■ 投稿レビュー RPG 37
AN EARTH Endless End Knight of Lapyrith ロマンシングステラバイザー
グリムボルトDeep ThisTimeOnly
-Ash Rain-
ファントムルーラー

【 AN EARTH 】

AN EARTH
レビュワー [ eito ]
ジャンル [ 愛と狂気のオススメRPG ]
作者 [ スパイ03 さま ]
容量・圧縮形式 [ 102MB・ZIP ]
製作ツール [ WOLF RPGエディター ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

最近フリゲに飽きてきた?似たようなものしか見つからなくて退屈??刺激的なヤツをお求め?

そんな貴方にAN EARTH!
開始3分でEND直行可能!町中のポストやゴミ箱を引っこ抜てブン投げろ!
鏡はスキル!ぬいぐるみは装備するもの!放送禁止用語で攻撃!不意打ちなら1ターン5回攻撃!
襲いかかるハイテンションクレイジー!迎え撃つは4人の勇者!じゃない!一般人!!!
今すぐDLだ!そして後悔しよう!!!

真面目に解説します。

MOTHERリスペクトの本作は製作者のブッ飛んだセンスがこれでもかと詰められており、5分もプレイすればその本質を理解できるだろう。数々の演出、超展開のストーリー、畳みかけるパロディと不謹慎は他ゲーでは決して味わえない。
システムも独特であり、町中の物をひょいひょい引っこ抜いて入手できる。
序盤の装備がポストとなるのはお約束である。
それ以外にも隠れネタが多く小まめに調べることをオススメする。(小まめなセーブもね)
意外にも操作性やプレイヤーの利便性の観点では非常に優れており、ボタンおしっぱでオート化、各所のもうけられたセーブ兼回復ポイント、親切すぎず曖昧すぎないアドバイス、分かりやすい行き先マーカーなど細かい気配りも見逃せない。
戦闘も優秀なスキルが多く、主人公の全敵に有効な「ジャミング」、三人目のMPのある限り追加攻撃し放題な「不意打ち」が最後まで有用だった。
イロモノな雰囲気と裏腹に丁寧な作りが光っている一作。刺激的(?)なゲームをしたいならプレイする価値アリだ。


 管理人コメント

「MOTHER風の不謹慎RPG」と言うと、以前に「MONER SPECIAL」を取り上げましたが、流石にあそこまでのパクり要素はありません。キャラクターはオリジナルの作品です。
だからと言って、一次創作かと言うと、首をかしげざるを得ません。プレイ数分で分かる通り、本作はパロディ要素も多くあります。なおかつ、「そこらにあるポストや消火栓やゴミ袋を盗んで装備品及び売却アイテムに変える」など、ワルさもし放題になっています。
バランス自体はしっかりと考えられており、手応えと無双感を同時に味わえます。プレイヤー側の攻撃も叩き込み放題ですが、敵側の攻撃も強く、2発当たればお陀仏になりかねません。回復+セーブポイントとなる電話が多く配備されているため、しっかりと回復しておきましょう。


(補足)
2017.09.08:ダウンロード先をふりーむ!に変更
2017.09.08:現在のバージョンは3.1415です。

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【 Endless End 】

Endless_End
レビュワー [ りなしゃん ]
ジャンル [ シリアス系SF中編RPG ]
作者 [ X-HAWK さま ]
容量・圧縮形式 [ 230MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクールVX ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:8 グラフィック:10 サウンド:9

迫る魔の手から世界を救うために戦う少年のSF系RPG

【概要】

Endless_End  少年が目を覚ましたその場所は、どの国の海域にもない北太平洋の孤島にある研究所。
 しかし、少年にとっては見覚えのあるが、全く覚えのない場所でカイヤという人工知能の少女と出会う。
 だが、この孤島ではもうあとわずか数日もしないうちに滅ぼす恐ろしい兵器が発動してしまうということを彼女の口から告げられたのであった。
 少年は何としてもそれを止めるために、戦わなければならなかった。

【見どころ】

研究者によって生み出されたバイオロイドと呼ばれる人造人間の少年が今作の主人公で、
キャラクターのイラストが美しく、SF間満載なメニュー画面がとても素晴らしい作品です。
マップの至る所に設置された仕掛けを解きながら先へ進み、隠されていた謎やストーリー展開が面白く、
「主人公=プレイヤー」という関係性であるためか、基本的に主人公は選択肢のみで会話するといった感じになっています。
また神話などの影響を受けているため、アーサー王伝説のネタも豊富です。
戦闘は多少操作に難がありますが、手ごたえのあるシステムとなっており、
装備を十分にする必要があったり、戦略性が問われる場合がありますので、難易度としてはやや高めといった感じです。
フリーゲームとしてストーリー面、システム面ともに完成度が高く、やりこみ要素も存在するので、
やりごたえのあるゲームがしたい方にはお勧めです。

【システム】

戦闘はシンボルエンカウントで、ATBシステムのサイドビュー式。
ダンジョンは障害物を壊す、謎解きやアイテムを使うことによって仕掛けを解除して攻略していくスタイルとなっており、
アイテムコンプリートや隠しボスや隠し部屋なども存在するので探索が重要となってきます。
メニュー画面の「通信」を選択することによってヒロインから謎解きなどのヒントを得ることができます。
また探索することで得た用語や人名などをデータベースに登録され、いつでも確認できるといったところも魅力の一つです。
レベルアップではなく、戦闘や移動によってステータスを上げていくといったシステムで、
アイテム生成や装備、武器強化、アビリティ編成等は一度拠点へ戻って行う必要があり、
ある程度の攻略、状態異常攻撃に対する対策、特にボス戦では万全な準備が必要です。
メニュー画面から「帰還」を選択することで拠点へ戻ることができ、「移動ポート」を利用して解放済みエリアへ移動することができます。

Endless_End Endless_End
Endless_End Endless_End

 管理人コメント

本作は、FF2タイプの「攻撃すれば攻撃力が上がり、相手のダメージを受けると防御力が上がる」システムを取っています。ただ、上がるタイミングは完全ランダムの上、わざと長引かせてステータスを稼げる余裕はありません。
2人目のメンバーであるマーリンは、比較的序盤で仲間になりますが、その時点でレベル差が埋め合わせようがないほど広がっています。マーリンの初期攻撃力だと、近辺の敵にダメージを通すことすらできないレベルです。素直に分析+スキル使用係に徹しましょう。
なお、探索で重要になる「小型爆弾」や「カードキー」等の特定の道を開くアイテムは、実は拠点で一度売却すればいつでも購入できるようになります。私の初プレイはうっかり小型爆弾の売却を忘れたまま2個とも使用してしまい、以降の瓦礫を撤去できない状態になってしまいました。「売却すると購入可能になる」というシステムは、拠点で会話しないと教えてくれません。むしろ、ここまで重要なシステムなら、小型爆弾を手に入れたときに強制的に帰還させてチュートリアルするべきでしょう。


(補足)

2017.08.07: 上記コメントについて間違いがありました。お詫びと共に訂正いたします。

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【 Knight of Lapyrith 】

Knight_of_Lapyrith
レビュワー [ りなしゃん ]
ジャンル [ 4人の騎士のファンタジー長編RPG ]
作者 [ 白神リリア さま ]
容量・圧縮形式 [ 165MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクールVX Ace ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:8 グラフィック:9 サウンド:7

個性的な4人の騎士が活躍する長編ファンタジーRPG

【概要】

Knight_of_Lapyrith  ラピリス帝国を守護する騎士団のもとに新規入団を希望する一人の少女ルーシーが訪れた。
 その騎士団の団長である青年セリクは、自分たちと一緒に突如森に大量発生した魔物と戦い、 討伐が完了する場入団を認めるという特別な条件を出し、彼女は見事にその条件をクリアし、騎士の入団が認められた。
 セリクを含め、副団長サクヤと部下のアルベルトと共にルーシーは任務をこなし、次第に騎士として成長していくところから始まります。

【見どころ】

ストーリーは王道で章ごとに区切られて物語が進行し、内容も面白く感じました。
綺麗なイラストと個性的なキャラクターの会話が楽しく、クスっと笑うものや温かみのあるものなど様々です。
4人の騎士以外のキャラも登場し、仲間になって戦う事もあります。
マップは街が鮮やかで、ダンジョンは隠し部屋やシークレットアイテムなどを捜索するというやり込み要素があり、
全体的に纏まっており、プレイして飽きない作りになっております。

【システム】

戦闘はランダムエンカウントのサイドビュー式。
ダンジョンはトラップが仕掛けられているところがあるので注意が必要です。
サブイベントは後から街に所々「E」が表示され、そこに行くとキャラクター同士の会話を見ることができます。
ゲームを進行していくにつれ、状態異常攻撃やギミックのあるダンジョンが増えてくるので、それに比例して難易度も高くなり、
シークレットアイテムの回収により、ご褒美としておまけダンジョンや新技を覚えるといった部分もあるので、
プレイ方法によって難易度が変わってくるところが魅力の一つと言えるかもしれません。

Knight_of_Lapyrith Knight_of_Lapyrith
Knight_of_Lapyrith Knight_of_Lapyrith

 管理人コメント

序盤の印象としては、簡単な部類に入るでしょう。街の西側にも店があるのを知らず、回復アイテムを買わないまま最初のダンジョンに出ましたが、特に回復アイテムを使うことなくクリアできました。
しかし、その序盤でも「触れるとダメージを受ける触手」が所々で道をふさいでいます。慎重に潜り抜けたからこそ楽にクリアできたのでしょうが、2,3発喰らったら、HPがヤバいレベルに来ていたのかもしれません。
話もバトルもオーソドックスな作りなので、攻略に迷うことはないでしょう。物足りない方にも、隠し要素が豊富に揃っているため、それを探しながらのプレイが楽しめます。

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【 ロマンシングステラバイザー 】

ロマンシングステラバイザー
レビュワー [ 遥 ]
ジャンル [ まさかのリメイク2作目 ]
作者 [ ほしをみるねこ さま ]
容量・圧縮形式 [ 145.6MB・ZIP ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ファミコン時代の悪名高きクソゲーがまさかの二回目のリメイクむい
ロマサガ風に様変わりしたむい。
元があの難易度だから、やっぱり難易度は高いむいよ。
30年経ってもやっぱり最初の村は見えなかったむい。


 管理人コメント

原作「星をみるひと」の難易度と、同じく「ロマンシングサガ」の難易度を掛け合わせた結果、チュートリアル戦闘で死ぬレベルのムズゲーが誕生しました。
1ターン目でLPを1削られ、その後の覚醒に任せて攻撃一辺倒で行ったら、逆にLPを3削られて全滅しました。
10年以上前に紹介した「STARGAZER」では、ストーリーは同じくしながらも、現代の基準に合わせて遊びやすくリメイクしていました。しかし、本作は当時の難易度のままお出しするという、(あえて言いますが)暴挙に出ています。
当時を懐かしむつもりで行ったら、大玉砕を食らうレベルの代物です。手出しには十分にご注意を。

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【 グリムボルトDeep 】

グリムボルトDeep
レビュワー [ 新潟のアヒル ]
ジャンル [ 思考型パズルライク牢獄脱出RPG ]
作者 [ 巫女瓜 さま ]
容量・圧縮形式 [ 39.8MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクールVX ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

出来るだけノーダメージで敵を切り抜ける方法を考える。難易度が高めの短編RPGです。

16階立ての監獄塔に囚われた罪人たちを操作し、仲間たちを救出しながら脱出まで導くのがこのゲームの目的となります。

最初はよくわからないまま階下に向かい、一般雑魚の凶刃に次々仲間が倒れ、ボロボロの状態でなんとかクリアするといった感じになると思います。

それこそ仲間を1人も失わずいくには、アイテムの配置を覚え、出現する敵の種類を覚え、戦闘ではいかにノーダメージで切り抜けるか考え、仲間のステータスを1桁単位まで注意し、装備を一戦一戦仲間と使いまわししつつ、消費アイテムの節約と使い道を考え、戦闘パーティを控えととっかえひっかえして回復を行い、と限界ギリギリを常に迫られながら攻略していくことになります。

そうやってリソースを管理しつつ攻略するのが楽しいゲームです。アイテムの配置や出現する敵の種類を覚えてからが本番でしょう。

などと考えて攻略していくと言葉少ない仲間達にも愛着がわいてきます。
自然とどうすれば全員生き残ってクリアできるか考えていました。
また仲間のグラフィックはややデフォルメの効いた可愛いイラストでありながら作品の殺意マシマシ暗めハードな雰囲気とマッチしており好感がもてます。もしイラストがなかったらキャラクターはただの記号に見えてかなりさみしかっただろうなとも感じました。
モヒカンに愛着が湧くのはこの作品が初めてです。あと猫耳あざと可愛い。

また、最初のリーダー選択で攻略法がガラリと変わるのも特徴です。
例えば「巨漢ドルガ」を選ぶと敵との戦闘が少なくなりアイテム探索に余裕が生まれるので、全部のアイテムを出来る限り集めるプレイングが楽しめます。
「盗賊ディズィ」をリーダーに選んだ場合、モンスターからアイテムを盗む装備が手に入り、盗めるアイテムは有用な物が多く、逆にモンスターと対峙する楽しみが出てきます。

一回のプレイ時間は1~2時間程度ですが、繰り返しプレイ前提です。仲間を死なせずにいくには何度も繰り返しプレイすることになると思います。
ストーリーやキャラ要素は抑え目なのですが、純粋に攻略に集中できる作りで繰り返しプレイをするこの作品にあっていると思います。

手ごたえのある。攻略する楽しさがあるゲームをしたいかたは是非プレイしていただけたら幸いです。

また、仲間が全員そろった状態で行ける裏ダンジョンはさらに地獄ですが、真エンドもあるのでそこまで頑張ってほしいです。私は攻略情報なしではクリア出来ませんでした・・・。


 管理人コメント

本作は、どうしてもやり直しを強いられるゲームです。まず初見では、何処のアイテムが強力かが分からないからです。また、パーティの状況によっても、「強力なアイテム」が変わります。普段のRPGでは捨て置かれがちな回復薬が重要なアイテムになる状況も出てきます。
何しろ、本作は道を切り開くたびに、アイテムを集めるたびに、警戒度=エンカウント率が上がる仕掛けになっているのです。当然、敵のダメージは厳しく、全宝箱を集めようとすると、まず序盤で全滅するでしょう。
その分、「上手く立ち回れば有利になれる仕掛け」も多くあり、思慮を尽くしたプレイが楽しめます。

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【 ThisTimeOnly -Ash Rain- 】

ThisTimeOnly -Ash Rain-
レビュワー [ きゅあ ]
ジャンル [ 今を生きる王道RPG ]
作者 [ Med.y.m さま ]
容量・圧縮形式 [ 614MB・ZIP ]
制作ツール [ RPGツクールVX ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:10

メタ構造が面白い王道RPG

今回紹介する『ThisTimeOnly -Ash Rain-』は、震災と時間移動がテーマの長編RPGです。
大体の人はタイトルを見て、「文明が発展して世界が滅ぶまでの間に主人公達はどう生きるか」を描いた物語を予想すると思いますが、
実際にプレイしてみるとそれだけでは終わらない展開が待ち受けています。
具体的にはタイトルのThisTimeOnlyには物語で2つの意味があるのに加えて、メタ構造としての意味も持っています。
つまり1つの言葉に3つの意味があることになりますが、そのことが重要な曲のファイルで裏付けられているのも面白いです。

そしてそのメタ構造がとても面白いのですが、その理由はそれが「物語とリアルのThisTimeOnlyを重ね合わせる」だけに留まらないところにあります。
具体的には世の中の出来事や過去の名作達を連想させる表現もあれば、
ネットスラングや現代風の言葉のようなちょっとしたネタまで、本当に色々なものが仕込まれています。
なので重ね合わせることによるメッセージ性よりも、寧ろ仕込んであること自体に韻を踏んでいるような面白さがあります。
仕込み方もフリーゲームにありがちな露骨さはなく、物語に上手く溶け込んでいるので、ネットスラングやメタ発言等が嫌いな人でも問題ありません。
ちなみに個人的には新海やAIやワンピ辺りは良かったですし、普段日の目を見ないリバタリアニズムなんかまで仕込んできているのには驚きました。

物語は全体的に王道の要素が強いですが、懐古な作品を除けばここまでの王道RPGは逆に珍しいほどでした。
更に熱い展開が多いのも特徴ですが、特に後半からは畳み掛けるような熱い展開が続いてとても盛り上がります。
雰囲気としてはギャグとシリアスが丁度半々くらいで、登場するキャラ達はシリアスパートが来ない限りは大体ネタに走ります。
他方で本作では環境や差別といった震災に関するテーマも取り入れられているので、シリアスな雰囲気も楽しむことができます。
テーマといえば時間移動も物語のテーマの一つですが、本作では寧ろ時間移動しないこと自体が物語のテーマとして描かれていて、
それが時間移動を使う数々の名作達に対するアンチテーゼにもなっています。
なのでそれらも踏まえると、ここまで王道ではなくもう少し複雑な物語でもよかったという印象も一方ではありました。

設定の面では本作の特徴でもあるリアリティの追求がされている一方で、物語の設定が頭の中に入ってくる分かり易さも兼ね備えています。
また戦闘の中にも物語の本筋に関わる設定が散りばめられていて、物語と戦闘がとても上手く両立されています。
ちなみに前作である『PUPPET WILL』とは少しだけ繋がりがありますが、
繋がりは同じ世界観のパラレルワールドという関係なので、今作からプレイしても問題なく楽しめます。

勿論物語だけでなくゲームとしてもとても作り込まれています。
戦闘は半オートで再び行動する追撃と、ターンを消費しないで使えるエグゾーストが大きな特徴です。
他にも特殊ジェムの装備を組み合わせてジェムアーツと呼ばれるスキルを使用したり、CPを消費してスキルをセットしたりとやれることが多いです。
また戦闘バランスも特徴的で、本作ではAPや状態異常やアイテムや所持金といった部分で苦しむことはほとんどありません。
言い換えれば戦闘はリソース管理を廃した絶妙なバランスでした。
ただマップではシンボルが追いかけてきて逃げても消えないので、特に狭いマップでは厳しい部分はありました。

またグラフィックや音楽の部分でもとても作り込まれています。
グラフィックは全体的に完成度が高い一方で荒削りな部分もありますが、
寧ろ完成度の高さと荒削り感が相俟ったとても新鮮なグラフィックになっています。
キャラのグラフィックは某有名素材サイトの改変が多いものの、グラフィック自体はとても良い感じでした。
マップは特に街道が魅力的で、街との距離がマップの雰囲気で分かるのがとても良い感じでした。
音楽は全体的に爽快感がありますし、4曲だけですがオリジナル曲もあります。
更に効果音も全体的にリアリティのあるものが使われています。

本作にはプロのような洗練されたものや崇高なものはないですが、それでも面白いと思わせるものがあります。
具体的には本作には少しの教養と、定石無視の偶然性が生み出した面白さがあると思います。
言い換えればいくら洗練させたり定石通りに作ったとしても、必ずしも面白さには直結しないということでもあります。
そんな中で本作はやりたいことをやり切ったという想いがとてもよく伝わってきました。

ThisTimeOnly -Ash Rain- ThisTimeOnly -Ash Rain-
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ThisTimeOnly -Ash Rain- ThisTimeOnly -Ash Rain-
ThisTimeOnly -Ash Rain- ThisTimeOnly -Ash Rain-


 管理人コメント

本作の大筋は王道ですが、「演出上、若干暴力的なシーンがあります。(血など)」という注意書きがある通り、ダークな要素も含まれています。
そして、画面でもダーク…暗くて見づらい点があるあたりが難点と言えます。ダンジョンは複雑ではなく、アイテムのある場所は明るいアイコンが表示されるため、ストーリーを進める分には不自由はないでしょう。
なお、本作の戦闘バランスは、「ザコ敵でもスキルを使いまくる」バランスです。通常スキルで使用するAPも、エグゾーストや奥義で使用するDriveゲージもターン経過で貯まりやすいので、ドンドン使っていきましょう。また、バッドステータスを重ね掛けできるなど、色々な手を考えられる楽しみがあります。

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【 ファントムルーラー 】

ファントムルーラー
レビュワー [ 遥 ]
ジャンル [ 王女が主人公のダーク系ストーリーRPG ]
作者 [ KOU さま ]
容量・圧縮形式 [ 302MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクールVX ]
言語 [ 日本語 ]
備考 [ 現在のバージョンは3.03 ]
配布元 ダウンロード先

プレイ時間は大体15時間のRPGなんだむい
ちょっと怖いシーンがあったりグロいシーンがあるのはご愛嬌むい。
難易度は操作出来るから多分誰でも大丈夫だと思うむいよ。
魔法の属性の良し悪しがちょっと分かりづらいむいね。
魔法を覚える為のアイテムを落としたり、熟練度があるから雑魚戦は何度もやると思うむいよ。
まだ続きがありそうな感じの終わり方だったむい。そこは未知の新作に期待するむいよ。


 管理人コメント

本作の魔法は、属性の選び方が重要になります。魔法には、よくある火氷雷闇光…の他に、正負の属性が付加されています。モンスターは大体「負」属性を持っているため、同じ属性の「正」の魔法が効くというシステムになっています。
そして、覚える魔法の属性が、キャラそのものを表していると、ストーリー面でも様々な要素があります。主人公はその特殊な生い立ちから「光」を覚え、とある仲間はカオスな生きざま…人を救うために主人公を拉致したり…なせいで「負」の魔法しか覚えることができないなど、色々な場所で「こいつはどういう奴か」というのが見えてきます。
人間の正と負を描いた物語だけに、残酷なシーンも存在いたします。その点はご注意のほどを。

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