■ 投稿レビュー アクション 43
ZBloody Hell 現象使い首都高無敵伝説
Firststage 氷眼の魔女
REC
Ravenfield Roguelight (2) Cuckoo castle

【 ZBloody Hell 】

ZBloody Hell
レビュワー [ 柳井 ]
ジャンル [ 2.5Dオールドスクール・ゴアFPS ]
作者 [ 原作:Monolith Productions 移植:lost_acs さま ]
容量・圧縮形式 [ 62.3MB・ZIP ]
製作ツール [ GZDoom ]
言語 [ 英語 ]
備考 [ 別途、動作エンジンとしてGZDoom/QZDoom、IWADとしてFREEDOOM等の2種類が必須 ]
配布元 ダウンロード先

プレイ動画(youtube) https://www.youtube.com/watch?v=9g8qoVe9mDI

~導入手順~
1:gzdoomをダウンロード!( https://zdoom.org/downloads )

2:FreeDOOM Phase1+2をダウンロード!( https://freedoom.github.io/download.html )

3:両ファイルを解凍!

4:手順2で落としたファイル内のfreedoom2.wadファイルのみを手順1のgzdoom.exeのあるフォルダに移動!

5:zbloody hellをダウンロード!( https://www.moddb.com/mods/zbloody-hell/downloads/zbloody-hell-16 )

6:解凍し、gzdoomを右クリックしてショートカットを作成、作成したショートカットを解凍したzbloody hellファイルに貼り付け!

7:zbloody hellファイルに最初入っていたファイルのうち、readme.txt以外のすべてを左クリックで範囲選択し、その6つを持ち上げてgzdoomショートカットで開く!

8:I live again!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

レビュー...の前に「DOOMとかFREEDOOMって何?」という人向けに簡単な解説を。

一般的に近代的なFPSの始まりは1992年、Id社の「wolfentein 3D」からとされています。
天才プログラマーのジョン・カーマックによって作られた、四角いブロックで構成された三次元(っぽく見える)ダンジョン。その中で歩き、カギを拾い、ドアを開け、銃を撃ち、ナチ公・魔術師・ミュータント・ヒトラーをぶちのめすという至極単純かつ爽快過激なWolf3Dは瞬く間に人気を博し、それまでアクションゲームばかり作っていたId社は一躍FPS名門・老舗企業へと躍り上がりました。

それから1年が経過した1993年。天才カーマックはより進化した新たなゲームエンジン「DOOM engine」を開発。なんとたった一年でブロック状の地形を脱却し、高低差のある曲面的な地形や上昇下降するエレベーター、様々な攻撃を繰り出す多種多様なモンスターたちを実現してしまいました。
これらをフルに活用してこれまた天才デザイナーのジョン・ロメロが楽しいマップを製作。そうして完成した「DOOM」は全3エピソード構成のタイトルとして販売され、さらに最初の1エピソードをシェアウェアとしてなんと無料で公開。ただで体験できるDOOMの人気は社会現象にまでなり、DOOMの名はゲーム史に残ることとなります。

しかしId社の太っ腹はそれだけでは終わりません。
1996年(wolf3Dからたったの4年後!)にまたまた天才カーマックとロメロによる完全3DのFPS「QUAKE」が発売。2DのFPSであるDOOMとDOOM2が早くも過去のものとなった1990年代後半に、なんとId社はこのDOOMに使われたDOOM engineのソースコードを無償で公開するという暴挙に出ました。
単純な構造故に改造のしやすいDOOMエンジンはファンにより改良され続け、zdoomエンジンを得て遂にはquake同様に完全3Dを実現したエンジン、GZDOOM engineとして生まれ変わることとなりました。
また、2Dドット絵だけでFPSが作れる簡単さからこちらも多くのファンが参入、ファンメイドのDOOM改造ファイルとしてActionDOOM、AliensTC、BatmanDOOM、今回のzbloody hellなど多くの「PWAD」が誕生しました。

ここまで読んだ方の一部には「あれ?じゃあFREEDOOM要らなくない?」という疑問が出ると思います。
しかしDOOM engineは言わば映画を撮るための照明やカメラ。改造ファイルは舞台セットや役者用の衣装です。
本体となる撮影スタジオと演じる役者、つまりId社のDOOMのデータがなければgzdoomは動きません。
つまりファンの作ったPWADを遊ぶためには結局Id社のDOOMを買わなければならなかったわけです。商売上手。

せっかく頑張って作った改造ゲームを無償で公開しても、DOOMを持っていない人は遊んでくれません。
ファンは思いました。「フリーのエンジンとPWADとDOOMが揃えば、タダで完全版を配布できるじゃないか!」
こうしてオリジナルの素材とオリジナルのマップが収録された無償の互換ファイル「FreeDOOM」が誕生。DOOMを持っていなくてもDOOMの改造タイトルが誰でも合法的に遊べるようになり、DOOM2の改造ゲーム製作コミュニティは更に拡大を遂げました。
現在でもgzdoomとfreedoomは公開中。また、modDBを初めとする多くのサイトで、SFからファンタジーまでありとあらゆるDOOM向けのPWADが日々製作され、公開され続けています。

今回紹介するのはそんなファンメイドPWADのひとつ「zbloody-hell」。
モノリスソフトから発売された傑作FPS「Blood」を、DOOMに無茶移植したとんでもない代物です。

1997年にゲーム会社3D realmsは「3DのFPSは負荷が重いし作るのが大変!じゃあ負荷の軽い2.5DFPSにしてその分マップ作りこんじゃえ!」という逆転の発想で2.5DのBuildエンジンを開発、Duke Nukem 3Dという傑作タイトルを打ち出しました。マップの半端ない作りこみは多くのファンの支持を得て、シャドウウォリアー、レッドネックランページと同様のコンセプトで複数のFPSが世に出回ることとなります。
Bloodはそんな「Build engine四天王」の一角。作りこまれたマップとおどろおどろしい雰囲気からファンを獲得し、2019年5月になってもBlood: Fresh Supplyとして復刻発売されるなど根強い人気を誇る、2.5DFPSを語る上では外すことのできないカルト的タイトルです。

doomファンの作成するPWADの間ではTC(=トータルコンバージョン)WADという、他のゲームや映画をDOOM上で強引に再現してやる!というなんとも魅力的なカテゴリーが存在します。ドーンオブザデッド、エイリアン2、バットマン、wolf3D、シリアスサム、果てはDOOM(2016)まで!当然その中でもbuild engineの2.5Dのゲームは構造が似ているため多くのファンが再現を試み、blood+、zbloodなど不完全ながらさまざまな方法が模索されてきました。
zbloody hellはそのなかでも特に完成度の高いアレンジを誇る、doom無茶移植bloodの決定版です。

主人公はケイレブという名の男性。自らを裏切ったカルト教団と悪魔たちを、全6エピソードからなる数多くのマップを駆け回り散弾銃、火炎ピストル、トンプソン、ダイナマイト、わら人形、ガイコツなどで片っ端から粉砕していきます。
黎明期のFPSなのでクリアに必要な動作は撃って避け、開けて拾う、のたったの4種類。戦略性はあまり重要でないものの単純爽快なプレイは気持ちよく、病み付きになること間違いなし。
またDOOMエンジンを使用しているためIDDQDやIDKFAなどの各種DOOMチートコードにも対応。プレイ中に入力するだけで無敵になったり無限に武器を撃てたりと初心者でも安心。

明らかにヤバめな教団を明らかにヤバめな主人公が明らかにヤバい武器でぶちのめす。そんな陰鬱で危険で魅力的な「zbloody hell」、ギトギトのドット絵が醸し出す90年代の美しき遺産、遊んでみては如何でしょうか。


 管理人コメント

「Blood」もまた著名なFPSの一つですが、流石に1997年のPCゲームとなると、私自身は伝聞とプレイ動画で聞いたぐらいの認知度です。
その程度の知識でも、実際に無茶移植版の「zbloody-hell」でプレイすると、雰囲気に圧倒される、流石の貫録を持つ作品です。
デフォルトの操作がカーソルキーで移動になっているため、WASDに慣れている方は必ずEscキーで出るメニューから、Options→Customize Controls→Actionから好みの設定に変更してください。「zbloody-hell」および「Blood」は仕掛けも隠し通路も数多く、全ての操作を使いこなさないと、まともに遊べません。

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【 現象使い首都高無敵伝説 Firststage 氷眼の魔女 】

現象使い首都高無敵伝説
レビュワー [ int ]
ジャンル [ アクション ]
作者 [ こなわさび さま ]
容量・圧縮形式 [ 17.5MB・ZIP ]
製作ツール [ Shooting Game Builder ]
配布元 ダウンロード先

首都高の走り屋が超常現象を操り、戦うアクションゲーム!

首都高を走ることによって超常現象を操る能力に目覚めた走り屋たちの物語……
そう、このゲームはレースゲームではなく、アクションゲームなのです。

◆こんな人にオススメ!!

・プレイ時間が短いゲームをさくっと楽しみたい!
・ファミコンテイストのグラフィックやサウンドが好き!
・「横浜最速」とか「レーシングチームのナンバー2」といった単語にワクワクする!

◆点と点で繋がるストーリー

「STORY MODE」では、プレイヤーは使用する「現象使い」を1人選択し、首都高を覆った「冬」の原因を探るべく、
首都高に現れた「シュトモン」や、他の「現象使い」とのバトルに挑みます。
合間に入る会話パートを通して、登場人物の関係性や「冬」の謎が少しずつ紐解かれていきますよ。
1プレイの目安は20分程なので、気軽にプレイできます。

現象使い首都高無敵伝説 現象使い首都高無敵伝説

◆少し癖のある、バトルの特徴

本作のバトルでは、「キャンセル」や「コンボ」といった格闘ゲーム的な操作が重要になります。
詳しくは同梱の「取り扱い説明書」に書いてあるのですが、

・通常攻撃(Zキー)、必殺技(↑X、↓X、→Xキーなど)、超必殺技(Cキー)
・攻撃を出した後、自キャラが硬直してしまう
・硬直中に他のコマンドを入れることで、硬直が解除され連続攻撃になる
・1度の連続技で同じ攻撃を2回出すことはできない

というルールがあり、同じボタンを連打するのではなく、異なるコマンドを適切な間合いで
タイミングよく入力していくことで、爽快なコンボが繋がるようになっています。

筆者のように、格闘ゲームがあまり得意ではなく「キャンセルとかよくわからない」人でも、
上記のルールを踏まえて何回かプレイしていると、少しずつコンボが繋がるようになっていきました。
その他、テクニックやアイテムショップの仕様などが書かれている「取り扱い説明書」はぜひ一読をお勧めします。

現象使い首都高無敵伝説

◆ストーリーを彩り、バトルを盛り上げるBGM

そして、本作の注目ポイントとしてもう1つ紹介したいのが、ファミコンライクなBGM!
いずれも作者さんの自作で、ステージやシーンごとに異なるBGMが全16曲収録されています。
中でも「氷眼の魔女」戦のBGMはオススメなので、ぜひ「STORY MODE」で聞いてみてくださいね!


 管理人コメント

操作はシンプルですが、連続技などの複雑に動けるシステムも入っている、中々に骨のある作品です。
ただし、難易度自体はそれほど高くありません。「方向キー+ガードボタンで必殺技」という基本操作さえ理解していない段階でも、そこそこ進めるぐらいの難易度です。
練習モードも完備されているため、必殺技やコンボの性能を学んでから本編に入りましょう。ただし、ガードや無敵ダッシュなど、防御の使い方は実戦でしか学べません。最初の弾を吐き出すスライム戦で、しっかりと「守ってから攻撃」を学んでおきましょう。

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【 REC 】

REC
レビュワー [ びーな ]
ジャンル [ 2Dパズルアクション ]
作者 [ たアケイク さま・RYO620 さま ]
容量・圧縮形式 [ ダウンロード不要・ブラウザゲーム ]
製作ツール [ Unity ]
言語 [ 日本語 ]
備考 [ ブラウザゲームのみ・現在ダウンロード版は頒布されていない ]
配布元 ダウンロード先

●REC

これはunityroomで開催された、1週間でUnity製のゲームを作るゲームジャム、1weekGAMEJAMのお題「あつめる」で最高評価を得たアクションパズルゲームです。
可愛らしい1つ目の主人公、カメラこぞうを操る2Dアクションで、歩く、ジャンプするなど基本的な動作に加え、このゲーム独特の仕様としての「記録/レコード」と「復元/リストア」があります。

「記録」は、ゲーム内で拾えるフィルムを消費して今の状態を保存すること。「復元」は、記録した状態に戻すこと。これを活用して、落ちる足場、降ってくる障害物、押し込んだら戻せないブロックなどを巧みに避け、進んでいくのです。
最初は分かりやすい記録と復元の使い所も、先に進むにつれて難しくなっていきます。しかしリトライ/リセットはさくさく出来るので、気軽にトライ&エラーを繰り返している内に気付けば時間が経っている……そういうタイプのゲームです。
作者のお一人であるRYO620様の日記によると、審査期間の一週間を終えた時点で、全ステージクリア者は10%という、アクションゲーム好きなら挑み甲斐のある難易度。ぜひ遊んでみて下さい。


 管理人コメント

本作の手順は単純です。「ヤクモノの位置をフィルムで記録」して「リストアで撮影時の位置に戻す」だけです。
しかし、その単純な仕組み故に「使用するタイミング」が何より重要になります。「何を動かして」「何をそのままにして」「どのフィルムを使うか」まで分かっても、タイミングを一歩間違えただけでリスタートしなくてはいけません。
パズルとしての手順を考えるだけでなく、アクションとしての素早さまで要求される、やり込みがいのある作品です。

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【 Ravenfield 】

Ravenfield
レビュワー [ ヴァ九段 ]
ジャンル [ FPS ]
作者 [ SteelRaven7 さま ]
容量・圧縮形式 [ 61MB・ZIP ]
製作ツール [ Unity ]
言語 [ 英語 ]
備考 [ 後継バージョンはSteamにて有料販売中 ]
配布元 ダウンロード先

Steamで販売されている「Ravenfield」のベータ版ですが、難易度や武器の仕様などからプレイ感は別物となっております。具体的には、フリー版よりSteam版の方が遥かに難しい為、FPS初心者にはフリー版が断然おススメ

見た目こそ簡素ですが、中身はしっかりとした仕様のBF風オフラインFPS。対戦はありませんが、一人で遊んで全く問題なく楽しめます。
歩兵として、あるいはヘリや戦車などを使って敵陣地に乗り込み、拠点を奪い合う。
注目すべきはプレイヤーキャラも含めて、設定した数までステージにPOPする兵士が増えるという所、高スペックPCなら何百人もの敵味方が入り乱れるとんでもない乱戦となり、低スペックPCなら相応に数を落とす事で安定に動作させる事ができる。

中級者以上の方には練習として使えますが、何よりおススメしたいのが私のようなFPSにさほど縁のない初心者、ゲームシステム的に何度死んでも拠点を全て奪われるまではゲームオーバーにはならず、何度でもコンティニューできる点がから気楽にプレイできますし、NPCはそこまで賢くないので、初心者でも簡単にFPSの世界へ入っていくことができます。オフラインのみのゲームである為、オンラインモードで上級者に当たってしまう、ということもありません。

※このバージョンでは拠点を完全攻略しても自分から戻らなければメニュー画面に戻りません。クリアしても続きますが、仕様です。


 管理人コメント

本作はFPSにしては難易度が高くなく、入門用としては適切ですが、「視界外から殺される」などFPS特有の難しさはしっかりと残っています。CPUでも普通にリスキル(復活直後に撃たれる)をしてきます。
戦線や激戦地を知らせてくれるミニマップもリスポーン時にしか表示されないため、戦中の状況は肉眼で把握するほかありません。とにかく「目の前の敵をキルする」が第一目標ですが、大抵の場合「目に入れた瞬間には自分が死んでいる」ので、本当にFPSは難しいです。

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【 Roguelight 】

Roguelight
レビュワー [ ヴァ九段 ]
ジャンル [ ローグライクアクション ]
作者 [ Daniel Linssen さま ]
容量・圧縮形式 [ 7MB・実行ファイルを直接ダウンロード ]
言語 [ 英語 ]
備考 [ カンパウェア・ダウンロードリンククリック時に支払い画面が表示される ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:9 グラフィック:9 サウンド:8

暗闇へようこそ!

Rougulightを一言で表すなら、*くらやみのなかにいる* でしょうか。

この作品は毎回地形の変わる地下ダンジョンを探索するアクションゲームです。
「自動生成ダンジョンを行く横スクロールアクション」ですね。このサイトでは「スペランキー」などが該当します。

自動生成系は殆どの場合死にゲーなのですが、例に漏れずこの作品もそういった方向性。
明りの少ない地下の中を、体力を削りながら飛び込む作品となっております。

システム自体は、攻撃・ジャンプ・移動のみ。装備品や道中でのパワーアップアイテムなどはありません。
ダンジョン内にあるのは、主人公を強化できるコインと、唯一の武器である矢と、回復アイテムだけ。
ここで一番特徴的、かつ、この作品を攻略する上で最も大きなポイントとなるのが、主人公の唯一の攻撃手段である弓矢ですね。

このゲーム、弓矢には当然の様に弾数制限があります。無くなれば攻撃ができません。
が、ところどころにある灯りを除けば真っ暗なダンジョン内で、主人公が視界を確保するアイテムでもあるのです。
全て使い尽してしまえば、ほぼ何も見えないダンジョン内を無策でうろつくことになってしまう。
後半になればなるほど光源は減り、弓矢が必要な場面は増えてくる。敵を倒すのに使いすぎても、灯りを確保するのに使いすぎても、今度は真っ暗闇と、敵を倒せない状態に陥る。
自動生成なのでマップ内を暗記する事もできません。

弓矢の使いどころを慎重に考えつつ、コインを集めて主人公を強化しましょう。
そうしているうちに難易度はぐっと下がってきます。
すると、今まで難しすぎて進めなかったステージも簡単に進めるようになります。

難しそうだなあ、と思う方も居るかもしれませんが、なあに、大丈夫です。死にゲーとは言いましたが、このゲームは他の類似する物とは違い、アクションのテクニックではなく弓矢の使いどころを考えてすすむ戦術が物を言うゲームです。
アクション苦手な方でも楽しめるでしょう。きっと。


 管理人コメント

4年近く前の1stレビューに記載したとおり、初期値の「矢の最大値が3」というのは、余りにも少なすぎる装備です。
落ちたばかりのlevel 1であっても暗がりは多く、火矢の明かりを利用しなければ、アイテムはおろか罠や敵さえ見逃してしまいます。
松明代わりとなる火矢ですが、攻撃ボタンを離して射撃するのはもちろん、しばらく弓につがえたままであっても火が消えて、明かりの役割を果たさなくなってしまいます。
level 2辺りに進めたのならば、最初の強化は購入できるほどお金は集まっているはずです。とにかく地道な強化でリトライする、それが本作の唯一にして最大の攻略法なのです。

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【 Cuckoo castle 】

Cuckoo castle
レビュワー [ ヴァ九段 ]
ジャンル [ シンプルメトロイドヴァニア ]
作者 [ Richard Lems さま ]
容量・圧縮形式 [ 29.8MB・ZIP ]
言語 [ 英語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:8 グラフィック:10 サウンド:10

懐かしくもあり、真新しくもある。人それを温故知新と呼ぶ

「Cuckoo castle」、このレトロチックな外見をしたタイトル。
その中身を一言で表現するなら、「ゲームボーイ風メトロイドヴァニア」です。

海外のインディーゲーム投稿サイト「GameJolt」にて開催されたコンテストで高い評価を得た本作は、
そのコンテストの趣旨である「ゲームボーイ」の名に恥じないレトロ性と、今現在を感じさせるアクションを持ち合わせた作品です。

内容はいたってシンプル。
城へ入り、探索し、攫われた村人を救出し、仲間を得て、今まではいけなかった所を探索し、ボスを倒し、村人を助ける。
ただそれだけです。
それだけなので、操作もゲームボーイと同じボタン数で完結しますし、サブウェポンなどはありません。

繰り返しますが、サブウェポン、コレクション要素、キャラ育成要素はありません。
プレイ時間はだいたい一時間ちょっとあればクリア可能と、メトロイドヴァニアとしては規模が小さめです。

しかし、代わりにこのゲームの大きな魅力となっている要素。「純粋にボタンを押して敵を倒す楽しさ」が詰まっています。
SEと画面表示のタイミングですね、いいんですよ。この点がこのゲームをプレイするにあたって大きな楽しみのポイントです。

これはゲームボーイ的な表現ではないですが
レトロな中に少しだけ現代的な楽しさを取り込む、という点で幾つかの名作レトロ風ゲームと近い。

ただ「レトロっぽい画面と古めかしいシンプルアクションがあればレトロ風ゲームになる」という風な考えは一切見当たりません。
むしろ、「レトロ」という制約の中でどれほどプレイヤーを楽しませるかを考えて作られている。一方で、現代的だからと言って複雑な操作などは作らず、ただレトロっぽいシンプルなアクションを真新しく設計している。
正しく、「レトロ風ゲーム」のあるべき姿を示していると言っていいでしょう。

ハマリ度:8
アクション性は非常に高く、動かしている楽しさはレトロゲームにあったそれを確実に取り込んでいる。
ボタンを連打して敵を倒しているだけでも楽しく、そういった戦闘面でのバランスのとり方も上手い。
ただし、ゲームの仕様自体はレトロチックなノリが強く、同じ所を行ったり来たりする手間や、仲間と交代する為に一度村まで戻らなければならなかったり、倒した敵が画面切り替えで復活したりと、あえて作られたと思われる不親切要素がちょっと疲れるかもしれない。

グラフィック:10
文句無し。見事にレトロチックな良さが出ていると思う。

サウンド:10
同上。
グラフィック以上にこちらの出来が良い。
特に、敵を倒した時のSEのタイミングが上手く、画面内の描写と相まって
まるでコントローラが振動するかの様な雰囲気を出している。


 管理人コメント

本作は意外と短編です。ラスボスのいる所までたどり着くのに1時間もかからないでしょう。
本作は、3名のキャラクターを使い分け、仕掛けを潜り抜けていくアクションゲームになっています。途中で仲間になる魔女と虫人間は、スタメンの戦士が登れない高所に行ける移動能力を持っています。しかし、攻撃は魔女・虫人間のどちらもクセが強すぎて当てにくく、敵を回避する手段も考えないといけません。魔女のファイアボールは放物線を描くため、間合い調整が必要です。虫人間の爆弾は空に向けて攻撃できないため、コウモリや幽霊などの空中の敵にはほとんど役に立ちません。
移動範囲に難がある戦士は、仲間が増えた以降はほとんど使い道がありません。魔女・虫人間の攻撃のクセをどうやって対処するのかを考えるのが、後半のアクションの主となります。

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