■ 投稿レビュー アドベンチャー 13
PP's World 私だけを見つめて てきとう 内藤裁判
- 逆転裁判 in FF11 -
続・三分間 三分間 Dr.うさマカロン
音楽の処方箋
ゆとり教育 Dolphins Were Monkeys

【 PP's World 】

PP's World
レビュワー [ 阿賀栗 ]
ジャンル [ 非日常短編ADV ]
作者 [ Azami さま ]
容量・圧縮形式 [ 550KB・LZH ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語・英語 ]
配布元 ダウンロード先

諸君、私は短編ゲームが大好きだ。
よろしい。ならば戦争だ(違!

今回紹介する「PP's world」は短編ADVである。

いや、長編が嫌いじゃないんですけどね(汗
ただ、短編だと空いた時間にちょこちょこっとできるじゃないですか。
夜寝る前に少し何かしたいときとか。

話しもどします
この作品は、コンテストパーク銅賞受賞作品なんですが、
5~10分ぐらいで終わります。

世界観なんですが、ゆめにっきをかなりうすめたようなものでしょうか。

ゆめにっきはあまりにも長すぎて、最後までできませんでしたが、
この作品はサクサクっとできます。

よく、考察などがありますが、
この作品はありのままを受け入れればいいんではないかと。

まだまだわかりにくいと思いますが
実際にやってみてはどうでしょうか。

すいませんグダグダと、失礼します。

そして――――
誰の想像も及ばない世界で
「PP」は声を聞く 

↓↓↓追伸?↓↓↓

何ィ、英語版もあるのだとォ!?
更に、FLASH版もあるのだとォ!?

ダウンロードするほどの時間もねぇよ、って人はどうぞ
http://free2play.vector.jp/flash/?p=9399
ただ、作者様のページにはクリア後のページも存在しますので、
クリアしたら一回のぞいてみることをオススメします。
また、DL版にはあとがきも付属しています。
(HELPという名の完全攻略も……)

そして同じ作者には戦の巫女があります。
私はまだやってはいないんですが、評価が高いので
PPを気に入ったらそちらもやってみてはどうでしょうか。

最後にPP's world の読み方は、
「ピィーピィーズワールド」ではなく「ダブル・ピーズ・ワールド」です。

……追伸と本文が同じぐらいってどういうことだよ、オイ(泣


 管理人コメント

作者・Azami氏は、コンパク全盛期に話題を集めた作品「SELECTION」の製作者でもあります。
ただし、女子高生力が炸裂していた「SELECTION」に比べ、この「PP's World」は、かなりダークな作品です。テックウィンコンパクから初プレイした当時の私は、その作風の真っ向正反対ぶりに大いに驚いた記憶があります。
Azami氏の作品は、阿賀栗 さまも紹介している「戦の巫女」、そして、他者作品のリメイクである「四精霊の伝説」を含め、どれも作風が異なる物です。色々プレイして、Azami氏の作風の広さを知るのも良いでしょう。

↑ページ先頭へ / <【ADV】INDEXへ / <<トップページへ

【 襲 】

襲
レビュワー [ Miliy ]
ジャンル [ 謎解きADV ]
作者 [ 射空矢 さま ]
容量・圧縮形式 [ 3.25MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクールXP ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード不可

ハマリ度:8 グラフィック:8 サウンド:8

それはきっと…冷たい幸せ…

第17回3分ゲーコンテスト、5位入賞作。

――舞台は和洋ファンタジーが混在する世界の、とある町。
そこでは一匹の悪魔による事件が発生していた。
それは鈴の音と共に現れ、その音の消えるまでの間に一人の命を喰らう。
犠牲者は例外なく同じ場所に傷を負い、また例外なく同じ場所で発見される。

悪魔は光を嫌う。たとえそれが淡い月の光であっても。
ゆえに悪魔が現れるのは、光なき無月の夜。
その日もまた、月の光すら届かぬ闇の帳の裡にあった――

RPGツクールXPで制作された作品。起動には別途RTPが必要です。
ダークな世界観の中、ブラックコメディタッチで描かれるキャラクター達。
あらすじから受ける印象に反して、目立ったホラー、グロテスク描写はありません。

制作者である射空矢コメントに「非常に難易度の高い謎解きゲームです」とありますが

といった点を踏まえて考えると、難易度そのものは中程度かと思います。

主人公 "サクラ=メンドーサ" は悪魔の討伐依頼を受け、それの潜む館の地下を探索することになります。
彼は「兇人」と呼ばれ人々から恐れられる存在です。
その設定によるものか、かなり柔軟に行動を選択することが出来ます。
依頼主を殺したり、事件を放置して帰ったり、気に入った女性を持ち帰ったり。
これらの行動に対応したエンディングもそれぞれ用意されています。

本筋の目的は、ギミックに満ちた地下を探索し、推測・解決し、最終的に『悪魔』と対面すること。
登場するギミックは基本的に独立ではなく、相互に関連しています。
謎解きの基本は情報収集ですが、まず基本的な仕掛けによって収集効率が妨げられます。
クリアに向かう最初のステップは、情報を集めるために「そのギミックを理解すること」になるでしょう。

一連の謎解きは、ゲーム内キャラクターのコメントによれば「数学の証明問題をイメージ」して組み上げられています。
適切な手順を踏まない限り、まず間違いなく正解には辿り着けない。その性質は確かに証明問題に似たところがあります。
本作は通常の謎解きゲーム以上に情報整理の重要性が高いです。じっくりと腰を据えて考える姿勢が求められます。
私の場合、ゲームを起動している時間よりも、ゲーム内で得られた情報の整理と、解法の組み立てに多くの時間を費やしました。
気楽なプレイとは言いにくいため、苦手な方は避けた方がいいでしょう。

なお、本作ではエンディングを迎えるごとに "SP" が得られます。
冒頭でも少し触れていますが、初回エンディング後に「おまけ」が解禁されます。
ここでは "SP" を消費して謎解き、エンディング条件のヒントを得ることが出来ます。
一回のエンディングにつき1ポイント獲得。ヒント1つにつき1ポイント消費。ヒントを聞いてもデメリットは発生しません。
ただし、かなりの大ヒント揃いなのでスポイラーになる可能性はあります。ご利用はお好みでどうぞ。

全ての謎を解き明かした時、事の真相が明らかになります。
謎解きの報酬として十分かどうかは感性によりますが、その結末はプレイヤーの心に何かを残すでしょう。
表題でもある「襲」(かさね)。それが何を意味するのか。
是非その目で確かめてみてください。

# 謎解きに関して、ひとつだけ制作者のミスと思われる箇所があります。そこだけはメタ推理で正解を探ってみてください。

・・・・・・

作者の射空矢氏は、作品の公開は公のコンテストへの投稿のみ。
ご自身のWebやBlogを持たない(あるいは公開していない)珍しいタイプのクリエイターです。
3分ゲーコンテスト、Free Game Classicコンテストにて、過去作、新作を遊ぶことが出来ますので
興味が有る方は探してみてください。

余談ですが、本作、前二作ともに3分ゲームコンテスト出品作です。
本作の場合「計算上タイマーの作動時間の平均はちゃんと三分前後になると思います」とのことですが、
あるエンドを目指す場合、6分以上はかかります。
また謎解きゲームの性質上、手応えがあるほど実プレイ時間も長くなります。
ゆえに「これは3分ゲーではない」と見なされ、少なからず批判を集める傾向がありました。(詳しくはコンテスト会場参照)

しかし、作品そのものの出来は大変よく、キャラクターも好みはあれど個性的。丁寧に作られています。
作者ご本人にプンゲーに対する何らかの思いがあるのかもしれませんが、この評価は勿体ない。すごく。
との思いから投稿に至りました。
プレイなさる際には3分ゲームとは考えず、一般的な謎解きADVとして遊ぶのがお勧めです。


 管理人コメント

初回プレイで謎解きの障害となるのは、やはり「移動先が一定周期で変化する」と言う点でしょう。只でさえ移動が多くなる謎解き系ADVで「さっきと部屋が違うじゃないか!」と言うのは、非常に心理的負担が掛かります。
また、部屋切り替えの周期の他にも、道中のタロットカード、部屋の中にある12星座の像など、「襲」では「紙にメモすべき事柄」が多数に上ります。それが、作者自身が「非常に難易度の高い謎解きゲームです」とコメントした理由だと、私は思いました。
最も、初回プレイで謎が解けなくて時間切れになっても、EDにカウントされます。ヒントを参考に次回プレイに備えましょう。
プレイ時間は3分を超えますが、「短い時間で繰り返しプレイを促す」と言う、良作3分ゲーの要素はカッチリ備わっている作品です。


(補足)
2011.02.26:本作品は、現在ダウンロードできません。(DECOすけ野郎さま、情報ありがとうございます。)

↑ページ先頭へ / <【ADV】INDEXへ / <<トップページへ

【 私だけを見つめて 】

私だけを見つめて
レビュワー [ ヒルカメレオン ]
ジャンル [ 超短編ヤンデレADV ]
作者 [ 962526 さま ]
容量・圧縮形式 [ 11.2MB・ZIP ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:6 グラフィック:7 サウンド:5

これぞ王道恋愛シチュエーション!(病んでさえなければ)

こんにちは、初レビューで粗相をしでかすんじゃないかとハラハラしてるヒルカメレオンです
今回ご紹介する本作、[私だけを見つめて]ですが内容を簡単に説明しますと………

「女子高に勤務する主人公(長谷 恭一)が、かわいい教え子(来栖 瞳)に関係を迫られてデレデレするお話」です
うらやましいなコノ野郎 と呪詛を吐くプレイヤーの皆さんの声が聞こえてきそうですが
そんな思いは開始2分で脆くもブッ飛びます
スタンガンと監禁はヤンデレっ娘のたしなみだって昔の偉人が言っていたように、瞳ちゃんもそれを実践!
家に帰れなくなってしまいます
もっといろいろと書きたいことがあるんですが、なんせこのゲーム普通にやってりゃ15分程度でハッピーエンドまで行けます
なのであまりネタバレするわけにもいかないんでこのへんで

エンディング数はハッピー1にバッド4の計五種類
バッドは四回ある選択肢で間違ったものを選ぶと直行します
全エンドをコンプするまで30分もかからないので、ちょっとした時間つぶし程度にお勧めです
ただし瞳ちゃん、見事なまでに最初から病んじゃってますのでご注意を

……ハッピーエンドについてついでに言っておきますと、『私みたいな異常性癖(ヤンデレスキー)にとっては』のハッピーエンドです
甘く楽しく教え子とキャッキャウフフという幻想は開始二分の時点で捨てておきましょう


 管理人コメント

この物語の本当に恐ろしい所は、ヤンデレさえ入っていなければ、普通に女生徒と先生の恋愛物語になる所です。もちろん、結末も含めて。
そして、BADエンドも、普通の生活に戻るもの、死亡ENDなど、4つだけでもバリエーション豊かになっています。
製作者である962526 さまは、フリー・シェアに関わらず様々な同人作品の原画を手がけている方です。これと同じヤンデレ系の作品から、普通の恋愛ノベルまで、バリエーション豊かです。
フリーで遊べる作品は、「爆音の世代、沈黙の世界」の零章・一章と、「からふる」があります。あわせて購読されてはいかがでしょうか?


(補足)
2013.04.28:リンク先を変更(kanai さま、情報ありがとうございます。)

↑ページ先頭へ / <【ADV】INDEXへ / <<トップページへ

【 てきとう 】

てきとう
レビュワー [ black ]
ジャンル [ 後半ホラーゲーム ]
作者 [ ('A`) さま ]
容量・圧縮形式 [ 952KB・LZH ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード不可

てきとうという言葉は恐ろしい…

ある主人公が魔王を倒しに行くという設定

家(らしきもの)から出るとスライムや人が出てくる、一発で死ぬのでこれは痛快。

だが問題なのはマップの奥の城である。

入るとギーグが背景になってる道へ出る進むと迷路になっている。

そしてさらに進むとゆめにっきを彷彿させるところへ出る

そして女の子がいる部屋に出る、女の子に触ると死んでしまうそしてベットに入るとエンディング(らしきもの)になるその言葉も電波じみてる。

このゲームはかなり怖かったです!管理人さん がんばってください!
ツクール2000で出来てる、 実行EXE別途用意。

は や く け せ 。


 管理人コメント

このゲームは、2ch発の作品です。ただし、当サイトでもお馴染みのVIPやラウンジではなく、「モテない男性板」と言う別の板から出てきた作品です。
以前紹介された「鬱夫の恋」が、この板に投稿された作品である…と言えば、大体の傾向が判ってもらえると思います。
もちろん、全部が全部、鬱な作品ではありません。中には真面目な謎解きモノ、普通に笑ったり楽しめたりするモノ、「鬱」要素は無いけどヘンなモノ…様々な作品が揃っています。
リンク先のまとめサイトでは、大体のジャンルや画像が判るようになっています。どうしても見たくないモノは、避けて通るのが吉です。


(補足)
2011.02.26:本作品は、現在ダウンロードできません。(DECOすけ野郎さま、情報ありがとうございます。)

↑ページ先頭へ / <【ADV】INDEXへ / <<トップページへ

【 内藤裁判 - 逆転裁判 in FF11 - 】

内藤裁判
レビュワー [ あんこ ]
ジャンル [ 逆転裁判wwwおkkkwwwwwww ]
作者 [ PROJECT-NAITOU さま ]
容量・圧縮形式 [ 11.2MB・FLASH ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

wwww伝説の突き技!パワースラッシュ!TP0%!wwww

※「wwwwwww」のような草はやしまくりな表現に嫌悪感を持つ方はブラウザの戻るをクリック願います。

本作はFF11(と逆転裁判)のファンゲームとなっています。原作(のある方向に深い知識)を知らなくても十分楽しめます(実際私はFF11の知識は皆無でしたが、十分楽しめました)
が、知っておいて損はないでしょう。
という訳である程度の簡単な説明を。
(この知識はあくまで聞きかじった程度のものなので、所々間違っている可能性大。Wikiも参照)

【内藤】
本作の主人公。
ジョブ「騎士(ナイト)」の呼称(蔑称)。本来であればタゲ取りを行いパーティーの盾として活躍すべきなのだが、その手に持った両手剣とホーリーで敵に突っ込んでいく愛すべき(愛さなくてもいい)KY。「うはwwwおkkkwwwwwwww」が口癖。
真正の内藤はヴァナ(※1)においては厄介極まりないが、本作では頼れる一面も見せる。
【臼姫】
「臼」は白魔道士を表す際につけられたりする文字。会話文の♪が光る際どい人。
パーティーやLS(※2)のアイドル的存在の場合「姫」と呼ばれることもあるが、気配り上手な素敵な方もいれば、物を貢がせる小悪魔な方もいる。
まぁそれはあくまでヴァナでの話で、本作においてはほぼ関係ない。
【通風】
シーフ→ツーフ→ツウフウ→通風
といった具合にシーフの呼称(蔑称)
【猫狩】
「猫」はミスラ(※3)を、「狩」は狩人のジョブをそれぞれ表す。
本作ではネカマ疑惑浮上中。
【墨樽】
「墨」は黒魔道士を、「樽」はタルタル(※3)をそれぞれ表す。
誤爆を連発してよく臼姫にボコられるが、実はわざとやっているらしい。
【獣様】
ジョブ「獣使い」を表す時に使われたりする呼称。
ただ、こちらは蔑称のみでなく愛称や敬称で用いられることも。
【戦死】
戦士の呼称(蔑称)。
ハゲてます。ワロスwwwwwwwwwwwww
【クピピ】
実際にヴァナにいるタルタルのNPC。語尾に「~なの」と付ける独特の喋り方をする。本作では裁判官を担当。
その愛らしい外見と舌足らず感に反して、結構毒舌家。ロランベリーが大好物。クピピたんかわいいよクピピたん(*´Д`)ハアハア
ある時行われたウィンダス(※4)好感度ランキングにおいて、堂々の第三位に入選。
因みに第一位はシャントット様(※5)、第二位はアジドマルジド(※5)だったそうですよ奥さん。
※1 ヴァナ
FF11の舞台「ヴァナ・ディール」の略称。
※2 LS
アイテム「リンクシェル」の略称だが、一般的(ヴァナ的)には「グループ」を意味すると思っていただいて差支えないと思われる。ここでもその意味で用いる。
※3 タルタル ミスラ
それぞれヴァナ内に存在する種族を指す。因みに現実世界における人間は「ヒュム」がこれにあたる。
※4 ウィンダス
ヴァナ内に存在する地域。
※5 シャントット アジドマルジド
どちらもタルタルの女性と男性。別にタルタルのNPCのランキングを取ったわけでもないのに、タルタルがTOP3を独占した。

ふぅ。さて、説明はこれぐらいにしてそろそろゲームの紹介を・・・

・・・と思ったけど、説明が長すぎっすねこりゃ。
ではとりあえず個人的な感想を簡潔に。

ふひー、こんなとこです。 とにかく一度お試しあれ!


 管理人コメント

FF11は未プレイ(ブロントさんと「忍者汚い」が辛うじてわかる程度)・逆転裁判はWeb体験版プレイのみの私ことESですが、本作のプレイに何の支障もありませんでした。
謎解き自体は、逆転裁判 第1話レベルのストレートな物ですので、それほど悩む必要はないでしょう。むしろ、事あるごとに両手剣を「つきつける」外道プレイも、やってみる価値があるかもしれません。
…しかし、ブロントさんといい、ここでの内藤さんと言い、FF11…そしてFF14でのナイトのイメージって、こんな俺様キャラが定番なのでしょうか? でも、FF11に一番近い時代の「騎士」キャラが、スタイナーのとっつあんであることを考えると、むべなるかなとも思えます。

↑ページ先頭へ / <【ADV】INDEXへ / <<トップページへ

【 続・三分間 】

続・3分間
レビュワー [ Salad ]
ジャンル [ ソリッドシチュエーションスリラー ]
作者 [ storick さま ]
容量・圧縮形式 [ 910KB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクールVX ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先
「あなた…っ!!姿を見せなさい!!」
「キャハッ♪バッカじゃない?そんなすぐに姿を見せたら面白くないでしょー?」
「これから三分間の死のゲームがはじまるってのに」
「三分間の…死のゲーム…!?」」
「でも最近は、マンネリ気味かなぁー。だって誰もクリアしてくれないんだもーん。やっぱ三分間では無理かなー?」
「私も…あなたの玩具にされるって訳ね…!!反吐が出るわ…ッ!!」
「さーてと、腕利き特別捜査官のサンディさん☆あなたの頭脳と私の作ったゲーム、どっちが勝つか勝負しーましょ☆」
「望む所よ…ッ!!」
「必ずあなたを捕まえて見せる…ッ!!!」

脱出系「三分ゲー」第二弾。
前作がノーマルであるならば、今回はハードモード!鬼畜度120%で殺しにかかってきます。

前作が「フラグ回収ゲーム」だったのに対して、今作は謎解き+アクション要素という本当の脱出もの。
卑劣な罠に捕らわれた腕利き特別捜査官サンディを操作し、犯人を追いつめろ!!

シンプルかつ狂気の謎のルール説明書(兼ヒント)がプレイヤーを悩ませます。
ルールにはミスリードが組み込まれており、ロジックのV字谷に落ちると脱出は容易ではありません。

攻略の要は、

  1. 説明書には愚直に
  2. Shiftダッシュを忘れずに
  3. 説明書はヒントでもある
  4. (メタ的には)失敗かどうか試行錯誤をしてみる

を心がけることです。

すべての謎が解けたとき、このゲーム最大の敵が君を阻むだろう

……………*ボソ*デッドリークマちゃん


 管理人コメント

「続・三分間」は、確かに前作の問題点だった「脱出と関係ないフラグ立て」は解消されましたが、その分、謎解きの難易度は段違いになりました。
「続・三分間」の重要アイテムである4色の鍵は、普段のリドルにおける「鍵穴と同じ色」ではありません。その点もスタート直後の説明書に書いてあるので、しっかりと注意しましょう。
(作者様のサイトで、もう少し判りやすく解説されています。)
なお、「続・三分間」の鬼畜っぷりは、リドルだけではありません。グラフィックも含みます。「オイオイ、自作までしてこんな表現付けたのかよ。」と思えるくらいの改変が施されていますので、趣味じゃない方、特に耐性の無い方は、十分な注意を払った上でプレイしてください。
なお、storick さまの作品の中には、「全く普通のRPG」「Gマウンテン」「一週間戦争」といった、極々普通の作品もあります。そちらも合わせてどうぞ。

↑ページ先頭へ / <【ADV】INDEXへ / <<トップページへ

【 三分間 】

三分間
レビュワー [ Salad ]
ジャンル [ ソリッドシチュエーションスリラー ]
作者 [ storick さま ]
容量・圧縮形式 [ 910KB・ZIP ]
ダウンロード ダウンロード先

ここ…どこ…!?
嘘……
私…何処かに監禁された…!?

『目が覚めた?
なら、始めよう…
たった三分間の死のゲームを……』

えっ…!?
何…何なの…これ!?
死のゲームって…何!?

RPGVXにて製作された、映画「CUBE」を思わせる脱出系「三分ゲー」。
プレイヤーは少女ルサを操作し、「たった三分間の死のゲーム」からの脱出を目指します。

プレイヤーはなんのヒントのないまま、犯人が仕掛けた三分間の「死のゲーム」の攻略を強いられ、難易度はかなり高いです。
「死のゲーム」の攻略に失敗すると……ルサには無惨な最期が。(体がバラ○ラに…ゲフン、ゲフン!)

謎を匂わせる雰囲気や、犯人の狂気の断片、不条理な罠と数々のミスリード、迫るタイムリミットが脱出系ホラーとして良い味を出しており、このジャンルの作品として秀作の部類に入ると思います。

ただ、難点をひとつ挙げるならば、プレイヤーが真相と脱出への道筋を分かったとしても、脱出と関係のないフラグの回収をしないと脱出できない点が「脱出ゲーム」というより「フラグ回収ゲーム」であり残念でした。
(ただし、次作「続・三分間」では、その点が改善されています)

良くも悪くも人を選ぶ作品ですが、間違いなく脱出系「三分ゲー」として、良作です。

※CAUTION※

こういう方には向きません。


 管理人コメント

主人公・ルサの目的には、「脱出への道筋」だけでなく「自分の記憶」も含まれています。それこそが、メッセージの出る箇所のほとんど(罠を除く)を調べなければ、脱出のフラグが立たない理由なのです。
かといって、只でさえ短い3分間で、脱出アイテム以外のフラグを立てなければいけないのは、確かにイラつく要素です。
そして、1マップ5部屋の狭い場所でも、仕掛けはフンダンに詰まっています。ほぼ全てをじっくりと調べ上げるのは至難の業です。
おそらく…と言うか確実に、このゲームは周回プレイを前提としています。試行錯誤でギリギリまでフラグを立て続け、ミスなどで間に合わなければF12…ゲフンゲフン。

↑ページ先頭へ / <【ADV】INDEXへ / <<トップページへ

【 Dr.うさマカロン音楽の処方箋 】

うさマカロン
レビュワー [ うさマカロン ]
ジャンル [ ノベルゲーム ]
作者 [ Berry Berry Cute さま ]
容量・圧縮形式 [ DL不要・FLASH ]
製作ツール [ Tomoca ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:5 グラフィック:5 サウンド:5

ストレスの多い現代社会、
あなたの心の健康を保つ為。
どんな音楽のサプリメントをとったらよいか、
うさマカロン先生に診断してもらいましょう……。

可愛くて個性的なキャラクター満載。
キャラクターが可愛く動く☆
「あなたとあなただけの音楽を探す旅へ出発だ!!」ノベルアドベンチャー。
分岐多数。プレイ時間5分~15分。全てのルートを制覇すると1時間位はかかります。

ルートによりホラーな描写もございます。


 管理人コメント

…内容を見る限り、当サイトよりもレビューにふさわしいお方がいるような気がしてならないのですが、確かに気軽に楽しめる作品です。
この作品は、FLASHを用いたノベル作成システム「Tomoca」を利用して作成しています。セーブ機能が無いため、本格的なアドベンチャーには不向きですが、選択肢を作成することができ、ブログパーツなどの外部サイトに拡散する仕組みも整っているため、自作のノベルを手軽に発表したい方にうってつけのシステムです。
この「Dr.うさマカロン音楽の処方箋」では、用意された選択肢によって、「貴方にふさわしい音楽」=EDが変わります。既読スキップや既読の選択肢の色変えが無いため、全ルートを巡るのは少々骨が折れますが、作者様の自薦レビューにもある通り、1時間程度で終わるシナリオ量なので、是非、ホラールートも含めた全てのEDをご覧下さい。

↑ページ先頭へ / <【ADV】INDEXへ / <<トップページへ

【 ゆとり教育 】

もう、ゆとらない。
レビュワー [ 斜 ]
ジャンル [ ホラーノベル ]
作者 [ 未槻ネオン さま ]
容量・圧縮形式 [ 7.2MB・ZIP ]
製作ツール [ NScripter ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

世の中には科学では説明のつかない様々な怪異が存在しますが、
怪異を怪異たらしめているのが人間である以上、真に恐るべきは
“人そのもの”ではないでしょうか。
人を呪わば穴二つ、といった言葉も存在します。
このゲームは、そうした人間の恐ろしさを端的に描き出した作品です。

プレー時間は数分程度です。選択肢もありません。
読み終えた時、この話がフィクションである事実に
あなたは心底安堵のため息を吐くことでしょう。
…………多分。


 管理人コメント

…貴方がこの物語を読み終えたあとの安堵感…別名、脱力感…その感覚は本当に正しいのでしょうか?
人を束縛し、行動を制限するモノが「呪い」と言うのならば、自らの蛮勇を見せるために、あえて禁忌を侵すこと、それこそが呪いだとも考えられます。
そう、人間とは、「やるな」と言うとやってしまうという、悲しいサガを持つものなのです。例えそれが「パンを尻にはさんで右手の指を鼻の穴に入れて左手でボクシングをしながら『いのちをだいじに』」なんてモノでも…。

↑ページ先頭へ / <【ADV】INDEXへ / <<トップページへ

【 Dolphins Were Monkeys 】

これぞ、アメリカンハードボイルド。
レビュワー [ 鋏 ]
ジャンル [ コマンド選択式の推理ADVサウンドノベル ]
作者 [ 水野 真守 さま(NINE GAMES) ]
容量・圧縮形式 [ 22.6MB・ZIP ]
製作ツール [ LiveMaker ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:10 グラフィック:7 サウンド:7

諸君。推理ADVにアメリカなハードボイルドとくればやるしかあるまい。

■序文

今作は推理ADVである。

内容は本編・推理パート・解決編の三部構成となっている。
本編を軽く通してプレイ時間は三十分ほど。だが、クリアまではその5~10倍を要すると考えて欲しい。
まぁ、君の頭脳次第ではより長い付き合いとなるやもしれんがな……。
解決編までの道のりは遠い。必要とされるのは勿論、推理力だ。持ち合わせが不十分なら根気でも隙間に詰めて頑張るがいい。

……あと、そこの君は、
"かつてミステリにハマっていた少年時代に、「読者への挑戦」ページは即効で飛ばし、解答編を見て(以下略)"という顔をしてるな。いや、見れば判るよ。ハハハ、感想、楽しみにしておこう。

では健闘を祈る――

■内容紹介

さて、具体的な内容についてはコチラの通りです↓

アメリカ北西部にある都市、ドッグランズヒルで探偵業を営む《僕》は、
ある日ひとりの夫人から、
夫の失踪に絡む事件の調査の依頼を受ける。
調査を開始した僕は、やがて事件の裏に張り巡らされた陰謀の中へと足を踏み入れていく…。

■感想

今作の主人公曰く『糞詰まり気味な脳味噌』を持った私は今作について思い返すと、その高い難易度に悩まされた記憶ばかり浮かんできます。
でもそればかりでなく、物語の雰囲気、コチラにもかなり気が使われている作品である事は間違いありません。
演出や舞台、主人公を含めた登場人物、みな味があって素晴らしい作品です。個人的にはコリーンという人の扱い方が痺れます。
ツボを心得ているといいますか、こういった種類のゲームが好きな人にはたまらない作品でしょう。

そして、続編も予定されております。今作のクオリティを思うとかなりの期待感です。


 管理人コメント

本作をプレイしてみると、自分がいかに小説を読み飛ばしていたかが痛感できます。本作の推理手法は、かの「シャーロックホームズ」に代表されるように、文章の一語一語に至るまで「観測」しなければ、正解には至りません。
本作の推理の手がかりは、「事件編」に全て記されている…はずなのですが、「事件編」でも選択肢が有り、全てのルートから手がかりを探さなければいけない上に、前述の通り、どこが手がかりになるのかは巧妙に隠されています。
本作の素晴らしさは、事件の情報を伝える以上に、主人公やコリーンたち、レギュラー陣の会話の妙にあります。マスターとの他愛の無い会話は、事件とはほとんど関係ない(?)ですが、是非選択しておきましょう。

↑ページ先頭へ / <【ADV】INDEXへ / <<トップページへ