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■ フライングナイスガイ

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作者 [ fng さま ]
ジャンル [ 集団戦横シューティング ]
容量・圧縮形式 [ 125MB・ZIP ]
製作ツール [ アクションゲームツクール ]
備考 [ 解像度は1280×720固定・古いグラフィックボードを使用している方は注意 ]
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レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
ES 8 /10 8 /10 8 /10 46/60 B
赤松弥太郎 7 /10 7 /10 8 /10

 《 ES 》  ハマリ度:8 グラフィック:8 サウンド:8

|・v・|b

本作「フライングナイスガイ」は、かのゴチャキャラシューティング「量産型最終兵器ドテチン」の製作者・fng氏が作り上げたアクションゲームツクール作品です。「ドテチン」で培ったゴチャキャラに、より戦略的なシステムを加えた作品です。
「ドテチン」では、攻撃できるキャラは自機ひとつ。敵機も味方機(!?)も背景の建設物(!!?)でさえも、破壊対象でしかありません。対して「フライングナイスガイ」では、味方機もきちんと攻撃に加わります。…と言うか、自機の攻撃なんて、最大百体単位にも及ぶ味方機の一部にしか過ぎません。自機のアドバンテージと言ったら、味方機がやられたときに、タッチして救出できること、購入できるパワーアップは自機のみに効果が及ぶこと。それ以外には、皆無と言って良いでしょう。
しかし、「フライングナイスガイ」は、自機のみの突貫では到底成り立たないバランスを持っています。敵キャラの攻撃は、高速かつ不規則かつ味方や自機の攻撃と区別できないため、味方を盾にしてやり過ごさないと、生き残ることは不可能です。
…残機は数百・数千単位であるし、すぐに補充されるから問題ないって? その考えは、前半ステージでは多少成り立ちますが、後半では大間違いです。パワーアップアイテムの存在があるからです。パワーアップアイテムは、自機が死亡すると徐々に失われてしまいます。自機が破壊されるたびに、どんどんジリ貧になっていくのです。

本作「フライングナイスガイ」には、先述のとおり、個人的に「う~ん!?」と思うような要素が見られます。

本作のウリである「パワーアップ購入」にも、「う~ん!?」と思うような要素が見られます。
一つは、購入したパワーアップは、自機が死亡するたびに一つずつ失われていくと言う点です。正直、次の購入機会が来るときには、前回購入したパワーアップは全く残っていないと言うのが常です。
加えて、味方機の中には、強力なレーザー砲という自機が装備できない武器を持っている者までいます。「あんだけ苦労して、この程度かよ!」と感じさせるのは、パワーアップとしてあってはならないことだと、私は考えますが。

「う~ん!?」と思う点は、攻撃方法にすら見られます。「GO!」ボタンの存在です。「GO!」を出すと、出撃している味方機は、何も考えず特攻突貫をかまし、敵キャラに多大な被害を与えると同時に、味方機にも多大な被害を与えます。後のショップで、残機を貨幣にして購入すると言うシステムを取っているために、この「GO!」ボタンは、どうにも押しづらいです。
自機は、おそらくこのナイスガイ部隊の隊長と言う立場だと推定されるのですが、その割には、「プレイヤーが大部隊を操作する感」に、あまりにも欠けています。プレイヤー能動的に下せる命令は、自殺指令である「GO!」、パワーアップで手に入る「ブンサン」の2種類のみです。
…正直に言います。使えません。デメリットが怖いという意味でも、メリットが見出せないという意味でも。
その割には、強力なビーム兵は、敵よりも味方の方を多く巻き込んでくれるわ、貴重な戦艦が、勝手に特攻をかまして(…と言うか、何も考えず前進して)自滅して下さるわ、故・鈴置洋孝 氏の声で「何やってんの!!」と言いたくなる状況が頻発します。
絶対、この「GO!」ボタンは、別の命令に変えた方が良いです。例えば、「COME HERE!」とか。味方を盾にしてやり過ごすという卑劣な手も、一攻略手段として有効なこのゲームであれば、なおさらです。

現在、アクションゲームツクールで作られた作品は、「ファミ通.com」で公開されているサンプルゲーム以外には、数が揃っていない段階です。作り手側の立場で「こんな物ができるんだ。」と言う参考になる作品は、本作「フライングナイスガイ」を初め、粒揃いです。しかし、プレイヤーの立場で「これは面白い!」と思えるようなレベルには、まだまだたどり着いていないとも感じます。
「失礼な!アクションゲームツクール作品には、こんな傑作があるんだ!」と思う方は、是非当サイトおよび他のフリーゲーム紹介サイトに情報を下さい。今現在配布されている作品を見ても、「アクションゲームツクール」には、先代のPC向けツクール以上に傑作が生み出せるポテンシャルを持つツクールであるとは感じられるので。

最後に、作者のfngさま、せっかく取り上げたのに、こんなレビューになってしまい、申しわけございません。どうか、この評価にめげず、新しい作品を送り続けて欲しい。それは、私の正直な気持ちです。

 《 赤松弥太郎 》  ハマリ度:7 グラフィック:7 サウンド:8

一人一人は小さいけれど ひとつになれば

タイトル 宇宙の男・フライングナイスガイ。
その実態は !
シューティング画面 味方の陰に隠れてコソコソと鉄砲を撃ち !
ショップ画面 自らの強化のためならば味方の犠牲も厭わず !
爆弾だ ! いざとなったら自分だけ逃げる !
これが、宇宙の男の正しい生き様である !

 つまり、そういうことです。
 相手も物量、こっちも物量の本作の場合、単騎特攻は絶対通用しません。
 なので、味方を盾にしつつコソクに立ち回るしかありません。
 爽快感は、あまり感じません。
 敵の物量も凄まじいですが、こちらの弾幕も濃いし、乱戦になるとすぐに処理落ちするし……
 ということで、弾幕ゲーム的な緊迫感もありません。
 300以上のレベルにステージエディタも用意と、ヤリコミ要素は大盤振る舞いなんですが、
 どんなステージでも、上記のゲーム性が劇的に変わることはないので、
 あまりヤリコミ甲斐がありません。

 「インパクトだけの出落ちゲー」と言われちゃったら、まあ、それまでになっちゃうかもしれません。
 ただ言えるのは、
 このゲーム、プレイしてるとなんか和むんですよね。
 プレイスタイルは卑怯だし、やってることは殺伐としてるんですが、
 怪獣とか、巨大ロボとか、天空の城とか相手にチョコマカ戦ってるのを見てると、
 まあ、なんか、いいものなんですよ。
 ピクミン的なアレとでも言いましょうか。
 そういうところは、昔取った杵柄、さすがにツボを押さえてきてます。

 ただ、「なんか和む」ってだけで点数を上げるわけにもいかず、
 結局こんな感じになりました。

ハマリ度 : 7 / 10
 オプションを買い占めたり、ステージエディットに励んだり、やりこむ気になればやりこめる作り。
 実は4人プレイにまで対応している。複数人プレイをするとまた違う楽しみがあるだろうと思うので、できる人はぜひ。
グラフィック : 7 / 10
 とにかく自機が見づらい。リカバー中にちょこっと矢印がでる程度で、やられエフェクトも地味、僚艦爆発エフェクトで隠れてしまうといった具合で、見失う要素たっぷり。
 あえて小綺麗にせず、ゴチャゴチャした印象にする戦略は構わないのだが、もう少し配慮をしてほしかった。
サウンド : 8 / 10
 簡素きわまるBGM、「カワイイ」より「キモい」と言うべきやられボイスを取り除くと残るのは爆音のみと、どこをどのように評価しようか迷うサウンド。
 ……でも、この点数に。やられボイスにやられました。

 アクションゲームツクールの作品は、今のところ「佳作」どまりで、なかなか「良作」には巡り会えてない印象が、私にはあります。
 でも、聞いた限りの話では、ツール自体のポテンシャルとして、きっともっと高いものを持っていると思うんですよ。
 発売されてちょうど1年、そろそろ面白い展開になってくることを期待したいんですが、どうでしょう ?

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