■ 三代目レビュー アドベンチャー 5
呪者-jusya-

【 呪者-jusya- 】

呪者-jusya-
ジャンル [ 探索ホラー ]
作者 [ 黒猫風船 さま ]
容量・圧縮形式 [ 414MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクールMV ]
言語 [ 日本語 ]
備考 [ RPGアツマールでもプレイ可能 ]
[ 15才以上推奨(性的表現/バイオレンス) ]
配布元 ダウンロード先

憧れのお姉さんはいずこへ…そして、何者!?

呪者-jusya-

中学入学を間近に控えた少年・ゆうき。しかし、彼の顔は暗かった。この大事な時期に彼の両親は離婚調停で忙しく、彼は田舎の祖母の家に預けられることになったのだ。
祖母や村の人たちとすぐに打ち解け、美人の巫女や謎めいた白髪の少女・ウタとも知り合い、まるでギャルゲーのような展開に思えた。
だが、本作はホラーである。

呪者-jusya-

明くる日、村の住人である小説家が変死、そして、祖母も急病で入院することとなった。
更に明くる日、打ち解けたばかりの友人であるマサヤまで変死体で発見された。
そして、怪異の魔の手はゆうきにも…。

呪者-jusya- 呪者-jusya-

相次ぐ事件で憔悴したゆうきは、青い花の咲く幽世に迷い込む。そこには、黒い影となった亡者、そして半身が影のように溶けた小説家とマサヤがいた。
幽世を知るウタから「お前は毎夜この幽世に誘い込まれる。脱出するためには、現世で死者のゆかりの品を集め、死者を成仏させねばならない」というアドバイスを受ける。
果たして、ゆうきは死者となった友人たち、そして自分自身を救うことはできるのだろうか!? そして、ゆうきが幽世に誘われたと同時に行方不明となった巫女の運命と正体は!?

本作は、RPGアツマールにて掲載された頃から注目していた作品です。以前に取り上げた「けもののうた」と同じ作者と知ったのは、本作をクリアした後でした。
「けもののうた」と見比べると、画力は確かな向上が見られます。そして、「けもののうた」の特徴であるキャラ…特に女性キャラの個性が立ち、シリアスと両立しているストーリーは本作でも健在です。
本作はRPGツクール製となっています。ナンバーキーなどの謎解きはありませんが、その分、ゲーム性のほとんどは亡者との追いかけっこになります。主人公の歩行速度が遅いため、難易度はかなり高くなります。
正直言って、ノーダメージクリアは絶望的なバランスになっています。「えっ、ライフ制!? ライフはどこで回復するの?」とお思いの方もいるでしょう。ライフの回復方法が、本作のやり込み要素かつEND分岐の重要なフラグとなっているのです。

呪者-jusya-

本作は、現世で作ったお弁当を幽世に持ち込んでライフにします。お弁当はグレードアップするたびに、握り飯<サンドウィッチ<ナポリタン<豪華弁当の順に最大ライフが増えていく仕掛けになっています。
グレードの高いお弁当を作るためには、現世でのイベントをクリアして「生活力」を増やす必要があるのです。そして、お弁当作りに成功するためには、ミニゲームであるモグラ叩きで規定点数以上を稼ぐ必要もあります。
このモグラ叩き、意外と繊細な操作が必要です。RPGツクールMVのマップイベントを利用しており、約50ピクセル四方の歩行グラフィックを正確にクリックしないといけません。当然ながら、お弁当がグレードアップするごとにモグラ叩きの難易度も上がります。制限時間の減少、得点にならない花の追加、モグラの出現時間まで短くなっていきます。
先述の通り、幽世での追いかけっこは難易度が高く、初見では面白いようにライフが減っていきます。モグラ叩きの続きでマウス操作にしているなら尚更です。下手に低レベルクリアを目指さず、お弁当のグレードアップはしっかりやっておきましょう。
お弁当を作る台所にはセーブポイントがあるため、セーブしてからモグラ叩きに臨むよう心がけてください。

本作には、「15才以上推奨」「性的表現/バイオレンス」な表現が多分に含まれています。それは、巫女のお姉さんとの「おねショタ」、ウタとの「ロリショタ」なものとは限りません。むしろ、真っ当な恋愛方面はかなり抑えめです。
果たして、この村に眠る凄惨な真相とは…1周なら1時間程度で終わりますが、全ENDコンプリートを目指すとなると、どれだけ時間がかかるのやら…。私は、「けもののうた」と同じく、本作もTrue ENDの方を先に見てしまったので。

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