■ 投稿レビュー RPG 6
Seraphic Blue 不可思議な
ダンジョン2
勇者クエスト キャラバン Exorcism Breathe
Dominalance Other Ragnarok
Dual Story
STARGAZER DRAGON FANTASY 2 Moon Goddess 夜明けの口笛吹き

Seraphic Blue(セラフィック ブルー)

主人公・レイク 精神的に問題ア…ゥワナニヲスノレ
レビュワー [ 氷雨 ]
ジャンル [ 長編RPG ]
作者 [ 天ぷら さま ]
容量・圧縮形式 [ 63MB・LZH ]
ダウンロード ダウンロード先

初めまして、氷雨と申します。
レビューとか下手なんでそこのとこは申し訳ないです。
セイクレッドブルーがレビューされてるのが気になって送ってみました。
セイクレッドブルー、スターダストブルー作者の天ぷらさんの作品です(セイクレッドブルーは入手出来てませんorz)
自分自身ツクラーである程度の知識を持ってるのですが、今作セラフィックブルーには度肝を抜かれました。
天ぷらさんの作品はいずれも凄いと評判ですが、セラフィックブルーは更に進化を遂げております。
私はツクラーでゲーマー(ェ)な為、有名作品は殆どプレイ済みであるのですが、この作品をプレイして以来他のゲームが詰まらないと感じさせられました。
私がよくプレイして評価する部分はどこに凝っているのか、どこが魅力的な部分なのかを探すのが好きです。これは自分には合わない等諦めずに何故この作品が評価されるのか、何故こんなに人気があるのかを探すのが目的で大半のゲームはしております。
実を言うとセラフィックブルーは3度もプレイ断念しました。まずテンポがとても悪く、あまりの伏線の多さに何が何だか分らず勝手に○ゲー、と評価してしまったからです。
プレイのきっかけは話すと長くなるのでそろそろレビュー入ります(前書き長くてすいません)

まず最初にプレイする方は15歳以上(一部18歳以上と色んな場所で批判あり)で少々グロテスクなシーンがあります。
そして重苦しいテーマ。明るい雰囲気が中盤に入るにつれて段々悲しくなってきます。
序盤では伏線の多さに何が何だか本当に全く分らず苛々する人も多いです。かなり大人向けな為、これも15歳以上の意味に入るかと…(高校生な私ですが)
有名なのがオープニングの25分、軽いRPGが好きな方には全く向きません。会話表現は慣れかな…。

『生は必ずしも正しいわけではない。死は必ずしも間違いではない』

表現に苦労しますが、作者さんが言いたいのはこういう事だと思います。

戦闘ではゲームのマニュアルにあるように雑魚はただの雑魚ではありません。
このサイトに「ネフェシエル」がありましたがあれと似た感覚です。
エンカウントですが…。装備アイテム、装備欄が多くボス戦では攻略ヒントを見ながら装備をつけて-ギリギリ-勝てる様に作られています。現代のゲームと比べると難易度は最初から最後まで激ムズですんで攻略を見るのを進めます。
レベル上げは最初だけで後は殆ど不必要です。私のゲームクリア時間は50時間前後でしたが実際のプレイ時間は70~80時間だったと思います…。それだけ死にました。

戦闘を語った私ですがこのゲームは戦闘より実は会話がメインです。
大抵のRPGではある程度会話をするだけで魅力のないキャラが多いですが、この作品は50名以上のキャラクターが一人一人魅力的で何度となく出てきます。進むに連れてキャラクター達の過去が明らかになり面白さが倍増してきます。
そして一人一人が伏線に繋がるのがあまりの凄さにずっと心の中で『こんな展開あり!?』と叫び続けてましたw世界観は法律や歴史等も物凄い凝りようです。最終的にクリアした画面FINが出てそのままクリアしてしまった悲しみが押し寄せました…、もっとプレイしたかったと…。

少し大げさに書いてると思われますが、もしプレイしてもらえるなら分ると思います。
別にセラフィックブルーの信教者というわけではありませんが、このゲームに性格を変えられた人も居るとか居ないとか…。
私が今探しているのはセラフィックブルーを超えるストーリーです。今でも色々ゲームはプレイしてるんですがやはり比べられるものがまだ見つかりません…。
長いんでここらで切りますね。実際話すとセラフィックブルーの会話でメッセンジャーを使い一日が終わってしまった事もあったり(グハ


 管理人コメント

Sacred, Stardast, Seraphicの三部作は、ツクールRPGをやった方なら誰でも知っている有名作です。他のツクール作品に与えた影響も計り知れません。
最も、そんな有名作でも、必ずしも全ての人に名作と受け取られるわけではありません。
人によっては、「ニューゲーム」を選択した後20分近く見てるだけというのが耐えられない方もいます。
グロテスクな表現、消耗の激しいランダムエンカウントのザコ戦、生かすころには伏線を忘れられかねない程の長いシナリオ…とても万人に薦められる作品とは言えません。
かく言う私も、主人公というには問題がありすぎるレイクの性格に、(正負共に)かなりのインパクトを受け、「レビューするときには、ネタにしてやろう」という不遜な考えすら浮かんできました。

実は、「ぷちわらの冒険」のレビューのとき、本来はこのゲームをイチオシにする予定でした。製作者の天ぷらさまにレビュー許可願いを出す所までは行ったのですが、全く音沙汰が無かったため、急遽イチオシ作品を変えた次第です。
最も、序盤だけプレイした程度で上のような不遜な考えでレビューに踏み切っていたら、このゲームの魅力も欠点も、ほとんど伝えられなかったに違いありません。


(補足)
2004.11.05:現在、改良+α版となる「Seraphic Blue Director's Cut」が公開されています。
(或野 吟山 さま、情報ありがとうございます。)

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【 不可思議なダンジョン2 】

中央が主人公、その左がスライム、下がゴブリン。そのまんま。
レビュワー [ 或野 吟山 ]
ジャンル [ 1千万回遊び倒せるダンジョンRPG ]
作者 [ KINA さま (不可思議 Project Room さま) ]
容量・圧縮形式 [ 解凍前431KB(解凍後1.47MB)・lzh形式 ]
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ハマリ度:100以上? グラフィック:6 サウンド:評価外 (デフォルトでは無音ですが、お好きな音楽ファイルをBGM用に使えます)

フリーソフトダンジョンRPG最高峰!(の、はず)

 このゲームは、端的に言って、三度笠剣豪少年・シレンや妻子持ち三段腹商人・トルネコのシリーズ((C)チュンソフト)同様の、いわゆる「ローグライクRPG」です。 勿論、何万億回でも遊べるゲーム性は、「不可思議」でググって出てくる熱狂的プレイヤーの叫びが保障しております。(これらの叫びに比べれば、ファイナルダンジョンに行けないヌルゲーマーの私の意見など当てにしないで構いません、でも折角だから読んでね)
 「ラーメンにはお湯入れて喰え、伸びると不味いぞシステム(仮)」や、「たまに失敗する合成システム(仮)」など、特筆すべきポイントは多々あるのですが、私としては「名前の露骨さ」を挙げたいのです。なんせ

「麻薬」!

「核兵器の巻物」!

なるアイテムをうまく捌きながら、

「火事ババア」!

「神風野郎」!

「究極破壊ロボ」!

などを相手にしないといけないのですから。
 もっとも、一番驚くべきは、こんなハチャメチャダンジョンに挑むのが、三度笠や三段腹ならぬうら若きミニスカ娘だってことなんでしょうが・・・。


 管理人コメント

ローグライクのフリーゲームと言えば、以前にも「Dungeon Crawl」などが紹介されていますが、本作は、その中でも最も有名な作品と言って良いでしょう。
「不可思議なダンジョン」には、独自の要素も数多くあります。「やる気」による攻撃力上昇や、武器ごとに備わった特殊技、そして非常時のパニックモード…。
どれも、上手く利用すれば、ゲームの攻略に役立ちます。最も、パニックモードが役に立つような状況下でのプレイはオススメできません。

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【 勇者クエスト 】

寂しい画面ですが、本作一番の特徴は移動なので・・・
レビュワー [ 或野 吟山 ]
ジャンル [ 前進と転進(not後退)の特攻RPG ]
作者 [ くれす さま (ハムスター工房 さま) ]
容量・圧縮形式 [ 解凍前3.03MB(解凍後5.10MB)・ZIP形式 ]
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備考 [ 要・RPGツクール2000RTP ]

ハマリ度:8 グラフィック:7 サウンド:7

ダンジョン内マップ無用上等!
道は前(と後ろ)にしかないのだから・・・

 このゲームは、方向音痴の方や、記憶力に自信のない鳥頭の方に是非お勧めしたいものです。普通のRPGには、大抵だだっ広いマップがあって、全体を調べ尽くすのが一苦労、というのが相場でしょう。(『Nepheshel』がその代表格) それも確かに面白いです。しかし、この「勇者クエスト」にはそれがない。移動は、前に進むか、振り返って進むか(画面には『戻る』とありますが、転進のつもりで!)の二つに一つ、移動した先でランダムにイベントやバトルが起こるという具合になっております。 裸の大将が線路に沿ってぶらりぶらりするのと同じで、迷いようがありません。たまには、マッピングの必要のないこんなRPGもアリなんじゃないでしょうか?
 また、旅の仲間は主人公も含め全16人、個性派揃い。先にも触れたランダムイベントで、次々に仲間が増えていきます。 そして、宿屋の中では、他の旅人の話にツッコミを入れる出張りよう。これなら友達の少ないモニターの前の諸兄も安心ですね! これだけいれば好きな奴の一人や二人は必ずいるはず、仲良く連れ立って特攻(そして玉砕)しておくんなまし!


 管理人コメント

前進と後退転進を繰り返し、戦闘とランダムイベントによってパーティを強化していく、「名もなき島」と同じタイプのシンプルなRPGです。
こういった系統のRPGは、某匿名掲示板出身のとある作品(名前は失念・情報求む)からの派生であります。この「勇者クエスト」も、某匿名掲示板でアップされていた体験版をプレイしたことがあります。
このゲーム独自の要素と言えば、或野さんも言っているキャラ立てでしょう。作者HPにキャラ人気投票のコーナーがあるくらい、キャラ自体のファンも多数いると言うことです。


(補足)
2006.03.01:KENさまより、「この系統の元祖は、アンディー・メンテの『ライヂングスター』シリーズではないか。」との指摘を受けました。
どうやら、私が想定していた作品より先に、すでに元祖は発表されていたようです。謹んでお詫びし、訂正いたします。

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【 キャラバン 】

困った時には味方を使え!
レビュワー [ N ]
ジャンル [ ネットワークRPG ]
作者 [ キャラバンソフトウェア さま ]
容量・圧縮形式 [ 5.2MB・自己解凍EXE ]
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手軽に遊べるオンラインRPGで
冒険に出る度にほかのプレイヤーのキャラのデータを借りて
最大4人組のパーティーを組んで冒険する
一日一回しかプレイできず
イベントや戦闘をどの順番でやるか、やらないかを考えて
戦闘もパーティの誰から始めるかどの敵から倒すか
考えないと簡単にやられたりする。


 管理人コメント

画面のクリックだけで、直観的に分かる操作系と、他のプレイヤーと話し合って協力し合うのではなく、金で雇い入れるという方式が特徴のネットゲームです。
他のネットゲームのように、長く遊べば何でもできるが、プレイしたばかりの頃はナイフを振るぐらいしかできないということはありません。
プレイヤーには筋力・知力などスキルが付けられ、それぞれができること・できないことがはっきりしています。しかし、スキルやアイテムを使用するためには、代金が掛かります。使いどころを間違えると、資金の無駄使いになることはもちろん、最悪、肝心なときに資金不足で使えないといった事態にもなりかねません。
そういった面でも、「キャラバン」は計画性が重視されるゲームなのです。

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【 Exorcism Breathe 】

ハサミでも攻撃可能
レビュワー [ N ]
ジャンル [ オンライン・アクションRPG ]
作者 [ エム さま(TMS) ]
容量・圧縮形式 [ 2.5MB(本体)+1.6MB(パッチ)・LZH ]
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無料の半オンラインアクションRPGで
必要スペックは低いのでPCのスペックが低くても大丈夫です。
操作は簡単でマウスやコントローラーでもできます。


 管理人コメント

「ラグナロク・オンライン」などの有名ネットゲームと同様、モンスターを倒して金を稼ぎつつ、着替えや他のキャラクターとのチャットを楽しむ、典型的なオンラインRPGです。
プレイヤーの動作など、ゲームで重要となる要素は全てマシン上で処理をされます。通信で使用するのは、プレイヤーの位置とチャットのセリフのみという低容量のものばかりであるため、常時接続の必要は無く、ラグを気にすることなくプレイが可能です。
(最も、チャットをリロードすると、それなりの待ち時間が掛かりますが…。)
PK対策などもしっかり取られていますが、ログイン時のNewsを見ると、荒らしの被害はかなり大きいようです。こういう点で、ネットゲームの運営者は苦労が絶えないなぁと感じます。

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【 Dominalance Other Ragnarok Dual Story 】

分身・全開放!
レビュワー [ N ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ サウラスド さま ]
容量・圧縮形式 [ 59.1MB・LZH ]
ダウンロード ダウンロード不可

ほとんどのグラフィックと音楽が自作のRPGです。
文章やシナリオに難がありますが戦闘グラフィックがよく
やりこみ要素もあってそれなりに遊べます。


 管理人コメント

2005年3月に、コンパク金賞を受賞した「Dominalance Other Ragnarok」に、外伝的続編"Engel Spirit"をプラスした作品です。
同じくコンパクで好評価を得た「innocent nail」と共に、サウラスドさまの代表作といってもいいでしょう。
初めは、「Dominalance Other Ragnarok」を踏襲した"Devil Force"しかプレイできませんが、それだけでも、自作のグラフィック、主人公の残りHPにしたがって増やせる「分身」、金集めによる能力強化など、数々のシステムが楽しめます。
(…最も、この金集め、スイッチによる管理をしていないらしく、いくらでも集めることができますが。…ホドホドにしておきましょう。)
なお、プレイヤーである鎧男・センの中身は、色々な意味で必見です。序盤をしばらくプレイすれば見れるので、ぜひご覧ください。


(補足)
2016.04.17:本作品は、現在DLできません。

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【 STARGAZER 】

こんな壁には「ブレイク」だ!
レビュワー [ ren ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ Rxo Inverse さま ]
容量・圧縮形式 [ 3.9MB・ZIP ]
ダウンロード ダウンロード先

星を見る人というファミコンのゲームを知っていますか?
本作は星を見る人をリメイクした作品です。

原作からの変更点
色々とアレなシステムを全面改装、サガ式の成長システムの導入
グラフィックの全面改装など

ここから感想、箇条書きにすると

ストーリー
原作そのまんまですがかなりいいです。書けば長くなるので省略。
システム
アイテムの管理はサガ方式、つまりアイテムやESPは装備しないと意味がない。
また、キャラクターごとに特殊能力があり、これを使わないと進めないところがあったりする
バトル
非常にテンポがいいです。そこらのRPGなんて比べ物になりません。
また、隠しボス的な存在もいたりします。
グラフィック
すべて自作、綺麗さはSFCよりも上?とにかくすべて自作ということです。

まぁとにかく面白いということです。


 管理人コメント

バカゲーとして名高い「星をみるひと」を、ほぼ一人で、ここまで評判の高い作品にリメイクした作者の手腕はまさに賞賛すべきものです。
とは言っても、味方の能力を駆使してトラップをくぐり抜けるシステムや、木の実を組み合わせてアイテムを作成するシステムなどは、元の作品を踏襲しております。…格段に使いやすく、分かりやすいと言う大きな違いがありますが。

…しかし、よく考えてみたら、元の作品発売当時(1987.10.27)では、ドラクエはⅡが出たばかり、FFシリーズに至っては、発売すらされていません。
その中で、SFチックなストーリー、主人公の技をフィールドでも使用するシステムなど、斬新なアイデアを持ったこの作品は、別の意味で話題になってしかるべきです。
開発陣の技術力は、ゲームを作る上で重要なのだなぁと考えさせられる作品でもあります。

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【 DRAGON FANTASY 2 】

スライムとゴブリンの狂演…ゲフンっ!…共演
レビュワー [ N ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ タオ さま ]
容量・圧縮形式 [ 5.36MB・7-Zip ]
ダウンロード ダウンロード先
(「投稿作品・その1」へ)

FFとドラクエをミックスしたRPGです
FF・ドラクエネタが楽しめない人に
はあまりおもしろくないかも


 管理人コメント

その昔…と言うほど前じゃないか…「DRAGON FANTASY」と呼ばれるツクール作品がありました。
読んで字の如く、DQ3っぽい勇者が、戦士・魔道士・盗賊・竜騎士たまねぎ剣士モーグリといった多彩過ぎる仲間を連れ、クリスタルを集める冒険に出る…。という、まさにクローンゲー・オブ・クローンゲーな作品でした。
本作は、その正統な後継作であります。前作のDQ風…と言うか、ツクールデフォ戦に対し、今作ではFF風の自作戦闘を完備。ストーリーの方も、DQ3っぽい前作を反映し、初代DQっぽくなっています。
どちらも、かなり手の込んだ作品です。FF・DQともに少々プレイした経験のある方なら、かなり楽しめる作品であります。
前作「DRAGON FANTASY」も、 CLONE GAME PARTYの「投稿作品・その2」からDL可能です。どちらから遊んでも楽しめるので、お好きなペースでプレイしてください。

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【 Moon Goddess 】

勝利のポーズもパッチリです。
レビュワー [ N ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ Y+Y=M.H さま ]
容量・圧縮形式 [ 3.19MB・LZH ]
ダウンロード ダウンロード先

ドラクエ3とFF5のいいとこどりしたような
RPGで派手な演出とかはないので
むかしのRPGがやりたい人におすすめ


 管理人コメント

主人公勢の性格が曲がりなりにも決められていたFF5というよりは、それこそ「光の戦士」という設定以外何も無いFF1の方が雰囲気的には近いかもしれません。
作者自らReadMeで書いているように、この作品の魅力は、「古き良きRPG」を再現している点にあります。今の演出重視のRPGでは避けられている「レベル上げ」すら楽しめる雰囲気は、私自身にはクリティカルヒットでした。
ちなみに、キャプにあげた私のパーティ、モンク・盗賊・僧侶・魔道士という組み合わせ、FF1ではかなり玄人向けのパーティなんですよね…。上級職にクラスアップするまで、辛抱が必要かもしれません。


(補足)
2006.04.09:イチオシレビューは、こちら。
2007.01.21:作者様HPのアドレスが、変更になりました。(N さま、情報ありがとうございます。)

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【 夜明けの口笛吹き 】

ここで溶けるのも、また人生…?
レビュワー [ 落花星 ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ 奥山 キイチ さま ]
容量・圧縮形式 [ 3.79MB・ZIP ]
ダウンロード ダウンロード先

異様なRPGというのが正しいだろうか。
主人公(デフォルトではトト)は気づいたときには、羊水の海と呼ばれる、最下層に位置する世界にいた。世界は上へと続いているが、そこに何があるのか、そもそも果てがあるのか。それは知られていない。そのような状況下で、主人公は旅人として上の世界を目指していくのだが……というストーリー。

一番最初の町が「醜い町」。アコギ一本のBGMと、住人の台詞回しに類まれなセンスを感じる。この雰囲気に魅了され、最後まで一気にプレイしてしまった。
一つの階層を上がる事に、そこには様々な世界が広がっている。GB版初代サガのイメージが最も近いだろうか。主人公は、様々な世界、そしてそこに住まう人々と出会い、別れ、そして次の世界へと進んでいく。勿論、主人公以外の旅人もいる。旅を進める者。旅をやめた者。旅を共にする者。様々だ。

特筆すべきは、必ずしも次の世界へと進まなくてもいい点だろう。その世界には、様々な人々がいる。エンディングもバッドともグッドとも、果てにはどちらともいえるものまである。話自体は一本道だが、枝葉であるエンディングの分かれ方が多種多様で、飽きない。
世界の描かれ方も凄まじい。醜い町を初めとした、それぞれ違う世界像は、見た目にも面白い。またそれぞれに割り当てられた専用曲が、強烈なインパクトを残していく。世界で広げられる様々なエピソードも、印象付けるのに十分な効果を発揮している。 私は特に「汚れた湿原」がインパクトに残った。あのエピソードは作中の中でも白眉といえると思う。

マギ使いエリナー。学者ギルモア。剣士アシカ。そしてクリシュナ。メインキャラクターもその性格付けは多種多様だ。一人として、同じキャラクターはいない。被る事もない。

終盤の哲学的思想にはやや辟易したものの、それでもプレイする価値があると断言出来る。人を選ぶものの、良作だと言えるだろう。


 管理人コメント

この作品、元々は、某匿名掲示板の有志が作成したゲームであります。
しかし、そのストーリーの完成度や難解さゆえに、掲示板の外の世界でも有名になった作品です。
某匿名掲示板出身のRPGは、多数の方々がストーリーを紡いでいく「リレー」と呼ばれる作品、面白いけど著作権的にやばかったり18禁だったりする作品、起動した瞬間、ニュークリアIIIでいきなり終了する作品など、数々のゲームがあります。
その玉石混交ぐあいは、Vectorや「ふりーむ!」よりも激しいです。まさに「嘘を嘘として見抜けなければ(プレイするのは)難しい」作品ばかりです。


(補足)
2007.08.06:DL先を変更。

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