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■ MinishoterRS⊿(ミニショターライトスクロールデルタ)

ミニゲーム
作者 [ PEPO さま ]
ジャンル [ 横STG ]
容量・圧縮形式 [ 8.4MB・ZIP ]
製作ツール [ Click & Create ]
ダウンロード ダウンロード先

(補足)
2023.01.08:ダウンロード先の変更

3-1B「からす」 3-2B「もこぷぅ」 3-3B「きりん」 3-4B「まーこ!!」 3-5B「もわ」

レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
ES 9 /10 9 /10 8 /10 77/90 B
ckck 8 /10 7 /10 9 /10
赤松 弥太郎 9 /10 9 /10 9 /10

 《 ES 》  ハマリ度:9 グラフィック:9 サウンド:8

激辛史上初! スクショを拡大したゲーム!!

ハマリ度:9/10
一見、硬派なシューティングに見えて、王道とはかけ離れた生物(なまもの)な隠し機体と、ヘンテコなミニゲームなどのオマケ要素はあるものの、中身自体は王道かつ本格的なシューティングになっている。
プレイしていくに従い、攻略法が自ずと分かっていく奥深い展開こそ、このゲームの真骨頂である。
グラフィック:9/10
160×120と言うファミコン以下の解像度で、ここまで細かいドット絵を作られた作者の力量は真に恐れ入る。
そのドット絵芸は、是非全画面でご覧いただきたい。
サウンド:8/10
「洞窟物語」でお馴染み「ピストンコラージュ」「オルガーニャ」で作られた自作の楽曲がバリエーション豊かに取り揃えられている。
…その割には、点数が振るわないが、これは、私の「洞窟物語」のサウンド評価に準じているためである。

今回のイチオシ「MinishoterRS⊿」は、160×120と言う世界最小を誇る解像度をウリにしている横シューティング…と言うのは釣りです。
現実には、シューティングの王道「撃って避ける」のバランスを絶妙に保った、オーソドックスを追究した作品です。
当たり判定は、自機中央1~2ドットぐらいしかありませんが、変則的な弾の軌道と、弾ばかりではなく、敵機の体当たりや地形効果まで考えなければならないステージ構成により、オールクリアには意外と骨が折れます。
残機こそ10機と大判振る舞いですが、上記のような一筋縄ではいかない攻撃と、当たり判定の分かりにくさがあいまって、油断してるとモリモリと減っていきます。
残機をラストまで保つためには、自機狙い弾を上手く引きつけ、ダッシュで潜り抜けると言った基本的な避けが何より重要になります。

また、大型機を倒した時に出るBアイテムは、必ず取っておきましょう。
これは、喰らった攻撃を一回だけ無効化できるバリアアイテムです。上手く使えば常に残機が+1された状態に保てます。
また、Bアイテム取得時には、ダメージ時と同じ無敵判定が存在します。普段は、ステージ移動の間に切れてしまう無敵時間ですが、後半のボスラッシュでは、この無敵時間が意外と役に立ちます。
基本の立ち回りと、攻撃パターンを熟知していれば、心がGAME OVERになるほどの変形を繰り返すラスボスも、撃破するのは、それほど難しいことではありません。

…それでも、標準機体では上手くクリアできないって? よろしい、ならば隠し機体だ。
標準機体であるMini MK-A,B,Cは、スタンダードな機体だけあって、長所も短所も際立つ物がありませんが、道中で手に入る7機の隠し機体は、どれも二癖以上は確実に存在するモノばかりです。
下で赤松氏が紹介している3機の他にも、

などと言った特徴高いにも程があるキワモノばかりです。
(なお、本レビューは作者のPEPOさまに「ネタバレOK」の許可をいただいた上で行っています。各キャラの獲得方法については、自分でお探しください。)

本作で何より特徴的なのは、プレイ幅の広さです。シューティング苦手な方でも経験を積めば十分クリア可能なEasyから、シューター専用のHardと言った難易度分けはもちろんのこと、自機やルートの選択によっても、難易度は大幅に変化します。
特に、5-A「炎ステージ」と、それに続く6-B「溶岩ステージ」は、初見殺しです。機体によっても、長所が生かせるステージ、短所が際立ってしまうステージがありますので、分岐条件の把握も必要になります。

本作、いや、それに限らず、PEPOさまの作品は、どれも見た目はキワモノ中のキワモノなれど、その中身はレトロゲームの良い所を抽出した作品です。
かつて「グラディウス」や「R-TYPE」に血道を上げた方、いまの「避ける」主体の弾幕シューティングしかプレイしたことの無い方、そしてシューティング自体をほとんどプレイされたことの無い方、全ての方々にかつてのシューティングを味わうのに最適な作品といえます。

 《 ckck 》  ハマリ度:8 グラフィック:7 サウンド:9

ちっちゃいけどすごいんだぜ。

ハマリ度 8/10
ステージ分岐や隠し機体におまけミニゲームなど、画面は小さくともしっかりと遊べるように作られている。
好きなステージから始められるコンテニューやボスとの対戦モードなど、各種親切設計も高評価。
グラフィック 7/10
低解像度の限界に挑戦したドット打ちは確かに素晴らしいのだが…。
画面を引き伸ばさなければ目が痛くなる程に標準サイズが小さくては本末転倒かと。
サウンド 9/10
豊富に用意されたBGMはどれもグラフィックとの親和性が高く、シンプルながらも飽きのこない点が素晴らしい。
おかげで、分岐条件を探すために同じステージを何度もプレイすることが苦にならない。

危険な発言から

こんなことを書いてしまうと色々な方面から非難を浴びせられるような気がしてならないのですが…。今作においてシューティングとして特に優れている点というものは、あまり無いんじゃないかと私は思っています。
エフェクトが全体的に控えめな分爽快感は薄めだったり、隠し機体の当たり判定がいま一つ把握しづらいため妙なところでストレスが溜まりやすかったり、画面の狭さから回避に結構な制限がかかったり。
土台はしっかりしているものの突出した部分がどうにも少なく、他のシューティングと比べると見劣りしてしまう気がしてなりません。

それでもなお、気付けば繰り返しプレイしているのが、MinishoterRS⊿という作品なのですが。

特色解説をば

ならば何故にそんなゲームがイチオシ作品に選ばれるほどの評価を受けたかとなりますと、制作者様の遊び心の盛り込み方がこれまた非常に上手いのです。

ただし、一度や二度プレイしただけでは、画面が小さいだけでコレといった特徴のないSTGとしか映らないでしょう。グラフィック・サウンド共に王道的で、派手なシステムもありませんからね。
恐らくは、「フリーにしては比較的良く出来ている」程度の認識で落ち着いてしまうことでしょう。

しかし、その『偏見』も最初の分岐に入るまで。
通常ステージの真面目さから180度反転したような敵たちが常識を疑いたくなるような弾幕を放ち、「自機」と呼んで構わないのか不安になる新機体が登場し、理不尽極まりないミニゲームが続々と集まってきます。
気がつけば、ルート分岐条件をあれこれ模索し、隠し機体を出現させようと躍起になり、不毛なミニゲームに手を出していること請け合いです。

それでいて、本来のシューティング部分が壊れることなく最後までプレイできるのは、しっかりとした土台があってこそなのですが。

シューティングでありゲームであり

シューティングとしてガチガチに凝り固まった作品も良いのですが、ゲームとして楽しめる様々な要素を盛り込んだ作品もアリでしょう。
だって、STGはシューティングゲームなんですから。

 《 赤松 弥太郎 》  ハマリ度:9 グラフィック:9 サウンド:9

へんなとぶもの

 見た目は小さいが中身はてんこ盛りの本作の個性は、自機にも強く反映されています。
 その機体数、なんと10種類。東方みたいなキャラ萌えシューでも早々お目にかかれない数です。
 これだけ数があると、中にはヘンな機体があっても仕方ない……なんてレベルじゃないですね。ぶっちゃけ、ほとんどの機体がヘンです。
 その中でもとびっきりヘンな3機体、とくとご覧あれ。

Mini MK-⊿ 身の丈知らずの超重装備
Mini MK-⊿
攻撃タイプ: 一点超火力 / 広域大火力
移動タイプ: 超鈍足
 Miniシリーズ究極の一体がコレだ。
 その火力は全機体トップクラス。なんとMK-A, B, Cすべての機体の火器を装備、一斉に射撃するぞ。ボスも一瞬で粉砕だ !
 ただし、小さな機体に火器を詰め込みすぎたせいで、移動がムチャクチャ遅くなってるのだ。さらに、Zキー押しっぱなしの拡散ショットを撃っている時は、文字通り1ドットだって動けない。
 ダッシュを使えば、一応他の機体並に動くことができるけど、ダッシュなので連続して使えない。普段は通常移動で弾幕を見切って、いざというときだけ使おう。
 クセは強いけど、うまく動かせればハイスコアが期待できる。スコアランキング上位御用達の上級者向け機体。使いこなせばキミもトップランカーだぞ !
連射攻撃
たった3段でこの威力 !
押しっぱなしでダッシュ
押しっぱなしでもダッシュなら動けるぞ
かもめ 宇宙をかける少女
かもめ
攻撃タイプ: 広域弱火力
移動タイプ: 標準
 Mini MK-⊿が攻撃に特化した機体なら、かもめは防御に特化した機体だ。
 緑色の支援ビットに当たると、どんな弾でも消えてしまう。Zキー押しっぱなしでタメてる時はビットが中央に寄るので、ほとんどの攻撃をシャットアウトできるのだ。
 タメてる時は攻撃が心配だけど、実はXキーを押せば、タメてる最中でも攻撃できる。さらに、ダッシュゲージが満タンの時にXキーを押すと、デカくてスゴイ必殺ビームが出ちゃう !
 ……さすがにボスも必殺 ! ってわけにはいかないので、念のため。ダッシュゲージの回復も遅いし、タメ撃ちでは火力不足なので、ボス戦は長引きがちだ。
 タメてる最中に弾を消すと、ダッシュゲージが減ってしまう。できればうまく敵の弾幕をくぐって、タメ始めたら即ビームが出せるって形に持ち込みたい。
ビットで攻撃
ビットには攻撃判定もある。側面の敵はこれで対処だ
極太 即死ビーム
すごく……太いです。弾も敵も一掃できる
ペド神さま そうです、私が
ペド神さまです
攻撃タイプ: 変態的広域大火力
移動タイプ: 鈍足 / 変態的超高速
 名前からしてヘンだけど、機体性能はヘンってレベルじゃないぞ。
 「通常弾はヘンだし、メチャクチャ遅いし……」と悩みそうだけど、実はこの機体、ショット押しっぱなしの方が速く動ける非常識な性質があるのだ。
 と言っても、押しっぱなしショットは貧弱だし、前にしか飛ばない。やっぱり通常弾のナイフを使いこなさないと、この機体を選んだ意味がないよね。
 ナイフはゆるい放物線で着弾した後、上に弾をまき散らす。問題は着弾するまでのスキだ。画面下端で撃ってスキを無くす、押しっぱなしからちょっとだけ指を外して混ぜる、などなど、効果的な使い方を指で覚えよう。
 一つ注意。Xキーは絶対に押さないこと。この機体、ダッシュが異常に速い上に、上下左右が逆転してしまうのだ。一瞬で画面端まで飛ばされてしまうぞ。
ナイフ
これが画面下端。少しでも上だとダメだ。 ダッシュ誤爆
うっかりダッシュ操作を間違えると、このとおり。

 さて、いかがでしょうか。
 十機十色のシューティング世界が、あなたを待っています。
 と言っても、上の3つとも隠し機体ですけどね !
ハマリ度 : 9 / 10
 シューティングの幕の内弁当、とでも言おうか。
 機体、ステージ、ボスのパターン、どれもシューティングの楽しさを余すところ無く伝えている。
 すべての隠し要素がEasyで解放できるため、私のようなヘタレでも十分遊び抜いた気になれるのが素晴らしい。一方で難度を上げて機体縛りをしたり、スコアアタックをしたりすればハイエンドシューターも満足のいく、実に「間口が広く、奥が深い」作品である。
 一方で、カスリボーナスやパワーアップ等の要素が無いため、機体毎に攻撃パターンが決まってしまったり、使える機体と使えない機体の差が大きくなってしまっていることは指摘できる。
グラフィック : 9 / 10
 当世に対するアンチテーゼ。解像度を極限まで減らしたばかりか、色数も最低限に減らし、古きドット絵の良さを当時のそれ以上に追求している。当時を知る人でなくとも、なつかしい空気は十分に感じられるはず。
 綺麗とは言えないし、目への優しさとはトレードオフにある。それでも各種画面サイズやフルスクリーン等、最大限の配慮をしているところは好感触。
サウンド : 9 / 10
 洞窟物語の音源オルガーニャとガストの音源ピストンコラージュのハイブリッド。改めてPixelさんはとんでもないものを作ってくれた。CnCで使えるんですね……
 仕様上効果音と音楽のバランス調整ができないのが残念なところ。爆音に消されがちな音楽だが、ミュージックモードを完備しているのでぜひ浸ってみて頂きたい。

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