|
|
| レビュワー | ハマリ度 | グラフィック | サウンド | 合計 | 総合判定 |
| ES | 9 /10 | 8 /10 | 7 /10 | 112/150 |
|
| ckck | 8 /10 | 7 /10 | 8 /10 | ||
| 或野 吟山 | 6 /10 | 7 /10 | 6 /10 | ||
| 銅たぬき | 8 /10 | 8 /10 | 8 /10 | ||
| 赤松 弥太郎 | 7 /10 | 7 /10 | 8 /10 |
■ 日記のネタがないときの逃げ道６
作者 [ Subrina さま ] ジャンル [ 経営シミュレーション（３プンゲ） ] 容量・圧縮形式 [ 6.3MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクール2000 ] 必須ソフト [ RPGツクール2000RTP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 
レビュワー ハマリ度 グラフィック サウンド 合計 総合判定 ES 9 /10 8 /10 7 /10 112/150 ckck 8 /10 7 /10 8 /10 或野 吟山 6 /10 7 /10 6 /10 銅たぬき 8 /10 8 /10 8 /10 赤松 弥太郎 7 /10 7 /10 8 /10
普通だと数時間掛かる経営シミュレーションを3分でやらせる根性！
そこにシビれる憧れる！以上の台詞は、私が第一次審査時に書いたレビューです。
…はっきり言いましょう。この台詞、全くのウソッパチです。まあ、実際に3分で30万Gなんてのは、とても無理な話なんで、タイムエクステンド（＝どぉぴんぐ）を使用せざるハメにならざるを得ないのですが。
それを差し引いて、馬鹿正直にプレイした場合でも、まず3分では終わりません。
プレイ時間の一部（場合によっては大半）を占める戦闘シーンでは、制限時間を消費しないからです。
…このゲームを「3分ゲー」と認めてしまった責任の１／４は、私にあります。本当に申し訳ありません。
■ 勝負は時の運…にも程がある！
「日（略）６」の戦闘システムは、いわゆる
A T B 。しかし、与えられる戦闘コマンドは、某・ドキッ！女だらけの戦闘志向RPGの某アネキ以上に気まぐれ。
回復しなければ全滅するピンチで
- バナナー！（バナナの皮に滑って死）
- フーセンガム（耳鼻咽喉系を詰まらせて死）
- タロット占い（一定確率で死神を呼び出して死）
なんてものが出た日にゃ、
「ざんねん！ わたしの けいえいは これで おわってしまった！」
と言いつつ、懲罰的F12を押しそうになります。
戦闘に負けた場合、所持金の半額がボッシュートになるため、一度敗れたらエンドAの道は確実に閉ざされると思って間違いないでしょう。■ 親は無い方が、子は働く！？
「ざいりょうあつめ」「しょうひんづくり」「おみせけいえい」の３つに分かれた経営シーンは、プレイヤーの設定によりオート化することができます。…と言うより、デフォルトで「オートON」が基本です。
３分で終わらないとは言え、一分一秒を争う「日（略）６」において、マニュアルに任せていては30万Gは、とうてい無理です。
問題は、店員のこいつら、オートの方が優秀みたいなんですな！
特に、「おみせけいえい」の場合、マニュアルでやっていては、評判は落ちる一方、お客が来ない時間は確実に時間のムダ使いになると、踏んだりけったりです。
私がAエンドを見た際には、「おみせけいえい」は、最初の数秒で「オートON」にして、以降は一切立ち入っていません。
それでも存分に稼げる不思議…経営ゲームって何！？■ 謎・NAZO
…そんなアラの多いこの作品、3分ゲー優勝を果たしてしまいました。その理由は…
ぶっちゃけ、私が一番知りたい。
しかし、唯一つ分かることがあります。とにかくこの作品、（色んな意味で）ストレスが溜まらないんですな！
全編をネタまみれにしているおかげか、どれを選んでも破滅しかない戦闘コマンドが出てきても、画面がバグっても、何となく笑って許せてしまいます。
他の評者も、やはりこの点に高評価を挙げています。
このゲームの優勝により、「3分ゲー」の定義にまた新たな可能性が出てきたように思います。次回の3分ゲーも色々な意味で楽しみになりましたね。最後に、とある名も無き二次審査員の言葉を引用して、今回のレビューを終わりたいと思います。
＞ 制限、テーマがあるコンテスト… 今回の場合「三分ゲーム」だが、
＞ そういうテーマのあるコンテストで 重要なのは如何にその制限を満たすかではなく、
＞ 「如何に納得させるか」に尽きる。
＞ 三分のステージが４っつあれば その地点でもう12分のゲームだ。
＞ 本当に３分で完結するゲームなんて有り得ない。
＞ だから実質プレイ時間が30分でも 確かに３分で完結している、
＞ と納得させるその巧みな技術があれば ボリュームはいくらでも増やせられる。
- ハマリ度：９／１０
- 作業的になりがちな経営（…しないけど）や材料集めに、突発的なイベントを組み込むことにより、ダレるのを防ぐ構成は見事。
…問題は、そのどれもがネタ方面に突っ走っていることだろう。- グラフィック：８／１０
- 本編のへっぽこ度をさらに助長するホンワカかつ脱力系な素材の構成は見事。
でも、顔グラ（リグ・ロスト さまのWHITE ARK）と立ち絵（ウホッ さまの炎龍堂）は統一して欲しかったなぁ…。- サウンド：７／１０
- 雰囲気に合わせた選曲は、普通に聞いてもネタとしても楽しめる。
一部の音楽が「どう聞いてもポ○モンです。本当にありがとうございました。」な出来栄えなのは、全力で見逃すんだ！！
《 ckck 》 ハマリ度：８ グラフィック：７ サウンド：８
とりあえず「マーシレス」で
- ハマリ度 ８／１０
- 理不尽に感じる点が多すぎるのだが…そこに妙な面白さが有るのが今月のイチオシ作品。
とりあえずは、３分で終わらないことに目をつぶるところから。- グラフィック ７／１０
- 脱力、ほのぼのグラフィックでありながら、一部に強烈な毒が混入されている。
Ａエンディングのパンダは一見の価値アリ。- サウンド ８／１０
- 各種自動設定をオンにしていた場合、結果を効果音でサポートしてくれるのは意外に有り難い。
曲数・選曲共に充実しており、この手の作品としてはかなりの高水準。無料で配布されるフリーソフトでも、「シェアウェアより面白い・完成度が高い」と評されるゲームは数多く存在します。 ＳＴＧだとらじおぞんで、ＡＣＴなら洞窟物語などが筆頭でしょう。これらはフリーゲームにおける到達点の一つと言っても過言ではなく、クオリティで他の作品の追随を許しません。
ただ、それとは全く逆のベクトルで、「フリーソフトでなければ成立しない」作品もまた存在します。
それらは生粋のバカゲーだったり、システムがハイブロウすぎたり、作風が独特だったりと理由は様々ですが、ゲームの面白さを追及していく上では有効な手法であることに間違い無いかと思うのですよ。でもって、今月のイチオシ作品が正にそれ。
活動限界３分で３０万Ｇ集めるという超テーマ。(しかも３分じゃ絶対に終わらない)
経営ＳＬＧのはずなのに、オート経営に任せたほうが実は効率が良いという予想外のシステム。(手動だと評価が下がる)
脱力どころか消力にまで到達している作風。(インパクトが無駄に強力)
などなど、突っ込みどころを満載したまま逆ベクトルへと突き進んだ結果、１周して戻って来ることに成功。
その挙句、「完成度の高い」作品群と肩を並べかねない位置まで走りきる(第１１回３分ゲー優勝)という、ある種の暴挙失礼すら達成しています。ほぼ確実に好みが分かれ、万人向けとは言いづらい作品ですが…。
この作風もまた、フリーとしての到達点ということで。
《 或野 吟山(28) 》 ハマリ度：６ グラフィック：７ サウンド：６
つまらん！このネタはつまらん！
（私は、この作品に勝るほどユルいこと書けません・・・）
ついに、禁じ手のキャッチを付けてしまいました。でも、私は恥じません(自虐)。
細かいことは後回しにして、とりあえず左のスクリーンショットを見て下さい。これが、私がこのゲームに5時間程度を費やした結果です。右下を見れば、Xキーを押せば昨年のM-1チャンピオンの漫才が始まることが分かる・・・んじゃなくて、右上です、右上。所持金がカンストしているのが分かるでしょう。
これは、このゲームの攻略法が分かれば(詳細は私の口からは言いませんが、ckck様のブログにあるのでどうぞご参照を)案外簡単に達成できることです。ただ、連射は欲しいんですが・・・。
済みませんが、今回はこんな個人的に言いたいことをグダグダ言うだけのレビューになってしまいました。また、読者様からお叱りを受けそう。でも、書きたいことがそれしかないんです。
それでも、なるべく有意義な意見を盛り込んだレビューになるようにはしました。どうか、その辺りよくお含み頂いた上で、お読み下さいますようお願いします。
キャラクターの脱力感、あるいは無気力さについて
もう、既にES様・ckck様・赤松弥太郎様の御三方のレビューで恐らく三度繰り返し書かれたであろう事を、私はもう繰り返しません勝つまでは。ここでは実例を示すことにします。
一発目ですが、これももう、一回プレイした方ならみんな突っ込むところなのでしょうが、オープニングなんですが、(←悪文)
ちゃんと名前付けて、看板作れぇーーー!!!
あんなにたくさん「田中家の表札」作れるくせに!!!
アイテムもきちんと作れぇーーー!!!
その、もっと所帯染みないものを!!!誰が使うんだそんなもん!!!
新手のプレイ用かい!!!
あと、寝て稼げるのは夜の蝶だけじゃい!!!
(ゴメンなさい、段々品性が無くなってきました。)戦うなら戦うで、どこかの姐さんみたいなことしない！ 2つの技の名を紛らわしくしない！ 意味無くオツムの中身を開陳しない！ そして、突然本気にならない!!! 私も寝たいよ・・・(アクビ伝播の法則)。
だからネタ、これでお終いにします。以上、この作品の特徴を9割方網羅したスクリーンショットでした。おやすみ・・・。
(なお、私はこのノリ自体は結構好きなんですよ。念の為)
問題点について
このゲームは、ネタを見つけて楽しい最初の内は楽しく遊べるのですが、どうも真剣なゲーム性を求めると・・・。 同様の一発ネタゲーとしては、過去にも「ジェット分岐コースター」や「ただのやきゅう」が3分ゲーコンテストで優勝を掴んでいますが、この2作の場合は、一回のプレイ時間が短い(当たり前だ、『3分ゲー』だからな！)ために、ゲーム性云々より短期的なノリで気軽に楽しめました。 しかしこのゲームの場合、一回のプレイ時間が長過ぎなんです。
そもそも、クリアに1時間掛かるゲームが「3分ゲー」ですか!?
かつて、今は無き「偽ツクール新聞」の記事で、3分ゲーコンテストに送られたほとんどの作品の1プレイ時間が軽く3分を超えていることが指摘されたことがあります。 最近こそ、その影響か短い作品も多いのですが(今回2位の『Crazy Rider』や3位の『らーめんを作る道』は、プレイ方法次第で長く遊べることもありますが、それでも3分を著しく超過するものではありません)、その中でたまにでもこうした長過ぎる作品が出てくるのはどうかと思うのです。
「ゲームだから面白ければ良い」と言う考え方は、この場合通りません。 「短距離走だから速ければ良い」と言って、女子100メートル走に男性選手が出て来るようなものです。そんなのだったら私でもオリンピックの金メダリストに・・・なれませんか、やっぱ。
で、一方で「3分ゲー」の枠を取っ払って考えてみても、やっぱりちょっとつらいんですよね・・・。基本的にゲームクリアに必要なことは限られてくるので、それが単なる作業と化してしまうと、すぐ飽きが来てしまうのです。
この独特のノリの延々と続くゲームを、1時間掛けてクリアするのは、こないだ28になった評者にはちょっと辛かったし、2回目をやろうという気にはなりませんでした。そう言いながら、一応2回はエンディングAを見たのですが・・・。もう嫌だ。
最後に。今度このノリでゲームをツクるのであれば、もっとプレイ時間が短めなのお願いしますね。
または、このノリを一旦捨てて、「Every Extend」とか「愛と勇気とかしわもち」みたいなゲーム性(ほぼ)100パーセントのやつを。
終りに
Subrina様、こんなこと書いちゃったけど、
別に貴方様の全部を否定したいとかそういう意図は全く無いことをどうか御理解下さい!!!
そして、どうか是非、再び3分ゲーコンテストに御参加下さいね。3分程度で終わるゲームで。
《 銅たぬき 》 ハマリ度：８ グラフィック：８ サウンド：８
乱心勇者ご一行様の出稼ぎ奮闘記 …ただし３分
- ハマリ度：８／１０
- 脈絡のない頭の悪い（いい意味で）ストーリー、そしてお店経営ゲーのようで実はそうじゃないところなど、激しく人を選ぶゲームです。
ただ、プレイのコツがつかめてくるとじわじわと面白くなること請け合いです。- グラフィック：８／１０
- ツクールのデフォルト絵を基にした二頭身絵と顔グラフィックですが、ずいぶんと新鮮に感じました。
あまりにも濃いキャラのせいかもしれませんが…。
ただ、二頭身絵以外のちゅん子がなぜメガネをかけていないのか、小一時間問い詰め（以下略- サウンド：８／１０
- ＢＧＭはフリー素材ではあるものの、選曲が良いです。
作業的になりやすいこのゲームにおいて、ずっと聞いていてもうっとおしくならない・飽きない曲であることは大事です。◆懺悔します
正直に白状しますと、私のこのゲームの初プレイ時の感想は「手は込んでいるものの、どうもピンとこない」でした。
しかし、今回レビューを執筆するにあたって改めてプレイしてみますと、ボディーブローのように面白くなるではありませんか。
そこで今回は、取っ掛かりの難しいこのゲームの序盤ガイドの体裁でレビューしたいと思います。
◆とりあえずの１週目
さて、「RPG_RT.exe」をどついてゲームを起動したら、まずはノーヒントで１週目をやってみましょう。
オープニングですか？７分くらいかかりますので、時間のない方は見なくても結構です。時間があれば１回は見てください。
グダグダ、かつ不条理すぎる展開、そして一人を除いた全員がボケでしかもボケっ放しジャーマン、というこのゲームの雰囲気を如実に表していますので。
それでは、始めてみましょう。あ、それと、なるべく戦闘をこなしておいてください。あとあと戦闘が楽になります。
どうですか？１週目、ノーヒントで３万稼げたら結構すごいです。私は…１万くらいだったと思います。２本目のオロリポビタナミゲインＺＸが買えなかったくらいですから。到底、３０万なんて無理そうですが「ファイルの削除」をしないでもう少し付き合ってください。
実は、このゲーム、普通のお店経営ゲームじゃないんですよ。えっ、そういうことははじめに言えって？すいません。
「レミュオールの錬金術師」に代表されるお店経営ゲームは、地道に素材を集め、地道に加工し、地道に売ることの繰り返しにより店を大きくしていくのが基本です。
ですが、この「日記の～６」はそんな悠長なことができません。だって３分しかないんだもの。
つまり、このゲームでは「いかに効率よく短時間で高額商品を店に並べられるか」がキーポイントなのです。
◆がんばって２週目
それでは２週目行ってみましょうか。
おなじみのメニュー画面が出たら、すぐに自動採集・製造・経営をオンにしてください。たいていの経営ゲームではプレイヤーの手間を省くためについている機能ですが、このゲームではデフォルトでオンです。そうでもしないと時間が足りない。
実際、手動or自動の違いは採集・製造・経営のレベルが上がるかどうか＋イベントが起きるかどうか、だけです。
ですから極端な話、製造・経営レベルはアイテムで上げてしまって、ひたすら採集だけやっていってもいいし、自動採集・製造をオンにして、黙っていても商品がどんどん並ぶ状態で手動経営をして客からぼったくってもいい。
今回は、まねき猫・八卦棒・ダウジングロッドあたりのアイテムをどんどん買うようにしてください。「鉄くず」や「金塊」の最高級加工品を売ればすぐに３～５万貯まりますので、序盤～中盤においては貯まったお金はすべて使い切るくらいが理想です。
それでは、採取レベルと製造レベルが離れすぎないように注意してやってみましょう。
どうでしょうか。３０万超えたんじゃないでしょうか。そうでなくともいいとこまで行ったはずです。
もうあとはご自由にどうぞ。スコアアタックをしてもいいし、制限プレイをするのも面白いのではないでしょうか。
ただ、このゲーム、スコアランキングがない上に、稼いだ金額が９９万９９９９でカンストしてしまいます。スコアランキングがないので自分の成長が見えませんし、ヤリコミのモチベーションも下がります。また、ヤリコミやスコアアタックをするにあたって、金額のカウンターはもう一桁欲しかったです。
運がよけば、この辺までいけるはずです。
◆つまり
改めて考えてみますと、このゲームのキモは「どのタイミングで、どのアイテムを買うか？」「どの工程（経営・製造・採集）をどれくらい手動で行うか？」の２点と思われます。難しくいうならば、「時間と資金という資源をどの工程に選択・集中させるかという経営手腕を問うゲーム」？
とは言っても、どちらかというとお店経営シミュレーションというよりはパズルに近い、そう感じました。
独特のノリと取っ掛かりにくさ故に、万人受けするか心配ですが（３分ゲーコンテストで優勝しているから、万人受けしたのか）ハマル人ははまる、そんな中毒性を持ったゲームです。
◆最後に懺悔
戦闘システムに関しては、すいませんが他のレビューワーのかたがたにお任せします。「半熟英雄」の「おくのてシステム」のようなこの戦闘システムは個人的に気に入っていますが、９９万まで頑張ったためにレビューするにはぼくぁもういっぱいいっぱいなので勘弁してください。
《 赤松弥太郎 》 ハマリ度：７ グラフィック：７ サウンド：８
マネィ……! 金とは、儚いものだな
◆ゲーム概要についてのありがたい説明
これから俺は、雑貨屋の経営でも頂点に立つことにした。
貴様の店は有効に活用してやる。俺が直々に、この犬小屋のような粗末な店を世界一の雑貨屋にしてやろうと言うんだ。光栄に思うんだな。
当然、名前も変えさせてもらうぞ。この俺様にふさわしい、高貴で品のある名前にしなければならないからな。下僕ども、看板を付け替えておけ。
(画面はハメコミ合成です。実際のゲーム画面とは異なります)
下僕ども、売り物の調達は任せた。俺は店主として、威厳を持って客を迎えるとしよう。
なんだ貴様 ? 誰に向かってものを言っている ?
この俺が店主であるからには、貴様のような野蛮な男を店に置いておくわけにはいかん。いや、俺が生きているこの高貴な世界に、貴様のような奴は生きている資格すらないのだ。
悪く思うな。これも貴様のためを思ってのことなんだ。
こんなゴミは俺が手を汚すまでもない。下僕、殺っておけ。
そうか、お前はこれが欲しいのか。1000円からのお預かりだ。
釣りは預かっておこう。何しろ俺はこの手で、雑貨屋の頂点に立たなければならないのだからな。寄付金として有難く頂いておく。
うぉぉぉ、寄付金が足らん ! もっと寄こせ、貰ってやる !
どうも最近客が来ないと思ったら、さては貴様が手を回していたんだな。
そうか、貴様警察の手先か。全てにおいて頂点に立っている俺を取り締まる法律などない ! 決闘を申し込む !
警察もなかなかやるものだな……だが、下僕どものレベルが高ければ勝っていた…… !
腹が空いたな……。
感心しませんねぇ……。
萌えゲーでないことを前提に、ツクールRTPに大幅依存してきたこの「逃げ道」シリーズに、我々萌えを追求する者が口出ししたところで、本質は変わりません。
確かに、RTPにもメガネっ娘はしっかりと存在しています。しかしそれは素材として当然のことであり、浮き足立つことはない。大量生産され大量消費されるに過ぎない。
長らく続いた弾圧の時代は終わり、多少はメガネの市民権が回復されてきているとはいえ、一般人からは↑のような、半分バカにしつつ残り半分もバカにしているような反応しか期待できないのは心得るべきです。
しかし、通称デイジーと呼ばれる、この僧侶・女のグラフィックにメガネが描かれていたからこそ、ツクール2000製のゲームの多くにメガネっ娘が登場するようになったことは、純粋に喜ぶべきでしょう。
例えばそれが、本作のちゅん子のように、開幕早々罠にかかったり、携帯電話の電池が切れたり、戦闘中もお菓子を食べたりバナナで転んで死んでみたりという、なんともお約束通りのメガネっ娘キャラであってもいいではありませんか。メガネなんですから。
ちゅん子君の本質はメガネであるという以外にないのです。それはまさにメガネ萌えの普及に努める我々にとって喜ぶべき事態です。だからこそ、
この顔グラには感心しませんねえ……。
この素材を描いたリグ・ロスト氏は、メガネをかけない方が汎用性が増すと考えていたのかもしれません。我々を妨害しないならば、それでも構わないでしょう。
しかし、ちゅん子君の顔グラフィックにこの素材が使われてしまえば……メガネのみが存在理由である彼女は、存在すら危うくなってしまうではありませんか。
この顔ではバナナを踏んづけても、毒キノコを食べても、天罰が下っても、まるで説得力がありません。有るはずなのに無いメガネを磨くなどもってのほか !
我々は、メガネ萌えが必ずしも広く認められていないことを自覚し、我々の軌道の中で生きてきました。しかし、我々のメガネ萌えの邪魔をする者は、誰であれ決して許さないっ…… !
……あ、崩れた。
ん……頭が痛い……
どうしたんだっけ、私 ? 確かレビューを書こうとしたら、ネタがなくって、頭がぼーっとして熱が出てきたから、病院へ行ったら、タミフルって薬出されて。飲んだら……なんだか意識が……誰か「お前の望みを言え。俺の望みはただ一つ……」とか言ってたような気がするんだけど……
やっばい、もうこんな時間 ! 早く投稿しないと、今月も原稿落としたらまずいよ。でも全然書けてないし……もういいや、評点だけ書いて投稿しちゃえ。
- ハマリ度 : 7 / 10
- 現時点で不具合がかなり多く、致命的なものも含まれている。が、減点対象とはせず。一般公開版に期待する、ということで(全身毛を逆立ててどこかを睨む)。
いろいろな面でバランスが悪い。製造にかかる時間がどうやっても一定なので、商品が次々売れる終盤のネックになる。制限時間内に隠しボスと対戦するのはほぼ絶望的。戦闘も決着までに時間がかかりすぎ、運任せなのでだれる。本編より長いオープニングはまだいいと思うのだが。
経営SLGと3分ゲー、経営SLGとRPGバトル、ゆるいネタと3分ゲーといった、無理のある組み合わせに挑戦したが、やはり無理はある。それでも力業で組み合わせてしまうあたりがこのゲームの魅力であり、侠気。- グラフィック : 7 / 10
- 描き下ろしのタイトル画が実にらしい。素材先にありきというキャラ設計をしているだけに、こういうことは予防してほしかった。
まおまおの出番が少ない件については、こちらを参照。- サウンド : 8 / 10
- レベルが上がるごとに変わる戦闘音楽は魅力的。
だが、それ以上に魅力的なのが、一発ネタ的に使われる環境音楽だったりする。
