を照らすアイテムもありますが、使用中は見つかりやすくなるので敵「被験体」の近くでは消さざるをえません。そうすると周囲2マスくらいしかわかりません。

そこで「被験体」を察知するのは「足音センサー」に頼ることになります。
同じ部屋に「被験体」がいれば反応し、かなり大雑把な方角と距離がわかります。
この、「同じ部屋にいることはわかるが、正確な位置がわからない」という不明点がある状況が恐怖・不安を引き起こします。

これが全く位置がわからないのであれば恐怖はありませんし、見つかってもむしろ理不尽感のほうが強く、やはり恐怖はありません。
「知らぬが仏」という言葉もありますし、無知はある意味、無敵なのです。

逆に部屋が明るく「被験体」の位置が正確に把握できる状況では相手との距離、向きから見つかるリスクがわかるので、これも恐怖・不安はありません。
実際に一部のマップでは電気をつけて部屋をこうこうと照らせるのですが、電気がついた途端、ホッとします。そして急に電気が落ちるとびくっとします。
こんなところで電気のありがたさを感じることになるとはっ。

要するに「一部、重要な情報が欠けている」という状況が非常に不安や恐怖を掻き立てるようです。
ジェイソンのようなただの殺人鬼よりも、微笑しながら包丁持って襲ってくる女の子のほうが「なんで微笑しているかわからない、というかむしろ目、笑ってないよね」ということでよっぽど底知れぬ恐怖を感じるのと同じ理屈でしょうか。

②なんとかなりそう、にやられる

「被験体」に見つかると執拗に追い回されます。奴らは尋常じゃなくしつこいため、「逃亡中」のハンターに見つかったようにまず逃げ切れません。
ただ、主人公のほうが足が速く、スタミナもあるので「逃亡中」よりは逃げ切れないわけではありません。
明らかに研究者っぽいのにどんなアスリートだよっ。

また、「被験体」に捕まってヒドイ目にあっても即死ではないので、なんとか立て直しができます。
ただそれも回復アイテムがあり、「被験体」がどっか行ってしまい、かつアイテムが使用できる小部屋に入れればですが。
「被験体」がいる目の前で行動に出ればあっさりと再殺され、小部屋に入れないと失血死します。

冷静に文章に起こすと「被験体」に見つかったらアウトみたいですが、実際のプレイ中は「なんとか逃げ切れる」「捕まっても死にはしない」という根拠のない自信により「被験体」が同じ部屋にいるのにそこにとどまったり、音を立てておびき寄せたりと
あえて恐怖につながるシチュエーションに持っていきがちです。

これが「捕まったら即死」だとプレイヤーもより慎重に行動するでしょうが、助かる可能性を用意しておくことで、プレイヤーにより危険な行動をさせる、いい「釣り」だと思います。

さて、評点

ハマり度 10/10
ホラーゲームとして怖さについては言うまでもない。
またクリア後のRANDOMモードでは部屋を「際限なく明るくっ」できる業務用ライトなどの反則アイテムが使用できたり、「被験体」とより戯れるために見つかりやすくなるペナルティをかけられたり、ほぼ別のゲームとしても楽しめる。

グラフィック 9/10
ヒドイ目にあった後や骨折中の主人公の歩行グラフィックなど細かいところが凝っている。
「もっとグロをっ」という人もいるかもしれないが、自分はこれでおなかいっぱいっす。

サウンド 10/10
「被験体」に見つかって逃げる時くらいしかBGMはないが
しかしこのゲームでは探索時にBGMがあるほうが興が削がれるだろう。
足音が重要な要素であるし、見つかった際に画面が赤くなってBGMが入る演出は
切迫感を出してて、BGMをなくした選択はグッドだと思う。

非常に(恐怖を)楽しめるゲームと太鼓判を押せます。
惜しむらくは、今がホラーの季節(2011年4月)ではないということですね…。

 《 DECOすけ野郎 》  ハマリ度:8 グラフィック:9 サウンド:9

カギを探すのがこのゲームの鍵だ!

ぶっちゃけ、書きたいことはほとんど通常のレビューで書いてしまったものだから書くことがそんなに
なかったりする。まあ、長ったらしいのは読みたかねーよ!という人はこっちだけ読んでもらってもいいですよ。

ハマリ度:8/10
絶妙な難易度設定。初心者は通常版やると即効で積むので、まずはセーフティ版から。
慣れないうちは戸惑うところが多いかもしれないが、慣れちまえばこっちのもの。
基本的に慣れてしまえば「鍵を探す」「ともかく鍵を探す」「生きるために行動する」要素が多いので
それほど怖いと感じる余裕がなくなる、かも。

即死トラップとかイジワルな罠が無いところは良心的ではある。
定期的にバージョンアップされており改善されているので、遊びやすくはなっているのかな。

グラフィック:9/10
RPGツクールVX使用なので、グラフィックは綺麗な方である。
気になった点が一つ。このゲーム、基本的に「主人公以外に人間キャラクターが存在しない」
んだよね。こと切れた人間がいてもおかしくはないんだけど・・・。

サウンド:9/10
サウンドは基本的に無い。音楽もそれほど無い。
・・・音楽が鳴り響くのは「アレ」に発見されたときだけ、追いかけられている出てきた時だけだ。
そして追いつかれたときには・・・。
抑えめの音楽と効果音が逆に怖く感じるんだよね。雰囲気を損ねていないというか。

唐突だが、映画の話になる。
怖くないホラー映画とかをたまに見てしまってガッカリすることがあるんだけど、
視覚面とか音楽面とか効果音に頼りすぎだろ、というところがある。
「驚いたわぁ!」と感じるけど、それは「怖い」という感覚とは別なのよね。

そういう意味では、このゲームは「無駄」を省いている。だからこそ怖いんですよねー。

 《 赤松弥太郎 》  ハマリ度:7 グラフィック:8 サウンド:9

暗い闇の底で 危険な罠が待つ

ハマリ度 : 7 / 10
 敵の行動パターンがなかなか良くできていてハマる(色々な意味で)。後述の恐怖演出の素晴らしさもあり、ホラーとして良くできているシステム。
 だが中盤以降、ギミックが結局鍵探しで飽きる、発見された時のペナルティが大きすぎ、やがてリセットプレイになる等、作業ゲーに陥りがちな欠点が浮き彫りになる。
グラフィック : 8 / 10
 演出は素晴らしいの一言。見えないとわかっていても目を凝らしてしまうほどで、見えないことの恐怖をよく表している。
 しかし一度明るくすると、VXの改変素材であることを思い知らされる。特に地下施設のマップは、どう見てもRPGのダンジョンにしか見えない。明るくする前は無駄に広くて恐怖心を煽ってくれるのだが。
サウンド : 9 / 10
 本作の主役であり、白眉である。耳を澄ませるほど恐怖は増すのに、耳を澄まさざるをえない状況を作る仕掛け方がじつに巧い。
 扉や棚を開ける音は、あれだけ大きな音がするのに周りには聞こえず、敵が扉を開けた音も聞こえない等、若干不合理を感じる面もあった。……サウンドの項目で論じるところではない気もするが、実装すればより戦略性と恐怖が増すだろうと思う。

 ……感想を言えば、いろいろと惜しいところの多い作品でした。
 結局のところ、どんなホラーでも怖いのはせいぜい最初の30分くらいで、そこを過ぎると「慣れ」がどうしても出てしまいます。だからこそ、最初の30分を過ぎてからが、ホラーにとっては本当の勝負なのです。
 本作の場合、最初に「被験体」という魅力的な敵、そして音や光に集中せざるをえないシステムが用意できたので、出だしの恐怖感はかなり強烈です。
 しかし、最初の30分を過ぎてしまうと……
 確かに、マップの広大さで恐怖と焦りを煽る地下施設や、指紋認証・認証カード等の仕掛けに工夫は見られますが、結局ゲーム性は鍵探し以上のものではありません。マップも一本道です。
 各所で手に入る資料も様々ですが、イマイチ大きな背景を感じさせるものではなく、エンディングもスッキリしないものです。
 (唯一、進行によっては主人公が人を殺したんじゃないかと解釈できる場面があって、そこだけは物語性を感じましたが、後の展開に影響を与えるでもなく、スルーされてしまいます。)
 発見されたときのペナルティが大きいから、敵の位置を計算・把握し、音を使って誘い出す……等の知的プレイを作者は期待していたようですが、プレイヤーとしては、最初は敵の動きが読めないため、やがてとっとと先に進めたい気持ちから、試行錯誤しつつリセットプレイというスタイルになってしまい、作業ゲー臭が強くなってしまいます。

 本作、決してつまらない作品ではないのですよ ! 最初の30分は文句なく楽しめます。
 ただ、ちょっと長すぎるだけで。
 今回は、プレイしてから30分過ぎてしまってだんだん飽きてきてしまった方、ホラーゲーに自信のあるチャレンジャーな方向けに、本作をどうプレイすればもっと楽しめるか、考えてみたいと思います。

1. 初見RTAプレイ セーブ無し縛り

 おそらく作者の意図に最も近いプレイが期待できるスタイルです。
 実はクリア後、難度を極悪に設定できるスコアアタックモードが開放されるのですが、なんと言ってもホラーは初回プレイが華です。初回プレイのうちにできるだけ楽しもうじゃありませんか。
 すでにプレイを始めてしまっている皆さんも、思い立ったが吉日です。「ちょっと飽きてきたな」と思ったら、休みの日等のまとまった時間を用意して、一気呵成に解いてしまいましょう。

 敵に発見即リセットという、本作を飽きさせてしまう最大の原因を封印するのが狙いです。
 セーブが出来なければ、敵に発見されても根気よく治療し、プレイを続けざるをえません。
 ゲームオーバーになったら、最初からやり直しという最悪のペナルティが待っています。
 となれば、自ずと作者の意図通り、敵の位置をあらかじめ計算・把握し、音を使って誘導し、安全の確保に徹するプレイになっていくわけです。

 ただし、難度は相当高くなっちゃいますけどね。
 だいたい本作をラクして楽しむ方法はないので、積極的にその難度を楽しもうという姿勢が大切なのです。

2. ゲーム内時刻最速プレイ 消音移動無し縛り

 こちらは上とは逆に、リセットプレイで開き直るというスタンスです。
 セーブがかなり頻繁に、ゲーム内時刻にほとんど影響を与えないでできる本作の場合、このスタイルは完全にチキンです。
 もう、敵に見つかったら即リセット。道を間違えたら即リセット
 セーブスロットが4つでは全然足りないので、自前でバックアップし、まるで「だるまさんがころんだ」よろしく全速で駆け抜ける……
 もはやホラーゲーの面影は、どこにもありません。

 忍び足で移動したり、懐中電灯をこまめに消したりしながら進むから、かったるくなってくるのです。
 ついでにスピーカーも切って、敵に見つかった瞬間リセットしてしまえば、不意のドグシャア !! で心臓を縮こませることもありません。
 あとは、ただひたすら謎解きに注力するだけです。

 ……そんなプレイで楽しいのかって ?
 このプレイの場合、本作の本番は2週目以降のスコアアタックですよ。
 ノリと勢いを保ったまま1回クリアしてしまえば、いくらでも鬼畜難度にできる、セーブする度得点の減っていくスコアアタックモードで、思う存分このスポーツを楽しむことが出来るのですから……。

3. 下半身全裸羞恥プレイ 亀甲縛り(ただし靴下の着用は認める、むしろ必須)

 真の勇者のみに認められたスタイル、ボクのイチオシはこれだッ !!
 ホラーでは極めて頻繁に登場する、ほとんど必要不可欠の要素でありながら、本作に欠けているものがある……なんだと思う ?
 そう、エロス ! エロスが足りない !! あとメガネ。
 被験体も研究員も、本作にはどこにも女っ気というものが存在しないじゃないか !!

 バイオハザードを見たまえ ! 歴代女性キャラのやられシーンを集めた動画が大人気だ !!
 T-ウィルスというのも実に素晴らしい ! ゾンビどもは実に食欲に忠実だ !
 それに引き換え本作の被験体はただの兵器、視界に入った人間を殺す使命しか持っていない。欲望が足りないッ !!

 しかし、悲観することは何もない。
 人間には、想像力というものが備わっているからね。
 本作のグラフィックもサウンドも、ほとんどVXのRTP素材だ。汎用的ということはつまり、その分想像の余地があるということだッ。
 君の背にもし、妄想という名の翼が生えているのならば !
 この中性的な外見の主人公が、可憐な乙女だと想像することは、なんの造作もないはずだ !! あとメガネ !

 心細さにメガネを曇らせて、闇の中を出口へと駆ける主人公 !
 その主人公へと群がる、乙女の血と肉に餓えた屈強な被験体ども !
 さあ、舞台は整った !!
 さあ、主人公に気づいた被験体は、よだれを垂らして君に駆け寄ってくる !
 そして画面が赤く染まるとともに、君は……ああッ !!
 画面の前で背筋をのけぞらせ、「はうッ !」などとよがり声を立て、パトスをぶちまけている君がそこにいるッ !!
 ハッピーバースデイ ! ハッピーバースデイ、あたらしい君 !!
 あたらしい君の誕生祝いに、スピーカーにあわせて震動する素敵なオモチャをプレゼントしよう !!

 ……このプレイを極めると、結局なんでも大腹上(18禁 !)になってしまう、という難点もあるんですがね。
 なにかの参考にどうぞ……。

 作者さんにはぜひ、プレイヤーは必ずしも、作者の意図したようにはプレイしないということを踏まえた上での再挑戦をお願いしたく思う次第です。
 フリーゲーマーなんて、作者にとってみれば被験体なんかよりずっと予想がつかず、誘導しにくいものなんです。
 だからこそ、苦心の末に想定通り、あるいは想定以上に楽しんでくれた時の悦びがあるんだと思うのです。

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