■ 投稿レビュー RPG 32
俺が数ヶ月かけて作った戦闘アニメ4
-Tune the Rainbow-
ザ・スクールジャック 薬草世界 エンチャントファーム さよなら勇者さま
ダージュの調律 救世メガロマニア Mystic Star 星丸町ヒーローズ 羊の冒険2

【 俺が数ヶ月かけて作った戦闘アニメ4 -Tune the Rainbow- 】

俺が数ヶ月かけて作った戦闘アニメ4
レビュワー [ 餅 ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ だむ さま ]
容量・圧縮形式 [ 14MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

本作は戦闘を遊び込めるRPG作品です。
VIPRPGの作品であり、多くの関連キャラクターが登場しますが、ストーリーに重きを置いた内容ではありません。

本作の魅力はとにかく戦闘にあります。RPGツクール2000のデフォルト戦闘ですが、前作である「俺が数ヶ月かけて作った戦闘アニメ3」と同様に複雑な作りになっています。
BP(MPに相当)とは別に敵の撃破などで貯まっていくAP、使用ターンのみ敵の技を無効化するスキル、撃破した敵を操って残っている敵に攻撃させるスキルまであります。
かなりの魔改造が施されているためRPGツクール2000の一般的な戦闘に慣れた人も新鮮に遊べることでしょう。
ただし、その分ややこしさもあるためゲーム開始時は「アレックスの家」でレクチャーを聞くことをオススメします。

また、マップ造形の巧みさも本作の魅力の一つで、特に終盤になると遠景を有効活用した、驚くほど美しいマップになっていきます。
RPGツクールに慣れた人にも新鮮な感覚を与えるゲームです。


 管理人コメント

フィールドと戦闘時に別に管理するHP、VXのゲージ制のように満タンで特殊なスキルが出せるシステム、複雑なコモンイベントを利用する種々様々なスキル…その「ツクールらしくなさ」は前作以上です。
ダンジョンハックと強化を繰り返すシンプルなゲームの楽しさが味わえる作品です。初心者からドMまで、様々な方が楽しめるバランスになっている辺り、オマケにも手を抜いていない姿勢は本当にすごいです。

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【 ザ・スクールジャック 】

ザ・スクールジャック
レビュワー [ 餅 ]
ジャンル [ デフォ戦、友を信じるRPG ]
作者 [ 無敵の人観察委員会 さま ]
容量・圧縮形式 [ 10.2MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクールVX ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

本作はVIPRPG紅白2014にて公開された、かなり危険な内容の不謹慎ゲームです。
進学せずに自堕落になっていた主人公は、とある経緯から7人の旧友の殺害を目的として学校を襲撃。
無関係の生徒も含めて殺害を繰り返す事となります。

このゲーム、題材は非常に過激ですがシステムは非常に秀逸です。
広い学校内には数多のイベントが用意されており、とても数周程度のプレイでは遊び尽くせません。
また主人公の行動によって時間が経過し、それによってイベントの配置が変化するなど作りこまれています。

最初に自室にて「運営」に何度も電話を掛け、「工作」と「CB」のコマンドを開放しましょう。
工作は手に入れた物資を組み合わせることで新しい物資を作り出すことができます。
CBは達成することで様々な恩恵が得られるイベントリストで、ゲーム進行の目標となります。
これらが使えないと戦力増強ができないため、特に序盤は工作での装備品の開発、CBによる能力強化が重要です。
このゲームは周回プレイを前提とした作りとなっており、ゲームオーバーや脱出後には成長を引き継いで最初からやり直すことができる他、装備品や物資も特定の手段があれば引き継ぐことが可能です。

また、このゲームはRPGではありますが敵との戦闘は少なく、更に適切な物資を使えば戦闘を避ける事が可能な場面が大半となっています。
いかに物資を用意、調達して適切に使うかで難易度は大きく変わります。
この点でも周回プレイをすることがオススメできます。

作中に詰め込まれたネタもブラックすぎるぐらいにブラック。
特に前述したCBや謎解き要素には過去の日本国内で起きた事件をモチーフとしたものが多く、事件を知っていれば謎解きが有利になるほどです。
(例として、電話の受話器とネズミのキーホルダーの使い道)
なお、分からなくともオプションで必要物資を表示させる事も可能となっています。

どこまでいっても不謹慎でありながらゲームとしての完成度も異様に高い作品です。
不謹慎ゲームが受け入れられる、むしろ遊びたいという人にオススメです。


 管理人コメント

ツクール2000が標準のVIPRPGに突如投げられたVX作品。その作りこみはシステム・グラフィック方面ともに高いものです。ただし、不謹慎方面の作りこみはそれ以上で、発言者の氏素性を問わない2chでなければとても公開できない代物であるのもまた事実です。
本作はシステム以上に難易度も周回プレイを前提にしています。武装していて絶対有利に思える主人公ですが、一つ選択を間違えれば即座に返り討ちに合うシーンも数多くあります。
ただし、その対策も遭遇時か周回時にヒントが出てきます。工作やCBで様々な戦法を編み出す楽しさは、(不謹慎さに耐えられるのならば)まさに「ゲームならではの楽しさ」です。

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【 薬草世界 】

薬草世界
レビュワー [ 餅 ]
ジャンル [ WWA風 ]
作者 [ NONE さま ]
容量・圧縮形式 [ 13.5MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

本作はVIPRPG紅白2014に投稿されたRPG作品です。
VIPRPG要素は薄めで、遊ぶ上で予備知識などは必要とされません。

内容は過去のVIPRPG祭り作品である「我がハサミにバラせぬものなし」をリスペクトしたもので、
全てのリソースが有限である中で効率的な攻略法を模索する、ランダム要素を廃したWWA系のパズルRPGとなっています。

このゲームの特色はオーバーキルにあります。
作中では敵を撃破する度にその敵に応じて設定された能力値上昇ボーナスが得られるのですが、敵を撃破した際に一定以上の超過ダメージを与えていると、このボーナス内容が防御寄りに変化します。
基本的に防御の方が安定して敵ダメージを減らせる為、このゲームではいかにパラメータを調整して敵のオーバーキルを狙うかが重要となる訳です。
敵をオーバーキルできるかどうかは数値表示の色分けで教えてくれるため、毎回計算を強いられるということはありません。
しかし、オーバーキルできるように攻撃力アップアイテムの入手を遅らせるなど、調整を意識することは攻略の上で重要でしょう。

ストーリーは薬草の使い過ぎで薬草中毒になってしまった勇者が謎の世界で薬草を追い求めるという少々ブラックなものです。
攻略で詰まった場合は救済してくれるコマンドも用意されているため、エンディングが見れなくなる心配はありません。
自力でクリアできる上級者はスコアを追求する遊び方も楽しめます。


 管理人コメント

本作は、同じくWWA風の「我がハサミにバラせぬものなし」をリスペクトした作品ですが、ヤクモノを「モンスター」と「薬草」の2局にシンプルにまとめ、その分、モンスターを倒す順番、複数種の薬草を取る順番を考えるパズル要素が強くなった作品です。
「オーバーキル」を初めとする重要な要素は、丁寧にチュートリアルで教えてもらえますが、その先に投げ込まれるのが、上記の複雑なマップ。アイテムが草系なので、マップチップに溶け込んで、ボスへのルートすら分かりづらい見た目になっています。

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【 エンチャントファーム 】

エンチャントファーム
レビュワー [ 餅 ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ 生糸 さま ]
容量・圧縮形式 [ 76.7MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

本作はVIPRPG紅白2014に投稿されたRPG作品です。
VIPRPGのキャラクターが登場しますが、キャラクター間の人物関係などはほぼ無いため、予備知識が無くとも問題なく遊べます。

このゲームは最初に主人公を選択するのですが、これが結構重要です。
主人公はパーティから外すことができず、また選んだ主人公によって序盤の進めやすさは異なってきます。
自信のない人は基礎能力が高く安定して運用できるキャラを選ぶのが無難でしょう。
また、主人公に選ばなかったキャラは冒険中に仲間にできるので、情報を見て加入時期が遅いキャラを主人公にする戦略も有効です。
なお、作中には一度だけ主人公を変更できる救済イベントも用意されていますが、ある程度ゲームを進めないと辿り着けません。

作者様の過去作品『LIGHT TOWER』と同様に拾ったアイテムや倒した敵は基本的に復活しませんが、最高難易度である「マジキチ」以外では全滅時に敵が復活するようになっています。
そのため、最高難易度以外では基本的に詰むということが無くなっています。

このゲームは敵を撃破して得られるSoulによってキャラクターを強化したり、武器や防具の組み合わせによって敵に対して属性面で優位に立つといった戦略性があります。
また、武器や防具はメイン装備に加えてサブ装備も設定でき、戦闘中に持ち替えることで属性を変えることも可能です。
このゲームの属性はあの有名なポケモンを意識して設定されているため、ポケモンを遊んだ経験がある人なら属性面での有利不利が分かりやすくなっています。
そうでなくとも攻撃対象を選択するとその敵に与えるダメージの倍率が分かるため、活用すると良いでしょう。
また、武器と防具は魔法石を合成することで強化が可能となっていますが、多くの場合、強化に伴って属性も変化するため、一概に強化した方が良いとは言えないのが難しいところです。
様々な属性の武器や防具を揃えると有利に戦えるかもしれません。

冒険の舞台となるKOTOUは様々な領域が繋がることで構成されています。
領域によって雰囲気は異なり、また迷宮のように複雑に繋がっている部分も存在するため探索範囲を広げていく楽しみもあります。
冒険の過程では仲間となるキャラクターにも出会えますが、この仲間は時間経過によってボス敵に変化する事もあり、その場合は撃破しなければパーティに加える事はできません。
また、パーティ外の仲間キャラは武器や防具の合成素材として活用することも可能となっています。
合成した武器防具を分解することでいつでも元に戻せるため、魔法石を使う従来の合成よりも便利でエコロジーです。

取り留めの無い文章となりましたが、最後に、このゲームは一番最初が苦しいかもしれません。
一人旅に加えて武器と防具、能力値、そしてゲーム仕様への理解が貧弱であるためです。
まずは南の海辺とその周辺のエリアを探索して「ウォーターⅠ」と「フレイムⅠ」を仲間に加えてから北の中央街道に進むと良いでしょう。


 管理人コメント

このゲーム…特に序盤が難しいのは、システムの理解不足も大きいですが、消耗が大きい割りに回復地点が分かりづらく、回復地点を探すまでの間逃げに徹することを強いられるのが一点。もう一点は、主人公を一発KOする強力なザコ敵が普通に闊歩している点があります。
稼げる手段は奪われないため「詰む」ことはありませんが、全滅のたびに強化用貨幣である「Soul」が半減するため、効率はものすごく悪くなります。こまめな消費と、こまめなセーブを、常に心がけてください。

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【 さよなら勇者さま 】

さよなら勇者さま
レビュワー [ 餅 ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ なつ4 さま ]
容量・圧縮形式 [ 4.1MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

勇者アレックスが陰謀によって囚人の集まる砂漠の街に入れられるというストーリーのRPG作品です。
VIPRPG作品ですが、予備知識が必要となる作風ではありません。

本作では砂漠で宝を拾って売ることで資金を稼ぐ事ができます。
最初は主人公たちは非常に弱く、ザコ敵の相手をするのも一苦労なのですが、戦闘から必ず逃げられるアイテムを使いつつ宝拾いに集中することで楽に装備品をグレードアップさせる事ができます。
本作は比較的自由度が高く、敵と戦うことを繰り返さずとも楽に攻略する方法、言わば抜け道が色々と用意されているのです。
あるイベントをこなすと能力アップアイテムを購入できるようになるのですが、宝を拾って稼いだ資金でパラメータを強化することで主人公達は圧倒的に強くなり、まず負けることがないぐらいにゲーム進行を楽に出来てしまいます。
ともすれば欠点とも見做されないゲームシステムですが、逆に本作の自由さを象徴している要素で、面白みの一つであると筆者は考えています。

エンディングも自由さを体言するように主人公の行動によって異なってきます。
釈放に必要な資金を払って街をでることも、ある特殊な行動を取ることも可能です。
様々な楽しみ方ができるRPG作品で、軽く遊びたいときにもオススメです。


 管理人コメント

本作の戦闘バランスは、正直言って(故意に)プレイヤー側に不利になっています。ザコの強さはバラバラで、主人公を文字通りのワンパンで沈めるレベルの強敵が、最初の最初からエンカウントしてくる始末です。
現在のRPGでは、まず選択肢に入らない「逃げる」を上手く使わないといけないバランスになっているのです。
その分、「稼ぎ」の主流は戦闘ではなく、道中のアイテム集めになっています。最初の街でも言われることですが、「プライドなんか捨てて逃げ回って稼ぐ」がシステム上、そしてストーリー上でも推奨される仕掛けになっています。

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【 ダージュの調律 】

ダージュの調律
レビュワー [ 餅 ]
ジャンル [ アンチヒロイック・ポエトリー ]
作者 [ ローゼンクロイツ ◆Mvhdw.2dlc さま ]
容量・圧縮形式 [ 23.1MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

本作はVIPRPG紅白2014に投稿されたRPG作品です。
才能溢れる弟を持っている事に苦悩する、内気な少年「ダージュ」を主人公とした物語性の強い内容となっています。
作者様は過去に『すでに私たちは地獄のまっただ中でした。』『さよなら、モナーRPG。』を作った方で、本作にも過去作と比べて少ないながらもグロテスクな演出や性的なテキストが含まれます。

本作ではシナリオ進行やイベントをこなすことで「ギフト」と呼ばれる能力値を得ることができ、このギフトを様々なパラメータに割り振ることによって主人公を強化できる要素があります。
ギフトはいつでも割り振りのやり直しが可能であり、このギフトと装備品の組み合わせによって戦術を組み立てることがゲームの基本となります。
また、RPGとしては非常に親切なチャプター機能があります。
本作は一本道のシナリオで進行するRPGですが、チャプターからはいつでも過去の冒険の場面まで巻き戻ることが可能となっており、取り逃してしまった装備品やギフトも後から取りに来れます。
セーブポイントからいつでもチャプター画面に復帰できるため、巻き戻した時点からシナリオ進行をやり直す必要もありません。ユーザーフレンドリーで遊びやすい設計と言えるでしょう。

独特で深みのある演出と、戦略を練って進むバランスの良い戦闘が楽しめる中編RPGで、多くの方にオススメしたいゲームです。


 管理人コメント

本作、仲間となるキャラは多数出てきますが、強化できるのは主人公のダージュただ一人です。その強化方法も、経験値やレベルの概念は無いため、高価なドーピングか「ギフト」によるカスタマイズが主になります。
「ギフト」で主に振るべきは、Ext(魔法力)です。Extにギフトを振ることで、威力のみならず使えるスキルの種類が増えていく仕掛けになっています。
ただし、スキルの代償となるEPは、どうあがいても最大100固定です。高威力のスキルを使いこなすには、戦闘中のチャージで溜めるか、数限られたEP回復アイテムを使う必要があるのです。
前2作同様のストーリー方面の見せ方に加え、ゲームとしての楽しさも増した作品です。

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【 救世メガロマニア 】

救世メガロマニア
レビュワー [ 餅 ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ みお さま ]
容量・圧縮形式 [ 56.5MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

本作はVIPRPG紅白2014にて総合優勝を果たしたRPG作品です。
VIPらしい要素はほぼ無く、予備知識の無い人でも遊びやすい作風となっています。

女神転生やデビルサバイバーといったアトラス製のRPGをリスペクトした内容で、倒した敵を悪魔召喚で仲間に加え、更には悪魔合体でスキルを継承させたより強力な悪魔を仲魔としてパーティに加えていく事が重要となっています。
また、リーダーと仲魔でチームを構成するのですが、このチームは最大で8チームを編成でき、戦闘にて行動するチームを戦闘開始前やターン開始前に選択できるため、敵や戦局に応じた行動を取れる様々な特色を持つチームを作成していくことが重要となります。

ゲームボリュームも非常に豊富で、ストーリーは地球規模で展開します。
ダンジョンや敵の種類も非常に多く、一周あたりのプレイ時間は30時間以上にも及びます。
主人公の行動によるシナリオ分岐やクリア後の引き継ぎ要素もあるため、相当に遊び込める作品でしょう。

余談ですが、作中に登場する女性キャラクター達もボリュームが凄いです。色々と。


 管理人コメント

(少なくとも序盤のうちは)属性魔法を使えるのは悪魔だけです。敵の苦手な属性はターン開始前のチーム選択時にXキーを押すことで即座に分かるので、弱点を突けるキャラを選択するのが肝心です。
仲魔を手に入れる方法も、一度敵として相対すればいつでも手に入る手軽さです。おなじみ悪魔合体で新しい仲魔を作り出す楽しさもあります。
ただ、この仲魔を選択する画面が、やたらと面倒くさいのが玉に瑕。種別→個体名という二段階で選択するシステムですが、序盤ではめぐり合えるはずも無い「竜」や「神」までその種別に入っており、さっき相対した悪魔がどのカテゴリに入るのか探すのが一苦労です。どう見ても鳩な悪魔が「鳥」ではなく「堕天使」だったりと、見た目と合わない種別な悪魔もあり、余計に混迷を深めます。

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【 Mystic Star 】

Mystic Star
レビュワー [ JAKE ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ 砂川赳 さま ]
容量・圧縮形式 [ 71.5MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
ダウンロード ダウンロード先

ハマリ度:10 グラフィック:9 サウンド:8

Mystic Star

『Mystic Star』は、昔懐かしの古き良きSFC時代を大切に想いながら作られた長編RPGです。
レトロ感が溢れるのはグラフィックだけではなく、全体から漂う雰囲気や、その高いゲーム性と難易度からも感じ取れます。
端的に言って、SFC時代のRPG(特にFF5のような育成の自由度、戦略性が高いRPG)が好きな方には絶対におすすめできる作品です。
スクリーンショットを見て、「あ、これ面白そう」と思ったのであれば、ぜひプレイしてみましょう。
その期待が裏切られることはまずないでしょう。

反面、ストーリーは王道と言うよりかなり淡白なものになっています。
そういう点も含めて、やはりゲーム性を重視する方にこそ向いているゲームかと思います。

Mystic Star


 管理人コメント

ストーリーはアッサリ風味の王道で、やはり本作で注力されているのは、カスタマイズの自由度が高い戦闘システムにあります。
SPを使用したスキルツリーの成長、「魔石」を組み合わせて「魔珠」を作り、自由な魔法習得・ステータス上昇が出来たりと、パターン豊富でなおかつ分かりやすいカスタマイズになっています。
ただし、相手から受けるダメージも高く、装備品も高価で、どうしても経験値と資金稼ぎが必要となるバランスです。スキルには「縦一列の敵を攻撃」など、使いどころによって強力になる効果がありますが、それを使いこなしてやっとトントンのレベル。RPGの旅路そのものを楽しむ方向けの作品です。

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【 星丸町ヒーローズ 】

星丸町ヒーローズ
レビュワー [ Tokoro ]
ジャンル [ 小学生ヒーローごっこRPG ]
作者 [ Hello World さま ]
容量・圧縮形式 [ 26.2MB・ZIP ]
製作ツール [ WOLF RPGエディター ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

どこか懐かしさを覚えるグラフィックとサウンドが特徴的なレトロ風RPG。

星丸小学校5年1組の少年少女たちが多種多様な「ヒーロー」に変身し、様々な事件を解決したり地下道を探検したり、学校行事でキャンプに行ったりします。

見た目の雰囲気はレトロゲーですが、そういったゲームにありがちな不便さとは無縁です。
戦闘早送り、高速ダッシュ移動、目的地がわかるマップナビ、自動ザコ避け、どこでもセーブ可能等々、ユーザーフレンドリーな機能や各種オプションが充実しています。

STGのような残機制(残機があればすぐに復活できる)を取り入れた戦闘は割とシビア。
最大HPが低いとボスは言うに及ばず、ちょっと強いザコの攻撃一発であっさりやられてしまいます。
でも大丈夫。残機がある限りヒーローは何度やられても立ち上がり、悪に立ち向かうのです。

個性豊かな仲間とのおしゃべりを楽しみながら難事件に取り組み、一見のどかなようで不思議に満ちた星丸町を冒険しましょう。


 管理人コメント

一見した所は、「ムーンホイッスル」シリーズのように「児童のほのぼの冒険譚」な印象を受けます。しかし、垣間見える裏面は、「ムンホイ」とは別の意味でヤバイ物が出てきます。
最初のザコが「カニ男」と「カメ男」と言う、某配管工ゲームで見たことありそうなキャラ、その次のザコが黒い体色に赤い吊りズボンのネズミという、無駄な方向にチャレンジャーなデザインを見せてきます。
そんな奴等との戦闘も、別方面で油断が出来ません。変身によるステータス増強がないとまず立ち向かえませんし、少し歩みを進めるだけで、変身してもダメージ通らない・殴られたら一発死レベルに強まった敵と普通にランダムエンカウントします。
立ち向かうには経験値稼ぎしかありません。幸い、戦闘自体はShiftで早回し可能。画面に出てくる?ボックスと言う一発逆転要素もあったりと、ギリギリのバランスを含めて楽しめるものになっています。

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【 羊の冒険2 】

羊の冒険2
レビュワー [ うっちょん ]
ジャンル [ ミニ苦行RPG ]
作者 [ マナ さま ]
容量・圧縮形式 [ 9.35MB・ZIP ]
製作ツール [ WOLF RPGエディター ]
言語 [ 日本語 ]
備考 [ 8才の娘が作った、ウディタゲーム第3弾 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:5 グラフィック:5 サウンド:5

こんにちは、製作者の母です。
このゲームは、8才の娘マナが作った作品です。
前回投稿した「光だらけの所」の続編となっていますが、タイトルが違うのは仕様です。

今回は、クリアする「だけ」ならすぐ終わりますが、やはり苦行ゲームとなりました。
ツッコミ所が多々ありますが、全て娘的には仕様らしいです。

モンスターのデザインと色指定は娘がやり、ドット絵や戦闘画像の敵アニメは私がやっています。
タイトルも娘が描いて、私がトレースしています。

評価が全部5なのは、マップのドット絵&サウンドはデフォルトで附属されていた物を使った為。
ハマり度に関しては、ハマるかと言われたら、普通?って感じな気がしたから。
今回も、実況動画を作っていただきました。(動画のアドレスは、ダウンロード先の説明にあります)

8才の娘が趣味で制作したものですので、コメントはお手柔らかにお願いします。


 管理人コメント

シンプルなバトルを繰り返す「光だらけの所」から、ちょっとだけでも成長させようと、様々なイベントを加えようとした努力が見られる作品です。
しかし、その追加したイベントは、ほとんど全てが死亡必至。前作どおりにセーブがやりにくいシステムで、ここまで殺意テンコ盛りなシステムは、正直やめていただきたい所です。プレイヤーを泣かす商売じゃないんですよ、ゲーム製作者と言うのは!
あと、シンボルエンカウント(触れると戦闘になるリンゴやサクランボ)では、戦闘終了時にシンボルを止めるか消すかしてくださるよう、お子様にお伝えください。一度触れると2~3連戦させられて、これまたストレスだけが溜まります。

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