■ 三代目レビュー RPG 2
迷子の人形 ソボクエ The Enchanted Cave

【 迷子の人形 】

迷子の人形
ジャンル [ 短編RPG ]
作者 [ 幾山アカリ さま ]
容量・圧縮形式 [ 22MB・ZIP ]
製作ツール [ WOLF RPGエディター ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

人形は迷い、そして真実へ。

迷子の人形 迷子の人形

本作の舞台は、怪しい霧が覆い、魔物が跋扈する世界。
物語は、廃屋で目覚めた一人の少女から始まる。彼女…ハルモニアは人にあらず。冷たい人形の体を持ち、その人形の体さえ朽ちようとしていた。
おぼろげな記憶に従うまま、彼女は森を彷徨い、塔を目指す。
そして、旅の途中で出会った人形師・クラウスもまた、義理と人情からかハルモニアの旅に付き従うのであった。

しかし、その旅路はかなりの波乱万丈。油断していると即座に全滅します。死にやすい原因は主に以下の通りです。

それに対抗するには、とにかく自己の強化あるのみです。

ボスキャラは行動パターンが決まっているため、その隙を突いていけば、LV4…ハルモニアが回復技を覚えていない段階でも全クリ可能…とのことです。
それでなくてもレベル上げが楽なので、LV8ぐらいに上げておけば余裕をもってラスボス戦に臨めるでしょう。

そんな戦闘を盛り上げるのは、ハルモニアの記憶と、それにまつわる塔の真相を描いたストーリー。物語冒頭で出会う、女性の幻とは誰なのでしょうか。記憶の中で「あの子/私」と2種類で呼ばれる理由は何なのでしょうか。
全ては、物語を読んで解き明かしてください。レベル上げに時間を費やしたとしても1時間ちょっとで読了できるストーリーです。

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【 ソボクエ-Soboku Quest- 】

タイトル
ジャンル [ 短編RPG+脱出ADV ]
作者 [ 未槻ネオン さま ]
容量・圧縮形式 [ 28.9MB・ZIP ]
制作ツール [ RPGツクールVX ]
必須ソフト [ RPGツクールVX RTP ]
ダウンロード ダウンロード先

素朴な主人公ズの、ド派手な大活劇!

本日ご紹介する作品は、「カイダン実ハ。」「ゆとり教育」など、数々のホラーADVを製作されている「トラベルミン」の未槻ネオン氏の最新作です。しかも、初めてのRPGです。
タイトルの「ソボクエ」が示す通り、このゲームの主役パーティたちは、とんでもなく地味な奴らばかり。

セドリック 僧侶・セドリック。
VX RTPには、眼鏡エルフお姉さんなど、より派手で僧侶らしい素材があるのに、未槻 氏が選択したのは、よりによって学者のグラフィック。
僧侶の癖して霊的なモノが弱点と言う、格好のイジリ要素も、見た目の地味さには負けてしまいます。
ユエルン 見習い魔術師・ユエルン。
初っ端から「自信がありません」を連発する気弱さ、そして、油断してるとすぐ死ぬと言うHPと防御力の低さを持つキャラです。
どうにも、某DQ2の某トンヌラを連想せざるを得ません。
パーシバル そして、主人公である所の新人兵士・パーシバル。
攻撃力は最強クラスですが、それ以上に最強クラスなのが、その地味さ。
どれだけLV UPしてもMPが0と言う肉弾一辺倒な能力値、そして、RPGの主人公だけに、徹底した無口。
三点リーダーと感嘆符以外のセリフは、私の観測したところ、左図の一か所だけと言う徹底ぶりです。

そんな3名が、行方不明となった勇者の探索に向かう…。「ソボクエ」はそんな短編RPGです。
そして、勇者の行方ですが…HPですでにネタバレしています。ショーモナイです。
ゲーム自体の傾向は短編と言うこともあって、戦闘展開は非常に派手…と言うかインフレ気味。
特に、パーシバルのスキルは消費MP0の割に強力なモノばかり。レベルが上がるたびに戦闘が楽になっていきます。その分、敵も大群で押し寄せてきて、非常に派手な戦闘が楽しめます。

隠しイベント しかし、本作の真骨頂は、おまけシナリオとして入っているホラーイベントにあります。
本編のユルユルな雰囲気が一変し、死体や血液や肉塊が乱れ飛ぶ、「カイダン実ハ。」などのホラーADVに何ら劣る点のないホラー表現があふれる脱出ADVになっています。
もちろん、難易度自体は決して難しくないため、ゆったりと雰囲気を味わいながらプレイしてください。

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【 The Enchanted Cave 】

title
ジャンル [ ダンジョン探索 ]
作者 [ Dustin Auxier ]
容量・圧縮形式 [ 5.9MB(DL不要)・FLASH ]
Play ダウンロード先 (English Site)

おいら~は しがない 冒険者~。

昨今のRPGには明確なストーリーが求められます。比較的シンプルな「らんだむダンジョン」であっても、村興しと言う大義名分と、ダンジョンハックの中で解き明かされていく謎と言うストーリー軸があります。
最も、これはモチベーションを持たせると言う点では有効な手段です。ただ単に「洞窟潜ってお宝GET!」よりは、「世界を救うため、魔王に立ち向かう」とした方が、プレイヤーの正義感に訴えて、よりモチベーションを高く持たせられます。
しかし、決して「洞窟潜ってお宝GET!」系の作品が途絶えたわけではありません。大義名分を持たせこそすれ、アイテム集めを主流にした「らんだむダンジョン」など、人気作も数多く出ています。
今回ご紹介する「The Enchanted Cave」は、その極北と言ってもいいでしょう。大義名分たるストーリーすら無い、ただ単にダンジョンに潜ることオンリーを目指した作品です。

battle

ストーリーもさることながら、バトルなどのシステムまでシンプルです。戦闘はオート進行。モンスターと重なれば、自動的に勝負がつきます。基本的にオートに任せていれば問題ありません。
物語を進めていけば、魔法攻撃やポーションなどのアイテムも手に入ります。しかし、アイテムを使用するには、ドラッグで主人公の上にドロップしなければいけません。魔法攻撃だと、ボコスカ殴り合っている中にドロップしなければならない上、ドロップから攻撃発動までもタイムラグがあります。タイミングを外すと、そのままステゴロしてた方がMP消費分だけ得だった…と言う自体にもなりかねません。
それでも、モンスターに属性耐性のない限り、魔法攻撃は通常の2倍以上のダメージを叩き込むことができます。HP消費を抑えるためには、魔法攻撃の使いどころが肝心です。
なお、「The Enchanted Cave」には経験値と言う概念がありません。モンスターを倒しても若干の資金が入るだけです。「The Enchanted Cave」の戦闘は、あくまで進行に邪魔なモンスターを排除することが目的なのです。

artifact

経験値が無いのなら、ステータスはどうやって上げるのか? その方法は、道中に落ちている宝石か、装備品で上げる以外にありません。そして、宝石によるステータス上昇は、1つ辺り1~3程度。大きく上げるためには、装備品に頼るしかありません。
それ故に、「The Enchanted Cave」では、アイテム集めが重要になるのです。装備のランクが一つ上がっただけで、生存率が段違いに上がります。特に、武器のランク上昇は、ノーダメージで敵を倒すためにも最重要です。
「The Enchanted Cave」では、HP回復の手段が限られています。HP回復魔法の消費は大きい上に、かなり奥まで潜らないと、まず手に入りません。HP回復薬まで、手に入りにくさは同等です。下手な装備よりも高価で、序盤ではまず所持できません。
「だったら、死ぬしかないのか!?」って? それは違います。「The Enchanted Cave」の目的も、クリアのための手順も、アイテム集めに他なりません。
ある程度進めていけば、脱出アイテム「Escape Wings」が手に入ります。HPがやばくなったら、それを利用して冒険を終了すれば、宝石で上昇したステータスと、「Artifact」と呼ばれる特殊なアイテムを持ち越して再チャレンジが可能になります。
HPが0になって死んでしまうと、この「宝石で上昇したステータス」と「Artifact」が全て消去されてしまいます。死亡時にはセーブまで消去されてしまうので、再プレイは不可能です。よって、「死亡するギリギリまでアイテムを(特にArtifactを重視して)集め、死亡する前にEscape Wingsで脱出」と言うのが、「The Enchanted Cave」の基本となります。

背景によって、階段やモンスターなど、重要な情報が見づらい点がネックといえばネックと言えます。そういう場合は、swfファイルが直接DLできるので、お手持ちのswfプレイヤー(Flash Maniaなど)で画面を拡大してプレイするのも一考です。
1プレイ(脱出まで)の時間も短く、プレイ中の状態をセーブして、プレイを中断することもできます(セーブファイルは一つのみ・セーブは再開時に消去)。ストーリーを追うRPGに食傷気味な方々は、このシンプル過ぎるRPGで、冒険のピュアな楽しさを味わうのもオススメです。

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