■ 三代目レビュー RPG 2
The Enchanted Cave

【 The Enchanted Cave 】

title
ジャンル [ ダンジョン探索 ]
作者 [ Dustin Auxier ]
容量・圧縮形式 [ 5.9MB(DL不要)・FLASH ]
Play ダウンロード先 (English Site)

おいら~は しがない 冒険者~。

昨今のRPGには明確なストーリーが求められます。比較的シンプルな「らんだむダンジョン」であっても、村興しと言う大義名分と、ダンジョンハックの中で解き明かされていく謎と言うストーリー軸があります。
最も、これはモチベーションを持たせると言う点では有効な手段です。ただ単に「洞窟潜ってお宝GET!」よりは、「世界を救うため、魔王に立ち向かう」とした方が、プレイヤーの正義感に訴えて、よりモチベーションを高く持たせられます。
しかし、決して「洞窟潜ってお宝GET!」系の作品が途絶えたわけではありません。大義名分を持たせこそすれ、アイテム集めを主流にした「らんだむダンジョン」など、人気作も数多く出ています。
今回ご紹介する「The Enchanted Cave」は、その極北と言ってもいいでしょう。大義名分たるストーリーすら無い、ただ単にダンジョンに潜ることオンリーを目指した作品です。

battle

ストーリーもさることながら、バトルなどのシステムまでシンプルです。戦闘はオート進行。モンスターと重なれば、自動的に勝負がつきます。基本的にオートに任せていれば問題ありません。
物語を進めていけば、魔法攻撃やポーションなどのアイテムも手に入ります。しかし、アイテムを使用するには、ドラッグで主人公の上にドロップしなければいけません。魔法攻撃だと、ボコスカ殴り合っている中にドロップしなければならない上、ドロップから攻撃発動までもタイムラグがあります。タイミングを外すと、そのままステゴロしてた方がMP消費分だけ得だった…と言う自体にもなりかねません。
それでも、モンスターに属性耐性のない限り、魔法攻撃は通常の2倍以上のダメージを叩き込むことができます。HP消費を抑えるためには、魔法攻撃の使いどころが肝心です。
なお、「The Enchanted Cave」には経験値と言う概念がありません。モンスターを倒しても若干の資金が入るだけです。「The Enchanted Cave」の戦闘は、あくまで進行に邪魔なモンスターを排除することが目的なのです。

artifact

経験値が無いのなら、ステータスはどうやって上げるのか? その方法は、道中に落ちている宝石か、装備品で上げる以外にありません。そして、宝石によるステータス上昇は、1つ辺り1~3程度。大きく上げるためには、装備品に頼るしかありません。
それ故に、「The Enchanted Cave」では、アイテム集めが重要になるのです。装備のランクが一つ上がっただけで、生存率が段違いに上がります。特に、武器のランク上昇は、ノーダメージで敵を倒すためにも最重要です。
「The Enchanted Cave」では、HP回復の手段が限られています。HP回復魔法の消費は大きい上に、かなり奥まで潜らないと、まず手に入りません。HP回復薬まで、手に入りにくさは同等です。下手な装備よりも高価で、序盤ではまず所持できません。
「だったら、死ぬしかないのか!?」って? それは違います。「The Enchanted Cave」の目的も、クリアのための手順も、アイテム集めに他なりません。
ある程度進めていけば、脱出アイテム「Escape Wings」が手に入ります。HPがやばくなったら、それを利用して冒険を終了すれば、宝石で上昇したステータスと、「Artifact」と呼ばれる特殊なアイテムを持ち越して再チャレンジが可能になります。
HPが0になって死んでしまうと、この「宝石で上昇したステータス」と「Artifact」が全て消去されてしまいます。死亡時にはセーブまで消去されてしまうので、再プレイは不可能です。よって、「死亡するギリギリまでアイテムを(特にArtifactを重視して)集め、死亡する前にEscape Wingsで脱出」と言うのが、「The Enchanted Cave」の基本となります。

背景によって、階段やモンスターなど、重要な情報が見づらい点がネックといえばネックと言えます。そういう場合は、swfファイルが直接DLできるので、お手持ちのswfプレイヤー(Flash Maniaなど)で画面を拡大してプレイするのも一考です。
1プレイ(脱出まで)の時間も短く、プレイ中の状態をセーブして、プレイを中断することもできます(セーブファイルは一つのみ・セーブは再開時に消去)。ストーリーを追うRPGに食傷気味な方々は、このシンプル過ぎるRPGで、冒険のピュアな楽しさを味わうのもオススメです。

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